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一週遅れの県リーグレポートの最中なのですが、明日エコパのサブアリーナにて行われる東海選抜大会に関して、昨晩、次のような連絡が届きましたのでお知らせさせて頂きます。
その内容は
『東海選抜大会の6/12にメインアリーナにて福山雅治コンサートが開催される為、駐車場の制限があります。 フットサル大会関係者は【西第5駐車場(道を隔てた反対側)】のみ使用可能です。 当日、駐車場係りを付けますので指示に従い駐車してください。応援に来てくださる方々は少し離れた場所ですが【西第1駐車場】を利用してくださるようご連絡お願いいたします。』
と、言うものです。
大会関係者というのは参加4県の選手、役員、運営スタッフの事だと思いますが、これだけでもかなりの台数が来場するものと思われます。
【西・第5駐車場】はサブアリーナからそう遠くありませんが、【西・第1駐車場】となると少し距離があります。
万が一、そう広くない【西・第5駐車場】が満車の場合、選手、役員も【西・第1駐車場】への駐車を指示されるとなるとサブアリーナまでは結構な距離があります。特に荷物を持っての移動は時間もかかる可能性がありますので、ちょっとだけ頭の片隅に入れておいたほうが良いかも!?ですね。
また、応援に行かれる方も同様に時間の余裕を考慮したほうが良いかもしれません。(←とは言え、プラス10分程度でしょうが・・・。)
いずれに致しましても、現場で混乱なきよう、注意して頂きたいと思います。
【タイムスケジュール】・・・観戦自由!もちろん無料!!
第1試合 10:00~ 三重県選抜(前年度1位) 対 愛知県選抜(前年度4位)
第2試合 11:30~ 岐阜県選抜(前年度2位) 対 静岡県選抜(前年度3位)
第3試合 15:00~ 3位決定戦
第4試合 16:00~ 決勝戦
さて、明日会場で配付するプログラムも出来上がり、あとは明日の会場準備と試合開始を待つだけです。
たった1枚の全国への切符、何処が手にするのでしょうか?
フットデ静岡では、もちろん試合速報をさせて頂きます。
久しぶりの、橋爪記者も会場入りの予定です!
第10回静岡県社会人フットサル1部リーグ【第1節】
■IKAI FUTSAL 1 vs 2 セレゾン浜松フットサルクラブ
チーム発足以降、全日本選手権では好結果を残してきたIKAI FUTSAL(以下、イカイ)が、ようやく2部優勝のタイトルと共に1部リーグの舞台へ登場する事となった。チームのまとまりも良く練習量も豊富なこのチームを1部昇格初年度ながら優勝候補に推す声も多い。そのイカイが静岡の、いや東海の古豪に挑む注目の初戦の時を迎えた。
県リーグが1部制で行なわれていた最後の年(第4回大会)に優勝を果たし、東海の舞台へ進んだセレゾン浜松フットサルクラブ(以下、セレゾン)は、系列施設を母体にFリーグに参入することになったデウソン神戸に多くの選手を輩出した。2シーズンを東海リーグで過ごすもののFリーグ開始翌年には再び県リーグへ降格、以降下位に低迷するものの常に東海リーグ復帰を目指し活動してきた。今季こそ、その目標に手が届くのか?
