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■2011東海女子フットサルリーグ【第6節】第3試合・・・atadura 1 vs 1 estrela/LENDA

atadura

estrela/LENDA

東海1部【第9節】に1試合だけ組み込まれた東海女子のゲームは写真の2チームによる愛知県ダービーでした。

ちょっとだけご説明しておくと、今季の東海女子は全8チーム、1回総当りのリーグ戦として行われています。つまり各チーム7試合(7節)戦うわけですが、そのうちの5節は女子8チームが一堂に会し一日で4試合を行うセントラル開催、残り2節分の8試合は男子東海1部のスケジュールに1試合ずつ組み込まれているのです。

わかりにくいかもしれませんが【節】の呼称だけで言うと、12月11日に行なわれた岐阜メモリアルでのセントラル開催が【第7節】いわゆる最終節なのです。
そして、その前節【第6節】はなんと【第5節】(←10月23日にセントラル開催)より前の9月18日に行われた蹴球小娘vs大洋薬品/BANFFから1試合ずつ消化されてきました。

この記事でご紹介するアタドゥーラ vs エストレーラは【第6節】の第3試合と言う位置づけになります。

まぁ、節の呼び名は各チームにとってはどうでもいいことでしょうが、一応念のため、年明け早々1月の8日にエコパサブアリーナにて行なわれる女子の1試合が【第6節】の第4試合、つまり今季の東海女子の最後の1試合となるわけです。

本来なら(←筆者の希望と言う意味で)その最後の試合が、今季の東海女王を決する大一番になるはずだったのですが、既報のとおり三重県のmember of the gangがその座をすでに掴み取っています。

残念と言えば残念なのですが、ある意味、女子8チームが集まった会場で女子の優勝チームが決まった事は、良かったとも言えるのかもしれませんね。

ただ、こんなややこしさも来季は解消されることになります。というのも、東海1部が10チームに増える事で女子の1試合を挟み込む余裕がなくなります。よって、東海女子もすべて単独での開催となるからです。さらに今季まで8チームで行なわれていましたが、その数を男子同様の10チームに拡大する計画もあるようですよ!

いずれにしても、参加チームが自分達の試合を行うだけでなく、他の女子チームの試合を見る機会が増える事は良い事だと思います。

この日で今季のリーグ戦を終える両チーム。ともに愛知県所属チームでした。

この試合について、すでに掲載されている橋爪レポートはこちらからご覧ください。

   ▼「愛知ダービー」はドロー/東海フットサル女子リーグ第6節
    http://www.re-po.jp/hashi/2012/12/post-56.html 

さて、以前にもお知らせしたとおり、この日行動を共にした橋爪氏も「観る!」ことを約束してくださったこの試合、事前に筆者が橋爪氏に売り込んで(?)おいたのが、エストレーラの17番、山川歩美選手です。
今季の途中から加入した山川選手は静岡県の出身(在住)で、以前は静岡県レディースフットサルリーグでもプレーをしていました。優れた身体能力とスピードを持った選手です。

エストレーラ加入以降、彼女の試合ぶりをしっかりと見る機会がなかったので、私にとっても非常に楽しみな試合だったのです。
さらにキャプテンの山岡由佳選手からは「メンバー全員が揃うの初めてなんですよ!」と耳にして、ますますやる気が(←何のやる気だ!?)出た筆者だったのです。

先制ゴールはアタドゥーラの杉村みゆき選手。試合会場で会うたびに「写真写りが悪い!」とボヤキを聞かされていますが、この写真ではその怒りからか角が生えてますねぇ。かっこいいと思いますけど!?角じゃなくて表情が!ですよ!

そしてこちらが山川歩美選手です。前半は出番が少なめでしたが、後半開始直後に同点ゴールを奪っています。

こちらは市川由香理選手。今季の初戦では点取り屋の印象を強く受けましたが、この試合ではキャプテンの山岡選手と共にゲームをコントロールする時間が多かったように感じました。

そして最後はキャプテンの山岡由佳選手です。今季7位の成績はリーグの規約上、一旦は県リーグ降格扱いとなりますが、再昇格が妨げられているわけではありません。是非とも東海女子を戦いの舞台に選んでくださいね!

