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Archive for the ‘試合結果’ Category

橋爪レポート【Fリーグ第20節・浜松セントラル】第4弾です!

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【1月10日第1試合】・・・観客数:2,360名 
バサジィ大分 3-1 府中アスレティックFC
10分 角谷哲也(大分)
30分 仁部屋和弘(大分)
30分 永島俊(府中)
34分 仁部屋和弘(大分)

バサジィ大分

バサジィ大分

府中アスレティックFC

府中アスレティックFC

■中村恭平監督(府中)
結果については残念に思っています。僕自身、Fリーグで監督をするのは初めてなんですが、いろいろな思いをもってピッチに立ちました。ただ急な就任だったこともあって、十分な準備はできませんでした。僕ができることは、(連敗で)選手たちが自信を失いつつあったので、それを回復することだと思い、ゲームに臨みました。
▼…就任から3日という短期間で何を変えようと思ったか?
選手に言ったことは、戦術的なことどうこうというよりも「攻守の切り替えを早く」ということ。それからFP4枚のうち1枚がルーズなポジションにいることが多いよ、ということ。府中のゲームでは常にそういう時間帯ができてしまう。4人の選手が全員、常に集中している状態になることを目指して、これから改革していきたいと思います
▼…初采配のゲームだったが、選手に試合前どういう声をかけたか?
「今までやってきたことをやっていても結果は変わらない。1つだけ変えるとするならば、自分たちが勝てる選手であり、勝てるチームだという自信を持って戦ってくれ」と言いました
▼…セルジオ監督退任の理由は? また、残り7試合をどう戦うか?
セルジオ監督については、結果が出ていなかったので本人も相当悩んでいました。さらに(イタリアに残している)家族のトラブルも重なりました。年末にイタリアに帰ったんですが、思いのほか家族の状態がよくないということだった。1度日本に帰ってきたんですが、そういう中途半端な気持ちでチームの采配を取っていくということは、自信のない監督がチームを率いることになる。選手たちにとっても厳しい状態が続いてしまいます。(退任は)そうしたことが大きな理由です。僕が監督になって、今日の試合も含めて8試合全勝で終わりたいと思っていました。今日は負けてしまいましたが、今後もそのようにやっていくつもりです。残り全部勝つつもりでやります。準備はままならないところもありますが、そんなことは言っていられない。
▼…選手が自信を失ってしまっているということだが、それはどのあたりに現れる?
例えば…。今日の試合でもいくつかあったと思いますが、ゴール前まで持って行きながらシュートで終えられない。自分の前にいいボールが転がってくると信じていれば決められるのに、決めきれない。そういうシーンが何度かあった。自信のある選手は常にいいボールが来ると信じているものです。府中は(低迷が)長く続いているので、(そういう場面で)相手に転がるんじゃないかという不安があるんだと思います。自信がないというよりも、また負けるんじゃないかという不安が常にあることが問題です。
▼…来季についてはどう考えているのか?
1月6日に就任して、そういうことを考える時間的余裕がありません、来季も私が監督を続けるかどうかも白紙です。ただ、今日はGMではなく監督としてここに座っています。

孤軍奮闘の感が強かった、日本代表常連の上澤。昨年までの常勝軍団から新規参入チームへの意を決しての移籍だったが厳しいシーズンを送る事となった。

孤軍奮闘の感が強かった、日本代表常連の上澤。昨年までの常勝軍団から新規参入チームへの意を決しての移籍だったが厳しいシーズンを送る事となった。

■森拓郎選手(府中)
新年最初の試合だったし、勝ちたかった。こういう結果になって残念です。新しい監督と自分たちが今までやってきたことを信じて、一丸となって頑張っていきたい。来週は府中での最後の試合です。応援してくれている人たちにしっかり恩返しをしたい。

■館山マリオ監督(大分)
あけましておめでとうございます。今日一番のポイントは上澤(をおさえること)。いいディフェンスができたので勝てたと思います。最近は良いゲームが続いていましたが、勝つことはできなかった。今日は勝てて良かったです。お客さんがたくさん入ってくれた。喜んでもらえたと思います。セントラルではお客さんに楽しんでもらうことが一番。今日はセットプレーなどで楽しんでもらえたと思います。全体的に、オフェンスディフェンスがいいバランスでした。
▼…後半すぐにゴレイロを入れ替えた理由は?
2人ともプレーできる(コンディションだ)から。2人ともいい選手。経験を積ませたいと思いました。

