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第10回静岡県社会人フットサル1部リーグ【第2節】@エコパ・サブアリーナ・・・2011/07/02(sat)

■テレポケット/DOPPO 3 vs 7 BEN Yoshiwara

新規昇格チームながら第1節では同支部の大先輩格MATO GROSSOに競り勝ったBEN。

その第1節でDOOPOは7失点での敗戦を喫しているだけに、ディフェンス面での立て直しが求められる。

キックオフはDOPPO。

結果から書くと、BENの序盤からの勢いをDOPPOは最後まで止める事が出来なかった。
特にBENの國京は前半でハットトリックを完成させるなど、精度の高いフィニッシュでチームに勢いを加えた。

まず、前半5分過ぎ、相手陣内の第2PK付近でボールを奪うと時間をかけずシュート、トゥーで放たれたボールはゴレイロの右手下をすり抜けゴール左隅へ収まった。

國京は12分にも右サイドの崩しからバーへ突き上げるようなシュートを放ち2点目を奪う。

この間、DOPPOにもチャンスがなかったわけではないが、数的優位なカウンターを決め切れなかったりで流れを引き戻せなかった。

セットでの交代を基本に攻勢を仕掛けるBENは17分、國京を基点とした攻めから最後は山本佑太が決める。
直後にはゴール正面でボールを受けた國京が左右への切り返しでディフェンスを振り切り、最後は右足で強いグラウンダーのシュートを鮮やかに決め4-0と大量リードで前半を終えた。

後半たちあがり、BENはやはり4点リードで集中がゆるんだのか、DOPPOの上野にハーフライン付近で簡単にボールを奪われ独走ドリブルを許し1点を返される。
数分後には自陣ゴール付近で与えてしまったフリーキックをDOPPOの大石が直接狙うと、ボールは壁に入った加藤に当たりコースが変わってゴールイン、2点差となる。(※公式記録ではオウンゴール)

このゴールで気合を入れなおしたBENはキャプテンの竹原が好機を作る。
左コーナーキックからの展開でボールを受けた竹原が相手プレスに耐えボールを保持するとゴール前でフリーになっていた田中に絶妙なパス。
田中は無人のゴールへサイドキックで丁寧に蹴りこみ5-2とリードを広げた。

DOPPOもこの試合で比較的動きの良かった山本佑介と大石で反撃する。
山本が左サイドを突破しファーポスト狙いでゴールを狙うとしっかり走りこんでいた大石が体で押し込み再び2点差に。

さらにゴールを奪いにかかるDOPPOの気勢を沈めたのはBENの石川だった。

2点差に追いつかれた直後に、竹原からの配球を左サイドで受けそこから右上スミに決めると、終了間際にも相手の不十分なクリアを見逃さず右サイドから豪快に叩き込んだ。

7ゴールを奪ったBENは昇格チームながら2連勝、DOPPOにはチーム全体のエネルギーが感じられず第1節同様の7失点で連敗を喫した。

■得点経過(※公式記録による)
 ▼前半
    6分→BEN:國京伸一郎(20)
   12分→BEN:國京伸一郎(20)
   17分→BEN:山本佑太(6)
   18分→BEN:國京伸一郎(20)
 ▼後半
   21分→DOPPO:上野健太(12)
   24分→DOPPO:オウンゴール
   28分→BEN:田中孝義(18)
   30分→DOPPO:大石晋也(10)
   31分→BEN:石川悟司(8)
   39分→BEN:石川悟司(8)

BENにとっては笑顔がはじけ続ける前半だった。中央がハットトリックの國京(20)。

BENにとっては笑顔がはじけ続ける前半だった。中央がハットトリックの國京(20)。

國京(20)の3点目の直前。見事な切り返しからの鮮やかなゴールだった。

國京(20)の3点目の直前。見事な切り返しからの鮮やかなゴールだった。

終盤に2ゴールを奪ったBENの石川(8)。

終盤に2ゴールを奪ったBENの石川(8)。

BENの大型プレーヤー、田中(18)がドリブルで進む。

BENの大型プレーヤー、田中(18)がドリブルで進む。

チームが7点奪った試合でこの人にゴールスコアがないことがちょっと不思議な気もするが・・・。要所では存在感を示していたBENの竹原(5)。

チームが7点奪った試合でこの人にゴールスコアがないことがちょっと不思議な気もするが・・・。要所では存在感を示していたBENの竹原(5)。

この日はゴレイロのユニフォームを着ることなく試合を終えた上野(12)。1ゴールを記録。

この日はゴレイロのユニフォームを着ることなく試合を終えた上野(12)。1ゴールを記録。

DOPPOの中では最も運動量を発揮していた山本(14)。小柄な体だが果敢に突破にチャレンジする。

DOPPOの中では最も運動量を発揮していた山本(14)。小柄な体だが果敢に突破にチャレンジする。

DOPPOの大石もアグレッシブな動きを見せていた。

DOPPOの大石もアグレッシブな動きを見せていた。

第10回静岡県社会人フットサル1部リーグ【第2節】@エコパ・サブアリーナ・・・2011/07/02(sat)

