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先週の金曜日、土曜日そして日曜日の3日間(9/30~10/2)、第27回全国選抜フットサル大会が山梨県甲府市小瀬スポーツ公園体育館にて開催されました。
東海地域を代表してこの大会に出場するのは6月12日エコパでの東海選抜大会を2年連続で勝ち抜いた三重県選抜です。
残念ながら静岡県選抜が出場せず、しかも開催場所の山梨は関東地域に属する県ということで、今回は運営などの役回りはまったくのゼロ。
とは言うものの、東海選抜終了後より三重県の選手のみなさんに「応援行くから!」と宣言していた筆者は、「もしかしたら日本一もありなのでは!?」の予感もあり、その戦いを記録すべく小瀬まで出掛けてきたのです。
今回の開催会場の小瀬スポーツ公園体育館はお隣の山梨県の施設とは言え、筆者の暮らす静岡市清水区からの距離は約80km少々と県内の浜松アリーナとほぼ同距離にあります。
金曜日のお昼前の出発にもかかわらず、東名高速など有料道路を一切使わず、国道52号線経由で2時間かからずに到着できました。
三重県選抜の初日の対戦は最終試合(17:20)に予定されていましたが「間に合うのなら是非とも見てみたい!」と思っていた大会オープニングゲームの石川県選抜vs大阪府選抜の試合のキックオフにも余裕で間に合いました。(三重県選抜御一行様のバスより早い到着でした。)
日本フットサル連盟や関東フットサル連盟、あるいは山梨県協会・連盟関係者のみなさんにご挨拶をさせて頂き、会場内をぐるっと一周。やはり関東圏での開催とあって初日からもメディア関係の方が多く会場入りされていました。
静岡県あるいは東海地域に特化した情報の発信がほぼ全ての筆者ですので、普段お会いできない方々と久しぶりのご対面です。
そんなメディア関係者の方々より、すでに今回の全国選抜大会のレポートが次々と公開されているようですね。
フットデ静岡としては当然、東海地域の代表である三重県選抜にフォーカスを当てたレポートを行いたいとの意気込みなのですが、掲載までに要する時間がいつもながらかかってしまいそうです。
今後少しずつですがレポートあるいは写真の掲載を行う予定ですので、あまり大きな期待は持たず?お待ちください。
さて、その第1回目の今回、まずは三重県選抜の全国大会準優勝のご報告と、出場した全選手・スタッフを記録写真から切り取りご紹介したいと思います。(※背番号4番で登録されていた水谷健太選手は、仕事の都合から今回の遠征に合流できませんでした。)
▼第27回全国選抜フットサル大会 準優勝
▼選手
【1】森圭輔(NASPA四日市)・・・監督兼任としてチームを引っ張った。ベンチ入りの定員を超える豊富な人材の三重県選抜だっただけに、そのやり繰りには苦労があったと思う。自らも2試合で先発を外れベンチから試合を見続けた。若手の起用にも気を配り続けた3日間だった。
【2】太田尚宏(NASPA四日市)・・・予選リーグでの2試合に出場。鹿児島県選抜戦ではゴールを奪った。若手選手の一人だが全国の舞台で良い経験を積み上げた事だろう。
【3】石川勝也(member of the gang)・・・初戦の香川県選抜戦では0-2から追撃のゴールと、3-2とする逆転のゴールを決めた。自チームでの役回りと違ったポジションでのプレー機会が多かったが、三重県選抜としての一つのセットを見事に機能させていた。横内不在の奈良県選抜戦ではキャプテンとしてプレー。
【5】峯山宗丈(member of the gang)・・・予選リーグでの2試合に出場。香川県選抜戦、鹿児島県選抜戦でそれぞれ1ゴールを奪った。
【6】飯田博也(Force Futsal ISE)・・・予選リーグ3試合の全てに出場。フォースのセット主体で臨んだ鹿児島県選抜戦では1ゴールを奪った。
【7】横内亮太(Force Futsal ISE)・・・優勝こそ逃したものの三重県選抜主将の重責を立派に果たした。大会を通じて1得点だけではあったが、準決勝で1-1の同点に追いつく気迫のゴールがチームを決勝進出へと導いたともいえるだろう。若手選手からだけでなくベテラン勢にとっても頼れる兄弟的な存在だったに違いない。
【8】日下敬夫(member of the gang)・・・故障のため東海選抜やリーグ序盤は欠場が続いたが、この全国の舞台では準決勝、決勝を含め元気にプレー。
