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Archive for the ‘東海リーグ’ Category

今季の東海リーグ開催会場で最も東に位置する富士市富士体育館。

静岡県内の浜松からでも移動距離100Kmを越える地域なので、県外から東海1部に参戦している3チームにとってはその移動距離、さらには台風12号による雨や道路事情など試合以外にも多くの気遣いをしなくてはいけない状況で各チームには大きなご苦労があったと思う。

そのような状況にもかかわらず1チームの到着遅れもなくこの第5節は消化された。

この日、第1試合から第3試合までは橋爪記者が会場入りし取材をされているが仕事の都合で第4試合には不在。
と言う事で、フットデ静岡では第4試合(女子の試合を1試合挟んではいるが。)のDELIZIA磐田 vs Emerson FCだけをレポートしたいと思う。

++++++++++++++++++++++++++++++++++++++++//+++

▼DELIZIA磐田 4 vs 3 Emerson FC

この日の最終試合として予定されていたデリッツィアとエマーソンの一戦を振り返えるその前に・・・。

▲エマーソンの大石稜。元気な姿を見る事が出来、うれしく思ったことは言うまでもない。

▲エマーソンの大石稜。元気な姿を見る事が出来、うれしく思ったことは言うまでもない。

「男前になって帰ってきましたよ!」と明るく話すこの選手。前節で顔面に深刻なダメージを負ったエマーソンの大石稜選手が試合会場に元気な姿を見せてくれた。
前節からやや長めのインターバルがリーグ戦の消化に欠席することなく彼にプレーの機会を与えてくれた訳だが、それにしても回復が早い。
顔面の骨折の修復や止血処置のための手術は全て口の中から行ったそうで、見た目に手術跡などは一切残っていなかった。
男前になったかどうか?の結論は保留し、試合へと話を移そう。

▲フェアプレーデーの期間内でのゲームと言う事で試合前の写真撮影は両チーム合同で行なわれた。

▲フェアプレーデーの期間内でのゲームと言う事で試合前の写真撮影は両チーム合同で行なわれた。

▲オフィシャル席にもロゴを表示。

▲オフィシャル席にもロゴを表示。

▲県協会に届いたばかりのリスペクト旗も掲揚。旗の下に見える円筒形のダクトはエアコン用のそれではなく、単なる送風孔。

▲県協会に届いたばかりのリスペクト旗も掲揚。旗の下に見える円筒形のダクトはエアコン用のそれではなく、単なる送風孔。

 

デリッツィアは試合前のアップで河合がふくらはぎに違和感を感じ急遽、選手登録を外れるアクシデントが発生。
対するエマーソンはこの日も小島が不在。

経験豊富なベテランを一人ずつ欠く両チームの対戦はデリッツィアのキックオフで開始された。

ハーフの守備で受け手立つエマーソンに対し、デリッツィアは前線からのプレスでエマーソンの廻すボールの行き先、行き先へ厳しいプレスを見せる。

先制ゴールはデリッツィア。自陣センターサークル先端付近まで持ち込まれたボールを厳しいプレスで奪った伊藤がそのまま中央をドリブルで駆け上がり一気にゴールを目指す。
やや前掛かりになっていたエマーソンはDF1枚が対応。伊藤はボールを跨ぐフェイントで一瞬ディフェンスの気を惹くと右サイドを並走していた鈴木へ。
フリーでシュートを放った鈴木のボールはゴレイロにはじかれ左サイドへこぼれる。決定機を逸したかに見えたが、伊藤を中心に両翼が連動していたデリッツィアは左サイドから山崎が正確に合わせエマーソンゴールにボールを叩き込んだ。

エマーソンもこのゴールに落ち込むことなく積極的な攻めを見せる。
8分過ぎ、この日元気なプレーを見せた大石からの配球がデリッツィア陣右サイドへ。このスペースに走りこみボールを裁いた山口が、ペナルティーエリアを大きく飛び出し対応しようとしたゴレイロの皆川より一瞬早くシュートを放つとボールは番人を失ったデリッツィアゴールへ向かいピッチを転がる。一旦はファー側のポストに当たりはしたものの跳ね返ったのはゴールの内側。エマーソンが同点に追いついた。

