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先に観戦記を連投した全国選抜同様、静岡県所属チームの出場が皆無の全日本女子フットサル選手権大会。
しかしながら今後に女子選抜大会を控え、全国の女子戦力の動向が気になる筆者としては少しでもその全国大会を観戦しておこう!と会場まで出掛けて行きました。
ただし今回、観戦できるのは予選リーグが行なわれる2日間だけ。残念ながら今年の女王が誕生する日曜日には地元でのリーグ戦の運営を行わなければなりません。
会場はフットサルの諸大会ではおなじみのグリーンアリーナ神戸、自動車で出掛けるのはちょっと尻込みしてしまう距離ですが、新幹線に乗ってしまえば筆者の最寄新幹線駅であるJR静岡からはわずか2時間で新神戸、プラス地下鉄30分で会場に到着できるのです。
もちろん、東海地域からの代表の2チーム、ギャングとアタドゥーラの応援も兼ね会場入りした事は言うまでもありません。
と言うことで「全日本女子観戦記」は東海地域からの2チームの戦いと、今回筆者が最も注目していた関西地域代表、地元神戸のアルコイリス、さらに若干ではありますが他チームの試合の様子を、ほぼ写真のみですが4回にわけ連投させて頂きます。
その第1回目はatadura(アタドゥーラ/愛知)です。
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昨年はサムライレディースそして今年はアタドゥーラとして、事実上2年連続で全国大会出場を果たしたこのチーム、後に大会を振り返ればの条件付ではあるが、2大会ともその年の優勝チームと予選リーグで対戦したことになる。
アタドゥーラは今年の大会のオープニングゲームとなるAグループの最初の試合で、優勝候補の筆頭にも上がる地元神戸のアルコイリスとの対戦だった。
昨年、彼女達が初めて経験した全国の舞台で残した勝点はわずか1、その昨年の勝点を初戦で上回ってしまうためには少々荷が重い相手であることは間違いなかった。
結果は1-6の敗戦、そして大会最終日にはそのアルコイリスが今年の優勝チームとなったのだ。
アタドゥーラに見られた初戦の堅さを差し引いても、アルコイリス、特にそのファーストセットとの戦力差は歴然だった。
それだけアルコイリスのパワーに注目が集まったゲームだったと言えるだろう。
初戦は完敗だったアタドゥーラだったが、続くふたつの試合では立ち上がりから本来の彼女達らしさを発揮したゲームを展開、どちらも2-0と序盤をリードした。
にもかかわらず、予選3試合を終わってみれば今年も残した勝点は昨年同様の「1」。
決して成長がなかった訳ではない今大会までの1年間だと筆者は感じてはいるが、この結果を選手たちがどう受け止めるのか?
今年の3試合の経験がアタドゥーラに投げかけた新たな課題を乗り越えてこそ、より厚みのあるチームの成長が実現するに違いない。
※以下、フォトギャラリーにて試合の様子をご覧ください。
今回は、11月6日に島田市にて行われた「JFAファミリーフットサルフェスティバルin島田」の大会の様子をご紹介します。
中西部支部フットサル委員会、八木フットサル委員長の担当なのですが、当初、審判不足の可能性もあり私もお手伝いとして笛を吹くつもりで出掛けて行きました。
結局、当日は中西部支部の手配レフリーだけで運営できる事となり、私は大会の様子をカメラに収める役目と、ちょっとだけ試合にも参加。
あいにく、この日は朝から激しい雨空となってしまいましたが、会場のサンワフィールドばらの丘は屋根付き施設と言う事もあり、無事開催となりました。
今回の大会は、以前ご紹介した浜松アリーナでのスペシャルステージと違い、参加チーム数や付帯イベントなど、やや規模を小さく開催されるファミリーフットサルなのですが、一旦ゲームが始まってしまえばスペシャルステージ同様、熱気溢れる試合が繰り広げられ大きな盛り上がりを見せました。
表彰式では八木委員長のはからいで全チームに賞品が行き渡り、受け取る子供達の嬉しそうな表情が大会の成功を写していたと思います。
フットデ静岡では、スペシャルステージの表彰で行われている「ファミリー賞」「フットサル賞」「フェスティバル賞」を独自に選出、集合写真を撮らせて頂きましたのでご紹介いたします。
▼ファミリー賞・・・テゲテゲFC
▼フットサル賞・・・9☆14ファミリー
▼フェスティバル賞・・・ザック・ファミリー
以下、大会の様子などをフォトギャラリーでご覧ください。
■全国選抜観戦記【その7】・・・その他の写真をフォトギャラリーで