【9】石川哲也(NASPA四日市)・・・初戦での先発出場を含めナスパからのフィールドプレーヤーとして同僚の森下と共に最も多くの試合に出場した。大会を通じゴールこそなかったが、はつらつとプレー。
【10】池山隼也(Force Futsal ISE)・・・初戦こそベンチを外れたが、その後の4試合全てで先発出場、決勝戦での先制ゴールを含め3ゴールを記録した。ギャングセットに1枚加わる形での出場機会が多かったが、全国の強豪との対戦で得たものも大きかったのではないか。
【11】本渡幸一(member of the gang)・・・初戦で2ゴール、2戦目でも第2PKからゴールを記録。さらに退場処分も記録・・・。ギャングセット以外とも良いコンビネーションを発揮した。
【12】小林真一(Brahma SFC)・・・足元の技術を買われて森監督に選抜メンバーとして抜擢された。予選リーグの2試合に先発からフル出場を果たした。初戦の香川県選抜戦では多少堅さが見られたたが、続く鹿児島県選抜戦では監督の期待に答えフィールドプレーヤー並みの技術も発揮、安定した守備で3連勝に大きく貢献。
【13】森重則(member of the gang)・・・事情により初戦をベンチ外でスタート。その試合では最後尾でのボールの動きの悪さに起因し2失点を奪われ、あらためて彼の存在の重要性をチームは認識したはずだ。予選2試合目の奈良戦では2-1と試合をひっくり返す逆転ゴールも奪った。
【14】木村雄一(member of the gang)・・・土曜、日曜の勤務シフトの関係でリーグ戦では思うような参加が出来なかったが、この全国大会にはもちろん参加。若手にベンチを譲った鹿児島県選抜戦以外では全て先発出場でチームを引っ張った。準決勝での残り30秒からの逆転ゴールは最も印象に残るゴールだった。
【15】西口智也(NASPA四日市)・・・試合前のアップ担当や試合の進行など基本的にはコーチとしての役割が大きかったが、予選リーグ最終戦では「めっちゃ緊張する!」の言葉と共に選手としてピッチに立った。ゲーム中だけでなく選抜と言う組織をまとめるための重要な役割を果たしていたと思う。
【16】中本達也(member of the gang)・・・選手の中で唯一の70年代生まれ、最年長選手として自身初の選抜選手として大会に臨んだ。リーグ戦での仕上がりの順調さなどで全国大会への追加招集となった。奈良県選抜戦での1ゴールだけではあったが、積極的にボールに係わり攻撃に貢献した。
【17】石井佑一(NASPA四日市)・・・予選リーグでの2試合に出場。初戦の香川県選抜戦で1ゴールを記録した。
【18】松山竜二(NASPA四日市)・・・予選リーグでの2試合に出場。2試合目の奈良県選抜戦では0-1のビハインドから同点に追いつく鮮やかなゴールを決めた。三重県選抜、最年少選手。
【19】北村健人(LEGARE)・・・今回参加した選手の中で唯一ベンチ入りメンバーに入らなかった。登録上、スタッフとしてベンチに入る事ができなかったため全ての試合を観客席から見続けた。更衣室や観客席とアップ会場、試合会場の移動では常に荷物運びなど裏方としてチームを支え続けた。
【20】森下直紀(NASPA四日市)・・・初戦を除く全てのゲームに出場。彼本来のゴールゲッターぶりを全国へ披露出来なかったのは残念だった。彼本人にも消化不良の思いはあるかもしれないが、リーグ戦後半そして次の選抜活動でその思いを晴らしてくれる事と思う。
▼スタッフ
【コーチ】西口智也・・・自身が出場した試合以外の全てで、ボードを手に試合の組み立てを受け持った。監督の森(※選手欄にのみ掲載)と共に選手のやり繰りに気を配った一人だろう。表彰式後、決勝で敗れ落ち込むチームメイトを胴上げするまでの持ち込み方では、なかなかの策士ぶりを発揮した。いずれにしても三重県選抜準優勝のキーパーソンだったと言えるだろう。
【コーチ】野村卓史・・・ベンチ入りのスタッフとしてだけでなく、代表者会議やマッチコーディネーションなど裏方の重職を受け持っていた。敗色濃厚となった決勝戦の終盤で、大きな声で選手の気持ちを高めていた姿が印象的だった。
【マネージャー】渡辺京子・・・この全国大会からベンチサポート役として合流した。少し暑めの会場だっただけに水分の補給を頻繁に行う選手にとっては大助かりだったのではないか。自身も東海女子atadura(アタドゥーラ)のゴレイラとして活動している。11月初旬には自分達の全日本女子フットサル選手権を控えているが、それを前に全国大会の雰囲気を感じる事が出来たのはプラスだったのでは?
