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本日は東海リーグ【第7節】開催日、前期リーグの最終節なのです。
泣いても笑ってもこの日の結果で上位リーグ、下位リーグに振り分けられてしまいます。

本当に残念なのですが、どうしても会場に出掛けることが出来ません!

ですが速報だけは頑張ります!

■2011東海フットサル1部リーグ【第7節】@大洋薬品オーシャンアリーナ
▼10:00
NASPA四日市:1
vs(前半:0-2) ・・・試合終了 
大和撫子/VIORA藤枝:3

▼11:30
DELIZIA磐田:2
vs(前半:1-0)・・・試合終了
MEMBER OF THE GANG:3

▼13:00
ROBOGATO:2
vs(前半:0-1)・・・試合終了
田原フットサルクラブ:1

▼14:30
EMERSON FC:4
vs(前半:1-2)・・・試合終了
Praia Grande:6

先週の金曜日、土曜日そして日曜日の3日間(9/30~10/2)、第27回全国選抜フットサル大会が山梨県甲府市小瀬スポーツ公園体育館にて開催されました。

東海地域を代表してこの大会に出場するのは6月12日エコパでの東海選抜大会を2年連続で勝ち抜いた三重県選抜です。

残念ながら静岡県選抜が出場せず、しかも開催場所の山梨は関東地域に属する県ということで、今回は運営などの役回りはまったくのゼロ。

とは言うものの、東海選抜終了後より三重県の選手のみなさんに「応援行くから!」と宣言していた筆者は、「もしかしたら日本一もありなのでは!?」の予感もあり、その戦いを記録すべく小瀬まで出掛けてきたのです。

体育館の吹き抜けのロビーにはこのようなオブジェ(シャンデリア?)が!思いっきり甲州を主張していました。

こちらは試合会場の全景です。ピッチの間隔やベンチ裏の余白が少々狭いものの、2面とも40m X 20mのピッチサイズでした。

今回の開催会場の小瀬スポーツ公園体育館はお隣の山梨県の施設とは言え、筆者の暮らす静岡市清水区からの距離は約80km少々と県内の浜松アリーナとほぼ同距離にあります。
金曜日のお昼前の出発にもかかわらず、東名高速など有料道路を一切使わず、国道52号線経由で2時間かからずに到着できました。
三重県選抜の初日の対戦は最終試合(17:20)に予定されていましたが「間に合うのなら是非とも見てみたい!」と思っていた大会オープニングゲームの石川県選抜vs大阪府選抜の試合のキックオフにも余裕で間に合いました。(三重県選抜御一行様のバスより早い到着でした。)

日本フットサル連盟や関東フットサル連盟、あるいは山梨県協会・連盟関係者のみなさんにご挨拶をさせて頂き、会場内をぐるっと一周。やはり関東圏での開催とあって初日からもメディア関係の方が多く会場入りされていました。
静岡県あるいは東海地域に特化した情報の発信がほぼ全ての筆者ですので、普段お会いできない方々と久しぶりのご対面です。

そんなメディア関係者の方々より、すでに今回の全国選抜大会のレポートが次々と公開されているようですね。

フットデ静岡としては当然、東海地域の代表である三重県選抜にフォーカスを当てたレポートを行いたいとの意気込みなのですが、掲載までに要する時間がいつもながらかかってしまいそうです。

今後少しずつですがレポートあるいは写真の掲載を行う予定ですので、あまり大きな期待は持たず?お待ちください。

さて、その第1回目の今回、まずは三重県選抜の全国大会準優勝のご報告と、出場した全選手・スタッフを記録写真から切り取りご紹介したいと思います。(※背番号4番で登録されていた水谷健太選手は、仕事の都合から今回の遠征に合流できませんでした。)

 

▼第27回全国選抜フットサル大会 準優勝

東海地域代表 三重県選抜

東海地域代表 三重県選抜

 

▼選手
【1】森圭輔(NASPA四日市)・・・監督兼任としてチームを引っ張った。ベンチ入りの定員を超える豊富な人材の三重県選抜だっただけに、そのやり繰りには苦労があったと思う。自らも2試合で先発を外れベンチから試合を見続けた。若手の起用にも気を配り続けた3日間だった。

