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本日、今季の東海1部優勝チームが決定するかもしれません。
名古屋市は千種スポーツセンターより速報いたします。

■2011東海フットサル1部リーグ【第9節】@千種スポーツセンター

▼10:00
EMERSON FC:0
vs(前半:0-0)試合終了
NASPA四日市:3

▼11:30
Praia Grande:1
vs(前半:1-3)試合終了
大和撫子/VIORA藤枝:5

▼13:00
ROBOGATO:2
vs(前半:1-2)試合終了
田原FC:4

▼14:30・・・東海女子
atadura:1
vs(前半:1-0)試合終了
estrela/LENDA:1

▼16:00
DELIZIA磐田:1
vs(前半:0-1)試合終了
MEMBER OF THE GANG:1

磐田優勝決定!

ユニフォーム規定・・・大会前にあらためてその遵守への通達がされるなど、チーム・選手側にとってだけでなく運営側にとっても今年度は昨年以上にユニフォームへの表示などに気を使わなければいけないケースが多くなったと感じる。

今回の記事では、これまで筆者が目にした、あるいは耳にした事例を含め、ユニフォーム規定にまつわる「あれこれ」を写真を交え、とりとめもなくつづりたいと思う。

最初にお断りしておくが、今回の記事は「これはダメ!」「必ずこうでなければいけない。」とか「いつもそういう判断をされる。」などと決め付ける事を意図したものでは決してない。さらに使用させていただいた写真のチーム・選手に「このユニフォームは今後使えませんよ。」と申し渡しているわけでもなく、ましてやユニフォームのあら探しをしているわけでもない。

これを機に、筆者本人もユニフォーム規定への意識を高めたいとの想いも含め、今回、テーマとして取り上げた次第だ。

さて、いわゆるユニフォーム規定だが、JFAオフィシャルサイトの中の「JFA規約・規程」から「3.関連規定」→「1.ユニフォーム規程」と進むとPDFファイルによって閲覧できる。

あるいは、フットサル競技規則冊子の巻末の「日本語版付録」の中にも掲載がある。

読んだことがある方も多いとは思うが、一言一句記憶にとどめている方は少ないだろう。筆者にいたっては、何度読んでも「あれ?どうだったかな?」と事あるごとに読み返さねばならない程度の記憶力しか持ち合わせていない。

また、ここに掲載のユニフォーム規定以外にも、フットサル競技規則【第4条】競技者の用具の部分に記載のある、アンダーシャツに関する記述なども、広く捉えればユニフォーム規定の一部ともいえるだろう。さらに加えれば、同項目の最後に記述のあるシューズの靴底に触れた部分も、各大会の実施要項での定めと共に選手側としては気に止めるべき内容であると感じている。

ここまで、これまで気軽?に掲載してきた試合レポートなどとは、やや内容を異にしたテーマの掲載に少々緊張気味の記事の書き出しではあるが、以下しばらくは写真とそのキャプションに目を通して頂きたい。

▲こちらは筆者個人持ちのユニフォーム。ちょっと古いプーマのフットサルラインナップのユニフォームだが、フロント部分にチーム名あるいはエンブレムの表示さえあればユニフォーム規定に適合し公式戦にも使用できると思ってはいたが・・・。先日、このプーマ純正の背番号の中のロゴが原因で、あるチームがサッカーの全国大会で着用を認められなかったとの話を耳にした。「そんな制約まで受けてしまうのか?」と最も気になる出来事であった。

▲こちらは11月の全日本女子フットサル選手権でのもの。決勝トーナメントに進出したベイルの背番号にもアスレタの文字がレイアウトされていたが、特別な制限を受けず試合で着用していた。ただ、背番号の下の「VALE」はチーム名ではあるものの本来チーム名の表示が許されないシャツ背面への掲示であり、広告表示の扱いとなるのではないかと思われる。

▲こちらは県リーグを戦うドッポの背番号。メーカー名ではないがチーム名がレイアウトされている。左袖のDOPPOの文字、チーム名は本来表示できない箇所なので「消す」または「広告表示として申請する」などの対応が必要だろう。