▲その山口は両手を広げベンチにアピール。

▲その山口は両手を広げベンチにアピール。

次のゴールはデリッツィアだった。
先制ゴールの場面でもお膳立てをしていた伊藤が彼らしいボールさばき見せる。エマーソン陣内の中央、ペナルティエリアやや外側でディフェンスを背負った伊藤にいわゆるピヴォ当てのボールが入る。彼らしい独特のボールタッチに複数のエマーソンディフェンスが思わず引き寄せられると、それで出来た右サイドのスペースへやさしく落としのボールを配球。これを鈴木が決め鮮やかな勝越しゴールを完成させた。

▲ゴールを奪った鈴木をアシストした伊藤が祝福。

▲ゴールを奪った鈴木をアシストした伊藤が祝福。

前半をリードして終えたかったデリッツィアだったが、エマーソンの前へ出る意欲の前にまたしても同点ゴールを献上してしまう。
最初の同点ゴールとやや状況は違うものの、スペースへのスピードある攻撃にやはりペナルティーエリアを飛び出しての対応を見せた皆川が相手選手を倒しファールの笛が鳴る。皆川はこのプレーで警告を受けるが、それ以上に2連続で失点に絡んだプレーを悔やんだに違いない。
エマーソン、キッカーは太田。壁に向かって強烈に蹴られたボールが跳ね返り大石の足元へこぼれると、マークの付いていなかった大石はこのボールを落ち着いてそして正確にゴールへ蹴りんだ。

試合は2-2の同点で後半へ折り返す事となった。

この日のゲームはどの試合もそうであったが、会場の暑さと汗で滑りやすくなったピッチが選手たちを苦しめた。特に後半に入ると疲労ともあいまって条件の悪さが動きの悪さへと反映されてしまう選手もいたと思う。

▲ボールパーソンだけでなく役員もモップ掛けを手伝う1日だった。

▲ボールパーソンだけでなく役員もモップ掛けを手伝う1日だった。

豊富な運動量と前線からの厳しいプレスを持ち味とするデリッツィアの選手たちにも少なからずその影響がみられ、後半が始まると相手への対応の一瞬の遅れがファールの笛に結びつく事が多くなった。
そのデリッツィアの最大のピンチは後半31分、この日2枚目のイエローカードで赤堀が退場処分となった場面だ。

この時点でもスコアは2-2のまま。2度同点に追いついているエマーソンにとっては勝越しゴールを奪う願ってもないチャンスだったが・・・。

数的不利な2分間を何とか凌ぎきりたいデリッツィアを救った男は、チームの1点目、2点目で脇役を演じていた伊藤だった。
3人で守るデリッツィアは再開からまもなく、奪ったボールを単純なクリアではなくリスクを犯して相手陣内へ飛び出した伊藤につなぐ。
伊藤はディフェンス3人に囲まれながらも持ち前のキープ力でボールを動かすと強引にシュートまで持ち込んだ。
これが見事に決まり、なんと数的不利なデリッツィアが三たびリードを奪ったのだ。

フィールド3人でのプレーが継続するデリッツィアはさらに1分ほど耐えるが、ここでまたしても皆川が失点にかかわる事になる。

一人多いエマーソンがポゼッションを高めペナルティーエリア内にボールを入れたとき、皆川がエマーソンの新村を倒しPKの判定に。

▲太田のPKが決まり三たび試合は振りだしへ戻った。

▲太田のPKが決まり三たび試合は振りだしへ戻った。

このPKを太田に決められはしたものの、直前に伊藤が奪ったゴールでのアドバンテージでビハインドにならなかった事はデリッツィアにとって大きかったと思う。
さらに幸運だったのは、このプレーが悪質だとはとられず、皆川に2枚目のカードが出されなかった事だ。5人対5人で仕切り直せたことでデリッツィアは落ち着きを失うことなく残りの試合時間に臨めた。

その後の試合展開だが・・・3度目の仕切り直しとなってから約2分が経過、お互いが集中して攻守を繰り返す中、キャプテンの本田からのボールをピヴォの位置で受けた門田が鮮やかな反転シュートを決めもつれた試合に決着をつけた。

▲門田の決勝ゴール直後。本人は一番奥、観客席にやったぜとばかりアピールする横山、さらにアシスト役の本田による三位一体の図。

▲門田の決勝ゴール直後。本人は一番奥、観客席にやったぜとばかりアピールする横山、さらにアシスト役の本田による三位一体の図。

前半にもそこそこシュートは放つものの本来の彼らしさはあまり見られず、主役をチームメイトに譲っていた男が最後に本領を発揮した。

そしてリードを奪ってからの残り約6分間を5ファールに達しながらも凌ぎきったデリッツィアが勝点3を積み上げる事となった。

▲苦しい試合にも結果を出せる底力で今季も独走となってしまうのか?