大分の、いや日本のスーパードリブラーの代表格、小曽戸。ゴールこそなかったが、随所にそのスピードを見せていた。

大分の、いや日本のスーパードリブラーの代表格、小曽戸。ゴールこそなかったが、随所にそのスピードを見せていた。

22歳の若さながら日本代表にも招集されている仁部屋。キャプテンマークを着け、この日も2ゴールを奪った。

22歳の若さながら日本代表にも招集されている仁部屋。キャプテンマークを着け、この日も2ゴールを奪った。

■仁部屋和弘選手(大分)
最近引き分け続きでなかなか勝てない中、今日は結果が出ました。この流れに乗って最後までチーム一丸となって戦っていきたいです。
▼…セントラルになるとセットプレーのバリエーションが増える?
特にそういうことはありません。毎試合同じだと思います。ただ、マリオさんもさっきおっしゃったように、セントラルだとお客さんが多いので、楽しんでもらうというコンセプトがあります。いろいろなキーパーを使ったり、交替ゾーンを使ったりというのは多々あるイメージです。

ちょっとすごい瞬間ですね!先制ゴールをあげた角谷、駆け寄る白方、武石をまとめて支える大分3番の西村。

ちょっとすごい瞬間ですね!先制ゴールをあげた角谷、駆け寄る白方、武石をまとめて支える大分3番の西村。

(※レポートならびに写真撮影はすべて橋爪氏によるものです。各写真のキャプションについてはフットデ静岡にて入れさせていただきました。)

橋爪レポート【Fリーグ第20節・浜松セントラル】第3弾です!

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【1月9日第3試合】・・・観客数:2,469名 
ペスカドーラ町田 1-3 シュライカー大阪
11分 松宮充義(大阪)
22分 ドゥダ(大阪)
24分 横江怜(町田)
30分 岸本武志(大阪)

ペスカドーラ町田

ペスカドーラ町田

シュライカー大阪

シュライカー大阪

■ジュニオール監督(町田)
今日の試合が重要であることは選手、クラブとして充分認識していました。どうしても勝ちたい試合だった。結果的には負けましたが、そんなに悪くないゲームだったように思います。ただ、ゲームの中でいくつかのマークのずれやもったいない形での失点がありました。攻撃に関してはファースト、セカンドセットとも非常に機能していました。チャンスも作れていた。内容では大阪を上回っていた。それは自信を持って言えます。ただ(大阪には)イゴール選手がいたことが大きかった。今日は負けましたが、あと7試合残っているので1つも落とすことなく、優勝を目指して頑張りたいと思います。今日は得たものもたくさんありました。これまでゲームに出られなかった選手、出場時間が短かった選手も今日は非常によくプレーしました。戦術、システムも攻撃のパターンもよくできていたと思っています。
▼…マルキーニョスが途中で出られなくなり、プラン変更を余儀なくされたと思うが?
多少プランの違いは出てきますが、今日はマルキーニョスの代わりに入った選手がよく頑張っていたので、そんなにだめだったとは思いません。非常に良いパフォーマンスを出してくれたと思います。ハーフタイムではあえてそのこと(マルキーニョス不在による戦術変更など)について言及したりしていない。
▼…良いパフォーマンスをした選手とは具体的に誰のことか?
ここで名前を出すとすれば大地や篠崎です。ここ数試合、出場時間が多くなかった中で、今日はいいパフォーマンスでした。我々は常にこういう状況になることを想定しながら練習をしています。選手には常に「いつチャンスが来るかわからない」と言っています。誰か1人でも「俺は試合に出ないから」「メンバーに入れないから」という気持ちでいると、グループとして勝てなくなってしまう。そのあたりのメンタリティを落とさずにやっているので、こういう(マルキーニョス離脱)ときに力を発揮できる。チームとしての厚みができていると思います。いいパフォーマンスを見せた選手には次の試合でもチャンスを与えていこうと思いますし、それは今日ここに来ていない選手も同様です。チャンスをつかんだ選手は常に価値を与えるように心がけています。
▼…終盤の1敗は優勝争いをする上で大きいと思う。今後の戦い方は?
今日負けたことによって、チャンピオンになる可能性が低くなったとは思っています。ただまだ7試合ありますし、勝負の世界は分からない。明日名古屋が負ける可能性もありますし。今の状況の中で1つ1つ頭を下げないでやっていきたいと思っています。少ない可能性の中でもやるべきことを最後までやり抜いて、チャンピオンに近づくというのが我々のスタンスです。