▲左上、東海女子を戦うアタドゥーラのユニフォームにはチーム名ではないがチームエンブレムがレイアウトされている。前出のベイル同様に全日本女子フットサル選手権では制限を受ける事はなかった。このように背番号内にメーカー名やロゴなど何かしらのデザインが施されたものも多く見かける。このような背番号についての判断基準があるかないかは正直わからない。ただ、最初にご紹介したような事例も発生しているようなので、やはり何の表示もない読みやすいフォントの背番号が最も望ましいのだと思う。実際、メーカー純正の背番号のデザインを使用せずオーダーするチームもあるようだ。いずれにしてもすでに表示入りで出来上がっている場合、急遽、テープを張ったり塗り潰したりするための準備と覚悟を持っていたほうが良いのかもしれない。

▲ゴレイロ用のグローブに表示できるメーカーロゴについては規定されている。「一ヶ所」の規定に合わせマスキングなどで消す必要があるものが多いようだ。

▲こちらは11月に行われたU-15女子全日本ユースの東海大会に出場した静岡県選抜の試合後の集合写真。わかりにくいかもしれないがユニフォーム姿のまま写る選手の左袖に張られた白いテープが確認できると思う。ここに何が書かれていたのかと言うと・・・。次の写真を見て欲しい。

▲この写真は昨年の大会参加時のもの。上の写真のテープが張られている部分にはFUTSALのアルファベットが表示されている。今年のU-15東海大会ではこの表示を隠すよう現場で指示されたためテープにてマスキングした次第だ。確かにユニフォーム規定で袖に表示が許された文字ではない。

▲気をつけてピッチに視線を送ると、不要な文字、ロゴなどと思われる部分をテープでマスキングしたユニフォームは良く目にする。運営側から指摘されての場合もあるだろうし、自らユニフォーム規定をリスペクトして行う場合もあるのだろう。こちらは今年の全国選抜で準優勝の三重県選抜。この大会に向け新調したユニフォームの袖にもマスキングが。

▲こちらは東海1部のエマーソン。やはり今季、新調したユニフォームだが、背中部分には大きくマスキングがされている。

▲こちらは県リーグのナトゥレーザのシーズン初めのユニフォーム。背中上部にはNaturezaGrandeのチーム名が、そして下部にもデザイン上の文字が見える。

▲そのナトゥレーザの全日本選手権の際のユニフォームがこれ。背中上下に大きくマスキングを施してあった。背中への表示については広告申請での対応という手段もあると思うが、今回はマスキングを選択したようだ。

▲もう1枚ナトゥレーザ。もともと背中にチーム名を入れて制作したためかフィールド用のユニフォーム前面には胸番号以外の表示がない。ユニフォーム規定第6条には「チーム名・選手番号を必ず表示するものとする。」とある。正式にユニフォーム規定に適合させるためにはエンブレムなどでチーム名を表示する必要があるようだ。ちなみにゴレイロ用にはチーム名が表示されていた。トラウザーの番号は片方を塗り潰して修正。

▲チーム名といえばこんなケースも。県リーグのベン。昨年までのチーム名はBEN futsal club、そして今年はBEN Yoshiwaraの名で活動している。ユニフォームの胸は旧チーム名のままの表示だ。県リーグでは制約無しに出場を認めているようだが、上位のリーグ、大会での扱いはどうなのだろう?少なくともエンブレムについては創部時からの意匠の継続なので個人的には問題ないものと思うのだが。

▲支援企業などの名称をチーム名に含む場合、その表示が話題になることもあった。支援企業のロゴイメージをそのまま流用した「広告か?チーム名か?」の判断に迷うケースだ。

▲全日本女子フットサル選手権での出来事を紹介したい。試合直前の集合写真に収まるアタドゥーラ、前列8番の進藤選手、この時点ではレフリーの用具チェックも終わり試合に出る準備は整っていたはずだったが・・・。

▲こちらは試合中の彼女。試合前に着用していたインナー(アンダーシャツ)が見えないが、試合直前に片腕のインナーの色が袖と違う事を運営関係者に指摘され脱がなければならなかった。ユニフォームの色彩についてはレフリーの判断が優先されると思っていた筆者にとっては意外ではあった。さらに、これまでアンダーシャツについては「シャツの主たる色」と同じであれば良いと思い込んでいたが、あらためてフットサル競技規則の【第4条】基本的な用具の部分を読み返してみると、「シャツの袖の主たる色と同じでなければならない。」とあった。確かに片袖は黒が主たる袖の色といえるだろう。

