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Archive for the ‘橋爪レポート’ Category

Fリーグ準会員リーグ・・・フウガすみだ対DELIZIA磐田レポート

開催日◆2012年5月5日(土)
会場◆静岡県・浜松アリーナ
試合時間◆前後半20分、ハーフタイム15分
写真・文/橋爪充

 

 試合から10日以上経った今でも、決勝ゴールのシーンがよみがえる。右サイドで鈴木孝博からのパスを受けた門田雄輔がタテに持ち出してシュート。ゴレイロ揚石創がはじいたところを再度シュート。ボールはゴールネットに突き刺さる。大歓声に包まれる場内。タイマーは00:00を表示していた―。

▲DELIZIA磐田

▲FUGAすみだ

 DELIZIA磐田(以下、デリッツィア)にとって、この試合にはいくつかの特別な側面があった。一つは、東海リーグでは(今のところ)集めることができない、1000人規模の観客の前で試合をすること。もう一つは、幾度となく練習試合で胸を借り、選手の誰もがリスペクトの気持ちを隠さないフウガすみだ(以下、フウガ)が対戦相手であること。そして最後に、昨季キャプテンを務めた本田拓磨が退団後の初の公式戦であることだ。メンバーが奮い立つ要因はそろいすぎるぐらいそろっていた。

 一方のフウガは、日程上の都合で須賀雄大監督以下、太見、金川、早川、神尾、大黒ら主力がごっそりいない。彼らは同日、佐世保市での招待試合に臨んでいた。フウガの名誉のために言っておけば、この「ダブルブッキング」は不可抗力によるもの。むしろ、こんな状況下で2チームが編成できる彼らの選手層の厚さにはうならされた。

 「主力がいない」と言っても、フウガのメンバーリストには関東リーグや地域チャンピオンズリーグで実績を積んだ選手がずらりと名を連ねている。関係者によれば、今年から節ごとに登録メンバーを変える方針だそうで、チーム内競争の活性化という意味においては、むしろこの日程は歓迎すべきものかもしれない。

 試合開始直後はフウガの出足の良さばかりが目立った。チームの規律に基づきながらも「個」としてのアピールをするように、最前線からの猛然とプレスにいく選手たち。前2枚がこれだけプレッシャーをかけてくることは、東海リーグではなかなかない。「練習不足もあって、立ち上がりは恥ずかしい試合だった」(デリッツィア・千葉武)。デリッツィアはずるずると最終ラインが下がり、横パスをかっさらわれてシュートまで持ち込まれるシーンが目立った。

 危ないシーン続きのデリッツィアだったが、こまめに交替をしながらペースをつかみ、10分過ぎからは相手ゴール前のシーンもつくりだすように。激しくクリーンな中盤の攻防で、主導権をつかもうとする両チーム。非常に見ごたえのある展開だ。

 前半終了まで残り30秒。フウガに先制ゴールが生まれる。右サイド、ゴールに対して45度の角度。キッカーの茨木司朗は左足で蹴るような助走で、デリッツィアの壁2枚を1歩内側にずらし、素早く助走をし直して右インフロントでシュートを放った。ボールは壁2枚の右ぎりぎりを抜いてゴールネットを揺らした。
 試合後、本人に聞いたところ、茨木はチームでも1、2を争うほど左足が不得手だそう。最初の助走はある種の「情報戦」の幕開けだったのだ。茨木の「頭脳プレー」が光ったコク深いゴールだった。

 後半もフウガが攻勢。デリッツィアのFPは前半同様鈴木、山崎淳史、千葉、門田でスタート。昨シーズンは開始2分から出場することの多かった鈴木をスタートに持ってくるところに、「本田退団以後」の苦心がうかがえる。
 22分、デリッツィアが同点に追いつく。右を深くえぐった伊藤豊大の折り返しを、逆サイドから走り込んだ河合高宏が「点」で合わせた。ボールスピードと選手2人の意識が高次元でシンクロした、フットサルの魅力が詰まった一撃だった。

 振り出しに戻ったゲームは以後、両チーム一進一退となる。フウガのボール回しに対して、粘り強く寄せていくデリッツィア。フウガ中村歩が決定機を2度つかむが、デリッツィアはゴレイロ皆川広紀を中心とした全員守備でゴールを割らせない。