▲苦しい試合にも結果を出せる底力で今季も独走となってしまうのか?

金星を逃したエマーソンではあるが、走力まかせあるいは太田頼みだけでなく、いくつかの攻撃オプションを身に付け始めていることをこの試合で感じた。

たとえばピヴォを張る太田がワイドに流れ、受けたボールを中央に出来たスペースへ折り返しデリッツィアゴール前を横切るような場面が何度かあった。このボールに他の選手が連動し始めたらさらに対戦相手を苦しめる事が出来るだろう。

また、ターゲットだけと思われがちな太田だがアラからのドリブルの仕掛けそしてパスの場面も何度もあった。自らのフィニッシュに固執せず、走るセットとのコンビネーションが良くなると戦力全体に幅が生まれるし、何よりも全ての技術が高い選手だけにドリブルもパスも相手にとっては脅威な訳で今後、エマーソンと対戦するチームにとって彼への対応はこれまで以上に手を焼く事になるだろう。

もちろんロングフィードを彼めがけて蹴り込むここ一番の太田頼みの攻撃も、引き続きエマーソンの強力な武器に違いはないし、怪我から復帰した大石の元気の良さもチームに力を与えるだろう。

さて、「やっぱり勝った」デリッツィアについてだが、ひとり一人の出来不出来に関わらず、今日のようにどちらに白星が転がっても不思議ではない競り合った試合を「負けなくて良かった」ではなく「勝利」の2文字で終わらせるその底力こそが他のチームにない強さであると改めて感じた。

▲若き指揮官、本田。試合後、自身の出来の悪さを厳しく捉える言葉も出ていたが、それでもキャプテンとして結果を出した事は事実。

▲若き指揮官、本田。試合後、自身の出来の悪さを厳しく捉える言葉も出ていたが、それでもキャプテンとして結果を出した事は事実。

昨季の磐田(昨季はジュビロ磐田)の独走を覚えていらっしゃる方も多いことと思う。

前期リーグ第3節でサムライに引き分けはしたものの、他チーム同士が星をつぶしあう展開に気が付けば勝点差で2位に13点差、得失点差にいたっては他の7チームがマイナスの数字で争う中、ただ1チームが+37と飛び抜けた結果を残した。

その昨季を再現するかのように、上位を狙うチームが星を分け合ったこの第5節。
今年も磐田のヴィクトリーロードが事実上の「東海史上初の連覇」と言う終点に向け着々と延びている事を感じずにはいられなかった。

※当エントリーは昨日行われた東海女子第2節の残り試合、大洋薬品/BANFF feminino vs Frontier FCの消化を待って掲載させていただきました。

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今回のエントリー、まず以下のコメントに目を通して欲しいと思います。

   >
   > 今日は東海女子フットサルリーグの開幕。残念ながら見に行く
   > ことはできませんが、東海地方の女子フットサルにとって素晴
   > らしい一年の始まりとなることをお祈りしております。
   >
   > トリムカップの地域予選、本戦と東海代表のほとんどの試合映像
   > は拝見しましたが、東海は関西とともに関東と遜色ない実力を備
   > えた選手たちが集うポテンシャルが高い地域だと認識しています。
   >
   > 指導者養成でお世話になった方も多くいらっしゃる地域ですので
   > タイミングがあえば是非一度ご挨拶をかねて観戦に訪れたいですね。
   >

これは現在、フットサル日本代表チームのコーチ兼通訳、あるいはフットサル女子日本代表監督としてとして活躍されている、在原正明さんの7月3日付けのブログからの抜粋です。

ミゲル・ロドリゴ フットサル日本代表監督の片腕としても活躍する在原氏。

ミゲル・ロドリゴ フットサル日本代表監督の片腕としても活躍する在原氏。

バルドラール浦安の指揮を執っていたシト・リベラ氏の通訳をされていた時期に、全日本選手権の予選ラウンドでエコパを会場に試合をされた事もありますが、そのエコパで日本代表候補のトレーニングキャンプが数多く行なわれるようになって以降、県内あるいは東海地域のあちこちで在原さんとお会いしお話させていただく機会を何度も作って頂きました。当初は女子の代表監督の肩書きは持たない時期だったのですが・・・。

