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先週末、エコパアリーナを会場に行われた「PUMA CUP2013 第18回全日本フットサル選手権」の1次ラウンドに続き、明日からはいよいよ今季のフットサル・クラブチーム「日本一」を決する決勝ラウンドが東京は国立代々木第1体育館で行われます。
静岡からは県予選そして東海予選と勝ち上がったDELIZIA磐田がホーム・エコパアリーナでの全国大会1次ラウンドも勝ち上がり、明日15日、代々木第1体育館のピッチに立ちます。
しかも対戦相手は、同じく地域予選から勝ち上がったFUGAすみだ。
先日、FUTSAL地域チャンピオンズリーグ4連覇を果たしたばかりの、言わずと知れた強豪ですが互いに地域所属チームの誇りを胸に最高の試合を繰り広げてくれる事と思います。
そしてその決勝ラウンドの3日間が終わると、「あ~、今年度のフットサルも終わりだね!」などとおっしゃる方がいらっしゃいますが!
いえいえ、最後の最後の年度末、まだまだ今季の「日本一」を決する大会が残っているのです。
トリムカップ・・・全国女子選抜フットサル大会 http://www.trim-cup.jp/
今年で第5回目の大会となります。
第1回大会から連続して全国出場の静岡県女子フットサル選抜、すべての大会で決勝トーナメント(4強)に進出しているのが静岡なのです。
昨年12月に地元、静岡で行われた東海予選を勝ち上がり、今年も全国の舞台へ出場する事となりました。
この記事では、現在、全国大会へ向け最後の調整を行っているチームをご紹介させて頂きます。
「もっと早く紹介しろよ!」との、あなたの心のお叫び、良~くわかります。が、多種多様な事情によりこんな時期になってしまったことをお詫びしつつ、静岡のフットサルファンのみなさんからの熱い!応援をお願いしたいと思います。
今季の静岡県女子選抜には、選抜初招集となる選手が多く含まれます。
若手から経験豊富なベテラン(?)勢までが、それぞれの良さを発揮しながら選抜チームとしてのまとまりを作り上げてきました。
もちろん全国大会での結果などわかりません。
ただ、1試合1試合、静岡の良さを発揮した、悔いのない試合をしたいと思います。
そして今年の静岡県女子選抜は、あらたなユニフォームサプライヤーの応援を受け全国大会に臨む事になります。
Razzoli・・・http://www.razzoli.jp/
Razzoli(ラッツォーリ)・・・ご存知の方も多いフットサルブランドですね!
今回、このRazzoli様よりホーム&アウェイのユニフォーム、選手の移動着としてのジャージ、そしてスタッフウェアーとしてピステの提供をして頂きました。
新たなウェアーを着用して臨む最初の全国大会、思い切り静岡をそしてRazzoliを全国へアピールしたいと思います!
実は、今季の女子選抜、その真新しいユニフォームですでに何試合かのトレーニングマッチを行いました。
対戦相手は、トリムカップ開催地の大阪府選抜さん、そして今年度の女子フットサルクラブチーム日本一のFUNレディースさんです。
両チームとも強かった!が、偽らざる印象です。
年々、女子フットサルの競技レベルが向上してきていることを実感しました。
そんなこんなでまもなく開催となる今年のトリムカップ、その大会会場、日程などは以下の通りです。
決して遠い場所じゃないですよ!現地での応援も選手たちの力になります!
静岡のみなさん、そして静岡を応援してくださる全国のみなさん、大阪へエネルギーを送ってください!!