 そのまま時間は経過。フウガが押し気味のままドロー決着か…という安直な予測を打ち破ったのが、冒頭のゴールだった。
 とにかく「劇的」の2文字に尽きる。スタンドの誰もが笑顔だ。筆者は静岡県内のフットサル試合で、ここまでの興奮を目撃したことはない。デリッツィアは「地元」で最高の結果を出した。

 今季からキャプテンマークを巻くことになった千葉。試合後、上気した顔で質問に答えてくれた。「フウガは常に追いかける存在。いい刺激を受けながらやっている」「(Fリーグプレシーズンマッチという)環境でやれることを幸せに思う」「僕らが100%のプレーを見せることで、地域全体を盛り上げる」―。なんだか急にたくましいコメントが増えた。「地位が人をつくる」ことができるチームは強い。キャプテンシーを前面に打ち出した千葉は、明らかに違った顔を見せていた。「今季は3連覇が目標」。力強く言い切った。

 惜しくも敗れたフウガのキャプテン、茨木は「2点取られたが、1点しか取れていないことの方が問題。決定力が勝敗を分けてしまった」とゲームを振り返った。ただ、選手一人一人のクオリティーの高さは存分に見せつけた。観客には、勝敗と無関係に「フウガ強し」が印象付けられたはずだ。

 練られた戦術と選手同士の高度な共通理解。フェアプレー精神あふれるぶつかり合い。そして地元チームの劇的勝利。静岡県内でこのような試合が見られたことを幸せに思う。
 

[試合結果]
DELIZIA磐田 2-1 フウガすみだ
[得点経過]
19分 0-1 茨木司朗(フウガ)
22分 1-1 河合高宏(デリッツィア)
40分 2-1 門田雄輔(デリッツィア)

 

▲試合後、充実した表情のデリッツィアのメンバー

▲攻守に八面六臂の活躍を見せたデリッツィア・鈴木孝博

▲今季、田原FCから移籍加入したデリッツィア石野潤

▲2人のマークをはねのけることもあったフウガ・内田淳二

▲ピヴォの一人として存在感を発揮したフウガ・中村歩

▲1歩が長いダイナミックなドリブルを見せたフウガ・岩崎陽

Fリーグプレシーズンマッチ・・・アグレミーナ浜松対柏TOR’82レポート

開催日◆2012年5月5日(土)
会場◆静岡県・浜松アリーナ
試合時間◆前後半20分、ハーフタイム15分
写真・文/橋爪充

 

 最初に言い訳めいたことを書いておくと、この日私は所用で監督会見に出席できなかった。選手への取材もできなかった。だから、チームの意図や真意について正確ではない部分があるかもしれない。以下の記述はあくまで、ピッチサイドで試合を見た1個人の「感想」である。

▲柏TOR’82

▲アグレミーナ浜松

 対戦相手の柏TOR’82はFリーグ準会員クラブであり、昨季関東リーグ3位の強豪。3月に行われた全日本選手権にも出場している。特筆すべきはリーグ戦でフウガ東京に1勝1分の戦績を残していること。筆者は関東2部時代にこのチームを見ている。得点感覚に優れたストライカーの特手翔平と、守りの堅さが印象に残る。

 浜松のスターティング5は萩原洪拓、松本行令、蓮池紳吾、田中充彦、ゴレイロ石原健太。前田健一監督はゴレイロに新加入の21歳を起用してきた。

 田原FC時代同様、横にショートパスをつなぎながら徐々にラインを上げ、松本や蓮池の仕掛けでゴールに迫る浜松。選手は、お互いの距離への意識が強い。バランス重視の展開はスリリングさに欠ける。だがメンバーが大幅に入れ替わり、始動してまだ1カ月というチーム事情からすればやむを得ないとも言える。

 前半は率直に言って見せ場が少なかった。蓮池や萩原が左右を深くえぐるシーンもあったが、中に選手がいない。12本のシュートが放たれたが、セカンドポストに選手が詰める場面はほとんどなかった。もっと遠目から狙ってもいいのに、と思わせる局面もいくつかあった。