【コーチ】松下信太郎・・・今回の遠征では団長的な立場でチームに帯同、大きな背中でチームを支えた。
すでに試合速報でもお知らせしていますし、各チームからの発表でご存知の方も多いと思います。
結果から申しまして、静岡県から今年もまた全国大会にチームを送り出す事が出来ませんでした。
11月に行われる全国大会への出場権を獲得したのは、全勝での優勝を果たした三重県代表のmember of the gang(メンバーオブザギャング)と愛知県代表のatadura(アタドゥーラ)の2チームです。アタドゥーラは実質、昨年も全国大会へ出場したサムライレディースですので、両チームとも2年連続での全国大会となります。
昨年の全国大会ではギャングが決勝トーナメントへ進出、準決勝ではPK戦の末、惜しくも決勝進出を逃し全国第3位、一方のアタドゥーラ(旧サムライレディース)は優勝した武蔵丘短期大学と予選リーグで対戦、前半を0-0と健闘するものの最終的に0-6の敗戦と、どちらのチームも悔しい思いを強く大会を終えていることと思います。
その悔しさがあったからこその「もう一度全国へ!」の強い気持ちが、いずれも競り合った試合の中、彼女達を後押しした予選だったのではないでしょうか?
静岡県代表としてホームでの東海大会に臨んだgolrira shizuoka(ゴリラ シズオカ)は昨年同様、最下位での予選敗退となってしまいました。
彼女達の悔しさは簡単に言い表せるものではないでしょう。と、同時に静岡県大会で敗退した各チームにとっても複雑な思いで受け止める結果だったに違いありません。もちろんフットサル連盟各役員にとっても同様です。
しかしながら、現実となった結果を受け入れなければならないことは誰にとっても同じ事。
「次につなげて・・・」のよく聞く言葉は個人的にはあまり好きではありませんが、掛ける言葉と言えばやはりそんな一言しかないのかもしれませんね。
さて、過去に5年連続全国制覇を果たしているFUNレディースや昨年の優勝チーム、武蔵丘短期大学が出場しない今年の全日本女子フットサル選手権全国大会。
東海地域の代表となった両チームの全国大会での活躍を期待しております。
頑張れ!ギャング&アタドゥーラ!!
※第8回全日本女子フットサル選手権全国大会は、11月4~6日に兵庫県神戸市のグリーンアリーナ神戸にて開催されます。
9月18日、真夏に逆戻りしたかのような強烈な日差しの中で行われたプレナス・チャレンジリーグ「静岡産業大学磐田ボニータ vs スペランツァFC高槻」を見終えた筆者は、再びエコパに向かいます。
ゆめりあからエコパアリーナはバイパス経由で20分程度、渋滞の心配もしてはいたのですが何とか順調にエコパに到着することが出来ました。
目的の「バーモントカップ・全日本少年フットサル大会 静岡県大会決勝戦」は16:00キックオフ予定です。
本当は準決勝から見たかったのですが、今回はチャレンジリーグ観戦を優先してしまいました。
試合開始を待つ間に驚いた事!それはこのバーモントカップを取材に見えた方々の多いこと!・・・多いといっても5~6名のカメラマン、記者の方なのですが、社会人の各種大会と比べたら・・・ですよね!