■トリムカップ2013 第5回全国女子選抜フットサル大会
期日:2013年3月22日(金)、23日(土)、24日(日)
会場:大阪市中央体育館 〒552-0005 大阪府大阪市港区田中三丁目1番40号
22日:静岡vs滋賀(15:15キックオフ)
23日:静岡vs東京(11:15キックオフ) / 静岡vs福井(15:00キックオフ)
24日:準決勝(9:45キックオフ) / 決勝(13:30キックオフ)
■平成24年度静岡県女子フットサル選抜
▼スタッフ
代表:鎌田晃司
副代表:松本裕二
監督:今川保
コーチ:増田英人
トレーナー:海野真史
▼選手
NO POS 選手名 / フリガナ 所属チーム
1 GK 中島 美幸 / ナカシマ ミユキ ROVERS Ladies
2 FP 長谷川 絵梨 / ハセガワ エリ Frontier FC
3 FP 小林 千春 / コバヤシ チハル Frontier FC ※主将
4 FP 稲葉 恵子 / イナバ ケイコ Frontier FC
5 FP 青山 実苗 / アオヤマ ミナエ golrira shizuoka
6 FP 中島 未来 / ナカシマ ミク Estrelado Ladies
7 FP 鈴木 萌子 / スズキ モエコ ROVERS Ladies
8 FP 宮本 知実 / ミヤモト トモミ Frontier FC
10 FP 杉山 紫乃 / スギヤマ シノ Estrelado Ladies
11 FP 池田 沙緒里 / イケダ サオリ golrira shizuoka
13 FP 村岡 麻紀子 / ムラオカ マキコ ROVERS Ladies
16 FP 谷下 友希 / タニシタ ユキ golrira shizuoka
18 FP 石川 晴郷 / イシカワ ハサト Frontier FC
20 GK 奥平 みどり / オクダイラ ミドリ Frontier FC
※早朝よりトリムカップ東海予選の会場設営から第1試合そして決勝、その後運営した中部地域レディースフットサルリーグなどで、まったくこの記事の更新ができませんでした。申し訳ありませんでした。
振り返ればPCに向かう時間が皆無ではなかった気もしますが・・・。
タイミングを逸した更新となってしまいますが、各試合のスコアを掲載しておきます。
2年ぶりに監督として臨んだ東海女子選抜ですが、その決勝戦、第5回大会にして初めて三重県選抜に勝利、東海地域代表として3月の全国大会に出場できることとなりました。
これからの3ヶ月間、出来る限りの活動で良い準備をし、全国大会へ向かいたいと思います。
本日は「トリムカップ2013第5回全国女子選抜フットサル大会(2013年3月開催)」への東海地域予選開催日です。
今年、東海地域に与えられる予選通過枠はわずか【1】。「負けたら終わり!」のトーナメント戦にて行われます。
会場は静岡市中央体育館、静岡県女子選抜にとってはホームでの戦いとなります。
■第5回東海選抜大会@静岡市中央体育館
▼10:00・・・第1試合
静岡:4
vs(前半:3-0)
愛知:0
▼11:10・・・第2試合
三重:2
vs(前半:2-0)
岐阜:0
▼13:10・・・第3試合
愛知:0
vs(前半:0-3)
岐阜:3
▼14:20・・・第4試合(決勝戦)
静岡:6
vs(前半:3-0)
三重:0
※優勝チームが全国大会へ!
そして本日は、いよいよ終盤を迎える東海1部は【第8節】開催日でもあります。
結果の掲載程度になってしまいますが速報(?)を掲載予定です。
■2012東海フットサル1部リーグ【第8節】@守山スポーツセンター
▼10:00
MEMBER OF THE GANG:2
vs(前半:1-0)
DELIZIA磐田:0
▼11:30
NASPA四日市:0
vs(前半:0-1)
オーシャンズサテライト:3
▼13:00
ROBOGATO:9
vs(前半:2-0)
XEBRA:2
▼14:30
FALCO GIFU F.S.:5
vs(前半:3-3)
大和撫子/VIORA藤枝:6
▼16:00
Futsal Clube UNIAO:1
vs(前半:0-1)
Praia Grande:2
来る7月16日の月曜・祝日にエコパメインアリーナにてエコパ・スポーツクリニックの一つ「エコパ・フットサルクリニック」が開催されます。
▼エコパ・スポーツクリニックのページはこちら
http://www.ecopa.jp/ecopahouse/clinic/
このクリニックは、エコパハウスが主催する様々なスポーツクリニックの一つとして2年前より実施、静岡県フットサル連盟が全面的にバックアップを行い、男女県選抜選手ならびにスタッフが指導にあたります。
「小学校低学年」、「小学校高学年」そして「中学生~一般の男女」などにカテゴリー分けを行い、広いエコパメインアリーナに3つのフットサルコートを準備して一斉に行う「巨大な個サル」的なクリニックなのです。
そして今年は静岡県初のFリーグ参戦チーム「アグレミーナ浜松」の選手たちもクリニックに参加、県選抜スタッフと共に子供達の指導にあたって頂きます。
すでに総勢120名ほどの参加申込みがあり、クリニック自体への参加申込みは締め切られてしまったのですが、毎年、クリニック終了後には静岡県選抜と「どこか」のエキシビジョンマッチが行われ、こちらについてはクリニック参加者以外でも観戦していただく事が可能です。
初年度は「デウソン神戸・アスピランチ」が来静し、岡崎チアゴ選手がクリニックのお手伝いも行ってくれました。
昨年は男子三重県選抜が全国大会前の強化試合として県選抜と対戦、その結果かどうかはわかりませんが、その後の全国大会では準優勝に輝いています。
そして、今年度のエキシビジョンマッチは!?