 注目の笠井健太はDFを背負って前で張る時間が長かった。だが、他の3人との距離が遠く、なかなかボールが出てこない。馬力あるドリブルで相手を蹴散らすシーンをもっと見たかった。

 チーム全体に攻守の切り替えが遅いのは、フィジカルトレーニング中心という現在の練習メニューによる疲労のせいだろう。頬がこけた松本の顔つきを見ると、「負荷の高い練習をやっているんだろうな」と想像できる。

 後半も同様の展開。柏はハーフラインの少し前からプレスをかけてくる。浜松は選手間の距離を意識しながら内外にパス交換を繰り返すが、くさびのパスが足りない。運動量は前半より増えた。特に途中投入された高橋亮祐は、積極的な仕掛けを繰り返して攻撃のリズムに変化を加えていた。

 先制したのは柏。特手がフィクソの中田典宏から出たロングパスに反応して一発でウラを取り、前に出てきたゴレイロを見定めてループ気味のシュートを決めた。危険なプレーヤーであることは、前半を見ていてもよく理解できたはずのこの選手に、ノーマークでシュートを打たせてしまったのは残念だった。

 浜松は1分も経たないうちに同点ゴールを決める。ゴール前右サイドで金城レアンドロが粘ってヒールで流し、畠山デイビッドがファーポストへ。これを蓮池が押し込んだ。ゴール前に人数をかけた攻撃は迫力があった。この試合で一番観客が沸いた。

 ゲームは1対1で決着。個人的にはチームの熟成度に差があるなという印象だった。昨季から選手の入れ替わりが少ない柏に対し、浜松はほぼゼロからスタートしてまだ約1カ月。選手同士の共通理解も少ないのだろう。「恐る恐る」なプレーが目立った。

 Fリーグ開幕まであと1カ月強ある。この日のゲームは途中経過にすぎない。しっかりとした「チーム」に仕上がることを期待したい。

 

[試合結果]
アグレミーナ浜松 1-1 柏TOR’82

[得点経過]
31分 0-1 特手翔平(柏)
32分 1-1 蓮池紳吾(浜松)

 

▲ストライドの長いドリブルでピッチを切り裂いた蓮池紳吾

▲何度も相手ファールを誘発した松本行令の突破

▲ファーストセットの要となる萩原洪拓

▲体を張ったプレーを見せた向島佑介

▲卓越したキープ力の片りんを見せた笠井健太

▲花巻から移籍加入の中島涼太

▲先制ゴールを決め、ゴレイロ渡辺良太に抱きつく柏・特手翔平

 

先週末の土曜日そして日曜日に行われた「PUMAカップ2012第17回全日本フットサル選手権静岡県大会」の結果、静岡県代表として東海大会へ進む2チームはDELIZIA磐田(静岡1位)と大和撫子/VIORA藤枝(静岡2位)に決定しました。

優勝はDELIZIA磐田。2年連続での東海大会進出となる。県から東海まで幾度ものリーグ制覇など「常勝」のイメージがあるが、この選手権での静岡県のタイトルは初。東海大会では昨年度の東海地域代表の2チームを倒した先に全国の舞台が待つ。

優勝はDELIZIA磐田。新チーム名ではもちろん初めてだが事実上2年連続での東海大会進出となる。県から東海まで幾度ものリーグ制覇など「常勝」のイメージがあるが、この選手権での静岡県のタイトルは初。東海大会では昨年度の東海地域代表の2チームを倒した先に全国の舞台が待つ!?