■IKAI FUTSAL 5 vs 3 LOCO☆

この日の第1試合を行った両チームに第1節で敗れているチーム同士の対戦となった第2試合。
序盤での連敗だけは避けたい想いがぶつかり合う試合が予想された。

キックオフはLOCO☆。

そのLOCO☆のファーストプレーで今季キャプテンを務める真田がロングフィードをうまく処理しチャンスを作る。
これをイカイのゴレイロ新倉を中心に凌ぐと、その後の主導権はイカイが握ることとなる。

敵陣深い位置からのプレスでLOCO☆のボールの出所を封鎖、苦し紛れにセーフティーに逃げるLOCO☆から簡単にボールを奪うと、人もボールもテンポ良く動くイカイらしいボール廻しに。

第1節ではここから先の攻撃に課題を残したイカイだったが、この日はゴールへの意欲を全員が意識。特に熊谷のそれは目を引くものがあった。
まず、開始3分、ゴール前で自らが放ったシュートが一旦はゴレイロにはじき返されるが、再びシュート。これもカバーに入った鈴木真一にブロックされるがその跳ね返りをボレーでLOCO☆ゴールに突き刺した。

この後、LOCO☆にもビッグチャンスが訪れる。
真田が相手ボールをインターセプトからドリブルでイカイゴールに迫る。飛び出したゴレイロをかわしながら放ったシュートはゴールポストに跳ね返り再び自分の足元に。これをしっかりミートして枠を狙うが、そこには体勢を立て直した新倉が構えていた。

前半、イカイの前プレに苦しんだLOCO☆にあって、この真田だけが孤軍奮闘。彼らしいキープ力、突破力を存分に発揮しイカイゴールに迫っていた。

さて、先取点を奪った熊谷だが12分には右サイドでフリーとなり受けたボールをシュート、これが決まって2-0。
そのすぐ後にも上手い位置取りから再びシュートを放つと、直接ゴールとはならなかったがゴレイロが飛び出しほぼ無人となっていたゴール前で待つ谷口の足元につながり、その谷口が難なく蹴りこみ3-0とリードを広げて前半を終えた。

後半に入るとハーフタイムでのミーティングが功を奏したのかイカイの前プレを回避するボール回しが機能し、LOCO☆にチャンスが訪れる。
イカイの最前列のディフェンスラインを突破しボールが繋がると、小笠原、青崎を中心にシュートまでたどり着く回数が増える。
24分、その小笠原からゴール前の田中へのパスが通り1点を返すと、さらに29分、豊富な経験からの鋭い読みでボールを奪った鈴木真一から加藤を経由し最後は青崎が決め2-3と1点差に迫った。

これで流れを掴み取りたかったLOCO☆だが次の1点を急ぐあまり、ディフェンスがおろそかに。

簡単に許したイカイの内村の縦への突破に対し、飛び出したゴレイロとカバーに入った真田が交錯、こぼれたボールを柴田があっけなく決め再び2点差に。
さらに高い位置でボールを奪った東海林のショートカウンターからファーポスト側へサポートに入った熊谷へ繋がり、これで熊谷がハットトリックを完成した。

直後にLOCO☆も青崎のドリブルの仕掛けからゴール正面でフリーとなった加藤にパス。無人のゴールへ決め1点を返したが反撃もここまで。

イカイは第1節での課題をクリアし、うれしい1部リーグ初勝利をあげた。
一方、LOCO☆は第1節同様に序盤からの連続失点を喫し、苦しい戦いを強いられた。

■得点経過(※公式記録による)
 ▼前半
    3分→IKAI:熊谷和夫(4)
   12分→IKAI:熊谷和夫(4)
   15分→IKAI:谷口謙二(5)
 ▼後半
   24分→LOCO:田中努(7)
   29分→LOCO:青崎健(3)
   29分→IKAI:柴田勉(14)
   31分→IKAI:熊谷和夫(4)
   31分→LOCO:加藤浩司(11)