もちろん年明け早々に東京の駒沢で行われる全国大会は非常に知名度の高い大会ですし、ジュニア世代のクラブチーム、少年団にとってはサッカー、フットサルにかかわらず、ひとつの大きなタイトルとして定着している証拠なのでしょう!
さて、その決勝戦の対戦カードは「SJFSC PIVO(静岡ジュニアフットサルクラブ ピヴォ) vs FCアスルクラロ沼津A」。
まず静岡市を拠点とするPIVOはフットサルの基本的な攻守を良く練習している、ある意味、フットサルに特化しているチームとも言えるかもしれません。今年6月に行われた民間の大会では全国優勝も果たしています。
対するアスルクラロ沼津はサッカーでも県内のトップレベルの活動をしている個々の能力の高い選手が揃ったチームです。
大げさに言えば、フットサル対サッカー対決とでも言いましょうか?
ただこの年代のゲームでは、いくら優れた組織を持つチームと言えども、やはり個人の突破力に屈してしまうケースが多いのが現実、と思っていた筆者でしたが・・・いやいやどうして!この両チームによる決勝戦は、そんな先入観を吹き飛ばす、非常に白熱した面白い試合でした。
立ち上がりハーフでがっちり守るPIVOを攻めあぐねたアスルクラロがパスミスでボールを失うと、素早いテンポでパスをつなぐPIVOが鮮やかな攻めで先取点。
しかし、個の突破力にものを言わせたアスルクラロがキャプテン吉田選手のドリブルからの鮮やかなループシュートなどで逆転。
それでも慌てず自分達の攻守を繰り返したPIVOがしぶとく追いつき試合は3分ハーフの延長戦へ!
結局、この試合、PIVOの勝利となりましたが、両チームのゴレイロの活躍もあり、ゴール前での攻防も見応え充分!
本当に面白い試合を観させて頂きました。
静岡県代表となったPIVOの選手たち、監督さん以下スタッフの方々、全国大会では自慢の組織力を存分に発揮して全国の強豪に挑んで欲しいと思います。
選手たちは大人顔負けのフットサルの戦術を身に付けていると思いますし、もちろん個々の能力もすばらしいものがあります。
全国大会での活躍を期待しています!!
以下、午前のうち撮影しておきました目に付いたバナーを ご紹介いたします。
9月18日、静岡県レディースフットサルリーグをお昼まで観戦した筆者、バーモントカップの会場となっているメインアリーナに少しだけ顔を出し挨拶を済ませると、一旦エコパを離れ磐田スポーツ交流の里「ゆめりあ」まで足を延ばす事にしました。
「ゆめりあ」と言えば、2002年サッカーワールドカップの際に日本代表チームのキャンプ地となったグラウンドで当時の選手・スタッフの足型などがモニュメントとして設置されています。
もちろん素晴らしく手入れがされた天然芝が敷き詰められているグラウンドです。(←あたりまえか?この日に限って言えば、前日、Jリーグが行なわれたエコパ・メインスタジアムの荒れたピッチよりはるかにコンディションは良かったですね!)
で、本日の目的はこれ!
そうです、女子サッカーの観戦です。(※取材目的ではありませんでしたのでカメラも持参せず、よって試合の写真は1枚もありませんのでご容赦を!)
「プレナス・チャレンジリーグ」は、いわゆる「なでしこリーグ」の下位リーグにあたり、東日本と西日本に分かれそれぞれ6チームずつで「なでしこリーグ」昇格を目指した戦いが行われています。(ちなみに「なでしこリーグ」の冠名にも「プレナス」が付きますが「Hotto Motto」などを展開する企業だと言う事をみなさんはご存知でしょうか?)