準優勝は大和撫子VIORA藤枝。初の東海大会進出を決めた。決勝では野木の体調不良、剣持の故障などでややペースダウンも見られたが、これまでリーグ戦などでたびたび露呈した試合終盤の弱々しさは大きく改善された。

準優勝は大和撫子VIORA藤枝。チーム創部からの歴史で初の東海大会進出を決めた。決勝では野木の体調不良、剣持の故障などでややペースダウンも見られたが、これまでリーグ戦などでたびたび露呈した試合終盤の弱々しさは大きく改善された。一気に全国の舞台へ駆け上がって欲しい。

大会MVPに選出されたのはDELIZIA磐田の横山選手。

大会MVPに選出されたのはDELIZIA磐田の横山選手。

その2チームが静岡代表となる2枠を掴み取るまでの戦いや両チームによる決勝戦などは、今大会開催の2日間とも会場入りし2面同時進行のスケジュールにぼやきながらも・・いや失礼!手を焼きながらもバッチリと取材してくださった橋爪氏によるレポートが掲載されるはずです。

ちなみに、すでに掲載されています速報記事などについては以下のリンクからご覧いただけます。

   ▼デリッツィア磐田などがベスト4/全日本選手権静岡県大会
    http://www.futsal-times.com/news_body.php?id=32488

   ▼デリッツィア磐田、大和撫子/VIORA藤枝が東海大会進出
    http://www.futsal-times.com/news_body.php?id=32508

   ▼選手権静岡県大会雑感1
    http://www.re-po.jp/hashi/2011/12/post-52.html

そして、(おそらく)当ブログをご覧の方はお気づきのように、ご紹介した橋爪レポートに掲載されていた写真をヘッダー画像とさせていただいております。
「えっ、予選通過チームじゃないの?」という突っ込みも聞こえてきそうですが、今回、ベスト4に進出した唯一の県リーグ所属チーム、しかもいわゆるカップ戦用のスペシャルな追加登録を行なわず、いつもどおりのメンバーで臨んだオブラプリマのカットを転用させて頂きました。(私担当の支部予選からの勝ち上がりで、本当に良く頑張ってくれたオブラの選手たちへのご褒美といったところでしょうか?!)

ブログ掲載の画像をみて「この写真、雰囲気いいですね!」と気に入り、さっそく橋爪氏にご了解頂いた次第です。
(※今のところ1週間程度の短期掲載!の予定です。)

 

さてさて、話は大きく横道にそれてしまいましたが本題に戻し・・・。

東海地域、他県の代表チームはすでに以下のように決定しています。

▼岐阜県
1位:FALCO GIFU FS
2位:レインボー垂井

▼三重県
1位:member of the gang
2位:NASPA四日市

▼愛知県
1位:名古屋オーシャンズ・サテライト
2位:ROBOGATO

そして、みなさん気になるそのトーナメント表ですが「2011年度 東海サッカー協会各種大会組み合わせ」によると、次の対戦が決定してます。

(静岡1位)vs(三重2位)┐
(愛知1位)vs(岐阜2位)┘

(岐阜1位)vs(静岡2位)┐
(三重1位)vs(愛知2位)┘

で、各県の予選通過チームをそのまま当てはめると、

DELIZIA磐田 vs NASPA四日市
名古屋オーシャンズ・サテライト vs レインボー垂井

FALCO GIFU FS vs 大和撫子/VIORA藤枝
member of the gang vs ROBOGATO

となりますね。

2年連続で全国行きを逃している静岡勢ですが、今年の東海大会に向け「せめてどちらか1チームでも!」なんて想いは筆者の胸にはありません!

もちろん「東海2枠の独占!!」を心の底から願うからです。

何と言っても、今年度の全国大会1次ラウンド(予選ラウンド)はエコパ・アリーナが会場なのですから!!

余談ですが、決勝トーナメント終了後、全国大会の運営へ向けた最初の会議がJFA(日本サッカー協会)関係者、SFA(静岡県サッカー協会)関係者そしてSFF(静岡県フットサル連盟)さらにエコパ・ハウスの担当者により行われました。エコパでの開催は、まだ3ヶ月も先のことですがこの時期から運営会議はスタートしているのです。

余談ですが、日曜日の決勝トーナメント終了後、全国大会の運営へ向けた最初の会議がJFA(日本サッカー協会)関係者、SFA(静岡県サッカー協会)関係者そしてSFF(静岡県フットサル連盟)関係者、さらにエコパ・ハウスの担当者により行われました。エコパでの開催は、まだ3ヶ月も先のことですがこの時期から運営会議はスタートしているのです。

 