と、言う事で、以下、ゲーム中の写真をフォトギャラリーにてご覧ください。

■2011東海フットサル1部リーグ【第9節】第3試合・・・ROBOGATO 2 vs 4 田原フットサルクラブ

ROBOGATO

田原フットサルクラブ

まずはすでに掲載されている橋爪レポートへのリンクのご紹介から。

   ▼東海リーグ1部第9節「田原FC vsロボガト」マッチレポート
    http://www.futsalnet.com/fn2009/2011/12/topics-001731.php

この試合、両チームとも上位リーグに名を連ねてはいるものの、前節終了時点で優勝の可能性は消滅、とは言え2部降格や入れ替え戦の心配もなし。

消化試合の印象を避けられない対戦カードでしたが、両チームとも最後まで勝ちにこだわった試合を繰り広げました。

田原にとっては約5ヶ月ぶりのリーグ戦での勝利だ。

田原にとっては久しぶりの東海リーグでの勝利、今季の全日本への道を失ったチームにとって元気を取り戻す良い薬になったのでないでしょうか。

地元開催の残り1節でさらに勢いを加速し、来季の新たな舞台を目指して欲しいと思います。

大活躍の萩原洪拓。腕にはキャプテンマークが巻かれているが、公式記録上は松本行令がその役割となっている。

残念だったのはこの2人が退場処分になった事。当然だが最終節でそのプレーを見ることは出来ない。

そして、前の記事でも触れた今季の東海1部得点王についてですが、この試合を戦うロボガトにも東海地域屈指の点取り屋が在籍しています。

左右両足からの精度の高いフィニッシュが持ち味だ。

青木翔選手がその人です。この試合の前までで8得点、ランキングは第3位、首位を行くプライアの奥山選手とは3ゴール差、まだまだ可能性を秘めている選手の一人です。

愛知県所属の選手ではありますが、「もし彼がタイトルを取ったら?!」などとやはり気になる存在、知らず知らずのうちにレンズが彼を追いかけてしまいます。

そのついでに撮ったわけでは決してありません。気が付けば他のロボガトの選手の写真も多数ありましたので、一挙に公開いたします。(←写っていない方、申し訳ありません。)

※以下、フォトギャラリーにて試合の様子をご覧ください。

■2011東海フットサル1部リーグ【第9節】第2試合・・・Praia Grande 1 vs 5 大和撫子/VIORA藤枝

Praia Grande

大和撫子/VIORA藤枝

まずはすでに掲載されている橋爪レポートへのリンクのご紹介から。

   ▼好調維持の藤枝、プライアに快勝/東海1部後期第2節
    http://www.re-po.jp/hashi/2012/12/post-59.html

勝てば1部残留が決まるプライアでしたが終わってみれば1-5と完敗、それだけ撫子の出来が良かったゲームだったとも言えるでしょう。

撫子、先制ゴールのシーン。鈴木修平がつぶれ役となり、こぼれ玉を堀井邦明が豪快に蹴りこんだ。

この試合を前にした私のテーマは「奥山保司を撮る!」事でした。
なぜならば、ここまで東海1部の得点王争いで首位を行くのが彼だったからなのです。

バックヤードにて少々時間をかけなければならない事態が生じ、ピッチに視線を注ぐ時間が少なかった事が悔やまれます。

フットデ静岡では昨年度初めて、県リーグ、県レディースそして東海とリーグ戦各カテゴリーの得点王に、試合中にご本人を撮影した写真をパネルにして贈呈させて頂きました。(※静岡県所属選手の受賞に限っての事でしたが。)

「今年もまた!」との意気込みはあるのですが、「受賞した選手の大きく引き伸ばせる写真がない!」なんてことになるとその計画も台無しです。

したがって、この時点でのランキング上位何名かにターゲットを絞ってレンズを向ける予定だったのですが・・・。
奥山選手はその筆頭にいるわけですので、本当はもっと時間が欲しかったのが本音。まぁ、最終節もあることだし!と出直しを誓うカメラマン(筆者)なのです。(←結局、納得いく写真が撮れなかったということか?)