昨年の11月、全日本女子の全国大会が行われた三重県伊勢市の会場で、初めて女子の代表監督就任とのお話を耳にしました。

それ以降、静岡県内の女子フットサルの活動に関わる者として、県内の女子フットサル事情あるいは東海エリアのその状況などを機会あるごとに、時には一方的に?お話させて頂きましたが、東海女子フットサルリーグを気にしていただいたこのブログを拝見した時にはうれしく思うと同時にその日を楽しみにしていたのです。

そして8月28日に静岡市清水区で予定されていた東海女子セントラルへの視察の可能性について、開催日の数週間前よりご連絡を頂きました。あくまでも在原さんのプライベートな時間の中でのご予定であり、さらに「(男子)代表の活動予定にもよりますが・・・」の条件付ではありましたが・・・。

その当日、清水総合運動場体育館にてお会いできました事を大変うれしく思いますし、公私とも多忙なお時間の中、遠路をお出掛けいただいたことに心からお礼をさせて頂きたいと思います。さらにはその日会場を訪れていた東海各地域の選手や関係者とも懇談の時間を取って頂き感謝の気持ちでいっぱいです。

本当にありがとうございました。

観客席からピッチに真剣な視線を注ぐ在原氏。

観客席からピッチに真剣な視線を注ぐ在原氏。

東京→清水の行程は順調だったとお伺いし少しホッとした事を覚えていますが、清水→小田原→東京の帰路については・・・。本当にご苦労様でした。

在原さんご本人も当日の様子をブログにて伝えてくださっています。是非そちらもご覧ください。

   ▼東海女子フットサルリーグ
    http://arihara.office59-blog.com/article/222974447.html

 

それではこれよりフットデ静岡としてのレポートを!

現場では公式記録関連の諸作業も平行して携わっていましたので試合ごとの詳細なレポートとは行きませんが、そこは何卒、ご容赦ください。

★★★
・・・シーズン前半戦から後半戦への折り返しにさしかかった今季の東海女子フットサルリーグは8月28日に第4節の4試合を消化。
ここまでギャングと共に3連勝で首位争いを繰り広げていたゴリラに初黒星がつき、この日今季の新規参入チーム、エストレーラに競り勝ったギャングが唯一4連勝で単独首位に立った。

昨年度の全日本女子でギャングが全国第3位に入賞、年度末のトリムカップでは静岡県女子選抜が全国優勝、そして4月の東海オールスターでは東海女子オールスターが関東女子に圧勝と全国へ向けその潜在能力の高さを示してきた東海女子。

もちろんこれまで輩出してきた代表候補の数や層の厚さでは関東や関西に及ばないのかもしれないが、ここでは他の地域に負けない闘争心そして向上心を持った選手たちの熱い戦いが毎年のように繰り広げられている。もちろん他地域に先駆けて地域の女子リーグを開催、運営してきた東海フットサル連盟の活動がその熱い流れを支えてきた。だが今はそれぞれのチーム、ひとり一人の選手が所属各県そして東海地域を代表して戦かっているのだと言う気持ちを強く持ちピッチに立ってくれているように思う。

それではこの日行なわれた4試合を簡単に振り返りたい。

▼estrela/LENDA 4 vs 6 member of the gang

ギャングが前半を4-1のスコアで折り返し、やはり圧勝かと思わせる戦いぶりだったが、後半に入るとエストレーラの前に出る気持ちに足が止まり1点差まで詰め寄られる。その後もあわや同点の場面を作り出されるが、それでも勝ち方を知っているギャングが終了直前の田中(真)のゴールで6-4と突き放し勝利した。
今季東海女子に新規参入したエストレーラは、徹底した守備の戦術をベースに全員が連動するフットサルで強豪を苦しめているが、何よりも試合を楽しむ気持ちを勝利へのエネルギーへと変換できるチームだ。今季、東海女子を見て楽しむための大きなアクセントとなっているチームである事は言うまでもない。