■PUMAカップ2012 第17回全日本フットサル選手権 今後のスケジュール

▼東海大会:刈谷市体育館(愛知県)
 平成24年1月28日(土曜日)・・・東海大会 第1日目
 平成24年1月29日(日曜日)・・・東海大会 第2日目【全国大会への予選通過枠:2】

▼全国大会 1次(予選)ラウンド:エコパアリーナ/大阪市中央体育館
 平成24年3月9日(金曜日)・・・全国大会予選ラウンド 第1日目
 平成24年3月10日(土曜日)・・・全国大会予選ラウンド 第2日目
 平成24年3月11日(日曜日)・・・全国大会予選ラウンド 第3日目

▼全国大会 決勝トーナメント:代々木第1体育館/(東京都)
 平成24年3月16日(金曜日)・・・全国大会第1日目 準々決勝
 平成24年3月17日(土曜日)・・・全国大会第2日目 準決勝
 平成24年3月18日(日曜日)・・・全国大会第3日目 決勝

昨日は東海2部開催日でしたが、各試合のスコアのお知らせが出来ませんでした。
結果はもちろん、公式記録もすでにご覧いただける状態ですので上の【TFL情報】のページからご確認ください。

さて、以前のお知らせの中で、諸事情により橋爪レポートへのつなぎを掲載しただけの東海1部【第8節】。

もう一度、橋爪レポートへのリンクをご紹介。

   ▼デリッツィア、次節にも優勝決定/東海フットサルリーグ1部後期第1節
    http://www.re-po.jp/hashi/2011/11/deli.html

   ▼エマーソン、執念のドロー/東海1部後期第1節
    http://www.re-po.jp/hashi/2011/11/post-50.html

   ▼プライア、今季初の連勝/東海1部後期第1節
    http://www.re-po.jp/hashi/2011/11/1.html

で、残る1試合、ギャング対ロボガトの対戦は、当日僅かに撮った写真の中にその様子がありました。
しかしながら、3-2でギャングが後期リーグの開幕戦を勝利したこの試合、取材メモも取っておらず公式記録を見返しても当日の試合はぼんやりとしか思い出せません。
ですので、そのわずかな写真にわずかなキャプションを加え簡単な掲載といたしました。

この日も2ゴールの木村。相変わらずギャングの牽引車だ。

この日も2ゴールの木村。相変わらずギャングの牽引車だ。

その木村は最前線からのプレスにもハードワーク。

その木村は最前線からのプレスにもハードワーク。

久しぶりにその姿を目にしたギャングのゴレイロ、手塚。

久しぶりにその姿を目にしたギャングのゴレイロ、手塚。

こちらはこの試合では比較的長い時間ピッチに立っていた山田。ゴール前でロボガトのゴレイロ市川にプレッシャーをかける。

こちらはこの試合では比較的長い時間ピッチに立っていた山田。ゴール前でロボガトのゴレイロ市川にプレッシャーをかける。

その市川、この日はファインセーブと悔しい失点が織り交ざった一日だったか!?

その市川、この日はファインセーブと悔しい失点が織り交ざった一日だったか!?

この人の完全復帰はギャングにとって頼もしい限り。キャプテンマークをつけた日下。

この人の完全復帰はギャングにとって頼もしい限り。キャプテンマークをつけた日下。

もう1枚、日下を。

もう1枚、日下を。

左サイドのドリブルから鮮やかなゴールを奪ったギャングの峯山。結果的に決勝ゴールとなった。ボールを肘するロボガトのキャプテン東は一旦は1-1の同点に追いつくゴールを奪っている。

左サイドのドリブルから鮮やかなゴールを奪ったギャングの峯山。結果的に決勝ゴールとなった。ボールを保持するロボガトのキャプテン東。一旦は1-1の同点に追いつくゴールを奪っている。

いつものバナーに見守られてのロボガト。

いつものバナーに見守られてのロボガトのゲーム。

この日は数少ない戦力を寺本監督がやり繰りした。

この日は数少ない戦力を寺本監督がやり繰りした。

終了3分前に11番山本のゴールで2-3と追い上げたが反撃もここまで。後期リーグ開幕戦をものに出来なかった。

終了3分前に11番山本のゴールで2-3と追い上げたが反撃もここまで。後期リーグ開幕戦をものに出来なかった。

ロボガトのギャングゴール前でのセットプレー。シュートを放つのは青木。

ロボガト、ギャングゴール前でのセットプレー。シュートを放つのは青木。

低めのコースは峯山がスライディングで切ったが、ボールは目を瞑る手塚の右手横をすり抜け・・・。

低めのコースは峯山がスライディングで消したが、ボールは目を閉じた?手塚の右手横をすり抜け・・・。

二アポストに1枚で立った本渡の股間を直撃。ファーポストの2人もしっかり目撃!