今回は開催日が月曜・祝日と言う事もあり、県選抜選手の集まりや対戦相手の調整など少し頭を抱える事態となってはいましたが、色々な方面に調整をお願いした結果、以下のスケジュールで行うことがほぼ決定しましたのでお知らせしたいと思います。
間際のお知らせにはなってしまいますが、お時間のある方はエコパまで足を運んではいかがでしょうか?
◆エコパ・フットサルクリニック2012 ~エコパアリーナで楽しくフットサルをしよう!~
主催:エコパハウス
主管:静岡県フットサル連盟
運営:静岡県選抜(男子、女子)
協力:アグレミーナ浜松(Fリーグ)
特別協賛:gol.(静岡県男子県選抜ユニフォームサプライヤー)
:SPOPIAシラトリ藤枝店
会場準備:10:30より・・・静岡県選抜、選手及びスタッフ
参加者受付:12:30より
クリニック開始:13:00~
クリニック終了:15:00頃
※クリニック終了後、参加者の方にフットサルグッズやアグレミーナグッズが当たるかもしれない?抽選会を実施。
◆エキシビジョンマッチ
キックオフ:15:45(予定)
対戦カード:DELIZIA磐田(東海1部リーグ) vs 府中アスレティックFC(Fリーグ)
※ピッチ1面だけを使用し実施。観戦自由。
※府中AFCからの参加選手は、トップとサテライトのミックスが予定されているようですが、最終的にはチームの判断により決定、遠征となりますのでご理解ご了承をお願いします。
◆静岡県フットサル連盟トレーニングマッチ
開始:17:00~19:00(ピッチ2面を適宜使用、観戦自由)
対戦予定:静岡県リーグ選抜 vs アグレミーナ浜松
対戦予定:静岡県リーグ選抜 vs 府中アスレティックFC
対戦予定:静岡県リーグ選抜 vs DELIZIA磐田
など
※参加チーム(Fリーグチーム)の都合により、スケジュールが変更になる場合もあります。
以上、簡単ではありますが今年度のエコパフットサルクリニックならびにエキシビジョンマッチなどについて告知をさせて頂きました。
今回のクリニックでは、静岡県フットサル連盟として新たな試みが行われます。
それが、エキシビジョンマッチ後のトレーニングマッチ、静岡県リーグ選抜の招集です。
「県選抜」ではなく「県リーグ選抜」、ただ「招集」とは言っても、今回は各チームからの推薦により選手を派遣してもらい、県リーグ選抜チームを編成する事になります。
静岡県リーグを主戦場としている多くの選手たちに、(Fリーグも含め)より上位カテゴリーのチームや選手たちとの対戦の機会を持ち、それぞれのチーム、個人にフィードバックしてもらう事を大きなテーマとして発案させて頂きました。
意欲的なチームからは、すでに派遣選手のご連絡が届いています。試合を行うことは可能な人数がいますので、どんな形であれ、新しい試みのスタートを切る事となります。
参加選手のみなさんは、前日15日、浜松アリーナでの県リーグ終了後、ミーティングを行いトレーニングマッチへの打ち合わせを行いますので必ず参加してください。
もう一つ、初めての試み・・・。
これまでは全体の進行役だけだった私(筆者)も、今回のクリニックでは女子選抜選手スタッフと共に、一般クラスを担当させて頂きます。
さらに(確定ではありませんが)府中アスレティックFCの伊藤雅範監督以下、何名かが私のサポートをしてくださるかもしれません。
私自身、非常に楽しみですしちょっと緊張(!?)しています。
チーム関係者、そしてクリニック参加者のみなさん、7月16日はよろしくお願い致します。
第11回東海選抜大会を伝える橋爪レポートはこちら。
▼東海選抜大会/三重県選抜、継続性を生かした3連覇
http://www.futsal-times.com/news_body.php?id=35158
三重県選抜関係者にとっては昨年登りつめる事が出来なかった頂への再挑戦の権利を手にするために絶対に勝たなければならない戦い、そして静岡県関係者にとっては地元開催の東海選抜での3年連続敗退だけは避けたい強い想いが詰まった決勝戦だった。
結末は冒頭でご紹介した橋爪レポートのタイトルや、当ブログでも既報のとおり三重県選抜の3連覇で大会は終了した。
「2度ある事は3度ある!」のか「3度目の正直!」なのか!? それぞれのチームが、それぞれの想いで目指した北の大地「北海道」への1枠を掴み取る戦いを簡単に振り返ってみたい。
三重県選抜は第1試合から、池山隼也に代えて小久保武がベンチ入りした。その小久保だけが、唯一、昨年の全国経験を持たない選手だ。
一方の静岡県選抜は初戦とまったく同じ12名がベンチ入りとなる。負傷の影響が心配されたゴレイロの皆川も先発リストに含まれていた。
試合は静岡県選抜のキックオフで開始。
先制ゴールは今季、三重県選抜のキャプテンを任された本渡幸一が奪う。
決して闘志を前面に出し味方を鼓舞するタイプの選手ではないが、この日の第1試合でも先制ゴールを奪いチームのエネルギーを引き出すきっかけを作っている。
決勝でのこのゴールは、第1試合から決勝戦まで約5時間のインターバルで冷めきった体と頭を甦らせたゴールでもあった。好天に恵まれた屋外で思い思いに時間を費やしていた選手たち、頭ではわかっていても、そのインターバルの長さは目に見えぬ敵となりえるほど選手のコンディションに影響を与えていたのではないだろうか?