円陣でエネルギーを蓄えるエストレーラ。新戦力、山川(静岡出身、この試合2得点)を加えギャングをも脅かす攻撃力を発揮した。

円陣でエネルギーを蓄えるエストレーラ。新戦力、山川(静岡出身、この試合2得点)を加えギャングをも脅かす攻撃力を発揮した。

昨年の得点王、森本はこの試合4ゴール。2年連続のタイトルへ2位以下を大きく引き離している。

昨年の得点王、森本はこの試合4ゴール。2年連続のタイトルへ2位以下を大きく引き離している。

 

▼蹴球小娘/ONZE 1 vs 1 FALCO GIFU FS

ここまで3連敗のチーム同士の対戦となったこの試合、どちらも今季の初勝利を上げたい気持ちがぶつかり合うゲームだった。互いにスコアレスで迎えた後半、ファルコがチームの大黒柱である加藤のゴールで先制すると蹴球小娘は三重県選抜にも名を連ねる若きエース、山本未来が同点ゴールを奪う。結局スコアはこの後動かず1-1の引き分けで終了。この結果、今季の東海女子8チームが全て勝点を奪った。

先制ゴールを奪ったのはファルコの加藤。フットサルセンス溢れるプレーヤーだ。

先制ゴールを奪ったのはファルコの加藤。フットサルセンス溢れるプレーヤーだ。

同点ゴールを奪い笑顔を見せる蹴球小娘の山本。

同点ゴールを奪い笑顔を見せる蹴球小娘の山本。

 

▼Frontier FC 4 vs 0 golrira shizuoka

わずか1週間前に全日本女子の静岡県代表の座を懸け激闘を繰り広げたばかりの両チームによる対戦。
この日のフロンティアは、今季初めて迷いなく自信だけをピッチに持ち込んで戦う姿が見られた。女子チームにとって最も重要と位置づけられる全日本女子への県代表の座を失ったチームとは思えないパフォーマンスを多くの観客の前で披露したフロンティア。前半を3-0と大きくリードして向かえた後半ですら、女子のゲームでは珍しい5ファールを越え第2PKが発生するほどアグレッシブなプレスに出る。攻めてもボールがゴールネットを揺らすまで前へ進む気持ちを忘れなかったフロンティアが4-0のスコアで一週前の雪辱を果たした。

さて、9月後半に行われる全日本女子の東海大会に出場する全てのチームが顔を揃えたこの日、ゴリラの0-4の敗戦を他県の3チームはどう捉えたのだろうか?

筆者の個人的な意見ではあるが(多くの方も同様か?)、点差ほどの実力差がある両チームではなかったことに間違いはないだろう。
いやいや、逆にここで敗れたゴリラを他県3チームはさらに手強い存在となり東海予選に臨んでくる!と覚悟を決めたに違いない。

ポテンシャルが高いチームであればあるほど、思いどうりの結果が出なかったことをさらなる向上へのエネルギーに変換できる。
まさにこの日のフロンティアがその事をしっかりと証明してくれた。

言い換えれば、ゴリラは莫大なエネルギーを生み出すための貴重な時間をこの日過ごした訳だ。
彼女達にはこの日フロンティアが見せた圧倒的な強さで攻めきるその気迫のバトンをしっかりと受け取り、東海大会へ向け良い準備をして欲しいと思う。

インターセプトからの長いドリブルでゴールを奪った川添沙緒莉と駆け寄る石川。

インターセプトからの長いドリブルでゴールを奪った川添沙緒莉と駆け寄る石川。

試合後、人目もはばからず悔しさを現したゴリラの斎藤。エネルギーを蓄えたに違いない。

試合後、人目もはばからず悔しさを現したゴリラの斎藤。エネルギーを蓄えたに違いない。

 

▼大洋薬品/BANFF feminino 0 vs 0 atadura

今節でもう1つ、全日本女子の県予選決勝カードの再戦となったのがこの試合。愛知県所属のアタドゥーラと大洋薬品バンフの対戦だ。アタドゥーラは昨年の大会で東海地域代表として全国大会へ駒を進めたサムライレディースが母体の強豪チームだ。8月初旬に行われた愛知県大会決勝戦で対戦した両チーム、この時は2対1のスコアでアタドゥーラがかろうじて勝利を納めてはいるが、コンビネーションに成長を見せる大洋薬品バンフは司令塔の山田を中心にその時の雪辱を果たすためさらに集中力を高めて試合に臨んだ。同県対決ならではの意地のぶつかり合いが随所でおこる激しい攻防を繰り広げたこの試合は結局スコアレスドローに終わった。