MORI Keisuke

【2】太田尚宏(NASPA四日市)・・・予選リーグでの2試合に出場。鹿児島県選抜戦ではゴールを奪った。若手選手の一人だが全国の舞台で良い経験を積み上げた事だろう。

OTA Naohiro

【3】石川勝也(member of the gang)・・・初戦の香川県選抜戦では0-2から追撃のゴールと、3-2とする逆転のゴールを決めた。自チームでの役回りと違ったポジションでのプレー機会が多かったが、三重県選抜としての一つのセットを見事に機能させていた。横内不在の奈良県選抜戦ではキャプテンとしてプレー。

ISHIKAWA Katsuya

【5】峯山宗丈(member of the gang)・・・予選リーグでの2試合に出場。香川県選抜戦、鹿児島県選抜戦でそれぞれ1ゴールを奪った。

MINEYAMA Noritake

【6】飯田博也(Force Futsal ISE)・・・予選リーグ3試合の全てに出場。フォースのセット主体で臨んだ鹿児島県選抜戦では1ゴールを奪った。

IIDA Hiroya

【7】横内亮太(Force Futsal ISE)・・・優勝こそ逃したものの三重県選抜主将の重責を立派に果たした。大会を通じて1得点だけではあったが、準決勝で1-1の同点に追いつく気迫のゴールがチームを決勝進出へと導いたともいえるだろう。若手選手からだけでなくベテラン勢にとっても頼れる兄弟的な存在だったに違いない。

YOKOUCHI Ryota

【8】日下敬夫(member of the gang)・・・故障のため東海選抜やリーグ序盤は欠場が続いたが、この全国の舞台では準決勝、決勝を含め元気にプレー。

KUSAKA Takao

【9】石川哲也(NASPA四日市)・・・初戦での先発出場を含めナスパからのフィールドプレーヤーとして同僚の森下と共に最も多くの試合に出場した。大会を通じゴールこそなかったが、はつらつとプレー。

ISHIKAWA Tetsuya

【10】池山隼也(Force Futsal ISE)・・・初戦こそベンチを外れたが、その後の4試合全てで先発出場、決勝戦での先制ゴールを含め3ゴールを記録した。ギャングセットに1枚加わる形での出場機会が多かったが、全国の強豪との対戦で得たものも大きかったのではないか。

IKEYAMA Jyunya

【11】本渡幸一(member of the gang)・・・初戦で2ゴール、2戦目でも第2PKからゴールを記録。さらに退場処分も記録・・・。ギャングセット以外とも良いコンビネーションを発揮した。

HONDO Kouichi

【12】小林真一(Brahma SFC)・・・足元の技術を買われて森監督に選抜メンバーとして抜擢された。予選リーグの2試合に先発からフル出場を果たした。初戦の香川県選抜戦では多少堅さが見られたたが、続く鹿児島県選抜戦では監督の期待に答えフィールドプレーヤー並みの技術も発揮、安定した守備で3連勝に大きく貢献。

KOBAYASHI Shinichi

【13】森重則(member of the gang)・・・事情により初戦をベンチ外でスタート。その試合では最後尾でのボールの動きの悪さに起因し2失点を奪われ、あらためて彼の存在の重要性をチームは認識したはずだ。予選2試合目の奈良戦では2-1と試合をひっくり返す逆転ゴールも奪った。

MORI Shigenori

【14】木村雄一(member of the gang)・・・土曜、日曜の勤務シフトの関係でリーグ戦では思うような参加が出来なかったが、この全国大会にはもちろん参加。若手にベンチを譲った鹿児島県選抜戦以外では全て先発出場でチームを引っ張った。準決勝での残り30秒からの逆転ゴールは最も印象に残るゴールだった。

KIMURA Yuichi

【15】西口智也(NASPA四日市)・・・試合前のアップ担当や試合の進行など基本的にはコーチとしての役割が大きかったが、予選リーグ最終戦では「めっちゃ緊張する!」の言葉と共に選手としてピッチに立った。ゲーム中だけでなく選抜と言う組織をまとめるための重要な役割を果たしていたと思う。

NISHIGUCHI Tomoya

【16】中本達也(member of the gang)・・・選手の中で唯一の70年代生まれ、最年長選手として自身初の選抜選手として大会に臨んだ。リーグ戦での仕上がりの順調さなどで全国大会への追加招集となった。奈良県選抜戦での1ゴールだけではあったが、積極的にボールに係わり攻撃に貢献した。