▲上記のように両袖の色違いのデザインのユニフォームは最近特に増えてきたように思う。こちらはプライアグランジ、東海リーグでのもの。上の判断基準に当てはめるとNGといわざるを得ないのだが。

▲こちらは県リーグ所属のカリエンテのユニフォーム。最近はあまり目にしなくなった選手名を背中に表示した数少ないデザインだ。もちろん選手名の表示は認められているので問題ないが、袖の主たる色は何色と判断したらよいのだろう。

▲こちらも同様にインナーの色がレフリーの間で話題になった、先日の全日本県大会での田原FC、松本選手。あくまでも個人的にではあるが、上のカリエンテの選手を含め袖の主たる色は何色かにかかわらず、まったく違和感を感じない色彩だと思うが。

▲別の生地を縫いあわせて番号を修正したユニフォームも時々見かける。4隅だけでなくしっかりと周囲を縫い合わせることが必要だと思うが、こういった加工自体が許されなかった大会もあったと聞く。いずれにしてもこのような加工が避けられない状況では事前の確認が必要なのだろう。

▲ノンマーキング素材によるカラーソールのフットサルシューズも増えてきたが、まだ会場の利用規定などにより実施要項で白色やあめ色に限定された大会が多いので注意が必要かもしれない。

▲試合の際の怪我の予防やすねあての落下防止のため足首などに巻くバンデージの色について。昨年度の全日本選手権あたりから厳しい通達も出されていたようだが、今後はいずれの大会・リーグ戦などにおいてもソックスと同色など、これまで以上に気を配らなければならない事態となりそうだ。

▲この写真はあるトレーナーの方のバッグを撮らせていただいた写真だ。白、黒、肌色、灰色、赤、オレンジ、ピンク、青、水色、紺色、黄色・・・。あらゆるカラーのバンデージが備えられていた。この色についてはバレーボールや(球技ではないが)新体操などの大会ですでに厳しい制約が課されているそうだ。白以外のソックスを着用する機会が多いフットサル競技、今後、各選手にとっては試合の現場で困らぬよう事前の準備、対応がこれまで以上に必要だろう。

 

と、あくまでも筆者が出掛けた現場で見聞きしたユニフォーム規定などに関するいくつかをご紹介させていただいた。

すでにユニフォーム規定に厳格に対応しているチーム、あるいは規定に沿って新調しているチームも多いので不要の記事かとも思うが、公式戦に参加している、あるいは公式戦出場を目指すチームが、今後、ユニフォームを作る(作り直す)際には、JFAユニフォーム規定に今一度そしてしっかりと目を通し、制作をお願いする販売店やメーカーと打ち合わせをして欲しいと思う。

決して安い出費ではないはずなので、せっかく作ったユニフォームが目標の大会で使用できなくなる事態はあまりにも悲しすぎる。

昇華プリントが主流となりつつある昨今、そのデザインや色彩の配置も一昔前とは比べものにならないほど自由度が増しバリエーションも増えてきた。

ほとんどのチームにとって、デザインを決めるまでの作業もフットサル競技に臨む際の一つの大きな楽しみだ。

メーカー側でもマーケットの要望を少しでも多く満たすべく、受注システムや製造方法に工夫や投資もしている事だろうし、また、マーケットの活性化もメディアへの露出あるいはスポンサーの出現などの面においてフットサルの公式競技を少なからず支えている部分があると思う。

しかし、規定は規定、日本サッカー協会やフットサル連盟主催による各種大会に参加する選手・チーム側は遵守しなければいけない。

つまり、公式戦用のユニフォームを作るのであれば「デザイン性よりもユニフォーム規定を優先させるべき」と言う事だろう。

ここで、今年度の全日本選手権の東海大会に出場を決めている各チームのユニフォームを、筆者の手元に残る東海リーグのシーンなどからの写真であらためて見てみたい。

(※各チームが東海リーグで使用しているユニフォームを本大会で使用するか否かは不明。岐阜県の第2代表のレインボー垂井については今季の写真なし。)

▼DELIZIA磐田

チーム名の変更にあわせて新調し今季から着用のユニフォーム。サブ用として同じデザインの赤いユニフォームも準備しているようだが、これまで撮影する機会がなかった。

背中に広告表示はなくすっきりとしている。

気になるのがこれ。両肩に入ったプーマのロゴだ。正面と合わせ3箇所に表示されている事になる。

 