ここまで駆け足で掲載を連投した全国選抜観戦記ですが今回で最終回となります。
思い返せば大会そのものは2ヶ月近くも前に行われたのですが、今こうして写真の整理を進めながら作業をしていると、懐かしくもあり、また、昨日の事のように鮮明に記憶がよみがえる瞬間を捉えた写真もあります。
前回、決勝戦をお伝えさせていただいたのですが、最終回では三重県選抜以外の対戦カードから、決勝トーナメント進出を果たした神奈川県選抜、大阪府選抜そして岡山県選抜の戦いを中心にピックアップ、さらに閉会式後の集合写真なども加えさせて頂きました。
三重県以外の全国大会参加チームの戦いも、全国の地域リーグの選手たちを知る大変貴重なものでした。
そんな選手たちにも何かのきっかけで当ブログをご覧頂き、拙い写真ではありますがご自身やチームメイトの試合の様子を見つけ、懐かしくそして大会を振り返るきっかけとなれば嬉しく思います。
ただ、こんなに掲載が遅くなってしまった事については、申し訳なく思うばかりです。
そして何より、来年こそ静岡県選抜を追いかけての全国選抜取材行脚になることを願い、全国選抜観戦記を締めさせて頂きます。
以下、フォトギャラリーにてゲームの様子などをご覧ください。
■決勝トーナメント【決勝戦】・・・神奈川県選抜 vs 三重県選抜
三重県選抜はこれまで戦った4試合中3試合で逆転勝ち。しかしその全てで三重らしさを存分に発揮した逆転劇を演じてきた。
対する神奈川県選抜は予選リーグこそ危なげない3連勝で決勝トーナメントに駒を進めたが、大阪府選抜との準決勝では残り時間4分まで1-3のビハインドを終了直前の同点劇からのPK戦でしぶとく勝ち上がって来た。
さて、この両チームによるゲームの詳細は、大会後、フットサルネットさんに掲載された橋爪レポートにてじっくりご覧いただくこととしよう。
▼第27回全国選抜フットサル大会決勝 「神奈川県選抜対三重県選抜」レポート
http://www.futsalnet.com/fn2009/2011/10/topics-001658.php
と、これだけではあまりに橋爪レポートに甘えすぎとのご批判!?も受けそうなので、私からも少しだけ。
三重県選抜の決勝トーナメント進出に引きづられ3日間とも会場に出向いた筆者であったが、開催会場が関東地域の山梨県と言う事もあり、連日どちらかといえば関東贔屓、特にこの試合では(当たり前だが)神奈川県贔屓のギャラリーやメディアの方が多かったと感じた。
そして、筆者の記憶に一番残っている事・・・それは準決勝の神奈川県選抜vs大阪府選抜のカードだ。PK戦までもつれ込んだその試合展開、試合内容はともかく「事実上の決勝戦!」とか「決勝で観たかった!」の声が聞こえてきた事に「ちょっと待ってよ!」と声を上げたい心境に何度となくさせられたものだ。
予選リーグでの神奈川県選抜の破壊力は一歩抜き出た印象であった事も間違いないし、初戦こそ出来の悪さで石川県選抜と引き分けた大阪府選抜もその後は本来の力強さを示していた。
どちらも実力あるチームに間違いないわけだが、三重県選抜の評価が高まらない会場の空気には少なからず不満を感じていた。
そして決勝のキックオフから約6分後、スコアは2-0と三重県選抜が大方の予想に反してリードを広げたのだ。
しかしながらそのアドバンテージにも、なぜか関東贔屓の多数派意見を覆すことに自信が持てない自分がいた。
確かに開始1分のコーナーキックから奪った先制点は、神奈川県選抜の一瞬の隙をついた鮮やかなゴールだったし、追加点も見方によっては「三重県にツキがあるのでは?」とも思わせるラッキーゴールだった。
「でも、これはこの大会での三重県ペースではないな・・・」 そう思うと同時に、神奈川ベンチにも慌てる雰囲気が存在しない事を感じた。
事実、ピッチ上ではリードを奪った三重県選抜のほうが、本来のボール運びやパスワークが出来ていなかった。
神奈川県選抜のプレスを嫌い、シンプルな回避に終始しているうちに完全に自分達のリズムを失ってしまったのかもしれない。
結局、橋爪レポートの通り三重県選抜は2-5のスコアで敗れてしまった。
東海地域の代表である三重県選抜の初優勝を期待していた筆者にとって、試合開始前の会場の空気を覆せなかった事は残念ではあるが、決勝戦での神奈川県選抜の戦いの素晴らしさを素直に認めたいと思う。
敗れた三重県選抜も恥ずべき戦いは一試合もなかった。自信を持って東海地域にそして三重県に持ち帰って欲しい準優勝だ。
最後に・・・三重県選抜の選手、スタッフのみなさん、お疲れ様でした。そして、準優勝おめでとう!
