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11月29日(日曜日)、エコパサブアリーナにて行われた、東海1部リーグ【第8節】での静岡県勢同士のもうひとつの試合は、ジュビロ vs XEBRAの一戦です。
▼ジュビロ磐田フットサルクラブ vs XEBRA SHIZUOKA
両チームとも、東海リーグ制覇という目標からは少々取り残されはしたものの、間近に迫った全日本選手権静岡県大会、K-MIXカップへ向けては、お互いに支部予選での1位通過を果たしている。
やはりチームのモチベーションを高め、維持していくためにも、この東海リーグでも勝ちにこだわり結果を残したいところだ。
観客席から両チームのサポータが多数見守る中、ジュビロのキックオフで試合開始。
ゼブラは最初のマイボールから、小池(8)をゴレイロにしたパワープレーのフォーメーションをとる。
今季、時折見せる戦い方だが、立ち上がりからポゼッションを高め対戦相手のリズムを奪う意図でのプレーか?
パスミスからの危ない場面もありサポーターをヒヤッとさせるが、足元でボールが落ち着き始めると、さすが個の集団と言わしめるプレーを展開。
4分に佐野(10)、6分に横山拓也(9)が連続ゴールを奪い2-0とゲームの主導権を握る。
対するジュビロは鈴木孝博(5)、千葉(11)の両ベテランを筆頭にアグレッシブなディフェンスで対応するが、微妙なジャッジと相俟って前半を10分残し5ファールに到達。
ジュビロにとっては厳しい序盤となったが、ここからの10分間を良く耐えると17分には門田(13)が1点を返し、前半を2失点のままで終えた。
2-1、ゼブラのリードで始まった後半は、またも早々からゼブラのゴールが続く。
22分に佐野(10)が2点目、23分には横山拓也(9)も2点目のゴールを奪い4-1とリードを広げた。
あきらめないジュビロは、ゼブラが行った試合開始後と同様のポゼッション優先?のパワープレーに食い下がり、27分に鈴木孝博(5)、門田(13)が連続ゴールを奪うと、31分には千葉(11)が、33分には山崎(7)がゴールを奪い5-4と試合をひっくり返してしまう。
ゼブラも直後に、点を取ることを意図したパワープレーから横山正浩(12)が鮮やかにゴールを決め5-5、試合は振り出しに戻った。
この試合の流れを最後に動かしたのは、ファールカウントだった。
どちらも5ファールまで達した後、38分にゼブラが6個目のファールをジュビロに与えてしまう。
この第2PKを門田(13)がゴール右上に豪快に決め、再びジュビロがリード。
1分後、ゼブラも横山拓也(9)がハットトリックとなる3点目を奪い一瞬同点には追いついたが、直後に再び門田(13)が第2PKを決め7-6とリード。
一方のゼブラもジュビロ6個目のファールで得た第2PKを佐野(10)が蹴るが枠の外へ。
門田(13)は終了間際にもゼブラのパワープレーの乱れを拾い、ハーフラインから丁寧に無人のゴールへボールを流し込み、この日5得点。
結局、試合は8-6でジュビロの勝利、ジュビロらしく最後まで足を止めず、あきらめない試合運びが実った試合だった。
一方、ゼブラ、いや観客席から見守っていた多くのゼブラのサポーターにとっては、負けた気のしない不思議な敗戦だったのでは?