町田唯一のゴールを奪った横江。

町田唯一のゴールを奪った横江。

■金山友紀選手(町田)
今日は残念な結果です。でもまだまだ試合は続きます。数字的に優勝が難しいのは間違いないが、同じリーグで戦っている以上、上を目指して戦っていかなくてはなりません。今日の試合の中でも、選手同士は崩れることなく集中していた。1人1人が集中して戦った結果だと思うので、それをしっかり受け止めたいと思います。試合後のロッカールームでも、結果は伴わなかったけれどやろうとすることはできたという話が出ていた。ちょっとしたところの差で負けていると思います。それを探しながら、自分たちの戦いを続けてリーグ戦の7試合、その後の全日本選手権へ向けてしっかりしたチーム作りを続けていきたいです。今日の試合が価値のあるものだったことを、今後の試合で証明していきたいと思います。

■アドリアーノ監督(大阪)
多くのチャンスがあったと思います。気持ちの面で選手がよく頑張っていたのが良かったと思います。
▼…ディフェンスが良かったように思うが、町田相手に戦前のプランは?
町田はマルキーニョス中心に攻撃してくる。マルキーニョスにはしっかりディフェンスしようと考えていた。ファースト、セカンドセットとも彼にマンツーマンで付く人が決まっていました。
▼…町田に2勝1敗。こういう試合を続けていればもっと良い成績が得られると思うが?
今日は(シーズンの中で)ポイントになる試合だと思いました。この先もこのまま続けていかないといけないと思います。
▼…得点を決めた岸本選手の出場時間が短いが?
彼が入った時にチャンスがあった。決めてくれたのは良かったと思います。

年末の代表キャンプでも静岡を訪れている松宮。ゴール前でのしぶといワンタッチで先制ゴールを奪った。

年末の代表キャンプでも静岡を訪れている松宮。ゴール前でのしぶといワンタッチで先制ゴールを奪った。

評判どおりのプレーを披露してくれたイゴール。ボールパーソンの小学生に必ず「ありがとう!」と声を掛けてボールを受け取る姿に彼の優しさを感じた。

評判どおりのプレーを披露してくれたイゴール。ボールパーソンの小学生に必ず「ありがとう!」と声を掛けてボールを受け取る姿に彼の優しさを感じた。

■ドゥダ選手(大阪)
(大阪は)Fリーグが始まってから今が一番いい結果を出しているかもしれない。6試合負けていないし、これで3連勝です。これからも負けない。(サポーターと)約束しているから。次戦の北海道は前に負けているから100%で戦いたい。
▼…素晴らしいゴールを見せてもらった。コンディションが良いように見えるが?
フィジカルトレーニングを頑張ってやっています。監督はディフェンスについて厳しいから、フィジカルちゃんとやらないと。頑張ってやっています。
▼…試合後のインタビューの最後にポルトガル語で何を話していたのか?
監督と僕はCopa JALなどの大会をずっとここでやっていました。今日はそのときに一緒にやっていた人、見に来ていた人がたくさん見に来てくれていたんです。懐かしく思いました。彼らがスタンドからサポートしてくれた。「頑張れ」と声をかけてくれて、すごく嬉しかった。

かつてはこの浜松アリーナで何度もプレーをしていたドゥダ。さすがにキャプテンマークをつけFリーグでプレーする姿は当時は想像も出来なかったが、2点目を奪った切れのあるプレーは当時の若かった彼となんら変わりがない。

かつてはこの浜松アリーナで何度もプレーをしていたドゥダ。さすがにキャプテンマークをつけFリーグでプレーする姿は当時は想像も出来なかったが、2点目を奪った切れのあるプレーは当時の若かった彼となんら変わりがない。

味方のプレーに拍手を送る藤原潤。地元で自らプレーする姿は披露できなかったが、イゴールのプレーを間近で見れることは彼にとって必ずプラスとなるはずだ。さらに成長した藤原潤を静岡のフットサルファンに披露できる日は遠からず来るだろう。

味方のプレーに拍手を送る藤原潤。地元で自らプレーする姿は披露できなかったが、イゴールのプレーを間近で見れることは彼にとって必ずプラスとなるはずだ。さらに成長した藤原潤を静岡のフットサルファンに披露できる日は遠からず来るだろう。

(※レポートならびに写真撮影はすべて橋爪氏によるものです。各写真のキャプションについてはフットデ静岡にて入れさせていただきました。)

橋爪レポート【Fリーグ第20節・浜松セントラル】第2弾です!