立ち上がりからゴールへ向けた積極的なプレーが目を引いた熊谷(4)。ハットトリックを完成。

立ち上がりからゴールへ向けた積極的なプレーが目を引いた熊谷(4)。ハットトリックを完成。

熊谷のお膳立てでイージーゴールを決めたイカイの闘将、谷口(5)。気合の入る顔に今季への想いが伺える。

熊谷のお膳立てでイージーゴールを決めたイカイの闘将、谷口(5)。気合の入る顔に今季への想いが伺える。

第1節では不本意な失点を喫していた新倉(1)。この試合では攻撃陣にも支えられ、勝点3に貢献。

第1節では不本意な失点を喫していた新倉(1)。この試合では攻撃陣にも支えられ、勝点3に貢献。

得点こそなかったが積極的な仕掛けは健在だったイカイの内村(10)。

得点こそなかったが積極的な仕掛けは健在だったイカイの内村(10)。

イカイの熊谷(4)に2人がかりで対応するロコのディフェンス。小塩(6)と真田(8)。

イカイの熊谷(4)に2人がかりで対応するロコのディフェンス。小塩(6)と真田(8)。

イカイの東海林(13)にプレシャーを掛け前を向かせない対応を見せるロコの鈴木(14)。ひと回り以上の年齢差のあるマッチアップだ。

イカイの東海林(13)にプレシャーを掛け前を向かせない対応を見せるロコの鈴木(14)。ひと回り以上の年齢差のあるマッチアップだ。

今季キャプテンとしてピッチに立つロコの真田(8)。攻守に高いスキルを持つプレーヤーだ。

今季キャプテンとしてピッチに立つロコの真田(8)。攻守に高いスキルを持つプレーヤーだ。

1点差に迫るゴールを決めた青崎(3)と祝福する真田(8)。

1点差に迫るゴールを決めた青崎(3)と祝福する真田(8)。

左足からの強烈なシュートが持ち味のロコ、小笠原(9)。

左足からの強烈なシュートが持ち味のロコ、小笠原(9)。

イカイの柴田(14)とロコの青崎(3)。2人とも1ゴールずつを奪った。

イカイの柴田(14)とロコの青崎(3)。2人とも1ゴールずつを奪った。

第10回静岡県社会人フットサル1部リーグ【第2節】@エコパ・サブアリーナ・・・2011/07/02(sat)

エコパにサブアリーナが出来て3年ほど経ちますが、男子の県リーグが行なわれるのは今回が初めてです。
この日は1部リーグ所属の8チームにより【第2節】4試合が消化されました。

手短なレポートで1試合ずつご紹介します。

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■セレゾン浜松フットサルクラブ 3 vs 2 FSC/PROVA清水フットサルコート

第1節で「今季中心になるのでは?」との声も多かったチームにそれぞれ競り勝った両チーム。
この第2節での対戦は互いに序盤の山と捉えていたのではないだろうか。
観る者にとってもシーズン全体の流れを推し量る興味深い対戦カードだ。

キックオフはFSC。

序盤から互いにハーフでの守りを固め、リスクを犯してでも点を取りに行く積極さは見られないまま時間が経過する。
半ば過ぎまで崩す場面も崩される場面もなかったが、ファールカウントはFSCがその数を重ねて行く。

試合が動いたのは前半残り5分程となった頃だった。

ボールを保持したFSCが小さく守るセレゾン守備陣形の外側で何本かボールをつなぐと、杉山が左サイドのやや距離のある位置からファーポストに走り込む朝倉をターゲットに強いシュートパスを狙った。
このボールがしっかりとパスコースを埋めていたセレゾンの山ノ井にあたって大きく軌道が変わるとゴレイロ坂井の逆をつく形でゴールネットを揺らした。(※公式記録ではFSC杉山のゴール。)

守りの形は出来ていただけに、セレゾンにとってはやや不運な失点だった。

それでも落ち着きを失わなかったセレゾンはその後もコンパクトな守りからカウンターを狙いFSCゴールを目指す。
すでに5ファールに達していたFSCはセレゾンの仕掛けに上手く対応し、リードを保ちハーフタイムを迎えるべくノーファールでのディフェンスを全員が意識する。が、タイマーが残り3秒となったところで6個目のファールを犯してしまった。