同県ダービーに厳しさを見せる大洋薬品の山田。ゴレイラは満田。

同県ダービーに厳しさを見せる大洋薬品の山田。ゴレイラは満田。

ダイナミックなドリブルでゴールを目指す濱田。

ダイナミックなドリブルでゴールを目指す濱田。

 

この時点で勝点で単独首位に立ったギャングが得失点差でも+17と他チームを大きく引き離してはいるが、直接対決の結果こそが最優先される今季の順位付けのレギュレーションでは、特に大きな意味は持たないと言える。

上位チームとの対戦を全て残しているギャングにとっての残り3試合は、勝点をさらに積み上げるための楽な試合は一つもない。
さらには全日本選手権へ向けての東海予選なども同時に消化しなければならず、チームコンディションの面でもピークを維持する事は簡単ではないだろう。

経験豊富な彼女達がどんなボールさばきを見せるのか!?今季の東海女子もまた、最後の最後まで目が離せない。

本日東海リーグ【第5節】開催日です。開幕戦そして第2節に続き、1部、2部、別会場での開幕です。

東海1部は富士体育館、そして東海2部は千種スポーツセンターがその会場です。

何処まで急ぎの掲載が出来るかわかりませんが、精一杯「速報」を頑張ります!

■2011東海フットサル1部リーグ【第5節】@富士市立富士体育館
▼10:00
ROBOGATO:4
vs(前半:2-0)・・・試合終了  
NASPA四日市:4

▼11:30
田原フットサルクラブ:3
vs(前半:2-2)・・・試合終了
大和撫子/VIORA藤枝:3

▼13:00
Praia Grande:2
vs(前半:0-0)・・・試合終了
MEMBER OF THE GANG:1

▼14:30・・・東海女子
大洋薬品/BANFF:1
vs(前半:0-3)・・・試合終了
Frontier FC:5

▼16:00
DELIZIA磐田:4
vs(前半:2-2)・・・試合終了
EMERSON FC:3

 

■2011東海フットサル2部リーグ【第5節】@千種スポーツセンター
▼10:00
Sallista/BDF:0
vs(前半:0-2)・・・試合終了
Force Futsal ISE:6

▼11:30
オーシャンズ サテ:6
vs(前半:4-0)・・・試合終了
LEGARE:1

▼13:00
Futsal Clube UNIAO:3
vs(前半:1-0)・・・試合終了
samurai futsal/delasal:0

▼14:30
スリーク浜松:2
vs(前半:2-2)・・・試合終了
Estrelado/焼津:4

▼16:00
XEBRA:1
vs(前半:1-1)・・・試合終了
FALCO GIFU:5

今季、唯一の静岡県内での東海女子セントラル開催日。本日、東海女子【第4節】が行われます。

速報します。

■2011東海女子フットサルリーグ【第4節】@清水総合運動場体育館

▼10:00・・・(15分ハーフ、プレイングタイム)
BANFF feminino:0
vs(前半:0-0)・・・試合終了
atadura:0

▼11:30・・・(15分ハーフ、プレイングタイム)
蹴球小娘:1
vs(前半:0-0)・・・試合終了
FALCO Ladies:1

▼13:00・・・(15分ハーフ、プレイングタイム)
Frontier FC:4 
vs(前半:3-0)・・・試合終了
golrira shizuoka:0

▼14:30・・・(15分ハーフ、プレイングタイム)
estrela:4
vs(前半:1-4)・・・試合終了
GANG Ladies:6

本日、名古屋市は守山スポーツセンターにて東海女子【第3節】が行われます。
お盆休みの交通事情が気になりますが、会場までの往復、みなさん気をつけて!!

速報します。(と言うよりスコアのお知らせか!?)

■2011東海女子フットサルリーグ【第3節】@守山スポーツセンター

▼10:00・・・(15分ハーフ、プレイングタイム)
atadura:1
vs(前半:1-0)・・・試合終了
Frontier FC:0

▼11:30・・・(15分ハーフ、プレイングタイム)
GANG Ladies:10
vs(前半:6-1)・・・試合終了
蹴球小娘:1

▼13:00・・・(15分ハーフ、プレイングタイム)
estrela:0 
vs(前半:0-2)・・・試合終了
golrira shizuoka:6

▼14:30・・・(15分ハーフ、プレイングタイム)
FALCO Ladies:0
vs(前半:0-1)・・・試合終了
BANFF feminino:2