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【1月9日第2試合】・・・観客数:2,326名 
バルドラール浦安 2-4 エスポラーダ北海道
11分 佐々木洋文(北海道)
17分 高山剛寛(北海道)
18分 上貝修(北海道)
20分 水上玄太(北海道)
27分 新造邦明(浦安)
31分 中島孝(浦安)

バルドラール浦安

バルドラール浦安

エスポラーダ北海道

エスポラーダ北海道

■セサル監督(浦安)
2010年は負けから始まりました。ただ、前の2試合(神戸戦、花巻戦)の引き分けが満足できる勝ち点ではなかったことを考えれば、負けはしましたが今日は特に後半立ち上がりにいい形ができていた。これを続けていけば自分たちが目標としているプレーにつながる。北海道は日本人選手だけで固めているチーム。これからも頑張ってもらいたいと思っています。
▼・・・ファーストセットはパスが回っていたが、点が取れなかった。北海道に対して相性の悪さを感じるか? 今日のような展開になった原因は何だろうか?
北海道が難しい相手と言うよりも、今日は我々の立ち上がりが悪かったですね。あまりにも簡単に失点して流れを悪くしてしまいました。オーシャンアリーナカップ、ホームで敗戦したゲームと同じように、(北海道戦では)そういう面が出やすいと思います。リーグ終盤ですが、我々は失点としては少ない一方で、(攻撃面では)3点までは取れても5得点はなかなか難しい。そのあたりのレベルを上げていかないと、今日のように失点を重ねるゲームはなかなか難しい。それが現状です。2失点以内に抑える自信はある。3点取る自信もある。そういう流れになれば勝てるけれど、今日のようなばかげた失点を繰り消すとゲームを自分たちのものにできなくなります。
▼・・・パワープレーがうまくいかなかった。どのあたりが良くなかったのか?
パワープレーで点が取れないということよりも、インプレー中にチャンスを作っているのに点が取れないことの方が問題です。ゴールを目指しているのに入らない状況の中で、フラストレーションもたまりますし、焦りも生まれます。今日はパワープレーを崩されての3失点目が我々にとってのキーポイントでした。

前半後半共に、稲田をゴレイロにパワープレーを展開した浦安だったが・・・。

前半後半共に、稲田をゴレイロにパワープレーを展開した浦安だったが・・・。

■小宮山友祐選手(浦安)
負けてしまったことは受け入れなければいけない。自分としても、思い描いていた内容とは程遠い試合でした。相手も勝ちたい気持ちで戦っている。自分たちも相手以上にもっと苦しんで戦わなくては勝てないことを実感しました。まだ7試合ありますし、1つ1つ苦しみ抜いて1つでも多く勝ってシーズンを終えたいと思います。

■小野寺隆彦監督(北海道)
2010年の初戦に勝つことができたことは、何よりの喜びです。2009年の最終戦はホームで町田さんに負けてしまって、チームとしてもテンションが難しかったところでした。しかし(その試合から)自分たちで課題を出し、その課題に向かって一生懸命取り組んだ。その結果勝つことができた。自分たちより上の順位の浦安さんに必死に食らいついた選手たちをほめてあげたいです。
▼・・・長いリーグ戦で年末までに疲労もあったと思うが、2週間の休みで疲労は取れたか?
チームとしてはそれほど長いオフがあったわけではありません。休みはお正月三が日ぐらいでした。けが人もいますし、チームとしては正念場が続きます。ただ、その三日間(のオフ)で選手がリフレッシュしてくれたのは事実。年明け1試合目に勝てて良かったです。
▼・・・前半、相手に回されてディフェンスのやり方を変えたか?
前線からのプレスをかけ、後ろも連動してしっかりプレスをかける。今まで多少ルーズなところがあったので、そこを修正しようと練習してきました。まだまだ完璧とは言えませんが、今日は全員が頭を動かしながら、頭で考えながらディフェンスすることができた。次につながると思います。
▼・・・攻撃に対しての評価は?
僕たちのチームでは攻撃は自由。特に決まりごとはありません。僕自身も個人個人が生き生きとしたプレーをして欲しいと思っています。ウチのチームは選手間の信頼関係が日本で一番。すべて選手に任せています。