セレゾンはこの第2PKを大場がしっかりと決め、同点に追いつきハーフターン。

後半も互いに勝負どころを探るような展開で試合は進むが、FSCが簡単なパスミスや連携ミスで不用意にボールを失う機会がやや多い。
対するセレゾンは、奪ったボールをよりシンプルにゴールを目指す意識が徹底しており、ワンツーやドリブルの仕掛けで速攻を繰り返す。

次に試合が動いたのは後半が10分ほど経過した頃。

セレゾンの藤崎が放ったシュートがFSCゴールの左ポストを叩き内側に跳ね返る。
この時点でゴールラインを越えたようにも見えたが、しっかりと詰めていた山村がダメを押した。
公式記録では山村の得点となったこのゴールでセレゾンが逆転。

さらにセレゾンはコンパクトな守りからの速攻を徹底すると、やや前掛かりになったFSCのボール廻しからハーフライン付近で岩田がボールを奪う。
フリーの岩田はそのままドリブルでゴールを目指すと、最後はゴレイロもかわし確実にゴールへボールを流し込んだ。

FSCは終了間際、ゴール前でディフェンスを背負って待つ朝倉に杉山がディフェンスの股間を抜くパスを通す。
朝倉はディフェンスを背負ったまま右足裏のトリッキーなボール裁きでゴールを狙うとこれが見事に決まり2-3と追いすがる。

しかし試合はこのまま終了。

セレゾンが不運な失点にも関わらず、落ち着いた試合運びで逆転勝ちを収めた。

■得点経過(※公式記録による)
 ▼前半
   15分→FSC:杉山貴文(5)
   19分→セレゾン浜松:大場史人(7)
 ▼後半
   30分→セレゾン浜松:山村竜二(14)
   36分→セレゾン浜松:岩田宏樹(21)
   39分→FSC:朝倉俊(10)

両チームのキープレーヤー、FSCの杉山(5)とセレゾンの大場(7)。前半に1点ずつを取り合った。

両チームのキープレーヤー、FSCの杉山(5)とセレゾンの大場(7)。前半に1点ずつを取り合った。

逆転ゴールを記録したセレゾンの山村(14)。

逆転ゴールを記録したセレゾンの山村(14)。

落ち着いたボール裁きで貴重な追加点を奪ったセレゾンの岩田(21)。

落ち着いたボール裁きで貴重な追加点を奪ったセレゾンの岩田(21)。

セレゾンの若きスピードスター、河村拓朗(8)。

セレゾンの若きスピードスター、河村拓朗(8)。

県リーグを戦うチームの中で最も声を出し続けるゴレイロの坂井(1)。最後尾から常にチームにエネルギーを送り込む。

県リーグを戦うチームの中で最も声を出し続けるゴレイロの坂井(1)。最後尾から常にチームにエネルギーを送り込む。

FSCの攻撃を捨て身のディフェンスで死守するセレゾンの選手たち。今年のセレゾンは攻守にわたり集中力が持続できていると思う。

FSCの攻撃を捨て身のディフェンスで死守するセレゾンの選手たち。今年のセレゾンは攻守にわたり集中力が持続できていると思う。

昨季を最後に引退したFSCの大黒柱、小林のつけていた10番を引き継いだ朝倉。ポテンシャルは充分に高い選手だ。

昨季を最後に引退したFSCの大黒柱、小林のつけていた10番を引き継いだ朝倉。ポテンシャルは充分に高い選手だ。

FSCのキャプテン、白鳥(17)は体を張ったプレーを随所で見せていた。

FSCのキャプテン、白鳥(17)は体を張ったプレーを随所で見せていた。

  

本日、静岡県社会人フットサル1部リーグのみの4試合が行われます。

■平成23年度 第10回静岡県社会人フットサル1部リーグ【第2節】@エコパ・サブアリーナ

▼9:30・・・1部リーグ(20分ハーフ、プレイングタイム)
セレゾン浜松:3
vs(前半:1-1)・・・試合終了
F.S.C/PROVA:2

▼11:10・・・1部リーグ(20分ハーフ、プレイングタイム)
IKAI FUTSAL:5
vs(前半:3-0)・・・試合終了
LOCO☆:3

▼12:50・・・1部リーグ(20分ハーフ、プレイングタイム)
テレポケット/DOPPO:3 
vs(前半:0-4)・・・試合終了
BEN YOSHIWARA:7