県内の女子サッカーチームで、現時点で最も上位リーグでプレーを行っているのが「静岡産業大学磐田ボニータ」。チャレンジリーグのウエスト(西日本)に所属しています。
そこで戦う彼女達、どんなスキルを持った選手たちがプレーしているのか、かねてより興味がありました。
これまでも何度か「タイミングが合えば」と考えてはいたのですが、フットサルの行事と重なりなかなか実現できませんでした。
しかし!本日はエコパからの距離、キックオフ時間など好条件が整いました。
この日の対戦相手は「スペランツァFC高槻」。来季のなでしこリーグ昇格を狙う(確定した!?)チームとの試合でした。
結果は0-2の敗戦でしたが、ゴール前でのチャンスも数多く作れていましたし無得点ではありましたが決して「完敗」ではなく「惜敗」の印象が強い試合でした。
以前にも女子サッカーは何度も観戦した事がありますが、特にフットサルの女子選抜に係わるようになってからは、その当時L2リーグに在籍していた清水第八プレアデスの練習にもお邪魔させていただいた事がありましたし、ボールも一緒に蹴らせていただきました。
今回観戦した「静岡産業大学磐田ボニータ」の選手たちに対しても同様ですが、フィジカルや技術の高さに感心する選手も数多くいましたし「フットサルやらせてみたいな!」と感じさせる動きの選手も何人かいました。
もちろん筆者の頭の中では「選抜との練習試合などお願いできれば」などと、フットサルとリンクした様々な希望・願望が渦巻くわけですが、今回はその部分には大きく触れずに話を進めます。
とにかく、そんな彼女達の多くが競技フットサルにも活動範囲を広げてくれるのであれば、静岡県の女子蹴球レベルの高さや裾野の広さを全国に発信できるはずです。
なによりも若い彼女達のこれからのサッカー人生の向上にも、必ずフットサルから得られるものが役に立つはずです。
そんな日が来る事を信じて、女子サッカーにも熱い視線を送る筆者なのです。
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さてさて、話は大きく変わりますが、8月28日に東海女子リーグが行なわれた体育館に隣接する清水総合運動場も天然芝が敷き詰められたフィールドを持つ本格的な競技場です。
かつては全国の女子サッカーを牽引していた清水第八スポーツクラブ(全日本女子サッカー選手権7連覇、現・清水第八プレアデス)やLリーグの創生期に好成績を残している清水FCレディース(後の鈴与清水FCラブリーレディース)などが頻繁に試合を行っていました。
東海リーグを戦っている「女子フットサラー」の中にも、この競技場でのサッカー経験を持つ選手は数多くいるはずです。
そんな彼女達やLリーグ在籍経験を持つ選手を中心に、なでしこジャパンワールドカップ優勝をテーマにフットサルとの比較を含めいくつかの質問をぶつけてみました。
各年代によって興味深い経験やあるいは面白い回答もあり、女子特集を企画していた「フットサルマガジン ピヴォ!」にて東海地域の多くの選手を取り上げていただきました。
ただ、誌面スペースの都合で全てを掲載していただく事が出来ませんでしたので、あらためて当ブログにてご紹介したいと思います。
▼設問
①なでしこジャパンのワールドカップ優勝をどう感じたか?
②優れていると感じたプレーヤーは?
③なでしこジャパンの選手達との接点は?
④競技として取り組む気持ちを支えているものは?
⑤サッカーとフットサル、技術的戦術的な共通点、相違点は?
⑥フットサル日本代表への想いは?
■小山美佳選手:埼玉栄高サッカー部→OKI FC Winds→伊賀FCくノ一
①世界一は並な気持ち、技術ではできない事、偉業だと思いました。しかもこの時期に世界一になった事は凄い!
②みんな足技が巧いですね。テレビで良く取り上げられる澤、丸山、川澄各選手は自分の特徴を出せていると思いました。あまりテレビに出てこない選手も個が強く上手いです。
③サブのGKでベンチ入りしていた山郷選手とは高校からの付き合いですが、テレビでのコメントなどを聞いて「大人になっちゃたなぁ」と感じました。(笑)
④蹴る事が好きな事!仲間も含め「頭がおかしいんじゃないの?!」ってくらいボール蹴ることが好きなんです!
⑤止める蹴る、手を使わずにボールを運ぶ。ルールはほとんど同じだと思います。フットサルするにはサッカー経験あったほうが便利な事多いと思います。ただ戦い方はまったく違いますね。フットサルのほうが覚える事多いかな?
⑥現フットサル代表も、できることならもっともっと活動増やして結果を出して欲しいですね!
■森本ゆう子選手:島本高校(大阪)→プリマハムFCくノ一→伊賀FCくノ一
①素晴らしい!