おなじみの赤いユニフォームを着用するイカイのキックオフで試合開始。
ゲームの入りから人、ボール共に良く動きポゼッションの高いイカイに対し、新調したユニフォームのセレゾンはゴレイロのベテラン坂井を中心に、ハーフで受けあせらずじっくりと守りカウンターを狙う。
終わってみれば0-0の前半だったが、イカイにとってはポゼッションの割にはシュート数が少なく(9本)、逆を言えばセレゾンがボールをつなぐイカイに対し最後まで良い形でフィニッシュさせる事なく全員が集中した厳しい寄せを見せていた。
後半に入ってもボールへの寄せの厳しさを失わないセレゾンがイカイの攻撃を凌ぐと、25分、キャプテンを務める大場が自陣で奪ったボールを自らドリブルで運びそのままシュート。これが決まりセレゾンが均衡を破った。
直後の26分には再び大場がイカイ陣内左コーナー付近にポジションを取ると、シンプルに縦に入ったボールを上手く体の向きを変えシュート。これがイカイゴレイロの新倉の股間を抜け追加点となった。
セレゾンにとっては「守りから速攻」の狙い通りの展開、イカイにとってはストレスの溜まる2失点だ。
その後もシュートを打たせてもらえないイカイだったが、32分にピヴォ当てからの落としを内村が豪快に蹴り込みようやく1点を返す。
このゴールで勢いを復活させたいイカイに対しセレゾンは気持ちを切り替え対応、ボールへの厳しさを失わず残り時間を守りきった。
セレゾンがこの試合で見せた守りはすばらしいものだったと思う。ただ、この試合でもそうだったが、大場頼みの攻撃にプラスアルファがあれば、冒頭で記した目標も実現するのでは?と思わせる試合だった。
一方、後半もシュート8本に終わったイカイは練習どおりの「もう少し良い形でフィニッシュを!」にこだわりがあったのか、ゴールへの貪欲さ、がむしゃらさが足りなかったように思う。
さらにこの試合で4枚の警告を受けたことにも触れたい。長いシーズンを戦うにはレフリーとの折り合いも重要な要素になる。この先迎えるであろう大一番に主力が出場できない事態を避けるためにも、しっかりとこの敗戦を受け入れ、プラスの材料として欲しい。
いずれにしても、1部リーグ開幕4試合を観戦し、「本命不在!」を強く感じた1日だった。
■得点経過(※公式記録による)
▼前半
※両チーム得点なし
▼後半
25分→セレゾン浜松:大場史人(7)
26分→セレゾン浜松:大場史人(7)
32分→IKAI:内村将徳(10)
第10回静岡県社会人フットサル1部リーグ【第1節】
■テレポケット/DOPPO 2 vs 7 Obra-Prima
昨シーズン、3勝3敗1分と5割の勝ち星で順位は5位だったテレポケット/DOPPO(以下、ドッポ)。県リーグ参入以降、1部リーグに残留を継続してはいるがこれまでの最上位は4位。今季、その成績を上回ることが出来るのか?
対するObra-Prima(以下、オブラ)は昨シーズン初めて経験した1部リーグを残留ギリギリの6位で終えた。今季の開幕戦で戦う事となったドッポには1点差で競り負けているだけに、その借りを返し1部リーグ定着への足掛かりとしたいところだ。
ドッポのキックオフで始まった試合は「初戦を大事に行きたい」という心理からか、お互い探りあいの様相
に終始、結局どちらのチームにもゴールが奪えず後半へ折り返す事となる。
後半は、前半とはがらりと様相が変り、公式記録係の手が休まらない忙しい展開となった。
まずは23分、オブラ陣内の高い位置でフリーになった杉本にロングボールがピタリと合うと、杉本は時間をかけずにシュート、これが決まりドッポが先制する。
これに対しオブラは28分に大西がゴール正面から左足で決め追いつくと、続く29分にはやはりゴール正面の混戦からこぼれたボールを山根が蹴りこみあっという間に逆転、さらに佐藤の第2PKでリードを広げる。
点を取りに行かなければならなくなったドッポは試合時間を7分以上残し、上野をゴレイロにいつも通りのパワープレーに出る。と、岩堀がゴール前で味方シュートのコースを変える技ありゴールを決め1点差に詰め寄る。
この後「もう1点!」とパワープレーを継続し前掛かりになるドッポに、オブラの巨体ゴレイロ十亀が鮮やかなパントシュートを決め流れを引き戻すと、立て続けにドッポのパワープレー崩れから3点を加え、終わってみれば7-2のスコアでオブラが開幕戦を勝利した。
上野のパワープレーが切り札のドッポにとっては、昨年のルール改正によりさらにリスクが大きくなったパワープレーを行うためには、これまで以上にプレーの精度が要求される事をあらためて突きつけられた敗戦となった。
■得点経過(※公式記録による)
▼前半
※両チーム得点なし
▼後半
23分→DOPPO:杉本賢一(4)
28分→Obra:大西洋平(5)
29分→Obra:山根諒平(7)
33分→Obra:佐藤雅一(18)
34分→DOPPO:岩堀聖(7)
37分→Obra:十亀誠一郎(1)
38分→Obra:下田高裕(10)
39分→Obra:下田高裕(10)
39分→Obra:西谷大希(6)
第10回静岡県社会人フットサル1部リーグ【第1節】
■LOCO☆ 2 vs 3 F.S.C./PROVA清水フットサルコート
昨シーズンをチームの歴史で最上位となる2位で終えたLOCO☆(以下、ロコ)。東海2部からマトが降格してくるとは言え、今季の1部参加の8チームでは最もマークされる存在と言えるかもしれない。ここ数年、順当に実力チームが東海へ巣立っていく中で結果を出すことが出来るのか?