▼大和撫子/VIORA藤枝

昨年の東海リーグデヴュー時から使用のユニフォーム。筆者には衝撃的だった色彩もだいぶ見慣れてきた。そういえば静岡からの今季の全日本東海大会への2チームはどちらもプーマ製のユニフォームを使用している。

青いもう1着は同じプーマ製だがデザインが違う。こちらのユニフォームではデリッツィア同様、肩のロゴが気になる。

どちらのユニも背中を含め、広告表示はなし。

 

▼member of the gang

ギャングと言えばこのユニフォーム。袖にホームタウンである「伊賀上野」そして背中に広告表示1社。

ゴレイロ用も基本的に同じデザイン。

こちらはオレンジのフィールド・ユニ。バンデージを巻く選手が多いので、ソックス各色への準備が必要か。

 

▼NASPA四日市

こちらは赤白のユニ。左袖に広告1社。

もう1着、緑色ベースのユニとゴレイロ用がこちら。

こちらのユニ、やはり両肩(袖)のロゴが気になる。

 

▼名古屋オーシャンズ・サテライト

さすがプロチームの下部組織だけあって、広告もユニフォーム規定で定められた最大の4ヶ所(シャツ3ヶ所、ショーツ1ヶ所)に表示。

青いこちらはまったく同じデザインの色違い。赤同様に右袖にはマスキングが施されているが、目に見える部分は「NAGOYA」のホームタウン名。

 

▼ROBOGATO

背番号、胸番号の表示の仕方や色彩など文字の見易さにも気を使ったデザイン。こちらは赤ベースのフィールドとダークなゴレ用。

青系のフィールドと黄色のゴレ用。4色ともすべて同じデザインのようだ。

胸と背中に広告1社ずつ。

 

▼FALCO GIFU FS

胸番号、背番号そしてエンブレムだけのシンプルなユニフォーム。

サブ用のシャツは白/紺だったと思うが手元に写真なし。

 

▼レインボー垂井

※昨年度の全日本選手権東海大会出場時の集合写真。

 

最後に、静岡県フットサル連盟の役員の立場として少しだけ・・・。

静岡県内で言えば、ジュビロカップのように公式戦ではあるが静岡一を決めたその先がない大会であれば、県内役員の判断でユニフォームの使用の可否を伝えればよいのだが、県リーグや全日本の予選のように勝ちあがればその先がある大会などでは状況が違う。

静岡で認められていたことが東海そして全国でNGとなることだけは避けなければいけないからだ。

県内での予選大会と勝ち上がった先の地域や全国大会とでユニフォーム規定の解釈が違う事は参加チームにとっては戸惑う事にもなるだろう。

しかしながら今回の記事でご紹介したように、チーム側からの確認依頼に県内の役員の立場では安易に答えられない場面も多いのだと気付かされた。

確かにこれまでも何度か県協会経由でJFAにその確認をお願いした事もあった。ただJFAは、あるユニフォームをその試合で使える使えないの最終判断を下す組織ではないことも忘れてはならない。

もちろん参加チームが「完璧に規約に適合したユニフォーム」を着用してくれれば何の懸念もないのだが、チームで一式そろえて10数万ともなるユニフォーム、「あと1年だけ使いたい!」などの事情も汲み取ってあげたいとも思う。
特に県内支部レベルでは公式戦の普及の面においても、ユニフォーム規定への厳格な対応が必ずしもこの競技のプラスになるとも思えない。

もちろん運営側に立つ機会も多い筆者としては、規約を遵守して試合に臨んでもらうことをチーム側に要請する立場ではある。しかしながら、個人的には広告表示に関する内容を除き、ユニフォーム規定の詳細部分についての解釈や判断は「選手同士、審判、オフィシャルそして観戦している方がわかりやすければそれでいいのでは?」と感じている事もまた事実だ。

ただ、その表示に申請料が発生する広告表示に関する規約部分は、しっかりと対応しているチームがある以上、「正直者が馬鹿をみる」ことがあってはならないと思うし、チーム側としても事前に申請処理を済ませるべきだろう。