今季の東海1部リーグは、この【第8節】を含め、各チーム残り3試合、エコパアリーナを使用しての開催は今回が最後となります。
この日の対戦カードは、静岡県勢同士の2試合が予定されているとあって、県内チームのサポーターも多く観戦に来ていましたね。
開催日の試合速報からはだいぶ間が開いてしまいましたが、写真を中心に3回に分けて簡単なレポートをご紹介したいと思います。
▼DANNY FC/Emerson vs Praia Grande
今年度、チーム体制が変わり、ほぼ真新しいチームでスタート、その後、急成長を見せるDANNY FC。
勝ち負けの結果だけで見れば今季わずか1勝ではあるが、試合内容に関してはシーズン序盤とはまったく別チームといっていいほどのパフォーマンスを披露できるようになった。
一方のPraia Grandeは前節に後期リーグの大一番となったGANG戦を7-5と勝利し、昨年逃した東海制覇をはっきりと視野に入れて臨むこの第8節だ。
前期での対戦では6-0とPraiaが完封勝利を納めてはいるが、急成長を見せているDANNYが相手だけにPraiaとしては気の抜けない一戦である事は間違いないだろう。
DANNYのキックオフで始まった試合は、Praiaのポゼッションがやや高く進みはするものの、本来のPraiaらしい全員が連動する流れが作れずゴールが奪えない。
DANNYもスピードを生かした速攻から時折ディフェンスの裏を取りPraiaゴールに迫るが、得点を奪えないまま試合は進む。
そんな攻防が続いた17分、DANNYゴール前でのこぼれ玉をPraiaの渡辺友博(21)が蹴り込みようやく先制点を奪った。
渡辺友博にとっては、前期の同じカード、三重県ゆめドーム上野で行われたDANNY戦以来のゴールとなる。
結局、前半は両チームあわせてこのゴールだけで終了、後半へ折り返した。
後半開始わずか2分、DANNY斉藤(11)がPraiaのプレスが甘くなった一瞬の隙を突き同点ゴールを決める。
皮肉にも、このゴールで目が覚めたのか、これ以降のPraiaのプレスは本来の速さ、強さを取り戻した。
後半のPraiaのファールカウントは、最終的に5個に達しはしたが、自分たちに足りなかったものをしっかりと理解し修正した結果であり、決してラフなものではなかった。
良いプレスで高い位置からボールを奪うことができるようになってからは、フィニッシュまでのスピードもあがり、DANNYは防戦一方となる。
その後、試合は26分に野島(17)が中央突破から勝ち越しゴールを奪うと、27分には五味(15)、33分に栗原(11)、35分に大浜(19)、そして39分に再び五味が決め、6-1でPraiaが勝利した。
Praiaはこの日の1失点を機に、来週末に迫った全日本選手権への静岡県予選であるK-MIXカップ、そしてもちろん東海制覇へ向け、さらに集中力が高まったのではないだろうか?
一方、後半、同点ゴールを奪うまでのDANNYはすばらしかったと思う。
シーズン当初と明らかに違うのは、フットサルの守り方を身に付けてきたことだろう。
ゴールを奪うセンスを持った選手が多いだけに、守備から攻撃、攻撃から守備の切り替えを自分たちのリズムで行えるようになれば、良いゲームができる時間帯がさらに長くなるだろう。
DANNYは、来季の東海1部残留のためには、2部リーグ上位チームとのプレーオフを回避できない状況ではあるが、今季の残り2節でさらなる成長をし、是非、来季も東海1部で戦って欲しいと思う。
9月に開催された県リーグ【第5節】を区切りに、今季の静岡県社会人フットサルリーグは約3ヶ月間のインターバルに入っていました。もちろん、その間には各支部にて全日本選手権の第一歩となる予選大会が開催されていたわけですが・・・。
さて、その県リーグですが、特に今季の2部リーグは、ほぼ毎節、首位に立つチームが変わる大混戦ですね!
来季の1部リーグへの昇格枠【2】を掴み取るチームの予想は、ほとんど不可能の状況です。
くわえて、諸事情により長期延期を余儀なくされていたゲームがあることで、試合の消化が揃わず各チームとも勝ち点の計算ができない事態が続いておりました。
その【第2節】の延期試合「IKAI FUTSAL vs FAMILLE FUTSAL CLUB」の一戦が、先日エコパサブアリーナにて行われましたので、簡単なレポートではありますがご紹介させていただきます。
▼静岡県社会人フットサル2部リーグ【第2節】
IKAI FUTSAL vs FAMILLE FUTSAL CLUB
今季のK-MIXカップでも激戦の支部予選を勝ち上がり県大会出場を決め、練習量やチーム状態も充実しているIKAI。
一方のFAMILLEは、K-MIXカップこそ支部予選第4位で県大会をあと一歩で逃しはしたが、先月出場した民間の全国大会では強豪相手に好結果を残している。
両チームとも今季の県リーグでは序盤に手痛い敗戦などを喫し順位も中盤に停滞してはいるものの、上位陣の大混戦により未消化試合での勝ち点3を手に入れれば、残り2節で一気に首位争いにも加わることができる状況だ。
FAMILLEのキックオフで始まったゲームは、IKAIのヘドンド、クワトロを駆使した組織の攻めに、FAMILLEがしっかり守って速攻で応戦する見応えある展開が繰り返される。
7分、FAMILLEのファールで得たフリーキックからの展開でIKAI(15番)の板山が先制ゴールを奪う。
FAMILLEのプレーヤーがジャッジに食い下がる一瞬の隙を突き、ゴール正面に素早くパスをつないだIKAIの集中力が勝ったゴールだった。
FAMILLEは永井から「切りかえろ!」の声が出たが、すべての対応が一瞬遅れ先制点を奪われてしまった。
IKAIはこれ以外にも決定的かと思うチャンスを何度か作るものの、FAMILLEがゴレイロ(1番)の荒井を中心に我慢強く守り前半はこのまま1-0とIKAIのリードで終了。
後半に入ってもIKAIのポゼッションの時間が続き、19分、IKAI(8番)の清水が追加点を奪い2-0とリードを広げた。
FAMILLEは攻守の中心であるキャプテン永井(10番)からの配球で攻めるが、なかなかフィニッシュまでたどり着けない。
思い通りの展開にならず、0-2のビハインドがしばらく続くいたFAMILLEだが、25分、永井が自ら放ったシュートが決まり1点を返す。
タイマーが残り時間30秒を表示したころ、再び永井がゴール正面、約12mの距離から得意の左足を振り抜くと、ディフェンスがブラインドに入っていたのか、ボールはゴレイロの右サイドを破りゴールネットに突き刺さった。
ゲームはこのまま2-2のドローで終了。
IKAIにとっては勝ちきれなかった印象が残るゲームであり、FAMILLEは後半シュート数わずか6本ながら、持ち前のしぶとさで勝点を加え、次につながる結果となったのでは?!