FSC/PROVA清水フットサルコート(以下、FSC)は昨シーズンの順位こそロコに次ぐ3位の成績だったが、直接対決の結果だけで言えばここ数年ロコには公式戦で負けた事がない。今季、チームの得点源だった代表でもある小林が第一戦を退き、その得点力を補えるかがシーズンを通しての課題だろう。
同時刻に隣のコートで行われている試合は東部支部ダービー。そしてこの試合は同じ中東部支部に所属するチーム同士の対戦と、今年の開幕戦は2つのダービーマッチとなった。
この試合、どちらのチームも圧倒的な強さを感じるわけではないが、組織でのゲーム運びには共に安定感があり、やはり去年の順位は率直に総合力が現れたものと言えるだろう。
この2チームの対戦が第1節で消化されてしまうのは少々惜しい気もするが、両チームにとっては勝ってシーズンに勢いをつけたいところだ。
拮抗した試合展開が予想されたが、その前半、試合は意外な展開に。
まず3分、この試合キャプテンマークを付けるFSCの白鳥がロコのゴール正面で受けたボールを倒れこみながらも強引にシュート。これがこの試合の先制点となる。
先制点からわずか1分後、FSCはゴレイロの小長井からロコ陣内左サイドの高い位置を取る水野にロングフィード。水野はこのボールを胸トラップで鮮やかに処理するとゴール正面でフリーで待つ朝倉へ。朝倉は難なくロコゴールへ蹴りこみあっという間に2点のリードを奪う。
この2点は奪ったFSC、奪われたロコ、どちらにとっても意外なゴールだったかもしれない。それだけ、あっけなく決まってしまったゴールだった。
これ以降、ロコも再三FSCゴールに迫るが、肝心なパスで受け渡しの連携を欠き精度の高いフィニッシュに結びつかない。前半のシュート数でもFSCの12本に対し、ロコのそれは30本、まさにその数字が前半のロコを表していた。
前半のうちに1点でも返したかったロコだったが逆に17分、カウンターからFSCに崩され最後は生出に追加点を許してしまう。
3点のビハインドで後半を迎えたロコだったが、前半同様にパスミス、シュートミスが目立ち1点が奪えない。
一方、元々守りの組織には定評のあるFSCはリスクを犯さず無難なゲーム運びで時計を進める。
残り時間が5分を切ったころ、ロコはベテラン鈴木が1点を返すと、試合時間を2分残し今季キャプテンマークをつける若きエース真田が追加点を奪い2-3と1点差に詰め寄る。
その後も「もしかしたら!?」を感じさせる場面がなかったわけではないが、この日のロコはここまでが精一杯、このまま試合終了のホイッスルとなってしまった。
この試合、ロコは真田が比較的低い位置にとどまる時間が長かったと思う。確かに配球力にも優れたセンスを持ってはいるが、彼の魅力はやはりゴールへ向かったプレーだろう。
さらにボールを奪われた後のディフェンスにおいても甘さを露呈してしまった。いわゆる攻めっぱなしの選手が発生する事で相手のカウンターに対応できない場面がたびたび見受けられた。
FSCは終盤に自慢の守備にほころびが出て2失点してはしまったが、この勝点3はチームにとって大きなアドバンテージになるだろう。何よりも、この試合をスタンドから見守った去年までの10番、誰もが認める大黒柱であった小林がホッと胸をなでおろしたに違いない。
■得点経過(※公式記録による)
▼前半
3分→FSC:白鳥裕巳(17)
4分→FSC:朝倉俊(10)
17分→FSC:生出勇樹(16)
▼後半
36分→LOCO:鈴木慎一(14)
38分→LOCO:真田恭佑(8)
試合速報もさせて頂きましたが、今季の静岡県社会人フットサルリーグの開幕戦が、先週の土曜日にエコパメインアリーナにて行われました。
1週間ほど遅れてしまいましたが、当日行われた1部リーグ4試合、2部リーグ4試合を1試合ずつ簡単に振り返りたいと思います。
欲を言えば、試合終了時に監督さんや選手への取材を行うことが出来れば良かったと思うのですが、2面同時進行の全試合の写真、全チームの集合写真撮り、速報、その他運営関係の諸々・・・。
どう考えても中身の濃い取材とはなりませんが、そこはそれなりでご容赦を!
