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Archive for the ‘試合結果’ Category

表題のレポート、とっくに終わった大会だろ!とのお叱り、ごもっともです。
県内のリーグ戦や地域リーグと違い、県選抜のレポートは張り切ってやるぞ!思ってはいたのですが・・・。
やはり良い結果が出なかった大会は気も重く、お伝えするイメージが沸きにくいものですね・・・。
それでも、多くの方に応援していただいていたわけですし、事実は事実としてこのブログには掲載したいと思います。
大幅な遅れで本当に申し訳ありませんが、ご理解をお願いいたします。
(※なお、掲載は原則的に公式記録に基づいた内容にて行いたいと思います。試合当日、現地から速報させていただいたものと時間の経過など異なる部分があるかと思いますがあらかじめご了承ください。)

■第25回全国選抜フットサル大会
会場:石川県金沢市、いしかわ総合スポーツセンター
会場となる、いしかわ総合スポーツセンターは昨年4月に完成した新しい施設でした。
メインアリーナ、サブアリーナ、プールにフィットネスルーム、多目的スペースが一列に配された、大型の建物です。
メインアリーナの広さ、天井の高さは、静岡県内の会場と比較をすると「浜松アリーナより広く(天井は高く)、エコパよりすべての部分で一回り狭いかな」という表現がわかりやすいのではないでしょうか?

明るさが印象的だった試合会場。

明るさが印象的だった試合会場。

県内のアリーナと大きく違うのは、採光のためのガラス部分の広さが圧倒的に広く、また白に近いフロアーの色と併せ、非常に明るい屋内だった事です。まぁ、試合中はすべてのカーテンを閉めてしまいますので関係ないといえば関係ない話ですが。

▼7月17日、金曜日、14:00キックオフ

静岡県選抜 6 vs 2 福島県選抜

福島県選抜戦を前にした集合写真

福島県選抜戦を前にした集合写真

大会初戦の対戦相手、福島県選抜は、全国大会初出場。その構成メンバーは若く、失う物はなにもなし!の心意気で静岡に向かってくる事は容易に想像できました。
一方、早朝6:00に浜松をマイクロバスで出発し、約4時間半をかけて会場に到着した県選抜。
移動直後の試合である事や、移動時間の長さなど遠征試合の難しさは充分理解はしていたのですが・・・。

東海選抜ではチームに合流できなかった内藤。乗り物での移動が苦手だと公言しながらも、最低限のプレーはこなしていたように思う。

東海選抜ではチームに合流できなかった内藤。乗り物での移動が苦手だと公言しながらも、最低限のプレーはこなしていたように思う。

キックオフから、相手ゴール前で安藤、剣持らがシュートチャンスは作るものの、精度を欠き先制点が奪えません。開始6分、静岡ゴール前で与えてしまったフリーキックを一旦は壁に当てて跳ね返しはしたものの、最後は福島県選抜に押し込まれ先取点を奪われてしまいます。
その後の県選抜は向島のシュートがバーを叩くなど相変わらず決めきれず試合が進むと、12分、福島県選抜に追加点を奪われ0-2となってしまいます。
静岡県選抜は、東海選抜の時からそうでしたが、入りの悪さは相変わらずですね。
しかし、2点目を奪われた直後、小池、中澤、安藤、佐野のセットがシンプルな攻撃で反撃開始です。
16分、左サイドから中澤のゴール前への折り返しが相手ディフェンスのオウンゴールを誘い、1-2。直後には、右サイドを駆け上がった中澤に安藤がパス、その落としを安藤がシュートコースに入り自らシュートで2-2。(公式記録は16:00)

福島県選抜戦では、開始から立て続けにゴールを狙ったが今ひとつ、最後のボールタッチに切れがなかった安藤。

福島県選抜戦では、開始から立て続けにゴールを狙ったが今ひとつ、最後のボールタッチに切れがなかった安藤。

 同じく16:00には佐野が角度のない位置からファインゴールを決め3-2、あっという間の逆転です。さらに、17分には交代して入ったばかりの門田が決めて4-2で前半終了です。
後半に入り、圧倒的にボールをつなぐ静岡ですが追加点が生まれません。試合時間も残り5分となったころ、中澤が左サイドから中央ゴール前へドリブルで仕掛け、最後まで粘りゴール、5-2。このゴールは結構大事な1点だったと思います。そして最後は39分、ゴレイロからのロングフィードを門田が持ち込みゴール、最終的に6-2のスコアで初戦を終えました。