このゲームを終え、IKAIが勝点8の5位、FAMILLEが同7の6位。
首位は勝点12のARTISTAだが、残り2節で上位4チームの直接対決が多く残されているなど、引き続き【まったく】目の離せない今季の2部リーグだ。
参加全6チーム、1回総当りでの開催となった今季の静岡県レディースフットサルリーグ。
諸事情により、かなり不規則な日程での試合消化となりましたが、12月6日にエコパサブアリーナにて行なわれた2試合をもちまして、すべてのスケジュールが終了いたしました。
各試合の結果や最終順位は↑の【県レディース】のページをご覧ください。
静岡県のフットサル公式戦情報サイトをメインタイトルとして掲げる「フットデ静岡」ですが、県レディースリーグへの取材は思うように実行できないままのシーズン終了となってしまいました。
個人的にも、女子フットサルの活動にかかわる身として、本来はもっともっと会場に顔を出さなければいけない立場なのかもしれませんが、様々なリーグの日程が重なり合うのが現実で、思い通りの活動とは行かず無念です。
来季に向け、女子フットサルにとってより良い普及活動の助けとなれるよう、努力いたします。
選手のみなさんやチーム関係者、リーグ運営のスタッフなど関係各位には、何卒、ご理解をお願いします。
▼さて、今季の県レディースを振り返ってみると・・・。
昨年、初出場でリーグ制覇を果たしたgolrira shizuokaは今季、東海リーグのみへのエントリーで県リーグには不在。
また、昨年の東海女王のFrontier FCはセグンド主体での県リーグ参加をテーマに掲げており、まさに本命不在のレディースリーグとなった今季だったと言えるのではないか。
そんな中、第1回大会以来のリーグ制覇を狙うエスパルスドリームフィールドフットサルクラブは、サッカー経験者を中心としたメンバーの増加で目標に手が届くかと思われたシーズンだったが、主力選手の試合への出場の有無で大きくその戦力に差が生じてしまい、大切な試合で勝ち点を積み上げられなかった。
対象的だったのが、同じ支部から今季初参戦のInfinito/PROVA清水フットサルコートだ。
蹴球経験者をほとんど含まず結成されたチームだが、教え込まれた守り重視の徹底したプレースタイルをゲームでもしっかりと実現できた事で、大敗がないどころか1勝2分の勝点5、最終順位4位でシーズンを終えたことは見事の一言だ。
安光マリオ氏の厳しい指導で知られる田原FCレディース/MarioFutsalSchoolは勝ち星こそ奪えなかったが、強豪Frontier FC戦を含む3引き分けの成績に将来への可能性を感じた。
昨年はTSUTAKICKのチーム名で参戦していたメンバーを含む、DANNY Ladies。
今季、施設所属チームとしては初のリーグ戦だったとはいえ、サッカー経験者の数やそのスキルからも、もう少しやれたシーズンだったのではないか?
施設所属のアドバンテージを生かし、来季にはその成長を見せて欲しいと思う。
サッカー部に所属する中学生が主力の聖隷ウイングスは、元気の良さではリーグ一だったと言える。
メンバーの何名かは、女子フットサルトレセン活動にも顔を出すなどフットサルにも積極的であるし、その継続がサッカー、フットサルのどちらでも活躍できる選手の育成につながる事は間違いないと思う。
そして、今季の静岡県レディースフットサルリーグを制したのは、Frontier FC。
セグンド主体とは言え、県選抜クラスの選手も出場しており「あたりまえの結果」の印象があるかもしれないが、戦術やシステム重視で臨むチームにありがちの「ちぐはぐさ」との葛藤もあったのではないか?