以下、フォトギャラリーにてゲームの様子を掲載いたします。
■決勝トーナメント【準決勝】・・・三重県選抜 vs 岡山県選抜
昨年、男子の三重県選抜史上はじめて東海大会を突破した三重。
2年連続での全国大会となる今大会での最終目標を全国制覇と掲げてはいるものの、まずはそのための第1段階をクリアしたばかり。
目標達成への次なるステップはこの準決勝突破ということになる。
昨年の予選敗退から一歩前進したとも言える今年の決勝トーナメント進出だが、そこは誰もが初めて臨む未知の舞台だ。
対戦相手の岡山県選抜はワイルドカードでの決勝トーナメント進出とは言え、最大の激戦区だったAグループでの3試合を経験しているだけに、その勝負強さは侮れない。
三重県選抜のゲーム観戦の合間で見た予選ラウンドでの岡山県選抜の戦いは、ハイプレスを軸にゲームを進めるチームが多い中、いわゆるハーフでの守りを徹底し奪ったボールをシンプルなカウンターで攻めきるスタイルを見せていた。
大会最終日、午前10:30、定刻どおり準決勝開始のホイッスルが吹かれた。
岡山県選抜はこの試合でも自陣での守りを軸にゲームを進める。
立ち上がりに数度のチャンスを作った三重県選抜だが、ポストに嫌われるなど先制ゴールにあと一歩で手が届かない。
その後もボールはつながるがシュート際への岡山の寄せが厳しく、たびたびシュートブロックを受け岡山ゴールを脅かすまでに至らない。
前半10分過ぎ、ボールを奪った岡山県選抜が右サイドをドリブルで突破。ゴールライン付近までえぐっての折り返しにゴール正面で10番の山下が合わせ1-0。
先制ゴールは岡山県選抜が奪い前半はそのままのスコアで終了した。
後半は開始から5分が過ぎた頃、ハーフライン付近で岡山ボールを奪った三重県選抜の本渡が右サイドで縦にボールを運び、ゴール前の横内へ。予選リーグで無得点だった闘将についにゴールが生まれた瞬間だった。
この横内のゴールで三重県選抜が1-1に追いつく。
予選3試合中、2試合で逆転勝ちを収めている三重県選抜だが、この試合ではその後、勝越しゴールが奪えないまま時間を消費してしまう。
両陣営ともPK戦を意識していたであろう残り30秒、やはり予選ではゴールを決めていなかった三重県選抜の大黒柱とも言える木村が大仕事を成し遂げた。
岡山陣内でボールを奪った木村が、自らドリブルでボールを進め中央から強烈に決めた。
東海リーグでは何度も目撃している木村らしい試合を決めるゴールだったが、その一撃が全国大会での決勝進出を決める大事な試合の残り30秒でも炸裂したわけだ。
「あと一つ!」、気持ちを一つに三重県選抜は足早にロッカールームへ引き上げた。
以下、フォトギャラリーにてゲームの様子を掲載いたします。