筆者が今年度行った広告表示の申請へのJFAからの回答(承認)。この用紙をいわゆるユニフォームチェック時に用意しておけば万全だ。

当然、運営側としては、これを行っていないチーム側への確実な申請処理を要求すべきだとも思う。ただ現場としての問題は、試合直前のマッチコーディネーションミーティングなどの際に未申請の事実が判明した場合、あるいは明らかな規定違反が認められた場合、そのユニフォームの使用を許可するかしないかではないだろうか。

少なくとも筆者には、このチームに代替のユニフォームがない場合、使用不可(=試合ができない。)を申し渡す勇気は持ち合わせていない。
もしこの記事を目にされた方の中に、立場上そういった判断をしなければならなかった経験をお持ちの方や、チーム関係者の方がいらっしゃれば、是非ともその経験談をお聞きしたいとも思う。

色々書いてきたが、気にしはじめるとキリがないユニフォーム規定にまつわるあれこれ、これまで実際に使用可能や不可能になった実例の公開やガイドラインなどがあれば少しは判断の参考になるのかもしれないが、よくよく考えると規定に適合したユニフォームを用意してもらえれば何の心配もない話なのだ。

今後、選手側にユニフォーム規定への意識が高まることを望むのはもちろんだが、運営側としても、そのための周知徹底をこれまで以上に心掛けたいと思う。

大会の種類、種別を問わず、使用する用具で気を揉むことなく、選手たちが試合そのものに集中できることこそが最も大切である事は間違いない。

先週末の土曜日そして日曜日に行われた「PUMAカップ2012第17回全日本フットサル選手権静岡県大会」の結果、静岡県代表として東海大会へ進む2チームはDELIZIA磐田(静岡1位)と大和撫子/VIORA藤枝(静岡2位)に決定しました。

優勝はDELIZIA磐田。2年連続での東海大会進出となる。県から東海まで幾度ものリーグ制覇など「常勝」のイメージがあるが、この選手権での静岡県のタイトルは初。東海大会では昨年度の東海地域代表の2チームを倒した先に全国の舞台が待つ。

優勝はDELIZIA磐田。新チーム名ではもちろん初めてだが事実上2年連続での東海大会進出となる。県から東海まで幾度ものリーグ制覇など「常勝」のイメージがあるが、この選手権での静岡県のタイトルは初。東海大会では昨年度の東海地域代表の2チームを倒した先に全国の舞台が待つ!?

準優勝は大和撫子VIORA藤枝。初の東海大会進出を決めた。決勝では野木の体調不良、剣持の故障などでややペースダウンも見られたが、これまでリーグ戦などでたびたび露呈した試合終盤の弱々しさは大きく改善された。

準優勝は大和撫子VIORA藤枝。チーム創部からの歴史で初の東海大会進出を決めた。決勝では野木の体調不良、剣持の故障などでややペースダウンも見られたが、これまでリーグ戦などでたびたび露呈した試合終盤の弱々しさは大きく改善された。一気に全国の舞台へ駆け上がって欲しい。

大会MVPに選出されたのはDELIZIA磐田の横山選手。

大会MVPに選出されたのはDELIZIA磐田の横山選手。

その2チームが静岡代表となる2枠を掴み取るまでの戦いや両チームによる決勝戦などは、今大会開催の2日間とも会場入りし2面同時進行のスケジュールにぼやきながらも・・いや失礼!手を焼きながらもバッチリと取材してくださった橋爪氏によるレポートが掲載されるはずです。

ちなみに、すでに掲載されています速報記事などについては以下のリンクからご覧いただけます。

   ▼デリッツィア磐田などがベスト4/全日本選手権静岡県大会
    http://www.futsal-times.com/news_body.php?id=32488

   ▼デリッツィア磐田、大和撫子/VIORA藤枝が東海大会進出
    http://www.futsal-times.com/news_body.php?id=32508

   ▼選手権静岡県大会雑感1
    http://www.re-po.jp/hashi/2011/12/post-52.html

そして、(おそらく)当ブログをご覧の方はお気づきのように、ご紹介した橋爪レポートに掲載されていた写真をヘッダー画像とさせていただいております。
「えっ、予選通過チームじゃないの?」という突っ込みも聞こえてきそうですが、今回、ベスト4に進出した唯一の県リーグ所属チーム、しかもいわゆるカップ戦用のスペシャルな追加登録を行なわず、いつもどおりのメンバーで臨んだオブラプリマのカットを転用させて頂きました。(私担当の支部予選からの勝ち上がりで、本当に良く頑張ってくれたオブラの選手たちへのご褒美といったところでしょうか?!)

