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東海地域代表のアタドゥーラをご紹介した中でも少し触れた今年の全日本女子フットサル選手権チャンピオン、アルコイリス。
優勝を決めた最終日の2試合を観戦出来なかったのは残念でしたが、予選ラウンドで目にしたその実力・ポテンシャルは最終日の結果を充分に予想させてくれるものでした。
中野、井野、若林、関灘・・・この4選手による、いわゆるファーストセットの破壊力は強烈です。
さらに、日本女子フットサル競技の予選でのスタンダードとなっている12分ハーフのプレーイングタイムを、ほぼ通しで戦えてしまうフィジカルも持っています。
大会後に発表された日本女子代表にもこの中から3名が招集されましたが、今回はリストから漏れた関灘選手も代表経験者ですし、日本トップレベルの若手選手であることは疑う余地がありません。
だからと言って、このアルコイリス、4人だけで試合を進めているわけではありません。掲載させていただいた写真ではファーストセットを支える選手たちのプレーもご覧いただけると思います。
と言う事で、今回は「第8回全日本女子フットサル選手権大会」で見事優勝を果たしました、アルコイリス(兵庫県)の予選ラウンドでの試合の様子を掲載させて頂きます。
※以下、フォトギャラリーにて試合の様子をご覧ください。
昨年、地元三重県での開催だったこの大会で決勝トーナメントに進出、浦安との準決勝で惜しくもPK戦の末、ファイナル進出を逃しはしたが、全国第3位に入賞を果たしたmember of the gang(ギャング)。
その実力は誰もが認めるチームだが、今季は主力メンバーの離脱や生活環境の変化などで練習参加が不安定な選手もおり充分なチーム活動が出来ていないとも言える。
それでもこの全国大会への予選突破や、あるいは東海女子リーグで首位を行くこのチーム、やはり結果の出し方を知っている。はずだったのだが・・・。
昨年の悔しさを胸に乗り込んだグリーンアリーナ神戸、地元出身者や関西在住メンバーも含まれるだけに観客席には数多くのギャングサポーターの姿が見られた。
Bグループに振り分けられたギャングの初戦は北海道地域代表のコルミージョ。
試合前、キャプテンを務める森本から聞かれた「(チーム全体のコンディションが)上がって来ないんですよねぇ」の言葉どおりの初戦となってしまった。
動きの悪さが目立つのは初戦には良くあること。「それでも勝って、やはり次のカフリンガ戦が鍵なんだろう・・・。」ピッチ脇でカメラを構える筆者の正直な思いはそうだった。
しかしこの試合の結果は筆者の予想を下回った。
後半開始直後に泥臭く奪った虎の子の1点で勝点3をものに出来たかと思われた終了直前、フットサルどころ北海道のチームらしく最後まであきらめないコルミージョの鮮やかな速攻が決まり1-1に。
失ったゴールは一つだったが、失った勝点は2。
これで次のカフリンガ戦が「負けたくない試合」から「勝たなければならない試合」へとハードルが上がったわけだ。
そのカフリンガ戦ではお互い決定機をものに出来ずスコアレスの引き分けに。この時点で数字の上では可能性を残しはしているが事実上、ギャングの予選突破は断たれた瞬間だったと言えるだろう。
最終的に予選3試合目に敗れたギャングは、大方の予想に反して未勝利で大会を終えた。
カフリンガ戦、「上杉をフィールドで使って欲しかった。」などと思うのはでしゃばりすぎだろうか。
いずれにしても、競技経験豊富な彼女達の選択を尊重する想いだけは付け加えさせて頂き締めとしたい。
※以下、フォトギャラリーにて試合の様子をご覧ください。
先に観戦記を連投した全国選抜同様、静岡県所属チームの出場が皆無の全日本女子フットサル選手権大会。
しかしながら今後に女子選抜大会を控え、全国の女子戦力の動向が気になる筆者としては少しでもその全国大会を観戦しておこう!と会場まで出掛けて行きました。
ただし今回、観戦できるのは予選リーグが行なわれる2日間だけ。残念ながら今年の女王が誕生する日曜日には地元でのリーグ戦の運営を行わなければなりません。
会場はフットサルの諸大会ではおなじみのグリーンアリーナ神戸、自動車で出掛けるのはちょっと尻込みしてしまう距離ですが、新幹線に乗ってしまえば筆者の最寄新幹線駅であるJR静岡からはわずか2時間で新神戸、プラス地下鉄30分で会場に到着できるのです。
もちろん、東海地域からの代表の2チーム、ギャングとアタドゥーラの応援も兼ね会場入りした事は言うまでもありません。
と言うことで「全日本女子観戦記」は東海地域からの2チームの戦いと、今回筆者が最も注目していた関西地域代表、地元神戸のアルコイリス、さらに若干ではありますが他チームの試合の様子を、ほぼ写真のみですが4回にわけ連投させて頂きます。