②澤。攻撃力よりも守備が良かったと思う。危機管理能力は昔から高かったし精神的にも強い。
③チームを引っ張っていた澤、山郷は自分が若い頃共に戦っていた時代から能力が高かった。だからこそ現在でも世界と戦えるのだと思う。人間的に(サッカーを離れても)しっかりした選手(人)です。
④まずは楽しんでプレーする気持ち。あと個人としてもチームとしても伸びしろを感じるから。
⑤サッカーもフットサルも仕事をしながらの競技生活だが、選手・スタッフ・フロントの意識はフットサルよりサッカーのほうがレベルが高いと思う。単純に練習回数や時間、もちろん歴史も。これからは女子フットサルもより良い方向へ意識改革をしなければいけないと思う。
⑥サッカー同様に結果を出して欲しい。そして代表として戦う国際試合の経験を各チーム、女子フットサル界へ伝えていく事が大切だと思う。
■村上真理選手:啓明女学院→OKI FC Winds→伊賀FCくノ一
①アメリカに勝った事は凄いと思った。どの競技でも世界一にはなかなかなれない事なので本当に凄い!
②大野忍選手の個人技。
③GKの山郷選手とは同じチームでしたが、心の強い選手でハートの部分はずいぶん教わりました。
④一緒の気持ちで取り組む仲間がいる事。サッカー当時のサポーターが今でもフットサルの応援に来てくれることは本当にうれしいです。
⑤「戦う!」姿勢を前面に出したプレーこそが競技の魅力。サッカーとフットサル、共通していると思います。
⑥選手である以上、目指して行きたい。
■田中千代選手:OKI FC Winds→伊賀FCくノ一
①同じボールを蹴っている人間として素直にすごい思った。
②―
③山郷選手。彼女とは同期です。新人時代、彼女が試合に出れず悔しい思いをしていた時、一人でキックの練習をしている姿が印象に残っています。
④仲間。サッカー時代はサッカーに集中できる環境で、自分の練習のために使える時間がたくさんあった。今は指導者もいない状況で全てを自分達でやらなければいけない。しんどい部分もあるけれど、仲間とのその時間が一番楽しい。
⑤サッカーもフットサルも、たぶん一人では何も出来ない。みんなでいい部分、悪い部分を助け合って行く事が大切。一生現役!
⑥―。
■田中真由美選手:宝塚バニーズ
①素晴らしい結果だと思いました。嬉しい!日本中に女子サッカーをアピールできた。
②宮間選手。
③―
④向上心と勝負の世界で戦う気持ち。
⑤サッカーもフットサルも体の大きな選手、スピードのある選手と戦うためにパスワーク・連動が重要。仕事をしながら夜に練習する事も共通。でもフットサルは練習回数が少ないです。
⑥これからの代表には若く技術のある選手がどんどん選ばれて欲しい。
■志田千尋選手:田崎ペルーレFC→INAC神戸レオネッサ
①今の日本の技術が世界に通用する事を証明出来た大会だと思った。
②ブラジル代表のマルタ。
③大野、宮間、丸山、近賀、矢野各選手はU-19で一緒に世界大会を戦ったメンバーでもあり、なでしこリーグでも良く対戦していたので本当に良い刺激になった。
④楽しいし好きだと言う気持ち。チームメイトと一つになれる喜びも。
⑤連動して動くと言う事。サッカーよりフットサルのほうが細かい技術が必要ですが、止める蹴るは一緒。フットサルは始めてまだ1年、学ぶ事が多かった。環境面ではサッカー時代は女子サッカー界の中でも環境の良いチームでプレーできた。フットサルで戦う今とはまったくと言っていいほど違いますね。
⑥サッカー同様、世界には凄い選手がたくさんいるので自分の力を試すためにも代表入りし世界と戦いたい。
■川添沙緒莉選手:吉原高校→東京電力マリーゼ
①本当に凄いと思いましたし、感動しました。元気のない今の日本にたくさんの勇気や希望、感動を与えてくれましたし、今後の女子サッカー界の発展にも大きな影響を与えてくれたと思います。
②澤さん。
③マリーゼ時代は丸山選手、鮫島選手と一緒でした。かりなさん(丸山選手)とは同期の入団で同じFWとしてたくさんの刺激を受けました。練習を離れると、いろいろイタズラをする面白い選手です。サメ(鮫島選手)とは合宿など高校時代からの知り合いで、マリーゼで一緒になってからはさらに仲良くなりました。オフの時にはよく一緒にお風呂に行きました。かわいい顔のサメちゃんですが、身体は本当にスーパーマンみたいなんですよ!(笑)なので1対1のボールキープの練習では一番手強かったですね!