ブログ掲載の画像をみて「この写真、雰囲気いいですね!」と気に入り、さっそく橋爪氏にご了解頂いた次第です。
(※今のところ1週間程度の短期掲載!の予定です。)

 

さてさて、話は大きく横道にそれてしまいましたが本題に戻し・・・。

東海地域、他県の代表チームはすでに以下のように決定しています。

▼岐阜県
1位:FALCO GIFU FS
2位:レインボー垂井

▼三重県
1位:member of the gang
2位:NASPA四日市

▼愛知県
1位:名古屋オーシャンズ・サテライト
2位:ROBOGATO

そして、みなさん気になるそのトーナメント表ですが「2011年度 東海サッカー協会各種大会組み合わせ」によると、次の対戦が決定してます。

(静岡1位)vs(三重2位)┐
(愛知1位)vs(岐阜2位)┘

(岐阜1位)vs(静岡2位)┐
(三重1位)vs(愛知2位)┘

で、各県の予選通過チームをそのまま当てはめると、

DELIZIA磐田 vs NASPA四日市
名古屋オーシャンズ・サテライト vs レインボー垂井

FALCO GIFU FS vs 大和撫子/VIORA藤枝
member of the gang vs ROBOGATO

となりますね。

2年連続で全国行きを逃している静岡勢ですが、今年の東海大会に向け「せめてどちらか1チームでも!」なんて想いは筆者の胸にはありません!

もちろん「東海2枠の独占!!」を心の底から願うからです。

何と言っても、今年度の全国大会1次ラウンド(予選ラウンド)はエコパ・アリーナが会場なのですから!!

余談ですが、決勝トーナメント終了後、全国大会の運営へ向けた最初の会議がJFA(日本サッカー協会)関係者、SFA(静岡県サッカー協会)関係者そしてSFF(静岡県フットサル連盟)さらにエコパ・ハウスの担当者により行われました。エコパでの開催は、まだ3ヶ月も先のことですがこの時期から運営会議はスタートしているのです。

余談ですが、日曜日の決勝トーナメント終了後、全国大会の運営へ向けた最初の会議がJFA(日本サッカー協会)関係者、SFA(静岡県サッカー協会)関係者そしてSFF(静岡県フットサル連盟)関係者、さらにエコパ・ハウスの担当者により行われました。エコパでの開催は、まだ3ヶ月も先のことですがこの時期から運営会議はスタートしているのです。

 

■PUMAカップ2012 第17回全日本フットサル選手権 今後のスケジュール

▼東海大会:刈谷市体育館(愛知県)
 平成24年1月28日(土曜日)・・・東海大会 第1日目
 平成24年1月29日(日曜日)・・・東海大会 第2日目【全国大会への予選通過枠:2】

▼全国大会 1次(予選)ラウンド:エコパアリーナ/大阪市中央体育館
 平成24年3月9日(金曜日)・・・全国大会予選ラウンド 第1日目
 平成24年3月10日(土曜日)・・・全国大会予選ラウンド 第2日目
 平成24年3月11日(日曜日)・・・全国大会予選ラウンド 第3日目

▼全国大会 決勝トーナメント:代々木第1体育館/(東京都)
 平成24年3月16日(金曜日)・・・全国大会第1日目 準々決勝
 平成24年3月17日(土曜日)・・・全国大会第2日目 準決勝
 平成24年3月18日(日曜日)・・・全国大会第3日目 決勝

11月26日に行なわれた県リーグ【第5節】。
第5節ではあるが2部リーグは第3節が延期となっているため、今節が各チームにとって4試合目のリーグ戦消化となる。

前回の1部リーグに引き続きこの記事では、その2部リーグの様子をお伝えしたい。

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▼ARTISTA 0 vs 2 Natureza Grande