その第1回目はatadura(アタドゥーラ/愛知)です。
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昨年はサムライレディースそして今年はアタドゥーラとして、事実上2年連続で全国大会出場を果たしたこのチーム、後に大会を振り返ればの条件付ではあるが、2大会ともその年の優勝チームと予選リーグで対戦したことになる。
アタドゥーラは今年の大会のオープニングゲームとなるAグループの最初の試合で、優勝候補の筆頭にも上がる地元神戸のアルコイリスとの対戦だった。
昨年、彼女達が初めて経験した全国の舞台で残した勝点はわずか1、その昨年の勝点を初戦で上回ってしまうためには少々荷が重い相手であることは間違いなかった。
結果は1-6の敗戦、そして大会最終日にはそのアルコイリスが今年の優勝チームとなったのだ。
アタドゥーラに見られた初戦の堅さを差し引いても、アルコイリス、特にそのファーストセットとの戦力差は歴然だった。
それだけアルコイリスのパワーに注目が集まったゲームだったと言えるだろう。
初戦は完敗だったアタドゥーラだったが、続くふたつの試合では立ち上がりから本来の彼女達らしさを発揮したゲームを展開、どちらも2-0と序盤をリードした。
にもかかわらず、予選3試合を終わってみれば今年も残した勝点は昨年同様の「1」。
決して成長がなかった訳ではない今大会までの1年間だと筆者は感じてはいるが、この結果を選手たちがどう受け止めるのか?
今年の3試合の経験がアタドゥーラに投げかけた新たな課題を乗り越えてこそ、より厚みのあるチームの成長が実現するに違いない。
※以下、フォトギャラリーにて試合の様子をご覧ください。
去る11月19日、三重県鈴鹿市の鈴鹿スポーツガーデンにて東海ユース(U-15)フットサル大会が行われました。
静岡県からは男子が静岡県予選を突破したHero FC JrユースAと浜松開誠館中学校が、女子にはトレセン活動などで数回の練習後に結成されたU-15女子選抜が参加しました。
この「おやつカンパニーカップ 第17回東海ユース(U-15)フットサル大会および第2回東海女子ユース(U-15)フットサル大会」を勝ち上がったチームは、年明け早々に岐阜県にて行われる全国大会に出場できます。(男子2枠、女子1枠)
昨年、初戦で名古屋FCレディース(愛知)敗れている女子は、今年の初戦(準決勝)で三重県代表の鈴鹿グローリーFSと対戦。開始直後の不用意な失点にもかかわらず、その後は素晴らしいフットサルを展開、4-1で逆転勝利を収めます。
昨年は進めなかった決勝戦、対戦相手は2連覇を狙う名古屋FCレディースとの対戦です。
そしてその結果は・・・。0-2で負けてしまいました。
個々の能力の高い名古屋FCレディースに、わずかな練習で挑む静岡の選手たちがどれだけ対抗できるかが楽しみな対戦でもありました。
結果的に完封負けではありましたが、静岡の攻めもシュートクロスが名古屋ゴール前を何本も横切るなど、可能性を感じさせてくれる試合が出来ました。
名古屋との最も大きな違いは、ボールを持っていない選手の動きの質の高さだったかな?と感じています。動くべきスペースの選択、判断の速さ、思い切り、そしてそのスピードなど少しだけかなわなかったのかな?と。
練習量を確保できるクラブチームと違い、選抜チーム故に思うように練習ができなかった無念さはありますが、負けは潔く受け入れなければいけませんね。
今回参加した静岡の選手たちは個人個人の能力では素晴らしいものを持っています。フットサルの練習をもう少し積み重ねれば、必ず全国に出場できるチームになれるはずです。
静岡県フットサル連盟としても、ふたたび今回のようなチーム編成の機会が作れるよう、活動を継続させていきたいと思います。
選手のみなさん、しばらくは各自が所属する少年団やクラブチームでサッカー・フットサルに打ち込んで欲しいと思います。
次に男子についてです。
静岡県第2代表の浜松開誠館中学校は残念ながら敗退となってしまいましたが、第1代表として出場したHero FC JrユースAは最終戦での死闘の末、グループ1位となり全国出場を掴み取りました。
その最終戦、引き分け以上で全国確定のヒーローは先制点こそ奪われてしまいましたが、その後の4連続ゴールで4-1とリードを広げます。
ところが、一つ前の試合でも1-5からの逆転勝ちを演じている対戦相手のJUVEN FC(岐阜県代表)は、地元開催の全国大会出場へ向けてこの試合でも脅威の粘りを見せます。
ヒーローは試合時間を2分残し4-4の同点に追いつかれてしまいました。
このままなら勝点1を加え全国決定なのですが・・・。
同点に追いついたJUVEN FCの勢いは止まりません。そして大応援団の前でついに試合をひっくり返すゴールをヒーローゴールに決めてしまったのです。
そしてその結末は・・・!?