先制ゴールを奪った北海道の佐々木。

先制ゴールを奪った北海道の佐々木。

今季は、生まれ故郷の北海道に誕生したチームでのプレーとなった水上。新規チームながら上位に踏みとどまる原動力となっている。この試合でもゴールを記録。

今季は、生まれ故郷の北海道に誕生したチームでのプレーとなった水上。新規チームながら上位に踏みとどまる原動力となっている。この試合でもゴールを記録。

小柄な体ながら、すばらしいキープ力、配球力を見せる北海道の菅原。日本代表として静岡でのトレーニングキャンプに参加している。

小柄な体ながら、すばらしいキープ力、配球力を見せる北海道の菅原。日本代表として静岡でのトレーニングキャンプに参加している。

■菅原和紀選手(北海道)
去年の最後に行われた第3クールは負けからのスタートでした。今日は新年最初の試合だったので、気持ちも新たに取り組めました。次も大阪という強豪なので、この勢いを殺さずに、勝つために必要なことに1週間取り組みたいと思います。

(※レポートならびに写真撮影はすべて橋爪氏によるものです。なお、各写真のキャプションにつきましては、フットデ静岡で入れさせていただきました。)

なんと!さっそく届いた橋爪レポート!
各試合終了後に行われる記者会見の様子に、出来る限り静岡県関係の選手の写真を加えてのレポートです。

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【1月9日第1試合】・・・観客数:1,901名 
湘南ベルマーレ 0-2 ステラミーゴいわて花巻
30分 渡邉知晃(花巻)
36分 チーニョ (花巻)

湘南ベルマーレ

湘南ベルマーレ

ステラミーゴいわて花巻

ステラミーゴいわて花巻

■奥村敬人監督(湘南)
率直なところ、今日の結果は必然だったと思います。ボラやシニーニャがいない中で、1人1人の選手がもっと戦って欲しかった。40分終わって倒れるぐらい走り切って欲しかったと思います。それができなかったのは(監督である)僕の責任。どうやったら選手が奮起してくれるか、練習から考えてやらないと、このままズルズルいってしまうと思います。今日は僕自身がっかりな結果でした。

▼・・・特に前半、攻撃の形が見えなかった。花巻をどう崩そうとプランしていたのか?
ヘドンドを使って、シンプルに2タッチで早いパスを回し、相手をずらして遠目からシュートを打とうと。そういう戦術で1カ月ぐらい前からやっていたんですが、練習が足りなかった。意思統一しきれなかったのが一番の問題だと思います。
▼・・・リーグ終盤にきて結果が出ていない。結果が出ているときとの違いはどこにあるのか?
根本的には戦う気持ちなのかな、と。まず目の前の相手としっかり戦うこと。球際の部分で戦う気持ちを感じられないところがあります。名古屋や大阪に勝った試合では選手が倒れるぐらい走りまわっていたし、体を張ってディフェンスしていた。そういうことをちょっとでも怠ってしまうとやられてしまうのがFリーグ。ボール扱いがうまいとか、シュートが強いとかそういう次元ではなく、戦えるのか戦えないのか。そこが一番デカイのかな、と思います。
▼・・・サポーターから厳しい言葉が出ていた。彼らに何かメッセージはあるか?
こんな試合をしたらブーイングされるのは当然だと思います。真摯に受け止めたいです。名古屋や大阪に勝った試合を思い出して戦わなくては。遠くまで来てもらっているのに、毎回こんな試合を見せるわけにはいかない。気持ちが入った試合を見せることが恩返しになると思います。
▼・・・選手たちの気持ちに波が出てしまうのはなぜだろう?
僕もどうしてなのかと思っているんですが…。わからないですね、そこは。ある試合でできているのに、他の試合でできなくなってしまうのは、なぜなんだろう。慢心もあったと思うんですが…。普段の練習から100%やりきるのがまだ足りないのかなと。