福島県選抜戦で2ゴールをあげた門田だがその他の試合では不発に終わった。

福島県選抜戦で2ゴールをあげた門田だがその他の試合では不発に終わった。

大柄な門田の見せる高い空中戦には迫力だけでなく、しなやかさをも感じる。

大柄な門田の見せる高い空中戦には迫力だけでなく、しなやかさをも感じる。

快勝とはいえないかもしれませんが、大会初戦の結果としては及第点の一戦だったと思います。

思い通りのパフォーマンスが出来ないながらも初戦を6-2での勝利に導いた小池だったが・・・。

思い通りのパフォーマンスが出来ないながらも初戦を6-2での勝利に導いた小池だったが・・・。

また、公式記録上は観客数150人となっていますが・・・地方都市でのしかも平日での開催ですのでしょうがないかなとは思いますが、キックオフ直前のスタンドがこのような状況だったのはちょっと寂しかったですね。150人・・・まぁ、試合を行っていない参加チームの選手、スタッフ全部合わせれば建物の何処かにはいたのでしょうね。

平日とは言えちょっと寂しかった観客席だった。写っている何人かも通行許可証を首から下げた運営スタッフだ。

平日とは言えちょっと寂しかった観客席だった。写っている何人かも通行許可証を首から下げた運営スタッフだ。

▼7月18日、土曜日、10:00キックオフ

静岡県選抜 2 vs 3 京都府選抜

京都府選抜戦前の集合写真

京都府選抜戦前の集合写真

大会2戦目の相手は京都府選抜です。
関西リーグへ強豪チームを送り込んでいますし、府リーグも今年度はより活性化したりと連盟の取り組みも活発な様子が伺える京都府選抜。
静岡県内のチームとの対戦経験を持つ選手も多く、がっちりマークされての難しい試合が予想されます。
週末、土曜日と言う事もあり、昨日と違いスタンドには選手以外の観客も多く見られる中、静岡のキックオフで試合開始です。(ちなみに公式記録は昨日と同じ150人の観客数。)

立ち上がりからパスはある程度つながるものの、京都府選抜のボール際の厳しいマークでなかなか良い形でフィニッシュまでいけない静岡県選抜。
一方、京都府選抜は時折みせる早いプレスでボールを奪い速攻を仕掛けるなど、一進一退の展開でゲームが進みます。
立ち上がりからの厳しいマークでファールも重ねて行った京都府選抜は5ファールに到達。前半の残り時間も少なくなった16分、京都ゴール右前でゴールを背にボールを受けた井出が、体をうまく使いながらゴールライン際にボールを動かし、角度のない位置から決め待望の先取点を奪いました!

京都選抜戦での先取点はこの後のボール運びから生まれた。2-3と追い上げた後も何度か惜しいチャンスがあったが決め切れなかった。

京都選抜戦での先取点はこの後のボール運びから生まれた。2-3と追い上げた後も何度か惜しいチャンスがあったが決め切れなかった。

東海選抜(予選)から含め、静岡県選抜が先取点を奪ったのはこの試合が初めてですね!
このゴールの直後には和泉監督はタイムアウトを取り、前半残り時間への指示を徹底、結局前半を1-0とリードして折り返す事となります。
思惑通り、1点をリードして後半を迎えた静岡県選抜ですが、開始わずか3分後の23分、オウンゴールと言う形で同点ゴールを献上してしまいます。
振り出しに戻ってしまったものの、充分試合時間も残っており、再び主導権をとりたい静岡ですが、全体に動きがぎこちなく思い通りの展開に持ち込めません。
そんな中、30分に京都府選抜に逆転ゴールを奪われてしまいます。
さらに、ややパワープレーを意識した攻撃の隙をつかれ、相手陣内からのロングシュートを決められ1-3となります。(34分)
36分に井出が先制点に続くゴールを決め2-3。

