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本日、第27回全国選抜フットサル大会への出場権を懸けた第10回東海選抜大会がエコパサブアリーナで開催されます。
もちろん速報します!
【タイムスケジュール】
▼第1試合 10:00~
三重県選抜:5
vs(前半:2-1)・・・試合終了
愛知県選抜:1
▼第2試合 11:30~
岐阜県選抜:1
vs(前半:0-0)・・・試合終了
静岡県選抜:4
▼第3試合【3位-4位決定戦】 15:00~
愛知県選抜:2
vs(前半:1-1)・・・試合終了
岐阜県選抜:4
▼第4試合【決勝戦】 16:10~
三重県選抜:7
vs(前半:5-1)・・・試合終了
静岡県選抜:3
第10回静岡県社会人フットサル2部リーグ【第1節】
■ARTISTA 1 vs 3 沼津蹴球団FC
昨シーズン、念願の1部昇格を決めたARTISTA(以下、アルティスタ)だったが、わずか1シーズンで2部降格となってしまった。しかし優勝チームに唯一の黒星をつけるなどやる気になったときの総合力の高さは実証済み。若干のメンバー変動はあるものの、1部リーグでの経験を活かし最短での1部返り咲きを果たしたいところだ。
参入1年目の昨シーズンで4勝をあげ、3位チームと同勝点の4位だった沼津蹴球団FC(以下、蹴球団)。「あと一歩でいける!」と言う気持ちは全員が持ったに違いない。競技志向が強いチームが多い東部支部に所属しているだけに、まずは同支部対決となったこの初戦でしっかりと勝ち星を奪いたいところだ。
蹴球団のキックオフで試合開始。
その蹴球団の立ち上がりは石井がフィニッシュ役を務める機会が多い。
対するアルティスタは尾崎にボールを集めシュートチャンスを作る。
先制点は蹴球団が奪ったがアルティスタにとっては少々不運なゴールだった。
積極的にシュートを打っていた蹴球団の石井が思い切り良くゴールを狙うと、そのボールがディフェンダーにあたり大きくコースが変ってしまう。記録はオウンゴール。アルティスタのゴレイロ藤井にとっても対応しようがない失点だった。
アルティスタは1点のビハインドとなった後も慌てることなく自分達のリズムで攻めると、11分、左のコーナーキックから尾崎→早房とつなぎファーで待つ五十嵐へ。このボールをきっちりと決めてアルティスタが試合を振り出しに戻し前半は1-1で終了。
後半立ち上がり、蹴球団は右サイドから攻めると石井の折り返しを中央で待つ鈴木が決め再びリードを奪う。
アルティスタも前半同様に尾崎が果敢に狙い、惜しい場面を作り出すがゴールには結びつかない。
その後、お互いに潰し合う場面が多くなりファールカウントを重ねてしまう。
試合終了まで数分残しアルティスタのファールが6個目に達すると、蹴球団は石井がこれを狙う。
この第2PKはゴールにならなかったが、終了1分前に再び第2PKのチャンスを得ると今度は小松がキッカーに。
小松がこれをきっちりと決め試合の行方を決定付けた。
蹴球団にとっては、1部を経験したチームにシーズン初戦で勝利できたことは自信になるだろうし、大きなアドバンテージであることは間違いない。
一方のアルティスタは、ここ数シーズン、ベンチワークに専念していた堂地までピッチに復帰させてのスクランブル体勢で臨む今季だけに初戦での敗戦は正直辛いところだが、次節までに気持ちを切り替え長いシーズンに向かってほしい。
■得点経過(※公式記録による)
▼前半
4分→沼津蹴球団:オウンゴール
11分→ARTISTA:五十嵐崇臣(15)
▼後半
17分→沼津蹴球団:鈴木雅人(7)
29分→沼津蹴球団:小松雅美(11)
第10回静岡県社会人フットサル2部リーグ【第1節】
■CALIENTS 3 vs 0 浜西フットサル/イクマインドア球’S倶楽部
昨年の西部支部1部リーグを制し参入戦でもしぶとく勝ち上がったCALIENTS(以下、カリエンテ)。ジュビロカップでも県リーグ勢から勝利を奪ったり東海リーグ勢とも接戦を演じたりと、そのポテンシャルの高さは示してきたチームだけに初の県リーグでも注目のチームだ。