NAKAMOTO Tatsuya

【17】石井佑一(NASPA四日市)・・・予選リーグでの2試合に出場。初戦の香川県選抜戦で1ゴールを記録した。

ISHII Yuichi

ISHII Yuichi

【18】松山竜二(NASPA四日市)・・・予選リーグでの2試合に出場。2試合目の奈良県選抜戦では0-1のビハインドから同点に追いつく鮮やかなゴールを決めた。三重県選抜、最年少選手。

MATSUYAMA Ryuji

【19】北村健人(LEGARE)・・・今回参加した選手の中で唯一ベンチ入りメンバーに入らなかった。登録上、スタッフとしてベンチに入る事ができなかったため全ての試合を観客席から見続けた。更衣室や観客席とアップ会場、試合会場の移動では常に荷物運びなど裏方としてチームを支え続けた。

KITAMURA Kento

【20】森下直紀(NASPA四日市)・・・初戦を除く全てのゲームに出場。彼本来のゴールゲッターぶりを全国へ披露出来なかったのは残念だった。彼本人にも消化不良の思いはあるかもしれないが、リーグ戦後半そして次の選抜活動でその思いを晴らしてくれる事と思う。

MORISHITA Naoki

 

▼スタッフ
【コーチ】西口智也・・・自身が出場した試合以外の全てで、ボードを手に試合の組み立てを受け持った。監督の森(※選手欄にのみ掲載)と共に選手のやり繰りに気を配った一人だろう。表彰式後、決勝で敗れ落ち込むチームメイトを胴上げするまでの持ち込み方では、なかなかの策士ぶりを発揮した。いずれにしても三重県選抜準優勝のキーパーソンだったと言えるだろう。

NISHIGUCHI Tomoya

【コーチ】野村卓史・・・ベンチ入りのスタッフとしてだけでなく、代表者会議やマッチコーディネーションなど裏方の重職を受け持っていた。敗色濃厚となった決勝戦の終盤で、大きな声で選手の気持ちを高めていた姿が印象的だった。

NOMURA Takashi

【マネージャー】渡辺京子・・・この全国大会からベンチサポート役として合流した。少し暑めの会場だっただけに水分の補給を頻繁に行う選手にとっては大助かりだったのではないか。自身も東海女子atadura(アタドゥーラ)のゴレイラとして活動している。11月初旬には自分達の全日本女子フットサル選手権を控えているが、それを前に全国大会の雰囲気を感じる事が出来たのはプラスだったのでは?

WATANABE Kyoko

【コーチ】松下信太郎・・・今回の遠征では団長的な立場でチームに帯同、大きな背中でチームを支えた。

MATSUSHITA Shintaro

やはり強かったギャング・・・全日本女子の東海大会を終え、多くの方がそう感じたのではないだろうか。
スキル、フィジカル、経験、その全てにおいて東海女子のリーダーであることを証明したのが今大会の初戦、ゴリラとの戦いだった。

深夜・早朝の移動で第1試合に臨むギャングの選手、スタッフ。

人の数だけバナーがあります! んっ?1枚足りないか?!

三重県は伊賀上野を拠点に活動するギャングには大阪からのメンバーも含まれているが、この日の第1試合(10:00キックオフ)で戦う彼女達の中には夜中の3時過ぎにはエコパに向けて自宅を出た選手もいたと聞く。

今年、ギャングが初戦で対戦するのは静岡を2年連続で勝ち上がって来たゴリラだ。

ゴリラは県内での最大のライバル、フロンティアを倒し初めて進んだ昨年の東海大会で一つの勝点も奪うことなく予選敗退した。
それだけに地元開催となった今年の東海大会への意気込みは、この日対戦する全てのチームが脅威に感じていたに違いない。

そのゴリラの勢いに押されたのか、あるいは深夜・早朝移動のためのコンディション不良なのか、大切な初戦に臨んだギャングにしては彼女達らしからぬ試合運びから失点を重ねたのだったが・・・。

それでは試合開始からこの試合を簡単に振り返えろう。

ゴリラのスタートは横山をゴレイラに松島、稲葉、青山、斎藤といつもどおりの5人がピッチに入る。
対するギャングは森本、小山、村上、中尾の4人に、フィールドプレーヤーとしても高い能力を持つ上杉をゴレイラに配しスタート。