東海選抜では、突然の体調不良で不参加となってしまった佐野は、この全国大会に懸けていた思いが大きかっただけに、予選敗退はショックだったに違いない。

東海選抜では、突然の体調不良で不参加となってしまった佐野は、この全国大会に懸けていた思いが大きかっただけに、予選敗退はショックだったに違いない。

京都府選抜戦では厳しい寄せに最後まで決定力を発揮できなかった門田。

京都府選抜戦では厳しい寄せに最後まで決定力を発揮できなかった門田。

その後も惜しい形は何度か作るものの、結局同点ゴールは奪う事が出来ずこのまま試合終了。

京都府選抜戦で見方の攻撃を自陣ゴール前から見守る鈴木。

京都府選抜戦で見方の攻撃を自陣ゴール前から見守る鈴木。

東海選抜から含め、初めての敗戦を味わう事になってはしまったが、午後の福岡選抜戦に予選突破を懸けることとなりました。

▼7月18日、土曜日、15:00キックオフ

静岡県選抜 1 vs 3 福岡県選抜

福岡県選抜戦前の集合写真

福岡県選抜戦前の集合写真 (画像提供:フットサルマガジンPIVO!)

敗れてしまった京都戦と同時に進んだ同グループもう一試合では、福岡県選抜が3-2で福島県選抜に勝利。この時点では京都府選抜-福島県選抜の結果にはよるものの、まだ予選突破の可能性は充分残っていたのですが・・・。
予選突破のための必須条件は、勝利。メンバーの誰もが理解して臨んだ予選最後の試合となった福岡県選抜戦。
福岡県選抜は静岡県選抜に勝てば文句なしの予選突破となるだけに、集中力も高まっているであろうし、京都と同様、地元地域リーグに多くの強豪を送り込むばかりか、新規参入チームも加えてフットサル熱が高い地域の代表だけ合って静岡県選抜にとって簡単なゲームではない事は間違いない。
他のグループだが、地元石川県が勝利を上げ会場が盛り上がっていく中でのキックオフ。(公式記録の観客数は200人。)
この試合のゴレイロは今大会で始めて中森が務める布陣でスタートした訳だが、開始直後の2分、中森にとっては予期しないジャッジからの展開で福岡に先制ゴールを奪われてしまった。

福岡県選抜戦で始めて任された先発だったがゴールを守りきる事が出来なかった中森。自らハーフライン付近まで上がりパワープレーを狙う。

福岡県選抜戦で始めて任された先発だったがゴールを守りきる事が出来なかった中森。自らハーフライン付近まで上がりパワープレーを狙う。(画像提供:フットサルマガジンPIVO!)

京都府選抜戦での2ゴール以外にも数多くチャンスに絡んだ井出。ゴールへの貪欲さがもっとも現われていたと感じた。

京都府選抜戦での2ゴール以外にも数多くチャンスに絡んだ井出。ゴールへの貪欲さがもっとも現われていたと感じた。(画像提供:フットサルマガジンPIVO!)

勝つことが最低条件の静岡は、1点のビハインドの後も冷静に試合を進めるものの追いつく事が出来ず試合が進み、前半もまもなく終了と言う19分に、福岡に追加点を奪われてしまった。
先制点もそうだったが、取られてはいけない時間帯での失点を重ねてしまった静岡県選抜。これまでも何度となくこういう逆境を乗り越えてきてはいるものの、全国ベスト4を懸けた試合とあって相手福岡県選抜のモチベーションも高く集中したゲーム運びに、後半もなすすべなく時間だけが過ぎてしまう。

福岡県選抜戦でゴレイロとしてパワープレーに出た小池だったが・・・。彼にとってはすべてが思い通りに行かない大会だったかもしれない。

福岡県選抜戦でゴレイロとしてパワープレーに出た小池だったが・・・。彼にとってはすべてが思い通りに行かない大会だったかもしれない。(画像提供:フットサルマガジンPIVO!)

29分には0-3となるゴールを奪われると、小池をゴレイロにパワープレーを展開。終了直前に剣持が1点を返すが万事休す。1-3で大会を終えることとなった。

ここ5年間で、一度だけ東海予選での敗退はあったが、全国へ進んだ大会はすべて決勝戦まで勝ち上がってきた静岡県選抜。
これまで何度となく優勝争いを演じてきた東京と北海道の主力たちが、今季はFリーグでプレーするとあってこの大会には参加できず、静岡有利か!?という声もささやかれていた中でのこの結果をどうとらえるのか?

福岡県選抜戦後、下を向く剣持。小池やその他のメンバーにもやりきった満足感は感じられなかった。

福岡県選抜戦後、下を向く剣持。小池やその他のメンバーにもやりきった満足感は感じられなかった。(画像提供:フットサルマガジンPIVO!)