浜西フットサル/イクマインドア球’S倶楽部(以下、浜西)も参入戦を勝ち上がり県リーグ初参入のチームだ。メンバー数やトレーナーの帯同などチームの総合力では県リーグを戦うに充分すぎると言える。手の内を知り合う相手との初戦で結果を残したいところだ。
この両チーム、昨シーズンは西部支部の1部リーグを戦場としていた。最終順位はカリエンテが1位、浜西が2位だったがシーズン中の直接対決では5-4で際どく浜西が勝利している。
カリエンテにしてみれば、この県リーグの場で昨年の雪辱を果たす機会が最も早く訪れたわけだ。
カリエンテにその気合が本当にあったかないかは定かではないが、前半は試合の入りからカリエンテが浜西を圧倒した。
まずキックオフからワンプレー、ツープレーで得た浜西ゴール前のフリーキックを八木が直接決めあっけなく先制。
さらに攻撃の手を緩めないカリエンテは8分に右サイドを崩した増田からの折り返しをゴール正面で池沼があわせ追加点を奪うと、池沼は12分には左サイドを強引にドリブル突破した若松からの配球でやはりゴール正面からゴールを決め前半を3-0で折り返す事になった。
後半に入ると、浜西はゴール前でのマークの甘さを修正し相手に決定機を与えない頑張りをみせるが、失点もない代わりにゴールも奪えず試合終了を迎えた。
はじめての県リーグの舞台で3-0の完封勝利を収めたカリエンテだが、個の能力の高さを生かした攻めは今後対戦するチームにとっても難しい対応を迫られるかもしれない。
■得点経過(※公式記録による)
▼前半
1分→CALIENTS:八木覚(5)
8分→CALIENTS:池沼和紀(22)
12分→CALIENTS:池沼和紀(22)
▼後半
※両チーム得点なし
第10回静岡県社会人フットサル2部リーグ【第1節】
■豊友 2 vs 2 FARANG Futsal Club
昨シーズン、フィクソに中島を迎え戦ったシーズンを3位で終えている豊友。数々の有力チームを輩出してきた中西部支部に所属チームしているだけに、一刻も早く次のステップへ進みたいところだ。登録選手数の少なさに不安もあるが、今季も昨年と同様の布陣で1部リーグ昇格を目指す。
同支部に所属していたチームを引き継ぐ形で昨シーズンの県1部リーグを戦ってきたFARANG Futsal Club(以下、ファラン)だが、わずか1勝で最下位に沈んだ。今季はこの2部リーグで再出発となる。昨シーズンの3位のチームとの初戦は2部リーグ全体の戦力を把握するためには絶好のカードではないだろうか。
ファランのキックオフで始まった試合、序盤から互いにゴールを奪い合う展開になる。
キックオフ直後の1分、右コーナーキックからのセットプレーを効果的なフェイクと動きでフリーになった中島がシュートを放ち先制ゴールを奪う。
あっけなく先制されたファランだったが、3分に左サイドをドリブルで進んだ見城が角度のない位置から強引にシュートを放つ。ボールは僅かにディフェンスにあたり微妙にコースが変わってそのままゴールネットに突き刺さった。
お互いにキャプテン同士がゴールを奪い合い、仕切り直しとなったゲームは、再び豊友の中島がセットプレーから決めることになる。6分に左コーナーキックを得た豊友がファーでフリーになる中島に合わせると、中島はこれをボレーでピッチに叩きつけ見事なゴールを奪った。
このゴール以降は互いに一進一退で前半を終了。
後半に入ると、少人数で試合に臨む豊友にやや疲労が見え始める。全体に足が止まり始めボールの動きに連動する選手が少なくなりボールの保持がままならない。
対するファランは決定機こそ奪えないもののボールを奪う回数が増える。
そして22分、左サイドで得たキックインの流れから見城が思いきり良くシュートを放つと、ボールはディフェンダーに当たってコースが変り最後は豊友のゴレイロ近藤の指先をかすめゴールネットに達した。