④私にとっては楽しさです。チーム全員が一つのことに同じ気持ちで取り組み達成した時の喜び、そのために自分自身とも戦う。本気度が増せば増すほど勝った時の達成感は大きいですね。その達成感が楽しさですし、楽しさを求めて本気になる自分がいる。遊び感覚や中途半端には出来ないですね。
⑤全員攻撃・全員守備でサッカーの初心に戻ったようなプレーが必要で共通する部分も多いとは思いますが、決してミニサッカーではなく初めてフットサルをプレーした時はその違いに驚きました。フットサルは一つ一つの判断の早さが必要ですし、常に全員のコンビネーションが合わないとゲームをうまく進めることが難しいです。
⑥―
■斎藤希選手:藤枝西高サッカー部→静岡産業大学サッカー部→富士見FCガイア
①偉業。決して奇跡だとは思わない。日本の女子サッカー界が積み重ねてきた集大成を大会を通して見せてもらった。アメリカ戦では身体能力を超えた何かをなでしこたちは見せてくれた。日本人の和を発揮したと思う。歴史を変える優勝だった。
②日本人なら宮間選手、外国チームならブラジルのマルタ選手。宮間選手はフリーキックが注目されがちだがドリブルもかなり巧い。両選手とも足元の技術、ボールの運び方、間合いが他の選手とは全然違う。特にマルタ選手はトップスピードでそのテクニックを発揮できる。
③高校時代に総体で2年連続で近賀選手、矢野選手のいた湘南学院と対戦。当時、近賀選手はバリバリの点取り屋フォワードだった。センターバックとして対戦した自分だったが、その速さ巧さに衝撃を受けた。矢野選手からの正確無比なパスと近賀選手の抜け出すタイミング、ボールの受け方は総体で対戦したチームの中では別格だった。負けたくなくてフットサル場に自主練習に行ったことがフットサルとの出会い。
④golrira shizuokaで日本一なる!
⑤オフザボールの動き。ボールが来る前にいかにフリーになるか、仲間のためのスペースを作り出せるか、周りを見れるか。フットサルのスモールエリアでそのプレーが出来れば、サッカーをプレーする際には大きな余裕が出て来る。当時は「フットサルはサッカーの延長」だったし、自分の発想も「サッカーが巧くなりたいから、フットサルで技術をつける。」だった。今は競技志向と言うこともあって、全くの別競技だと思っている。
⑥競技として取り組んでいる以上は一つの目標でなければいけないと思っている。
■青山実苗選手:麻機スポーツ少年団→清水第八→ASC→富士見FCガイア→橘高校サッカー部(U-15・U-18県選抜)
①自分も小2から高校までサッカーをやってきたので、今回の優勝で勇気とエネルギーをもらいました。一般の人たちが女子サッカーに注目し始めた事が嬉しいです。
②なでしこの中で好きな選手は宮間選手です。彼女の正確なパスとフリーキックが好きです。
③現在のなでしこジャパンのメンバーと直接の接点はありませんが、元なでしこの半田悦子さんには高校時代に指導して頂き、今でも時々部活の練習に参加したりお世話になっています。学生時代の仲間の中にU-18やU-20などで活躍している選手もいるので、彼女達から戦う姿勢などいい刺激をもらっているし、静岡出身のなでしことなれるよう代表入りして活躍して欲しい。
④自分が小学校、中学校時代にボールガールなどでなでしこリーグのお手伝いをしたときは関係者以外、観客がいないような状態でした。フットサルも今はまだ認知度が低いのでフットサルの面白さをみんなに知ってもらいたいと思います。
⑤なでしこジャパンがパスサッカーと言われるように、トラップやパスなど基本的なボールコントロールはサッカーでもフットサルでも共通して必要な技術だと思っています。
⑥自分もなでしこの選手のように世界に通用するフットサラーになりたいです。
平成23年9月3日(土曜日)。この日、静岡市中央体育館で行われる予定だった県リーグ2部【第3節】が中止になったらしいと連絡があったのが前夜の8:00過ぎ。
「それってホ・ン・ト?!」と思いつつも各所に連絡を取ると、どうやら本当らしいことが判明。
すでに明日の準備を車に満載している状態でもあり、会場担当者として現地に行かなくてはなりませんし「さて、どう過ごそうか・・・」と考えたわけですが・・・。
試合や練習を行う「床」の会場確保が非常に厳しい中部地域だけに、せっかく優先使用として割り当てを頂いた会場を無駄にすることは絶対にできません。
そこで早速、地元の数チームに相談すると、話はあっという間に広がり午前も午後も無駄なく使っていただける事となりました。
しかも午後の時間帯には地元チームだけでなく、浜松からの県リーグ所属チームやお隣中西部支部所属チーム、さらには東海1部でプレーしている選手の多くも集結。6チームに分かれたトレーニングマッチを行う事が出来ました。
筆者も(年甲斐もなく?!)若い選手たちに混ぜてもらい試合をさせて頂きました。
いやいや、やっぱりボールを蹴るのは楽しいですね!!