次年度以降の、この選抜大会の存在が取りざたされている中、各クラブで発揮するパフォーマンスだけでなく、選抜と言う集まりでもレベルを落とすことなくプレーできる心身を備えた選手による白熱した試合こそが、この大会の継続につながる道だと思う。
それぞれの選手が、自分の地元を代表しているのだという強い自覚が静岡より京都や福岡が少しだけ勝っていたのではないか?

終わってみれば、東京都選抜の個人の能力の高さに加え、攻守にわたる組織力が際立った大会となってしまったような気がする。
確かに、サブアリーナで行われていた各チームのウォームアップを見ていても、もっともハードに動いていたのが東京都選抜だったかもしれない。

オリンピックの誘致活動のバナーも掲げられた。フットサルという競技が、すぐにオリンピックとは言わないまでも、国体いやせめてインカレやインタ-杯の公式種目となって欲しいと思う。

会場にはオリンピックの誘致活動のバナーも掲げられた。フットサルという競技が、すぐにオリンピックとは言わないまでも、国体いやせめてインカレやインタ-杯の公式種目となって欲しいと思う。

昨日の東海2部第4節に続き、本日は東海1部の第3節開催日です。
本日もまた、運営スタッフや参加チームのご協力を受け、さらに携帯やPCを駆使して速報を行いたいと考えております。
スコア更新に遅れが出た際には、ご容赦ください。

▼10:00
DANNY FC/Emerson: 0
vs (試合終了)
Praia Grande: 6

▼11:30(東海女子)
member レディース: 3
vs (試合終了)
samurai ladies: 1

▼13:00
M.O.T. GANG: 5
vs (試合終了)
エルドラード/SANTOS: 1

▼14:30(東海女子)
オーマイガッ: 2
vs (試合終了)
愛知NW: 13

▼16:00
ジュビロ磐田: 3
vs (試合終了)
XEBRA SHIZUOKA: 2

時の経つのは早いもので、今日から8月!
次ぎから次へとフットサルの公式戦の日程がやってきますね!
と、いうことで本日、東海2部の第4節開催日です。

残念ながら、今週もフットデ静岡スタッフおよび知り合いメディア関係者は現地に足を運ぶ事が出来ません。
しかし!!先週末と同様に、現地関係者と連絡が取り合えたら、の条件付ですが、スコアの更新を行いたいと思います。
遅れの発生時には、広い心でご容赦を!

▼10:00
NASPA四日市: 9
vs (試合終了)
LIBERTA: 2

▼11:30
TRIDENT/alli hair: 0
vs (試合終了)
Estrelado/焼津FC: 5

▼13:00
ROBOGATO: 3
vs (試合終了)
蹴球小僧/ONZE: 3

▼14:30
MATO GROSSO FUJI: 0
vs (試合終了)
田原フットサルクラブ: 5

▼16:00
samurai: 5
vs (試合終了)
FALCO GIFU F.S.: 4

7月26日の日曜日にエコパサブアリーナを会場に開催された2009東海1部リーグ第2節には、行われた全5試合のすべてに静岡県所属チームが登場しました。
このレポートでは第3試合から第5試合まで、各試合の様子を少しづつですがご紹介します

■XEBRA SHIZUOKA vs DANNY FC / Emerson

XEBRA SHIZUOKA

XEBRA SHIZUOKA

DANNY FC / Emerson

DANNY FC / Emerson

静岡県に所属するチーム同士の対戦となったこの試合、参加選手以外にも100人以上集まった観客にとって、実は試合の行方以上に大きく注目されていた事がある。
それはXEBRA SHIZUOKAの6番、安藤栄太選手がこの試合を最後にチームを離れるのではないか?という噂が広がっていたからだ。
噂の真偽は定かではないが、この試合はその安藤栄太選手を中心に写真を掲載したい。

いつもの事だが、攻守にわたり惜しみなく運動量を発揮する安藤栄太。

いつもの事とは言え、この試合でも攻守にわたり惜しみなく運動量を発揮する安藤栄太。

これまで同様にスタート5としてキックオフを迎えた安藤だが、いつもながらの入りの悪さを露呈するXEBRAは開始早々、Emersonに先制ゴールを奪われてしまう。とは言うものの、自力に勝るXEBRAはあせることなくボールをつなぐ。
安藤も攻守に渡り積極的なプレーを披露。ゴール前にも何度となく顔を出すものの、最後のワンタッチが合わずゴールが奪えないまま前半終了。しかしスコアは松浦、剣持、小嶋のゴールで3-1とXEBRAが試合をひっくり返していた。
後半に入ってもXEBRAペースの試合で時間が進み、横山、剣持がゴールを奪い5-1と試合の行方はほぼ決したものの、安藤にはゴールが生まれないまま時間が過ぎる。