ここまで背番号と同じ10ゴールを積み重ねてきた奥山選手。この日奪った11ゴール目を1部残留確定へ結びつける事が出来なかった。

さて、私の記憶が正しければ、東海リーグが1部・2部に分かれて行われた最初の年、平成19年度(2007シーズン)の1部リーグ得点王が奥山選手だったと思います。

チームはその年の東海1部を制し、愛知県豊田市で行われた地域チャンピオンズリーグに進出、さらに全日本選手権でも地域リーグ所属チームながら予選リーグを勝ち上がりベスト8入りを果たしたあのシーズンです。

試合を終えた直後、しかもオフィシャル席に着席してからの短い時間でのやり取りになってしまいましたが、私の「今季の東海1部リーグ得点王について」の問いかけに奥山選手は次のように話してくれました。

・・・「今季、得点王そのものは特に意識していません。ただ、主力の何人かが抜けたので、自分が点を取らなくては!と言う気持ちで試合に臨んでいるのは間違いないですね。気が付いたらトップに立っているだけです。」

さらに奥山選手は
・・・「以前、得点王になった時には、タイトルを取る事を強く意識して試合に臨んでいました。チーム内にも点が取れる選手がたくさんいましたしチームも好調だった。今季については当時と違い、自分が得点王争いに集中できるチーム事情ではないです。とにかくあと1試合、しっかりと戦わないと。」

彼らしく静かに語ってくれたコメントの中で、この日敗れたゲームで奪ったゴールには言及しなかった奥山選手、自分のゴールを勝利につなげなかった悔しさの彼なりの表現だったのかもしれません。

そのゴールを加え奥山選手の総ゴール数は11、そしてこの日は得点王争いの2位(鈴木孝博選手/デリッツィア磐田・・・9得点)、3位(青木翔選手/ROBOGATO・・・8得点)、4位(門田雄輔選手/デリッツィア磐田・・・7得点)の選手にゴールが生まれませんでした。ただ、その全員が爆発力を持っているだけに残り1節とは言え、タイトルの行方はまったくわかりません。

どの選手がタイトルを取るにしても、その選手らしさをかっこよく捉えた写真を贈呈できたらいいですね!
そのために、最終節には選手たちと同様に気合を入れて臨みたいと思います。 

30代も半ばを過ぎたとは思えない身体能力を堅持する奥山選手。ゴールを奪うセンスもまた衰える気配を見せない。

※以下、フォトギャラリーにて試合の様子をご覧ください。 

「今年の事は今年のうちに!」・・・年の瀬を迎え、事の中身は様々あれど、そう思っていらっしゃる方は多いことと思います。
フットデ静岡の記事を書き続けている私も同じ思いで作業を続けているのですが・・・。

振り返れば、特に今年の後半は取材に出掛けた試合当日からブログへの掲載までが、あまりにも間が開きすぎる事幾たび。「もういいよ!」とそっぽを向かれた方も多数いらっしゃるのでは?と少々凹んでいる次第です。

しかしながらここしばらくは、掲載の順序は多少前後しますが、ため込んだ写真や取材メモの整理をしながら少しずつですが掲載を進める事が出来ています。

そして年末までに何とかしたい!と頑張ってきたのが、東海1部【第9節】をお伝えする記事です。
これさえ終われば、とりあえず年内に取材・観戦に出掛けた試合の様子は全てブログへ掲載できた事になります。

と、言う事で本題の東海1部【第9節】。

今季の東海1部も残すところあと2節となったこの日。年内の開催では最後、そして優勝チームが決定するかもしれない【第9節】の観戦取材のため名古屋市の千種スポーツセンターまで出掛けてきました。

往復で4時間のドライブも今回は橋爪氏が同乗と言う事で「あ~でもない、こ~でもない」のフットサル談義であっという間。

その橋爪氏、今回は1部リーグ4試合はもちろんですが、1試合だけ組み込まれた東海女子の取材も予定との事でやる気満々!
で、わたくしは詳細な試合レポートの事はあまり考えず、出来る限り写真撮影に精を出そうと張り切った次第です。そしてこの日は「試合の様子」よりも、どちらかと言えば出来る限り「選手」をターゲットに撮影に臨んだのですが・・・。

撮れた写真の出来不出来の判断はみなさんにお任せするとして、今回はどの試合もちょっと多めの写真掲載と頑張ってみました。(※第2試合のみ、インターネット通信回線復旧の作業で控室にとどまる時間が長く、写真の数が少なめです。申し訳ありません。)

