12月10日、11日に行なわれたPUMAカップの静岡県大会。その様子をお伝えする記事を5回に分けてフォトギャラリーとして掲載したいと思います。
第1回目は予選【Aブロック】です。が、その前に少しだけ。
毎年、県大会を前に行われる役員会議の場で議題となるのが「組み合わせ抽選」についてです。
フットサル委員会では県内各支部での活動を組織の幹と考え、その活動を尊重すると言う観点から、「前年度の決勝トーナメント進出チーム所属支部」を「第1シード」への割り振りの基準としてきました。
さらに今年の抽選では、西部支部、東部支部そして中西・中・中東をまとめた中部地域の3支部(地域)が予選ブロックで同居しないよう、抽選方法を決定しました。
しかしながら、毎年予選通過チームが変わる可能性があり、支部に割り振られるチーム数も定数ではないことを考えれば、「シード」と言う呼び名がふさわしいか、あるいはこの抽選方法が最適であるかどうかにも意見が分かれるところでしょう。
事実上、これまでもシードの呼び名は抽選を進めるためのグループ分けの役割が大きかったと言えるかもしれませんし、個人的にも本来のシードの意味を考えればその年の各支部1位通過のチームに割り振られるべきと考えます。
とは言え、結果として今年の静岡県大会を制したデリッツィア磐田(後の事にはなりますが東海1部を2連覇したチームでもあります。)は西部支部の3位通過チーム、いわゆる「ノーシード」でした。
そんな事実も踏まえると、来年度はシードなど設けず全12チームで一斉に抽選を行うこともありなのでは?との気持ちもあります。
ただ、昨年度のベスト4は全て東海1部のチームでしたし、今年の県代表2チームも結局、東海1部勢でした。
抽選を担当した者として、妙な安堵感を感じた事も事実です。
さて、本来のテーマに戻しPUMAカップ静岡県大会の予選【Aブロック】です。
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抽選結果とはいえ、田原と大和撫子の東海1部勢が2チーム、さらに県1部リーグで現在首位、来季の東海リーグ昇格を目指すベンが同居したこのブロックに注目が集まったことは言うまでもない。
オープニングゲームは「ベン vs 田原」。
田原が開始早々の松本(14)のゴールと試合終盤の金城(12)の追加点で2-0とリード、波乱のない幕開けかと思われたゲームだったが、残り3分間で今季の県リーグで好調のベンが踏ん張り、高橋(13)、田中(18)の連続ゴールで同点に追いつき試合終了。
田原は続く大和撫子との東海1部対決でも先制ゴールを奪い前半を1-0とリードして終えたが、後半に4失点を喫し「今年こそは!」の全国への道は早々に断たれてしまった。
決勝トーナメント進出を懸けた「ベン vs 大和撫子」のゲームは、前半に大和撫子の鈴木(8)が奪った1点のみで終了。
敗れたベンだったが、東海1部勢との戦いでも互角に渡り合うなど、そのチーム力をあらためて感じたゲームだった。チームの目標を「県リーグ残り2節」へしっかりと切り替え、来季の東海2部入りを目指すに違いない。
念のため、橋爪レポートはこちら
▼選手権静岡県大会雑感1
http://www.re-po.jp/hashi/2011/12/post-52.html
※以下、フォトギャラリーにて試合の様子をご覧ください。