この試合、ギャングはゴリラの左利きの青山を最も警戒しゲームに入る。「左利きの男子にも練習に入ってもらい、その対策をした。」と言うほどの気の使いようだった事を試合後、監督兼任でもある小山が話してくれた。

その青山の左足はほぼプランどおり押さえる事が出来ていたが、やはり要注意だったはずの松島、稲葉に対しては2人のシュートレンジの広さ全てを抑えることが出来ず、再三ミドルシュートを許してしまう。

そして見応えある攻守を互いに繰り返した前半も残り1分を切り、両チームスコアレスでの折り返しかと思われた時間にこの試合最初のゴールが生まれた。

ゴリラはギャング陣内で松野から右サイド稲葉にボールをつなぐ。
稲葉は自分への寄せが遅れた一瞬を逃さずシュートを放つと、ボールは右45度の角度からギャングゴールに吸い込まれた。
「私のプレスの遅れが原因だった。」と試合後に振り返る小山は、自らが前半序盤で逸した決定機も含め悔しさを滲ませた。

さらに後半開始から1分たたない時間帯にギャングはまたしても稲葉へのプレスが不十分で失点してしまう。
ゴリラのコーナーキックから、第2PKマーク付近で待つ稲葉が鮮やかに叩き込んだのだ。

ゴリラはベンチ入り最年長の稲葉が2ゴールを奪いギャングを苦しめた。

0-2。東海地域の公式戦ではなかなか起こりえないギャングの2点のビハインドに会場内にもざわめきが起こる。

しかしこのスコアがギャングの攻撃のスイッチを入れた。

2失点目からの5分間で落ち着きを取り戻したギャングの反撃が始まる。
まずは後半6分、森本がロングフィードをゴリラボール前で鮮やかに裁きシュート。一旦はじかれたボールを自身で再度蹴りこみ1点を返す。
続く後半7分にはコーナーキックからの展開をゴリラゴール正面で待つ中尾が延ばした足先にかろうじてボールを当て、しぶとくゴリラゴールへボールを押し込んだ。

これで2-2。あっという間の同点劇に会場は再びざわめく。

落ち着きを取り戻せないゴリラに対しさらに攻撃を仕掛けるギャング。

試合終了まで2分少々となった後半10分、ゴリラゴール正面、ペナルティエリアやや外側でゴリラがファール。
このセットプレーからキッカーの森本が左45度で待つ田中真由美にフィード。田中はダイレクトでしっかりとミート、グラウンダーのシュートはそのままゴールへ吸い込まれた。

このファールで得たフリーキックから決勝点が生まれた。

シュートを決めた田中(真)に小山が飛びつき嬉しさを爆発させた。

結局このゴールが決勝点となり、ギャングが苦しみながらも勝点3を奪った。

試合後、小山は「2点目取られたときは、さすがにしまった!と思いましたよ。ただ、変なあせりはなかったですね。自分の中では0-2からの逆転劇が浮かんできたりで・・・(笑)。」と話してくれた。

ギャングの小山と言えば11番!のはずが今年は10番で出場。GK不在の非常事態に備えGKユニフォームまで揃っている番号での登録としたそうだ。

キャプテンの森本も「この予選の前の変な入れ込みはまったくなかったですね。さらっと予選通過しようね!って感じですかね。甘く見てるとか、自信過剰とかじゃないですよ。落ち着きがあったというか・・・。」と精神面の安定感を口にした。
続けて「初戦に勝つことよりも、予選大会を2位以上で終えることが頭にありました。自分達のフットサルが出来れば行けるって。でも、この試合での逆転劇はみんな自信になるんじゃないでしょうか。」と加えた。

さらに話が昨年の全国大会に及ぶと「準決勝の浦安戦では戦力差やそれまでの疲労など考えて、ディフェンシブな戦いをテーマに試合に臨みました。規定の試合時間を0-0で終えることが出来たのは、自分達のプランどうりのゲームが出来たと言う事。PK戦で負けて決勝に進めなかった事はもちろん悔しかったですが、決して後悔するようなゲームじゃなかったですね。」と振り返った。
「でも自分達のスタイルは攻めのフットサル。全員が攻め好きですから!自分も今年はより高い位置からの攻撃をテーマに試合に臨んでいるし点も取れている。今年は攻めのフットサルを楽しみたい!」

ギャングにとって過去何度も跳ね返されている全国大会・準決勝の壁。
今年こそ、その壁をギャング流で突破し「悲願の全国制覇を!」との強い想いを彼女の最後の言葉に感じた。

攻めのフットサルで全国制覇に挑む!