多くのメンバーを抱えるチームには、こういった公式戦こそがチーム力の底上げにつながる大切な機会であるし、なにより結果を出したことでチーム全体のまとまりもよりいっそう固まるだろう。
来季も1チームでも多くの女子チームの参加で、静岡県レディースフットサルリーグを盛り上げて欲しいと思う。
例年、全日本女子フットサル選手権大会の開催は、11月の第一週目が通例とはなっていましたが、今年は2年に1度の「アジアインドアゲームス」開催年。
両大会の開催時期が重なってしまう事で、2年前のこの大会には「代表優先? or チーム優先?」の難しい選択を迫られた選手もいたようですね。
そんな状況を考慮し、今年は全日本女子の日程を月末へスライド。インドアゲームス2連覇に貢献した日本代表の面々もそれぞれのチームに戻り、すばらしいプレーをみせてくれた大会となりました。
この大会へ静岡県内から、というか東海地域の代表として出場したのは、昨年に引き続きFrontier FCです。
昨年の同大会(エコパ開催)には、東海地域からもう1チーム、三重県のmember of the gangが出場しましたが、今年度は東海地域に割り当てられた予選通過枠が【1】ということで、地域予選優勝のFrontier FCだけが出場となったわけです。
この予選通過枠、前年に各県の予選大会へ参加したチーム数の地域合計が配分の基準となるようです。
日本で唯一の女子地域リーグを長く運営している東海地域には、実力的にも全国レベルのチームが数多くあるだけに【東海2枠】の復活を願わずにはいられません。
さて、前置きが長くなりましたが、今年の大会でのFrontier FCを振り返ると・・・。
組み合わせが発表された時点では、いわゆる本命、大本命とは別グループ、別ブロックでまずは恵まれた組み合わせと思ったのは筆者だけではないはず。
▼Aグループ
Frontier FC(東海地域代表/静岡県)
Junjies Futsal Family Minerva(中国地域第2代表/山口県)
CAFURINGABOYS東久留米(関東地域第1代表/東京都)
FC ALEGRE CAMINHO(九州地域第1代表/佐賀県)
決してネームバリューだけで判断したわけではないのですが、やはり日本代表、渡辺夏奈を擁するカフリンガ戦がポイントか?との思いで大会開幕を迎えました。
筆者の運営担当は、2面同時進行で行われる会場のBピッチとあって、残念ながらFrontier FCの最初の試合は背中で進む事になりました。
が、目の前で繰り広げられる「CAFURINGABOYS東久留米 vs FC ALEGRE CAMINHO」の開始間もない時間から「このグループこそ大激戦」の予感が強まります。
ゲーム詳細は省きますが、カフリンガの2点先制に対し4連続ゴールであっという間に試合をひっくり返したALEGRE CAMINHOのシンプルながら力強い速攻、そして4-4の振り出しに戻して前半を終わらせ、後半勝負を見事に6-4のスコアで完結させたカフリンガの対応力。どちらのチームもFrontier FCにとっては手ごわい相手であることをはっきりと認識しました。
背中で行われていたゲームは立ち上がりの不安定さを回復したFrontier FCが6-3で逆転勝ち。
午後のカフリンガ戦に注目が集まります。
その注目のゲーム、結果は3-1でFrontier FCがものにし、会場内ではグループ1位抜けに近づいたか!?との見方も囁かれたようですが、いやいや、第1試合のFC ALEGRE CAMINHOの戦いぶりからして、あすの予選最終戦は厳しい戦いになる予感でいっぱいでした。
諸事情により、大会二日目の午前で運営を離れなくてはならない事態となり、肝心の
Frontier FC vs FC ALEGRE CAMINHO
は見ることができませんでした、が・・・。
結果は1-3の敗戦。
同時刻のゲームに7-1で勝ったカフリンガが得失点差で決勝トーナメント進出となりました。
Frontier FCの選手、スタッフの悔しさは相当なものでしょう。
しかし静岡県女子選抜の多くが、このFrontier FCに所属しています。この悔しさを年末の全国女子選抜東海予選の場へぶつけ、再度、全国の舞台でプレーするチャンスを掴み取って欲しいと思います。
以下にCAFURINGABOYS東久留米とのゲームから、静岡県選抜候補を中心に写真を掲載させていただきます。