対する我等が静岡県選抜、昨年の決勝でも開始早々に先制され、さらに連続失点でペースを握られた苦い経験がある。が、今季、静岡のキャプテンとして「結果を出す!」ことにこだわってきた伊藤豊大が三重の勢いにストップをかけた。
三重ゴール正面、ペナルティエリアライン上からの間接フリーキックを松浦公亮が小さく動かし、伊藤が決め同点に追いついた。
さらに1分後、今季、久しぶりに選抜のリストに名を連ねたベテラン向島雅之の頑張りから松浦が足元の技を披露し逆転ゴールを奪う。
この日の初戦同様に一旦は逆転を許した三重県選抜だったが、試合展開にあせりは見せない。
ギャングセットを軸に静岡にその後の主導権を奪われる事なく試合を進めると、森重則が試合を振り出しに戻すゴールを奪う。
ペナルティーエリア内でボールの処理に各選手間の明確な連携が取れなかったその隙を突かれ、森に押し込まれてしまった。
静岡にとっては、このゴールシーンはもちろん、リードしてからこの時間帯までにもう一押し出来なかったことが悔やまれる。
それでも2-2とある意味、悪くないスコアで折り返した静岡だったが、後半開始直後、三重の峯山宗丈に決められ勝ち越されてしまう。
気を引き締めて入ったはずの後半立ち上がりにしては、あまりにあっけない失点だった。
さらに木村雄一のシュートをきっかけに、そのこぼれ球を石川哲也から石川勝也と丁寧につながれ連続失点。2点のビハインドとなってしまった。
反撃に転じたい静岡は残り10分を切り今季選抜に復帰した門田雄輔のアシストでベテラン野木武臣が1点を返したものの、その後は特に策を施せぬまま時間だけが経過する。
終了間際には木村にとどめの一撃を喰らい万事休す、今年もまた全国大会に静岡の名を進めることが出来なかった。
今年の男子選抜活動を振り返ってみよう。
年度が変わって間もない4月8日、静岡市中央体育館で今年の選抜チームはスタートを切った。
その後、追加招集も行いながら数度の練習、数度のトレーニングマッチを消化し本番に臨んだ静岡県選抜、昨年と比べ活動の中身も雰囲気も間違いなく向上していたと思う。
チーム活動を優先したい時期にあっても選抜としての集まりに時間を割いてくれた選手、スタッフには心からお疲れ様の言葉をかけてあげたい。また今季の選抜活動に施設を提供していただいたデスポルチ・クラップス関係者のみなさんにもお礼をさせて頂きたいと思う。
今年、ベンチ入りを果たした12名の顔ぶれは、昨年の決勝戦から7名が入れ替わっていた。ベンチ入りできなかった中にも選抜初招集を含めた若くのびしろのある選手が多く含まれている。
今年のように豊富な競技経験を持つコーチ陣も含めたベテラン勢と共に活動する事で、若い力がさらに伸びるきっかけになることと思う。
また、昨年の選抜メンバーから、剣持貴充、蓮池紳吾、本田拓磨の3名が今季、Fリーグのステージへと歩みを進めた静岡県選抜。各選手の今季の活躍を願う事はもちろんであるが、今年の選抜メンバーの中からも日本のトップリーグを視野に入れた選手が育つ事を期待したい。
最後に今年の東海選抜大会を終えての筆者なりの想いではあるが・・・3年連続での地域予選敗退に頭を抱えている暇はない。冒頭の橋爪氏のレポートタイトルにも含まれる「継続」の文字、今の静岡にとって必要なものはその二文字に尽きると思う。
◆得点経過(※公式記録による)
▼前半
4分→三重:本渡幸一(11)
8分→静岡:伊藤豊大(9)
9分→静岡:松浦公亮(8)
14分→三重:森重則(13)
▼後半
21分→三重:峯山宗丈(4)
28分→三重:石川勝也(3)
31分→静岡:野木武臣(4)
38分→三重:木村雄一(14)