アルティスタvsナトゥレーザ。ゴール前で待つ五味はもちろん、シュートを放つ渡辺忍(9番)もプライアに在籍していた。

ここまで3連敗といまだ今季の勝ち星がないアルティスタが、同じ東部支部から新規参入を果たしたナトゥレーザと対戦。
0-2と完封負けを喫したが、ベンチの余力1枚のアルティスタの頑張りが記憶に残る試合でもあった。特に昨年までベンチワークに徹していた堂地がピッチ上で活躍、得点能力の高いナトゥレに健闘を見せた。とは言え、これで開幕4連敗、この日の頑張りが浮上のきっかけとなれば良いのだが・・・。

新規昇格チームながら東海リーグまでを経験しているベテランと若手が融合するナトゥレはこの日の勝利で2位に浮上。さらに沼津蹴球団から移籍加入の小松も出場可能となり、1部昇格をはっきりと視野に入れたチーム体勢が整ったと言えるだろう。

■得点経過(※公式記録による)
 ▼前半
  13分→Natureza:五味義通(15)
 ▼後半
  24分→Natureza:五味義通(15)

 

▼CALIENTS 1 vs 3 豊友

カリエンテvs豊友。前節、思わぬ大敗を喫した豊友が勝利し昇格争いに踏みとどまった。

タテへのドリブルを持ち味にする選手が多い両チーム、随所で迫力ある攻防が見られた。
最終的に豊友が勝利したゲームではあったが、混戦模様の今季の2部リーグ、どちらのチームも上位争いを繰り広げる戦力が揃っているだけに、残り3試合での1部昇格を現実的な目標として捉えているに違いない。

■得点経過(※公式記録による)
 ▼前半
  (両チーム得点なし)
 ▼後半
  16分→豊友:坂本隆志(18)
  22分→豊友:中島雅人(5)
  25分→CALIENTS:小松隆(3)
  28分→豊友:増田哲也(19)

 

▼沼津蹴球団FC 4 vs 4 BIG HIP

沼津蹴球団vsBIG HIP。互いに点を取り合う展開は最終的に4-4の引き分け。

この試合の前まで、どちらも1勝2敗と負け越している今季、五分の星に戻したい両チームの攻めの意識が点を取り合う好ゲームを演出した。
結果的に勝点を分け合い足踏み状態とも言える今節だったが、今後の戦いによってはどちらも上位進出が可能な勝点を手にしている事だけは間違いない。

■得点経過(※公式記録による)
 ▼前半
   2分→沼津蹴球団:鈴木雅人(7)
   3分→BIG HIP:高林和寛(10)
   9分→沼津蹴球団:川口唯(2)
  13分→BIG HIP:竹内慎弥(15)
 ▼後半
  17分→BIG HIP:竹内慎弥(15)
  21分→沼津蹴球団:石井義彦(23)
  27分→沼津蹴球団:大西剛(5)
  29分→BIG HIP:金山訓久(14)

 

▼浜西フットサル/イクマインドア球’s倶楽部 5 vs 0 FARANG Futsal Club

浜西vsファラン。前節で強豪、豊友を7-2と退けた浜西がこの日も安定感ある試合を披露した。

前節まで首位に立っていたファランが浜西に0-5と完敗、順位をいっきに4位まで下げた。
浜西はこの勝利で勝点を9に伸ばし同勝点ながら直接対戦の結果でナトゥレーザを押さえ首位に立った。

今季の2部リーグはまだ3試合を残しているだけに1部昇格チームを予想するには気が早いのだが、新規昇格組の2チームが引っ張り後半戦へ進むことはやや想定外だったともいえるだろう。

■得点経過(※公式記録による)
 ▼前半
   3分→浜西:藤崎智善(6)
   7分→浜西:西中宝弘(4)
   8分→浜西:高村壽一(19)
 ▼後半
  25分→浜西:夏目大輔(13)
  28分→浜西:三角勝一(17)

 

11月26日に行なわれた県リーグ【第5節】。
2週連続での1部・2部同時開催となったわけだが、その前の週の【第4節】ではそこまで3連勝同士、BEN Yoshiwara(ベン)とobra-prima(オブラ)の直接対決があった。
そこで勝利し全勝をキープしたベンは、今節で同じく4連勝でこの日を迎えたセレゾン浜松との対戦だ。

その大一番を含めこの日行なわれた1部・2部全試合の得点経過と写真を掲載したい。

まずは1部リーグの4試合から。

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▼テレポケット/DOPPO 1 vs 6 FSC/PROVA清水フットサルコート