そして、おそらくですが、いずれの試合についても橋爪レポートとリンクしながらお伝えできるのでは?と考えている次第です。

それではまずはこの日の第1試合、エマーソン vs ナスパ四日市のゲームからご紹介したいと思います。

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■2011東海フットサル1部リーグ【第9節】第1試合・・・EMERSON FC 0 vs 3 NASPA四日市

EMERSON FC

NASPA四日市

まずはすでに掲載されている橋爪レポートへのリンクのご紹介から。

   ▼ナスパ四日市、開幕戦以来の勝ち星/東海1部後期第2節
    http://www.re-po.jp/hashi/2012/12/post-57.html

筆者が会場に到着したのが9:00過ぎ、少しだけピッチ設営のお手伝いをさせて頂き、全ての準備が整ったのは第1試合のキックオフ30分ほど前だったでしょうか?

もしかしたら?ですが、この時点でこの試合の行く末が見えていたのかもしれません。

と、言うのも、数多くの横断幕が張り出されたナスパ・サイドのピッチでは、この日試合に臨むメンバーのウォームアップがかなりペースを上げて行われていました。

一方のエマーソン・サイドでは・・・。

すでに会場入りしていた、第2試合に登場する大和撫子のメンバーからも「キックオフは10時ですよね?大丈夫なんですかね?」と言う声が聞こえるほど、試合への準備がゆっくりと行われていました。

もちろん、試合前のウォームアップですべてが決まってしまうわけではありませんが、ナスパのモチベーションが明らかにエマーソンを凌いでいた事の一つの表われだったと思います。

さて、その試合。この記事の前文でも「詳細な試合レポートの事はあまり考えず・・・」と宣言した通り、肝心な試合展開については橋爪レポートにお任せです。

とは言え、私の簡単な印象も少しだけ。

ナスパには三重県選抜として全国の舞台を経験した選手が多く在籍していますが、その中でも松山選手がこの試合で見せたパフォーマンスは素晴らしかったと思います。

攻守にわたり大活躍だった松山選手。まだ20歳になったばかりの若い選手だ。

両チーム無得点で終えた前半ですが、松山選手は両チーム最多のシュート数を記録、その中の何本かはバーやポストを直撃するきわどいものでした。
ピヴォに張って良し、ドリブルで運んで良しの力強さを見せ付けた前半でしたが、後半はさらに守って良しのおまけ付きでした。

スピードのあるエマーソンのカウンターに対しても、長い距離を戻ってのハードディフェンスで数的不利を補うばかりか、ボールを奪ってからの正確なフィードなど「パス出しも良し」の場面も見せてくれました。

橋爪レポートにもあるように、まさにこの試合のMVPと言える活躍だったと思います。

思い切りの良いロングシュートで先制ゴールを奪った石井誠選手(25)。彼もまた弱冠20歳の若い選手だ。ちなみに歩み寄る30番の石井佑一選手はお兄さん。

そして私、この試合終了後に一人の選手にお話を伺いました。
まずはこの写真を。

今年度の全国選抜決勝戦へ進んだ三重県選抜。

全国選抜大会、決勝戦直前の集合写真です。石川哲也選手が掲げた4番のユニフォーム、本来、このユニフォームを着るはずだったのが、ナスパの水谷選手です。

試合後、チームへの熱い思いを語ってくれた水谷選手。

全国大会の会場で森恵輔監督に水谷選手不在の理由を伺ったところ、「仕事の都合で週末にかけて長期に休暇を取れるのは年に1回。最後まで悩んでいたようでしたが、全国選抜での休暇はあきらめ、全日本の全国大会に懸ける判断をしたんですよ。」との返事が返ってきました。

その真偽を確かめたかったわけではないのですが、ちょっとだけその件にも触れた話を彼としたかったのです。

▼フットデ静岡(以下、FDS):全国選抜での仲間の活躍をどう感じていた?
・・・嬉しかったですよ。正直、自分がプレーできなかった悔しさはありましたけどね。それ以上に仲間の活躍は嬉しかったです。実は集合写真の撮影でユニフォームを手に持ってもらったのも僕がお願いしていたんですよ。

▼FDS:全国選抜不参加の理由は?
 ・・・本当のことです。やはり前日の会場入りで木曜日から休まないといけませんから。年に1回が精一杯です。もちろん選抜にも参加したかったですが、ナスパでのプレーがあってこその選抜招集です。どちらか一つとなればやっぱりチームを選びます。