サポーター対決では花巻を圧倒していた湘南の大応援団。試合終了後、湘南サポーターからは選手への厳しい声が・・・。

サポーター対決では花巻を圧倒していた湘南の大応援団。試合終了後、湘南サポーターからは選手への厳しい声が・・・。

■曽根田盛将選手(湘南)
静岡で初めての開催ということで、今日の試合を非常に楽しみにしていました。成長した姿を静岡の皆様に見せられればという思いでプレーしましたが、自分自身決定機を外してしまい、チームも負けてしまい非常に残念な思いです。サポーターにブーイングされることは仕方がない。もっともっと気持ちのあるプレーを見せて、勝利の喜びを分かち合うために頑張りたいと思います。

前日には地元テレビ局、ラジオ局への生出演で、Fリーグ浜松セントラルの告知活動をしてくれた湘南の曽根田。試合では何度かの決定機を生かせなかった。

前日には地元テレビ局、ラジオ局への生出演で、Fリーグ浜松セントラルの告知活動をしてくれた湘南の曽根田。試合では何度かの決定機を生かせなかった。

■関新選手(湘南)
今日はまったく見る価値のない試合でした。(ブーイングは)サポーターの気持ちからしたら当然だと思う。盛り返すのが自分たちの仕事です。(敗戦については)メンタルの部分が大きいと思います。あと7試合、全力でやるだけです。

■渡辺幸彦コーチ(花巻)
今日は2対0ということで、前節に続き無失点勝利。選手が集中して頑張ってくれたおかげで勝ち取れた勝利だと思います。ずっと勝てなくて引き分けと負けが続く中、無得点ということもあり心配していましたが、今日は2点取った上で失点ゼロということで今年に入ってこの上ない勝利だと思います。こうした集中した戦いを続けていけば、大量失点もないと思いますし、少ない失点ならこちらにも得点のチャンスもあると思う。相手がどこであろうと集中して戦っていけばいい結果につながっていくと思います。

▼・・・ジオゴ監督がいなかったが何かアドバイスはあったか?湘南対策をどう立てたか?
ジオゴとは練習の前に湘南のビデオを見て研究しました。湘南はアラの選手が積極的にプレスを掛けてくるけれど、逆にピヴォの位置が空く。そこを突くためにピヴォあての練習もやってきました。ウチはミスしてカウンターから失点ということが多いので、ミスのない安全なプレーをしようとも伝えました。選手たちがそこに応えてくれたので、こういう結果が得られたのだと思います。

2010年Fリーグ最初のゴールは、花巻の渡邉知晃。このところ日本代表へも定着しており、静岡でのトレーニングキャンプへも参加している大型選手が、ミゲル日本代表監督が見守る試合でも結果を出した。

2010年Fリーグ最初のゴールは、花巻の渡邉知晃。このところ日本代表へも定着しており、静岡でのトレーニングキャンプへも参加している大型選手が、ミゲル日本代表監督が見守る試合でも結果を出した。

久しぶりに静岡でプレーした花巻の須崎。前所属はIKAI FUTSALだ。

久しぶりに静岡でプレーした花巻の須崎。前所属はIKAI FUTSALだ。

キャプテンとして完封勝利をチームに呼び込んだ花巻のゴレイロ、肥沼。彼もまたIKAI FUTSALに所属していた。

キャプテンとして完封勝利をチームに呼び込んだ花巻のゴレイロ、肥沼。彼もまたIKAI FUTSALに所属していた。

■岩見裕介選手(花巻)
2年ぶりにFリーグのピッチに立つことができました。自分としては嬉しく、満足しています。チームも勝てたことで、自分の仕事がしっかりできた実感があります。今日はいい気持ちで帰れそうです。

■肥沼謙選手(花巻)
第1クール目で花巻革命を起こすといいました。浦安と良い試合をして3試合で2勝。自信がついた中で4節目の名古屋戦で大敗してしまった。今日は勝ちましたが、次の相手が名古屋です。ターニングポイントの試合になると思います。いつも以上に気を引き締めて頑張りたい。個人的にも2試合連続無失点が自信になっています。いいリズムで名古屋戦に臨めると思います。

(※レポートならびに写真撮影はすべて橋爪氏によるものです。なお、各写真のキャプションにつきましては、フットデ静岡で入れさせていただきました。)