結局試合は2-2の引き分けで終了。また、この試合での4ゴールすべてが2点ずつそれぞれのチームのキャプテンが記録したことになる。
近藤にとっては奪われたどちらのゴールもやや不運ではあったが、ファランを引っ張る見城の思い切りの良さが生み出したゴールである事は間違いない。
勝点1を分け合った試合だが、互いに今季の課題を見つけ出せた試合だったのではないだろうか。
■得点経過(※公式記録による)
▼前半
1分→豊友:中島雅人(5)
3分→豊友:中島雅人(5)
6分→FARANG:見城拓真(9)
▼後半
22分→FARANG:見城拓真(9)
第10回静岡県社会人フットサル2部リーグ【第1節】
■Natureza Grande 7 vs 4 BIG HIP
3月に行われた今季へ向けての参入戦で昇格してきた東部支部のNatureza Grande(以下、ナトゥレーザ)への評価は高い。東海1部のプライアグランジでも活躍していた経験豊富な吉村を中心に選抜候補にも上げられる若手が一体となり、県2部リーグ昇格初年度ながら目線はさらに高い位置にある。
昨年の2部リーグ得点王の高林が引っ張るBIG HIP(以下、ビッグヒップ)は、県2部昇格初年度の昨シーズンを5位の成績で終え、ギリギリ参入戦行きを免れた。今季は同じ西部支部から新たに2チームが昇格するとあって、一歩先を行く先輩チームとしての意地を見せたいところだ。
ナトゥレーザのキックオフで始まった試合は、まず2分、そのナトゥレーザがカウンターから一気にビッグヒップゴールに迫ると、ゴール前への折り返しを鈴木竜也が右サイドから決め先制する。
その後、しばらく得点は動かなかったが10分を過ぎた頃、再び鈴木竜也が決め追加点を奪うと直後に土屋も続き3-0に。
ここでナトゥレーザには一瞬の気の緩みが出たのか、ビッグヒップの野中に1点を返される。
しかし14分には右から攻める榊原と左サイドを駆け上がる吉村とが、ビッグヒップゴールに向かいながらも距離のあるワイドのパスを強く正確に繋ぎ、最後は吉村がダイレクトでゴールネットを揺らした。
4-1、試合はナトゥレーザのリードで後半へ折り返す。
点を取りに行かなければならないビッグヒップは後半立ち上がりから積極的にゴールを狙いに行く。
後半開始直後には、昨季の2部リーグ得点王、高林が右足を振り抜いてゴールを決める。直後にはその高林と野中がキックインからのプレーで見事なワンツーを決め、最後は野中がアクロバティックなボールコントロールからシュートまで行き右サイドから鮮やかに決めた。
これで4-3とナトゥレーザのリードはわずか1点に。
流れはビッグヒップに傾くのか!?とも思われたが、ここでナトゥレーザの土屋が右サイドをドリブル突破、ディフェンダーと交錯しながらも抜け出してシュートを放つとこれが決まって5-3。さらに吉村からの配球を受けた鈴木竜也が両ポストを叩きながらのシュートでハットトリックを完成し6-3。鈴木竜也はこのあと自身の4点目も奪う活躍を見せた。
ビッグヒップも高林が自身の2点目を奪い、後半だけで言えば3-3と健闘したが、前半の失点が響き7失点での敗戦となった。
ナトゥレーザは前評判どおりの攻撃力を発揮、昇格初戦を白星でスタートすることとなった。
この試合、攻撃面でのフットサルの面白さを両チームとも存分に発揮したゲームだった。
■得点経過(※公式記録による)
▼前半
2分→Natureza:鈴木竜也(14)
11分→Natureza:鈴木竜也(14)
13分→Natureza:土屋良太(7)
13分→BIG HIP:野中達也(19)
14分→Natureza:吉村匡史(13)
▼後半
16分→BIG HIP:高林和寛(10)
17分→BIG HIP:野中達也(19)
18分→Natureza:土屋良太(7)
20分→Natureza:鈴木竜也(14)
25分→BIG HIP:高林和寛(10)
26分→Natureza:鈴木竜也(14)