▼14:30・・・1部リーグ(20分ハーフ、プレイングタイム)
Obra-Prima:3
vs(前半:0-0)・・・試合終了
MATO GROSSO:2

第10回静岡県社会人フットサル2部リーグ【第1節】
■ARTISTA 1 vs 3 沼津蹴球団FC

昨シーズン、念願の1部昇格を決めたARTISTA(以下、アルティスタ)だったが、わずか1シーズンで2部降格となってしまった。しかし優勝チームに唯一の黒星をつけるなどやる気になったときの総合力の高さは実証済み。若干のメンバー変動はあるものの、1部リーグでの経験を活かし最短での1部返り咲きを果たしたいところだ。

ARTISTA

ARTISTA

参入1年目の昨シーズンで4勝をあげ、3位チームと同勝点の4位だった沼津蹴球団FC(以下、蹴球団)。「あと一歩でいける!」と言う気持ちは全員が持ったに違いない。競技志向が強いチームが多い東部支部に所属しているだけに、まずは同支部対決となったこの初戦でしっかりと勝ち星を奪いたいところだ。

沼津蹴球団FC

沼津蹴球団FC

 蹴球団のキックオフで試合開始。
その蹴球団の立ち上がりは石井がフィニッシュ役を務める機会が多い。
対するアルティスタは尾崎にボールを集めシュートチャンスを作る。

先制点は蹴球団が奪ったがアルティスタにとっては少々不運なゴールだった。
積極的にシュートを打っていた蹴球団の石井が思い切り良くゴールを狙うと、そのボールがディフェンダーにあたり大きくコースが変ってしまう。記録はオウンゴール。アルティスタのゴレイロ藤井にとっても対応しようがない失点だった。

アルティスタは1点のビハインドとなった後も慌てることなく自分達のリズムで攻めると、11分、左のコーナーキックから尾崎→早房とつなぎファーで待つ五十嵐へ。このボールをきっちりと決めてアルティスタが試合を振り出しに戻し前半は1-1で終了。

後半立ち上がり、蹴球団は右サイドから攻めると石井の折り返しを中央で待つ鈴木が決め再びリードを奪う。

アルティスタも前半同様に尾崎が果敢に狙い、惜しい場面を作り出すがゴールには結びつかない。

その後、お互いに潰し合う場面が多くなりファールカウントを重ねてしまう。
試合終了まで数分残しアルティスタのファールが6個目に達すると、蹴球団は石井がこれを狙う。
この第2PKはゴールにならなかったが、終了1分前に再び第2PKのチャンスを得ると今度は小松がキッカーに。
小松がこれをきっちりと決め試合の行方を決定付けた。

蹴球団にとっては、1部を経験したチームにシーズン初戦で勝利できたことは自信になるだろうし、大きなアドバンテージであることは間違いない。

一方のアルティスタは、ここ数シーズン、ベンチワークに専念していた堂地までピッチに復帰させてのスクランブル体勢で臨む今季だけに初戦での敗戦は正直辛いところだが、次節までに気持ちを切り替え長いシーズンに向かってほしい。

■得点経過(※公式記録による)
 ▼前半
   4分→沼津蹴球団:オウンゴール
   11分→ARTISTA:五十嵐崇臣(15)
 ▼後半
   17分→沼津蹴球団:鈴木雅人(7)
   29分→沼津蹴球団:小松雅美(11)

先制点の場面、記録上はオウンゴールとなったが蹴球団23番の石井の思い切りの良さが実ったゴールだった。祝福する5番は大西。

先制点の場面、記録上はオウンゴールとなったが蹴球団23番の石井の思い切りの良さが実ったゴールだった。祝福する5番は大西。

蹴球団の7番は勝越しゴールを決めた鈴木。手前アルティスタの5番は山本。

蹴球団の7番は勝越しゴールを決めた鈴木。手前アルティスタの5番は山本。

蹴球団の小松(11)は終了間際に試合を決める第2PKを成功させベンチへアピール。

蹴球団の小松(11)は終了間際に試合を決める第2PKを成功させベンチへアピール。

蹴球団の小松(11)と競り合うアルティスタの堂地(11)。

蹴球団の小松(11)と競り合うアルティスタの堂地(11)。

コーナーキックからのセットプレーを見事に決め同点ゴールを奪った五十嵐(15)を祝福する尾崎(10)。

コーナーキックからのセットプレーを見事に決め同点ゴールを奪った五十嵐(15)を祝福する尾崎(10)。

この日のゴールは生まれなかったが、両チームあわせても最も数多くシュートを放っていたアルティスタの尾崎(10)。今季も好守の要だ。

この日のゴールは生まれなかったが、両チームあわせても最も数多くシュートを放っていたアルティスタの尾崎(10)。今季も好守の要だ。