▼FDS:それだけ全日本選手権への想いが強かった?
 ・・・昨年はじめて選手権の全国の舞台でプレーし、Fリーグのチームとの対戦でそのスピードやパワーを思い知らされた。負けたときからもう1度あの場所に戻りプレーしたいと思っていました。

▼FDS:選手権では県予選を勝ち上がっただけ、東海大会が控えていますが?
 ・・・リーグ戦では思うような結果が出ていませんが、選手権のトーナメントでは勝つしかない戦いです。どのチームも強いですが、僕らは大きくやり方を変えることは出来ませんしナスパらしさを出し切るだけです。

▼FDS:自信はある?
 ・・・昨年の東海代表ではありますが、今年も僕らはチャレンジャーです。今日のゲームのように自分達の良さをひとり一人が出し切って戦いたい。頑張ります。

ディフェンスでのハードワークを随所に見せた水谷選手。

その選手権東海大会、ナスパ初戦の相手はこの日の最終試合で今季の優勝そして昨年からの2連覇を決めたデリッツィア磐田。
全国選抜での水谷選手の悔しさをチームメイトがエネルギーに変え、東海王者を相手に全力でぶつかってくるに違いありません。

まずは年明け早々の東海1部【最終節】で残留を懸けた大切な試合が彼等を待ち受けます。

東海地域のフットサルシーンを見る側にとっては、見どころ盛りだくさんの新年1月、今から待ち遠しくてたまりません。

※以下、フォトギャラリーにて試合の様子をご覧ください。

12月10日、11日に行なわれたPUMAカップの静岡県大会をこれまで4回にわたりご紹介してきましたが、5回目の今回が最終回となります。
準決勝2試合、決勝戦と3位決定戦の4試合の様子をまとめてフォトギャラリーにて掲載いたします。

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予選ブロックを勝ち上がったチームにとって、決勝トーナメントの初戦、いわゆる県大会準決勝こそが支部予選からの長い戦いの中で最も大切な試合となる。
この試合に勝ちさえすれば、たとえ決勝戦で敗れても次のステップである東海大会に進出できるからだ。

この決勝トーナメント初戦で勝利を収めた過去の東海大会進出チームを振り返ってみると、昨年が田原とジュビロ磐田の西部勢2チーム、その前の年がプライアとイカイの東部勢2チーム、そのまた前がイカイとマトの東部勢2チーム、さらにその前の年がイカイとプライアの東部勢2チーム、もう1年前がマトとプライアの東部支部勢2チーム、そして平成17年の大会ではエマーソンとジュビロの西部支部勢2チームと、過去6年間ともに西部あるいは東部の同支部2チームが東海大会へ進出している。

全日本選手権の県大会において、圧倒的に西部支部と東部支部の勢力が強かった構図を顕著に表すデータではないだろうか。

そして今年の決勝トーナメント、フットデ静岡として集計した資料が残る過去の大会では、初めて東部支部からの勝ち上がりがなかった年となった。

さらに、中西部支部の2チームと中東部支部の1チーム、すなわち中部地域勢3チームがベスト4に顔を揃えたこともこれまでの決勝トーナメントの構図とは異なるものとなった。
付け加えれば、ここ何年も同支部の2チームが勝ち上がり続けている状況の継続のためには、大和撫子とエストレラードの中西部支部2チームの決勝進出が条件となったのだが・・・。

決勝には中西部支部の大和撫子/VIORA藤枝と西部支部のDELIZIA磐田が進出。同支部揃い踏みの構図は一旦途切れる事となった。

準決勝では毎年のように好試合が繰り広げられてきた。そして今年の準決勝もまた、どちらも緊張感のある良い試合だったと思う。
ただ、残念な事にバックヤードでの諸作業などで決勝トーナメントの4試合はいずれの試合も詳細なレポートが書けるほどしっかりと見ることが出来なかった。
会場に足を運ぶ事が出来なかったみなさんには大変申し訳なく思うがレポートの掲載は控えさせていただく事とし、作業の合い間に撮影した写真の掲載のみでご容赦いただきたい。