何度となくゴール前でチャンスを迎えたのだが・・・。

何度となくゴール前でチャンスを迎えたのだが・・・。

観客席からは「栄太にゴールを!」という祈りが強くピッチに注がれ、大きな声援が湧き上がる。
そんな中、試合もまもなく終了かという38分、右サイドをフリーで抜け出した安藤にボールが渡ると、これをゴレイロの動きを見ながら落ち着いてゴールへ蹴り込み、本人はもちろんXEBRAサポーターにとっても待望のゴールが生まれた。

待望のゴールを奪い、観客席に向かいガッツポーズ!

待望のゴールを奪い、観客席に向かいガッツポーズ!

結局、最終スコアは6-2でXEBRAの勝利となったこの試合ではあるが、今季、どちらもチームの運営体制に大きな変化を生じているだけに、今後の東海リーグ参戦に向けそれぞれのチームのよりいっそうの結束に期待したい。
(※この日の第5試合でPraiaとGANGが引き分けたため、2連勝のXEBRAが第2節終了時点で東海1部リーグの首位となった。

■Frontier FC vs ROVERS. Ladies
静岡県所属の両チームによる東海女子の一戦。

Frontier FC

Frontier FC

ROVERS Ladies

ROVERS Ladies

Frontier FCはご存知の通り、昨シーズンの東海女子のチャンピオンで今季も連覇に向け意識は高い。

2連覇へ向け試合前のアップにも気合が入る。

2連覇へ向け試合前のアップにも気合が入る。

対するROVERSはメンバーの集まりに不安はあるものの、若手からベテランまでが参加し精一杯の戦いを見せる。

ROVERSのベテラン蔦木加代子(右)とチーム最年少の久保田フミ(左)中央は相変わらずの破壊力を見せるFrontierの石川美郷

ROVERSのベテラン蔦木加代子(右)とチーム最年少の久保田フミ(左)中央は相変わらずの破壊力を見せるFrontierの石川美郷

今季チームキャプテンを任されチームをまとめる小林千春。相変わらず右ひざはテーピングでガチガチ。

今季チームキャプテンを任されチームをまとめる小林千春。相変わらず右ひざはテーピングでガチガチ。

試合はROVERSの蔦木や戸塚が時折ドリブルで仕掛けるが、Frontierは落ち着いて対応、終始Frontierが優勢に進め8-0で完勝、連覇へ向け好スタートを切った。

■この日の最後の試合は今シーズン序盤の注目の一戦、Praia Grande vs Member of
the GANG/IGAUENO(三重県)の対戦です

Praia Grande

Praia Grande

member of the GANG / IGAUENO

member of the GANG / IGAUENO

第1節で新生Emersonに9-0と大勝し好スタートを切ったGANG。対するPraiaも第1節で2部からの昇格組のジュビロに食い下がられはしたものの4-2で退け白星発進。
わずか6チームでのリーグ戦なだけに、序盤での1敗はどうしても避けたいところだが、どちらも守備に偏る気持ちはかけらも見られず「攻撃は最大の防御」を地で行く、お互いスピードを落とさず激しく動き回り最後まで勝ちに行く気持ちが前面に出た試合だった。
試合は、GANGがほぼオールコートで運動量を発揮し、激しくPraiaを攻め立てる展開でスタート。
3分に石川勝也、6分には木村雄一がゴールを奪い2-0となる。
2点を先行されたPraiaだが直後にコート中央から一瞬フリーで抜け出した渡邉純にパスが通る。飛び出したゴレイロをワンタッチでかわした渡邉が丁寧にゴールへ流し込み1点を返す。
しかし、この日のGANGの仕掛けに手を焼くPraiaはファールを重ね、17分に6個目のファールを犯し第2PKを与えてしまうと、この跳ね返りを再びGANG木村に押し込まれてしまった。
この嫌な流れを断ち切ったのは、またしてもPraiaの渡邉だった。GANGゴール左前でのフリーキックを、ほぼ隙間のなかったニアポスト側に直接蹴りこみ2-3として前半を終えた。