以下がその試合の得点経過です。
▼得点経過
前半
3分 0-1 JUVEN
4分 1-1 HeroFC→増田脩
8分 2-1 HeroFC→町優津樹
9分 3-1 HeroFC→益田十太
後半
13分 4-1 HeroFC→増田脩
14分 4-2 JUVEN
17分 4-3 JUVEN
18分 4-4 JUVEN
19分 4-5 JUVEN
20分 5-5 HeroFC→森中巧
試合終了1分前に奪われた逆転ゴール、このままでは昨年同様、全国を逃してしまうヒーローはJUVENにも劣らぬ集中力を発揮。
そして試合終了の数十秒前に得た相手陣内中央からやや右より、ミドルレンジの直接フリーキックを8番の森中選手が豪快に蹴りこみ5-5と再び全国への切符を呼び戻しました。
残り試合時間は20秒、その間のJUVENの攻撃も凄まじいものがありましたが、なんとか5-5のまま試合終了となったのです。
ヒーローの八木監督は東海2部を戦うXEBRAの代表も務めていますが、対戦したJUVENの監督を務める森島さんは同じく東海2部リーグを戦うFALCO GIFU FSの監督さんでもあります。
良く知る二人なだけに、試合後は互いに健闘を称えあっていました。
そう言えば今季の東海2部での対戦ではFALCOがXEBRAに5-1で勝利していましたね。その雪辱を将来の東海リーガーたちが果たしてくれたということでしょうか?
とにかく、チーム史上初めて臨む「全国」と名が付く大会で、ヒーローの活躍を期待したいと思います。
その全国大会は、2012年1月7日(土)、8日(日)、9日(月・祝)に岐阜県岐阜市の岐阜メモリアルセンターにて開催されます。
頑張れ!ヒーロー!!
(※東海地域からのもう一つの代表は三重県の「津ラピドフットボールクラブ U-15」に決定しています。)
今回は、11月6日に島田市にて行われた「JFAファミリーフットサルフェスティバルin島田」の大会の様子をご紹介します。
中西部支部フットサル委員会、八木フットサル委員長の担当なのですが、当初、審判不足の可能性もあり私もお手伝いとして笛を吹くつもりで出掛けて行きました。
結局、当日は中西部支部の手配レフリーだけで運営できる事となり、私は大会の様子をカメラに収める役目と、ちょっとだけ試合にも参加。
あいにく、この日は朝から激しい雨空となってしまいましたが、会場のサンワフィールドばらの丘は屋根付き施設と言う事もあり、無事開催となりました。
今回の大会は、以前ご紹介した浜松アリーナでのスペシャルステージと違い、参加チーム数や付帯イベントなど、やや規模を小さく開催されるファミリーフットサルなのですが、一旦ゲームが始まってしまえばスペシャルステージ同様、熱気溢れる試合が繰り広げられ大きな盛り上がりを見せました。
表彰式では八木委員長のはからいで全チームに賞品が行き渡り、受け取る子供達の嬉しそうな表情が大会の成功を写していたと思います。
フットデ静岡では、スペシャルステージの表彰で行われている「ファミリー賞」「フットサル賞」「フェスティバル賞」を独自に選出、集合写真を撮らせて頂きましたのでご紹介いたします。
▼ファミリー賞・・・テゲテゲFC
▼フットサル賞・・・9☆14ファミリー
▼フェスティバル賞・・・ザック・ファミリー
以下、大会の様子などをフォトギャラリーでご覧ください。