それでも少しだけ付け加えさせていただくのなら・・・唯一県リーグ勢としてベスト4入りしたオブラプリマが大和撫子相手に大健闘。彼等が勝ち上がった支部予選を担当した筆者としては非常に嬉しく思うと同時に、最終的に敗れはしたもののその健闘に素直に拍手を送りたいと感じた。
もう一つの準決勝では、先制点を奪ったエストの闘将、名取栄治のゴール後の雄叫びやデリッツィアの鈴木孝博がみせたカットインからの豪快な同点シュート、そして勝ち越し点を奪った門田雄輔のシュートフェイントからのしなやかな切り替えしとバランス感覚に富んだフィニッシュなど、各選手の持ち味を存分に発揮した得点シーンを見ることが出来た。

オブラプリマはキャプテンの西谷を中心にチームワークで予選を突破。準決勝でも東海1部の大和撫子を相手に大健闘を見せた。

準決勝終盤、パワープレーに出た内藤修弘がみせた自陣からのドリブル突破にはシビレた。

地域チャンピオンズリーグではゼブラ在籍時に全国準優勝そして得点王の経験を持つ剣持貴充だが、意外にも全日本選手権での県予選突破は初めての経験だ。

ここ2年間、静岡県が送り出した代表チームが全国の舞台へ進めなかった事は連盟関係者としても、そして一フットサルファンとしても非常に残念だった。
そして今年度は、第14回大会以来となる全国大会・1次ラウンドの開催会場の一つにエコパアリーナが決定している。
それだけに、デリッツィアと大和撫子の両チームには東海大会をも突破し、エコパアリーナでその雄姿を見せて欲しいと強く思う。

最後に表彰式後の各チームの集合写真を掲載しておきたい。

優勝はDELIZIA磐田。選手権での県内タイトルは初となる。過去に施設選手権枠が存在していた時代に全国出場したことはあるが、地域予選からとなると昨年度の悔しい敗退を含め全国行きを獲得したことが無い。それだけに新しいチーム名の1年目ではあるが全国への想いは昨年にも増して大きいはずだ。

大会MVPに選出されたのはデリッツィアの横山正浩選手。大会を通してのゴールは決勝戦での1ゴールのみだったがプレーの安定感が受賞につながったようだ。

準優勝の大和撫子/VIORA藤枝。東海大会進出はもちろん初めてだが、県内ベスト4も選手権では初めてだった。他チーム在籍時に東海大会や全国大会の舞台を経験しているメンバーもおりチームとしての経験不足に心配はいらないだろう。苦戦してきた東海1部での経験もまた、全国を目指す上で大きな助けとなるに違いない。

第3位はEstrelado/いちまるスポーツヴィラ/焼津フットサル倶楽部。一昨年の第15回大会に続き準決勝敗退となり、第10回大会以来の東海大会進出はまたしても成し遂げられなかった。しかし今大会で数多く目にした若手の活躍はチームにとって明るい材料ではないだろうか。東海2部残留を確定させるためにも、気持ちを切り替え残りの東海リーグを戦って欲しい。

第4位のObra-Prima。何度も書くが大健闘の2日間だった。この写真、後列右端にジャージ姿で写る西谷はイエローカードの累積により3位決定戦に出場できなかった。より上位のチームとの対戦のチャンスにピッチに立てなかった悔しさを口にした西谷だったが、試合に飢えた発言にまだまだ伸びしろを感じた。

■PUMAカップ2012 第17回全日本フットサル選手権 今後のスケジュール

▼東海大会:刈谷市体育館(愛知県)
 平成24年1月28日(土曜日)・・・東海大会 第1日目
 平成24年1月29日(日曜日)・・・東海大会 第2日目【全国大会への予選通過枠:2】

▼全国大会 1次(予選)ラウンド:エコパアリーナ/大阪
 平成24年3月9日(金曜日)・・・全国大会予選ラウンド 第1日目
 平成24年3月10日(土曜日)・・・全国大会予選ラウンド 第2日目
 平成24年3月11日(日曜日)・・・全国大会予選ラウンド 第3日目

▼全国大会 決勝トーナメント:代々木第1体育館/(東京都)
 平成24年3月16日(金曜日)・・・全国大会第1日目 準々決勝
 平成24年3月17日(土曜日)・・・全国大会第2日目 準決勝
 平成24年3月18日(日曜日)・・・全国大会第3日目 決勝

※以下、フォトギャラリーにて僅かずつですが各試合の様子をご覧ください。