前半から積極的に仕掛けていた渡邉。奪った2ゴールはPraiaにとって貴重なゴールだった。

前半から積極的に仕掛けていた渡邉。奪った2ゴールはPraiaにとって貴重なゴールだった。

後半の立ち上がりから、Praiaはパスの精度に気を配った試合運びでボールを保持する時間を作り出すと、前半から良い動きを見せていたベテラン渡邉が右サイドからも左サイドからも積極的に仕掛けシュートを放つ。
渡邉の3個目のゴールこそ生まれなかったが、26分、渡邉の放ったシュートから得たコーナーキックが相手の自殺点(公式記録は草葉大介のゴール?)を誘い3-3の同点に追いついた。

終盤はPraiaの攻勢が続いたが、決勝ゴールは最後まで奪えず!

終盤はPraiaの攻勢が続いたが、決勝ゴールは最後まで奪えず!

その後、前半とは逆に5個目のファールに達してしまったGANGは思い切った仕掛けが出来ず時間を消費してしまう。
しかし、Praiaも勝ち越しとなる4点目を奪えず、結局、3-3の引き分けでタイムアップを迎えた。
試合後、渡邉がつぶやいていた「勝ちきれなかった・・・」の言葉どおり、Praiaには試合をひっくり返して終えるチャンスがあったかもしれない。が、常に先手を取られたこの試合を、まずは負けずに終えた結果を前向きに捉えて次節以降につなげて欲しいと思う。

Praiaおなじみの応援バナーの横の小さいほうには、函南町立東小学校の文字が見えます。子供たちが描いた選手の似顔絵でしょうか?気になりますね!

Praiaおなじみの応援バナーの横の小さいほうには、函南町立東小学校の文字が見えます。子供たちが描いた選手の似顔絵でしょうか?気になりますね!

一方のGANGには打倒!静岡の心意気を充分に見させてもらった気がする。
第3節、第4節はGANGのホーム「ゆめドーム上野」での連戦となる。
静岡県関係者としては、特に第4節でのジュビロ vs GANGの一戦が今から楽しみだ。

■最後に、この試合を間近で見た者としての個人的な感想をひとつだけ。
試合には微妙な判定がつきものではあるが、前後半ともどちらかのチームが5ファールに達する展開の中、一つ一つのジャッジにこだわらず、冷静に試合を続ける両チームには東海1部でチャンピオンを目指すチームの器の広さを感じた。
また、これだけ高速で選手が動き回るゲームを経験したレフリーも、選手に負けないフィジカルを備えなければいけないことを実感し意識が高まるきっかけになる事と思う。

良い試合が良いレフリーを作るきっかけになるであろうし、良いジャッジが良い選手、良いチームを育てることは間違いないと思う。
審判と選手、決して馴れ合いは良くないが、お互い持ちつ持たれつの関係を理解しながら最高のリーグを作って欲しいと感じた。
とりあえず、横山、西野両審判、お疲れ様でした。

7月26日の日曜日にエコパサブアリーナを会場に開催された2009東海1部リーグ第2節には、行われた全5試合のすべてに静岡県所属チームが登場しました。
各試合の様子を少しづつですが2回に分けて試合順にご紹介します。

■まず最初はジュビロ磐田フットサルクラブ vs eldolado/SANTOS(愛知県)の対戦。

ジュビロ磐田フットサルクラブ

ジュビロ磐田フットサルクラブ

eldorado/SANTOS Futsal Club

eldorado/SANTOS Futsal Club

この試合はどちらも今季1部リーグへ昇格したチーム同士、そして第1節で負けているチームだけに連敗は避け一部昇格後の初勝利を目指した熱い戦いが予想された。

キャプテンを務める鈴木孝博

キャプテンを務める鈴木孝博

持ち前の足技で仕掛ける、佐野敦司。コンディションが完全ではなかったようだが2得点をあげたのはさすがだ。

持ち前の足技で仕掛ける、佐野敦司。コンディションが完全ではなかったようだが2得点をあげたのはさすがだ。

試合はジュビロの佐野敦司、門田雄輔、曽根宏文らを中心としたパス廻しのセットと、河合高宏、鈴木孝博、千葉武といったメンバーで構成する走るセットがそれぞれの良さを終始発揮、ジュビロが試合の主導権を握ったまま最後まで進み7-1のスコアで完勝した。