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第10回静岡県社会人フットサル1部リーグ【第1節】
■MATO GROSSO FUJI 1 vs 2 BEN Yoshiwara
県リーグの第1回大会を制したMATO GROSSO FUJI(以下、マト)、当然その後の戦いの場は東海リーグだった。
そのマトが県リーグに降格しての初戦とあって、何かと注目される試合だったと言えるだろう。今季、チームはベテランゴレイロ菅谷の現役復帰を実現し、新たに加えた若い戦力への指導役を託し練習を繰り返してきた。チームとしての今季のテーマはその若手選手が経験を積み上げること、と言えるシーズンだ。
対戦するのは、同じ東部支部を拠点に活動を続けるBEN Yoshiwara(BEN futsal clubからチーム名変更、以下、ベン)だ。
ベンは参入戦行きを経験し、かろうじて残留を果たした昨シーズンを2位で終了。念願の1部リーグへの昇格を決めたシーズン初戦で同支部の大先輩格チームとの対戦となった。
ベンのキックオフで始まった試合は序盤から一進一退を繰り返す展開に。
マトはゴレイロの菅谷が広い守備範囲と声で最終ラインを固め、フィールドでは植田や高島を中心にボールを廻す。
一方のベンはキャプテン竹原を好守の軸に各選手が運動量を発揮する。
互いに先手を奪えないまま進んだ試合は、9分過ぎにハーフライン付近からマトの高島がゴール前にクロスを入れるとこれに安田が頭で合わせ待望の先制ゴールを奪った。
結局、前半に得点が動いたのはこの一度だけだった。
後半の入りも前半同様にどちらにも流れが傾かず正に一進一退の時間が過ぎる。が、次にゴールが生まれたのは今度はベンだった。
ゴレイロからのロングフィードに高い位置でポジションを取っていた竹原が、飛び出してきたマトのゴレイロ菅谷より一瞬先に頭で合わせるとボールはゴールに吸い込まれた。
このゴール以降はどちらも相手ゴールポストを叩くシュートを互いに放つものの勝越すことが出来ない。
マトには第2PKのチャンスも訪れたが決めきれず、まもなく試合終了かという時間帯に。
試合終了の数十秒前、マト陣内左サイドの高い位置を取った田中に長い縦のボールが入ると、1点目同様、マトのゴレイロ菅谷がペナルティエリアを飛び出して対応を試みる。しかし、一瞬先に田中が触れたボールはゆるやかな弧を描き菅谷の頭上を越える。あわててゴールへ向けて戻ろうとする菅谷をあざ笑うかのように、ボールは柔らかくワンバウンドしゴールネットに到達してしまった。
結局これが決勝ゴールとなり、新規昇格チームのベンが古豪復活を期すマトに逆転勝ちを収めた。
マトのゴレイロ菅谷にとっては2本のロングフィードをものにされてしまった悔しい2失点だが、マトのフィールドプレーヤーの誰もが菅谷の守備範囲の広さに甘えた結果だったと言えるだろう。
シンプルに高い位置を狙うベンの選手へのマークや、がら空きになったゴールへのカバーリングにフィジカルを費やす選手がいれば失う事のないゴールだったかもしれない。
いずれにしても、久しぶりの県リーグで残念な結果に終わったマトだが、伸びしろの大きい若手選手の今後の成長に期待したい。
■得点経過(※公式記録による)
▼前半
9分→MATO:安田尚生(16)
▼後半
30分→BEN:竹原司(5)
39分→BEN:田中孝義(18)