ドッポvsFSC。一旦は岩堀(右端)が同点ゴールを奪うも、直後から5連続失点。

前節、4連敗同士の対戦だったLOCO戦に勝利したドッポだが、この試合では今季の悪癖、連続失点がまたしても露呈してしまった。
一方のFSCも今季は苦戦が続いた。この試合の勝利で五分の星まであと一つ、残り2節にシーズンの勝ち越しを懸ける事になる。

■得点経過(※公式記録による)
 ▼前半
  11分→FSC:馬場亮(14)
 ▼後半
  22分→DOPPO:岩堀聖(7)
  23分→FSC:馬場亮(14)
  32分→FSC:オウンゴール
  34分→FSC:平井政人(13)
  34分→FSC:朝倉俊(10)
  34分→FSC:平井政人(13)

 

▼obra-prima 2 vs 3 LOCO☆

オブラvsロコ。この日のロコは県リーグ最高齢プレーヤーの望月哲也(左端、47歳)もピッチに立った。

前節の敗戦で全勝が途絶えたオブラ。対するは今季、絶不調のロコ。中東部支部ダービーのこの対戦は、創部以降一度の経験もない2部降格へ瀬戸際のロコが粘りを発揮、逆転で今季の初勝利をあげた。敗れたオブラは痛い痛い連敗を喫してしまった。

■得点経過(※公式記録による)
 ▼前半
  16分→obra:加藤達大(9)
 ▼後半
  22分→LOCO:青崎健(3)
  36分→LOCO:真田恭佑(8)
  39分→obra:中村一(8)
  39分→LOCO:小塩三彦(6)

 

▼IKAI FUTSAL 4 vs 2 MATO GROSSO FUJI

イカイvsマト。敗れたマトだが今季途中より尾崎(中央、12番)が復帰しゲーム内容は上向き、ただ結果が欲しいのがチームの本音だろう。

■得点経過(※公式記録による)
 ▼前半
   3分→IKAI:熊谷和夫(4)
   4分→IKAI:デ モラエス及川ギレルメ(3)
   9分→MATO:安田尚生(16)
  16分→IKAI:日下部龍一(16)
 ▼後半
  24分→MATO:川上司(19)
  36分→IKAI:谷口謙二(5)

 

▼セレゾン浜松フットサルクラブ 1 vs 2 BEN Yoshiwara

この大一番、どちらにとっても「勝ちたい!」というよりは「負けたくない!」気持ちがゲーム展開に現われてしまったのか、ハーフラインを挟み互いに無駄なリスクを犯さぬ動きの少ないゲームとなった。

要するに手堅く行きたい両チームだったのだが、ボールが動き始めてからの連携でやや上回ったベンが2点を先行し優位に試合を進めた。

結果的にセレゾンの反撃を1点に抑えたベンが連勝を5と延ばしはしたが、試合後、キャプテンの竹原からは「内容的にはダメな試合だった・・・」との声が聞かれた。
それでも勝ちきるチーム力は、戦いの場を求め関東方面まで遠征を繰り返す今年の積極的なチーム活動から身に付いたに違いない。

ベンにとっての残り2節は、FSCそしてロコのいずれも中東部支部勢との対戦だ。今季不調の両チームとは言え、県リーグ経験豊富な曲者(←好チームと言う事!)だけにまだまだ今季のタイトルの行方は口に出来ないだろう。

敗れたセレゾンだが久々の東海リーグ復帰へ向けた気持ちは切れていないはず。あらためて残り2節に強い気持ちで臨む覚悟を固めたに違いない。

肩を組んでの円陣で気合を入れるセレゾン浜松。

一方のベンは中央の1点に全選手の手を寄せ合い集中。

セレゾン浜松は絶対に奪われたくなかった先制ゴールを献上してしまう。

終了直後、静かにグローブを外す坂井。「気持ちで相手を上回れなかった。」と無念さを口にした。

試合終了後、サポーターへ挨拶をするベン。1部昇格初年度でのリーグ制覇へ大きく前進した。

 

■得点経過(※公式記録による)
 ▼前半
  19分→BEN:竹原司(5)
 ▼後半
  25分→BEN:高橋一臣(13)
  37分→セレゾン浜松:松山茂晴(26)
 

 ※以下、フォトギャラリーにて試合の様子をご覧ください。