鈴木を中心とした走るセットもこの日多くの得点をあげた。

鈴木を中心とした走るセットもこの日多くの得点をあげた。

第1節でPraia Grandeとの激闘に敗れはしたものの、そのチーム力のポテンシャルは1部リーグの優勝争いができる事をはっきり示していたジュビロだったが、この第2節での勝利で今後の戦いにも弾みをつけたいところだ。

試合後、鈴木孝博主将にお話を伺うことが出来ました。

▼1部昇格後の初勝利、おめでとうございます。まずは率直な感想は?
昨年、2部リーグで2度対戦した相手。2度目の対戦となった特に後期リーグでは、良い戦いが出来なかった(※3-4の敗戦)ので、この試合には集中して臨めたと思う。
連敗は避けたかったし結果が出せて良かったかなと・・・できれば無失点で終わりたかったですね。

▼セットを使い分けながらの試合運びでしたが・・・?
まだまだ、やり始めたばかりのことなのでこれからもっともっと内容をよくしていくことが必要。
良かったか悪かったかを、この1試合での結果だけで見極めるのはまだ早いと思う。これからさらにそれぞれのセットの特徴を活かしながら精度を高めて行けるかが大事だと考えています。

▼東海リーグで始めて使用するサブアリーナの感触は?
新しいアリーナだし、床のグリップも良くてストップ&ゴーを多用する自分たちのスタイルには合っているかな。
チーム練習で使える機会も多いし・・・気に入っていますよ。

▼観客席にも応援団が駆け付けていましたがホームゲームの雰囲気でしたね。
多くの人が見に来てくれる前でジュビロとして無様な試合は出来ないので・・・ありがたいですし大きな励みになります。これからも、みなさんの前で結果を残さないといけないですね。

▼ずばり今年度の目標は?
1試合1試合大切に戦って、目の前の試合にベストを尽くし結果を出す、その積み重ねが優勝につながると思うので。
頑張ります。

■この日の第2試合は東海女子リーグのgolrira shizuoka vs FALCO GIFU F.S.(岐阜県)の対戦です。

golrira shizuoka

golrira shizuoka

FALCO GIFU F.S.

FALCO GIFU F.S.

昨年度の静岡県レディースフットサルリーグを制し、チーム結成2年目で東海女子リーグへ昇格を果たしたgolrira shizuoka。対するFALCO GIFU F.S.は古くからの東海女子リーグ参戦チームだ。
前半のなかばまで両チームともゴールが奪えず一進一退の展開で進んだこの試合は、13分、golrira松島千佳の先制点から一気に動き出した。

今季のチームキャプテンを務める松島千佳。怪我が完治していないながらも先取点をあげるなど奮闘していた。

今季のチームキャプテンを務める松島千佳。怪我が完治していないながらも先取点をあげるなど奮闘していた。

女性では珍しい、純粋左利きの青山実苗。積極的にシュートを狙っていた。

女性では珍しい、純粋左利きの青山実苗。積極的にシュートを狙っていた。

松島の先制ゴールに続いて16分に稲葉恵子が追加点をあげ2-0とgolriraがリード。この勢いで一方的な試合になるかと思いきや、FALCOは17分、18分に加藤愛の個人技による突破であっという間に同点。golriraは落ち着くまもなく同じ18分にFALCO畔上栄美子に逆転ゴールを奪われてしまう。
前半を2-3のビハインドで折り返したgolriraは後半5分に相手のオウンゴールでいったん3-3に追いつくが、32分にFALCO深尾侑貴に決勝ゴールを奪われ3-4で惜敗、東海女子参戦の初戦を飾る事が出来なかった。

戦術、システム重視の練習も間違ってはいないだろうが、練習メニューを実際の試合で再現してもゴールが奪えなければ何の意味もない。
「行き当たりばったり」という聞こえは良くないが、実際の試合ではこの「行き当たりばったり」の際の判断力の良し悪しや、思い切りのよさが試合結果に大きく影響することを忘れてはいけないだろう。
男女に係わらず、自分たちのゲーム運びにならなかったときこそ、そのチームの底力が現われるものだ。
先日、同じ会場で行われた日本代表候補のトレーニングキャンプの際にミゲル代表監督がもっとも声を大きくして選手たちに浸透させようとした事が【ゴールを奪う事への積極性】だったことを思い出して欲しい。
個の能力は高い選手が集まっているだけに、golriraにはチームとしての変革を期待したい。