準決勝:第2試合
【IKAI FUTSAL 2 (1PK0) 2 ジュビロ磐田フットサルクラブ】

IKAI FUTSAL

IKAI FUTSAL

ジュビロ磐田フットサルクラブ

ジュビロ磐田フットサルクラブ

▼前半
12分→ジュビロ:山崎(7)
14分→イカイ:清水(8)
▼後半
21分→イカイ:ベッチーニョ(18)
24分→ジュビロ:本田(18)

前日の2試合でゴールを決めていた山崎(7)が、この日の先制ゴールを奪った。

前日の2試合でゴールを決めていた山崎(7)が、この日の先制ゴールを奪った。

先制された、そのボールを自らセンタースポットにセットし、チームを奮い立たせるゴレイロの落合(21)。

先制された、そのボールを自らセンタースポットにセットし、チームを奮い立たせるゴレイロの落合(21)。

予選リーグ突破の立役者、ベテラン河合(6)。この日も彼の右足にはテーピングが施されていた。

予選リーグ突破の立役者、ベテラン河合(6)。この日も彼の右足にはテーピングが施されていた。

ボールをキープするイカイの板山(3)にアタックするジュビロの千葉(11)。

ボールをキープするイカイの板山(3)にアタックするジュビロの千葉(11)。

前半終了間際、同点ゴールを奪った清水(8)と祝福に駆け寄るゴレイロの落合(21)。

前半終了間際、同点ゴールを奪った清水(8)と祝福に駆け寄るゴレイロの落合(21)。

激しい接触で床に倒れ込むジュビロの鈴木(5)とイカイの板山(3)。二人とも豊富な運動量で攻守にわたりピッチを走り回った。

激しい接触で床に倒れ込むジュビロの鈴木(5)とイカイの板山(3)。二人とも豊富な運動量で攻守にわたりピッチを走り回った。

ゴール前で迫力あるプレーを見せるベッチーニョ。対戦相手には大きな脅威だ。

ゴール前で迫力あるプレーを見せるベッチーニョ。対戦相手には大きな脅威だ。

ついに逆転ゴールを決めたベッチーニョ(18)。駆け寄るチームメイトと抱き合って喜びを表す。

ついに逆転ゴールを決めたベッチーニョ(18)。駆け寄るチームメイトと抱き合って喜びを表す。

同点ゴールを決めた本田(18)。県選抜にも招集された若手が、大事な場面でゴールを決めた。

同点ゴールを決めた本田(18)。県選抜にも招集された若手が、大事な場面でゴールを決めた。

前日の2試合目にはベンチ入りせず、大事をとった門田(13)だったが・・・

前日の2試合目にはベンチ入りせず、大事をとった門田(13)だったが・・・

大事な仕事もするのだが、カッとする性格はチームメイトにもどうにもならず、終了間際に退場処分となってしまったベッチーニョ。2試合の出場停止処分で東海大会の初戦(三重県1位、ギャング戦)は出場できなくなったことはチーム関係者のみならず、残念に思うフットサルファンも多いことだろう。

大事な仕事もするのだが、カッとする性格はチームメイトにもどうにもならず、終了間際に退場処分となってしまったベッチーニョ。2試合の出場停止処分で東海大会の初戦(対三重県1位、ギャング戦)に出場できなくなったことはチーム関係者のみならず、残念に思うフットサルファンが多いことだろう。

「一人目からサドンデスのPK戦」という厳しいフォーマットでのタイブレークに勇敢に挑み、ジュビロ一人目の門田のシュートを、見事に体でセーブした落合(21)。昨日から気合十分のプレーで再三にわたりチームを救ってきたが、最後の最後でも完璧な仕事をした。

「一人目からサドンデスのPK戦」という厳しいフォーマットでのタイブレークに勇敢に挑み、ジュビロ一人目の門田のシュートを、見事に体でセーブした落合(21)。この日も気合十分のプレーで再三にわたりチームを救ってきたが、最後の最後でも完璧な仕事をした。

ジュビロの門田(13)は、コンディションが完全でない中、彼なりのベストは尽くしたが試合時間内ばかりでなく、PK戦でもゴールから見放されてしまった。心中を察すればかける言葉もないが、東海1部の得点王へ向け何とか気持ちを切り替えてほしい。

ジュビロの門田(13)は、コンディションが完全でない中、彼なりのベストは尽くしたが試合時間内ばかりでなく、PK戦でもゴールから見放されてしまった。心中を察すればかける言葉もないが、東海1部の得点王へ向け何とか気持ちを切り替えてほしい。