二アポストに1枚で立った本渡の股間を直撃!

が、本渡のガードも固かった!?

が、本渡のガードも固かった!?ファーポストの2人そして峯山も目撃!?もちろんノーゴールで勝利に貢献。

すっかりおなじみとなった感のあるミゲル・ジャパンによるフットサル日本代表のエコパでのトレーニングキャンプですが、今年2月に行われて以降の実施はありませんでした。

しかし、半年以上のインターバルをおいての今回のトレーニングキャンプ(11/14~16)の実施予定は、(見学する側にとっては)大きな特典付き?での発表でした。

その特典こそが、記事のタイトルどおり「フットサル日本代表 vs 名古屋オーシャンズ」のトレーニングマッチだったのです。

この日の日本代表。前日のトレーニングで負傷した木暮が離脱、すでに会場を後にしていた以外の全員が写真に収まる。

この日の日本代表。前日のトレーニングで負傷した木暮が離脱しすでに会場を後にしていたが、それ以外の全員が写真に収まる。

こちらが名古屋オーシャンズ。サテライトからの選手も含め12名がトレーニングマッチに臨む。

こちらが名古屋オーシャンズ。サテライトからの選手も含め12名がトレーニングマッチに臨む。

しかも当日のその様子がJFA-TVにてライブ配信されるという、言うなれば特典へすら「おまけ」が付くという、フットサルファンにはたまらない予定となっていました。

ライブ配信ともなれば、全国(全世界?)のフットサルファンが目にする映像にもなると言う事で、代表チーム担当者からのご要望もあり、連日の激しいトレーニングで破れやゆがみを生じたラインテープを張替えコートを整えたり、両チームのベンチ設営あるいはレフリーの手配、タイマーや記録、ボールパーソンなど静岡県フットサル連盟としても最大限のご協力をさせて頂きました。

不足分のボールパーソンには、当日、観戦に訪れた地元東海リーガー達に急遽、客席からピッチに降りて頂きお手伝いまでさせてしまいました。

お手伝いをしていただいたみなさん、本当にありがとうございました。

ピッチに近い場所での観戦は、ボールを蹴りあうリアルな音や選手たちの息遣い、あるいは飛び散る汗など、その迫力を感じるためにはベストポジションと言えるかもしれません。

一方、選手やコーチの立場での観戦となれば、選手間の距離やピッチ全体が見渡せるスタンド上部からが望ましかったともいえるでしょう。

キックオフを前に両チーム先発の10人、そしてレフリーがピッチ内に整列。この時点では笑顔も多く観られ「カジュアルなトレーニングマッチ」の予感もあったのだが・・・。

キックオフを前に両チーム先発の10人、そしてレフリーがピッチ内に整列。この時点では笑顔も多く見られ「カジュアルなトレーニングマッチ」の予感もあったのだが・・・。

さて、日本代表が6失点の完封負けを喫したこの試合、その結果ゆえ終了後にはフットサルメディアあるいは多くのフットサルフリークの間で大きな話題ともなったようです。

今回のトレーニングマッチを語るには、この試合で名古屋オーシャンズがピッチで見せた迫力、凄みを抜きには言い表せないでしょう。

公式戦さながらの猛アピールも見せたアジウ監督。今思えば本気度の表れだったか?!

公式戦さながらの猛アピールも見せたアジウ監督。今思えば本気度の表れだったか?!