前夜9:00過ぎからとらせていただいた連絡にもかかわらず、多くの選手たちに集まって頂きありがとうございました。つぎの機会にも是非!!(って、中止や延期は出来れば避けたいですが・・・。)
・・・で、夕方以降の時間帯は、おとなり中西部支部リーグの会場として3試合が行われる予定です。
自らの試合参加で疲れたこともあり、のんびりと最初の試合を横目で見ながらの片付けモードだったわけですが、その試合、なかなか白熱して面白いのです!
しかもレフリーはもちろんオフィシャルやボールパーソンとその運営も非常にしっかりしています。
中西部支部といえば八木委員長のお膝元。コート設営はもちろん日程調整から審判まで自らが先頭に立ちリーグ運営を行っています。
「なぜ静岡で中西部リーグ?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
中西部支部は民間経営の人工芝のフットサルコートの数では恐らく県内でも最も多い地域です。
しかし、公式戦が行える床の施設となるとほとんどないのが実情です。
これまでも学校の施設や、多少狭い体育館での開催でやり繰りしていましたが「上位リーグと同じ環境で!」との八木委員長の考えのもと、今季はエコパや静岡での開催も含めていると言う事です。
中西部支部といえば現東海1部の大和撫子や2部のエストレラード、また県1部を制したヒーローなど数々の強豪チームを生み出してきました。
しかし現在、県1部リーグへの在籍はなし、2部リーグに豊友が1チームだけ参入している状態です。
「中西部支部から県リーグあるいは東海リーグへステップアップするチームを輩出したい!」と常々公言する八木委員長の熱い情熱に支えられた支部リーグなのです。
さてさて、1試合目に心を打たれた(←ちょっと大げさ!)筆者は、疲れた身体にムチ打って、一旦片付けた撮影機材をあらためて持ち出します。
そして2試合目が開始され、撮影も開始。・・・この試合もなかなか面白い!!ファインダー経由と言うよりは直にピッチに視線を送ってしまいます。それでも僅かに記録を残せました。ただ3試合目は撤収準備のため残念ながら撮影なし。
と言う事で、たった1試合のわずかな場面ですが当ブログにてご紹介させて頂きます。
時間とお金と心?に余裕が出来ましたら、他支部のリーグ戦にも足を運んでみたくなる、そんな気持ちにさせてくれた中西部支部リーグでした。
・・・「おいおい!そんなことより県リーグや東海リーグ、もっと素早くレポートしろよ!」と言う声も聞こえてきそうで、頭を抱える筆者ですが。
(※支部リーグ・・・東西に距離のある静岡県ですが、一般財団法人 静岡県サッカー協会では県内を5つの区域に分け活動を行なっています。フットサルでもサッカーでも同様で、いわゆる県リーグの下位リーグにあたります。富士川以東の東部支部、静岡市清水区が中東部支部、静岡市葵区と駿河区が中部支部、藤枝市・焼津市・島田市・榛原郡を中心にした中西部支部、それより西の西部支部に区分けされています。)