第8回全日本女子フットサル選手権全国大会は、11月4~6日に兵庫県神戸市のグリーンアリーナ神戸にて開催される。

サムライフットサルレディースとして活動していた昨季、悲願の全日本女子全国大会出場を果たしはしたが、初戦のオウンゴール(富山県代表)との対戦で1-1と引き分け勝点1を得たものの、続く2試合では広島県代表のピヴォックス・アスパラーゴに3-0、優勝した埼玉県代表の武蔵丘短期大学シエンシアには6-0と連続完封負けを喫した。

経験豊富なベテラン勢と、身体能力が高い若手戦力が程よく混在するチームだが、全国の舞台ではその程よい配分がピッチ上でのバランスの良さとは結びつかなかった。

だが今年の東海大会を前に、アタドゥーラの名で活動してきた彼女達に頼れる監督が現われた。

東海1部を戦うロボガトの近藤友治選手がその人だ。
彼が監督としてこのチームを見るようになってからわずか1ヶ月との事だが、筆者が目にした今季の東海女子開幕戦での彼女達の戦い方と比べ、パスワークや相手ボール際への寄せの鋭さは際立って良くなっていると感じた。

もちろん、初戦のファルコとの試合で2-0から追いつかれた事への反省は多々あるだろう。ギャングとの0-2の敗戦もまたしかり。まだまだ成長しなければ全国の強豪と互角に渡り合えないと言う自覚は彼女達こそが強く感じたに違いない。

それでも東海地域に与えられた全国への2枠の一つを手に入れたことは紛れもない事実。

東海のトッププレーヤーを指導者に迎え、自分達ひとり一人の潜在能力をさらに引き出してもらう事が出来さえすれば、難しい戦術に頼らずともより高いレベルでの戦いが出来る気がしてならない。

2年連続で臨む今年の全国の舞台では、ひとり一人が持っている能力を存分に発揮し、自己主張を大いにして欲しい。
選手全員の自己主張がチームの和となった時こそ全国で戦える戦力を発揮できるのではないか。

その全国大会まではわずか1ヶ月。短期間ではあるが彼女達のさらなる成長に期待したい。

初戦に臨むアタドゥーラ。2年連続での全国を目指す戦いの始まりだ。

たった1枚の小さなバナーではあったが熱烈な声援を送るサポーターの手の中で、ピッチで戦う選手達を力強く後押ししていたはずだ。

「なんとしても全国へ!」・・・ファルコにとっての初戦、アタドゥーラとの対戦で見せた彼女達のプレーこそ、その想いをピッチに出し切った気持ちの入ったゲームだった。

開始直後に続き序盤でさらに失点を重ね0-2のビハインドで前半を終了。しかしながら「負けられない戦い!」を全員が確認しあって臨んだ後半、粘り強いディフェンスとゴールへの執念で追いすがり、試合時間が1分を切ってから同点ゴールを奪った。

参加4チームで最もベンチ入りの戦力が少ないチームではあるが彼女達のテーマである「全員で!全力で!」の見事な戦いだった。

続く2試合目でギャングに前半0-0と善戦するものの敗れたファルコだったが、初戦での勝点1で可能性を残した東海2枠入りに向け、ゴリラとの対戦を迎えた。

その試合に課せられたノルマは勝利。さらに1点でも多くゴールする事が悲願の全国への条件だった。

開始早々に加藤愛のゴールで先制点を奪うと、しっかり守ってカウンターを忠実に実行、何本のシュートがゴリラのゴールポストを叩いただろうか?そんな際どいシーンを数多く作り出すものの追加点が奪えない。

すると2年連続での勝点0だけは阻止したいゴリラの意地の攻撃に同点弾を浴び1-1の引き分けで終戦となってしまった。

試合後、彼女達が流した涙に掛ける言葉もなかったが、ファルコの戦いぶりにあらためて惹き付けられたこの日の3試合だった事は言うまでもない。

全員で!全力で!

すっかりおなじみになったファルコの横断幕。