幸か不幸(?)かピッチ脇でのお手伝いをお願いした関係者のみなさんには、たとえばオーシャンズのプレスを掛ける音(←実際にそういう音があるわけではありませんが・・・)までもが聞こえてくるような凄まじさを感じたはずです。

さらに平日の午前中にもかかわらずエコパの観客席に足を運んでいただいた多くの方にも、ピッチからの距離はともかく、その迫力は十二分に伝わっていたでしょう。

決して惨敗の日本代表をフォローするわけではありませんが、それほどこの試合の入りからオーシャンズが見せた迫力は凄かったのです。

さらにFリーグではお目にかかれない(いわゆる外人枠のない)セットのパフォーマンスなど、観て楽しむフットサルを強烈に感じさせてくれました。

この日も爆発した森岡選手の後ろからのショットですが、膝上から臀部にかけての肉着き、野獣のそれを連想したのは私だけでしょうか?!

この日も爆発した森岡選手の後ろからのショット。膝上から臀部にかけての肉付き、野獣のそれを連想したのは私だけだろうか?!

あらためて、試合後の橋爪レポートへのリンクもご紹介しておきます。

   ▼日本代表対名古屋オーシャンズ試合レポート
    http://www.futsalnet.com/fn2009/2011/11/topics-001698.php

最後に、ライブ配信にてこのゲームをご覧になった数十キロ、数百キロとピッチから遠い場所の方にまでも、インターネット回線がこの迫力を伝えてくれていたことを願い記事の終わりといたします。

高い視線のままボールを動かすマルキーニョ。誰かれ問わずオーシャンズの選手の視線は常にピッチ全体へ注がれていたように感じた。

高い視線のままボールを動かすマルキーニョ。誰かれ問わずオーシャンズの選手の視線は常にピッチ全体へ注がれていたように感じた。

当たり前だがピッチのあちこちでオーシャンズ勢同士によるマッチアップが!

当たり前だがピッチのあちこちでオーシャンズ勢同士によるマッチアップが!

ポジションに係わらず機能していたブルーノ。あらためて彼のポテンシャルを思い知らされたと同時に、久しぶり?にブルーノのかっこよさをエコパで見ることが出来た。

ポジションに係わらず機能していたブルーノ。あらためて彼のポテンシャルの高さを思い知らされたと同時に、久しぶり?にブルーノのかっこよさをエコパで見ることが出来た。

ドリブル突破を試みる村上。この試合では小宮山、小曽戸も積極的?なドリブルを見せる場面もあったが、パスの選択肢を失ったからこそのアクションだったか?!いずれも行く先では2枚3枚とオーシャンズ選手に囲まれるはめに。

ドリブル突破を試みる村上。この試合では小宮山、小曽戸も積極的?なドリブルを見せる場面もあったが、パスの選択肢を失ったからこそのアクションだったか?!いずれも行く先では2枚3枚とオーシャンズ選手に囲まれるはめに。

代表で最もボールを失わなかったのが逸見ラファエルだった。が、彼からのパスコースもほとんど封鎖されていた。

代表で最もボールを失わなかったのが逸見ラファエルだった。が、彼からのパスコースのほとんどは封鎖されていた。

マルキーニョをかわし突破した小曽戸を・・・。

マルキーニョをかわし突破した小曽戸を・・・。

マルキーニョ自らが腕を掴み・・・。

マルキーニョ自らが腕を掴み・・・。

最後は片手でユニをひっぱり突破を阻止。公式戦ならレッドカードとも言えるこの場面でマルキーニョにはイエローカードが示された。決して褒められたプレーではないが、伝えたいのは小曽戸のプレー。最初の写真の場面でもドリブルをやめ両手を広げファールをアピールする選手をたびたび目にする中で、彼は前への推進力を自ら放棄する事はしなかった。

最後は片手でユニをひっぱり突破を阻止。公式戦ならレッドカードか?とも言えるこの場面でマルキーニョにはイエローカードが示された。決して褒められたプレーではないが、伝えたいのは小曽戸のプレー。サッカー・フットサルにかかわらず、最初の写真程度の状況でもドリブルをやめ両手を広げファールをアピールする選手をたびたび目にする中、彼は笛が鳴るまで前への推進力を自ら放棄する事はしなかった。

※以下、トレーニングマッチの様子をまとめてフォトギャラリーにてご覧ください。