※以下、第11回東海選抜大会の決勝戦、「静岡 vs 三重」のフォトギャラリーを掲載させて頂きます。
第1試合の熱戦の余韻が冷めやらぬまま、わずかなインターバルを挟み今年の静岡県選抜の初戦の時を迎えた。
岐阜県選抜のキックオフで開始された試合は、直後から静岡県選抜が積極的なプレスでボールを奪いに行く。
そして開始からわずか数十秒、ボールを奪ってからの最初のプレーを先制ゴールに結びつけた。
ゴールスコアラーはこの日のベンチ入りの中で最年少の浦輝だ。奪ったボールをスピードに乗ったドリブルで縦に運び、そのまま思い切り良くシュート。これが岐阜ゴールに突き刺さった。彼らしさを存分に発揮した一連のプレーそしてフィニッシュだった。
昨年、選抜に始めて招集された浦だが、その年は足の故障の影響で練習会ですら一度もボールを蹴る事がなかった。
そして今年の選抜メンバーにも名を連ねた彼は、「今年こそ選抜でプレーする。」という気持ちを強く持っていたに違いない。
まだ23歳と若く、もちろんフットサルの経験値も決して高くはない選手だが、大会まで何度か行われたトレーニングマッチでは、持ち前の身体能力の高さとスピードを発揮した精力的なプレーを見せていた。
そして初めて経験する選抜での公式戦初戦でも「らしさ」をいきなり発揮、彼自身の選抜初ゴールを記録したのだ。
これからの静岡の若い世代の中心選手であることは誰もが認めるだろうし、フットサルプレーヤーとしての伸びしろに大きく期待したいと思う。
さて、この「あっという間」の先制ゴール以降のこの試合の印象を簡単にご紹介したい。
結局、前半は終わってみれば開始直後の浦のゴールが両チームにとって唯一のゴールだった。
岐阜県選抜は開始直後の失点以降はしっかり守ってカウンターの機会を伺う展開に、そして静岡県選抜は先制後もボールを保持する時間が長く、それなりにシュートも放ってはいるのだが、連携やフィニッシュに精度を欠き追加点を奪えなかった。
1-0で折り返した後半開始まもなく、静岡県選抜が追加点を奪う。左コーナーキックから小さく動かしたボールを栗原正翔が角度のない位置からトゥで突付くと、ボールはゴレイロの足元を抜けゴールネットに達した。
やや幸運ではあったが静岡が2-0と点差を広げた。
「このゴールで落ち着きのある試合運びに持ち込めるだろ。」と思ったのも束の間、26分に岐阜県選抜の村瀬智哉に1点を返されると、つまらないファールを積み重ね後半を10分以上残し5ファールを溜め込んでしまう。
その後、第2PKまで献上してしまうがこれはゴレイロの皆川広紀が好セーブ。
振り返れば、このシーンで同点にならなかったことが試合結果に大きく影響したと思う。
その後、やや粘りの足りなくなった岐阜の守備網を、中澤晋平、野木武臣の連続ゴールで破り4-1とリードを広げると、パワープレーに出た岐阜の布陣に対しても終了間際に2点を加え最終的に6-1での勝利となった。
静岡にとっては「点差ほど中身があったゲームではない。」ことは明らかだった。第2PKの場面でもし追い付かれていれば岐阜は勢いを増したであろうし、静岡はファールトラブルでさらに窮地に追い込まれただろう。
それでもトーナメント戦は勝つことがすべて。3年ぶりの全国大会出場へ向け、次につながる結果を残した事だけは間違いはない。
◆得点経過(※公式記録による)
▼前半
1分→静岡:浦輝(3)
▼後半
22分→静岡:栗原正翔(11)
26分→岐阜:村瀬智哉(8)
33分→静岡:中澤晋平(17)
35分→静岡:野木武臣(4)
39分→静岡:門田雄輔(10)
39分→静岡:伊藤豊大(9)
※以下、第11回東海選抜大会の第2試合、「静岡 vs 岐阜」のフォトギャラリーを掲載させて頂きます。