速報もさせて頂きましたが、本日、今季の静岡県社会人フットサル【2部リーグ】が全日程を終了いたしました。
そしてその結末ですが、県リーグ史上初、前代未聞とも言える事態となりました。
運営から自宅に戻ったばかりですが、「その事態とは?」から「順位の決定」までを急ぎ足でご紹介させて頂きます。
まず、優勝と準優勝そして7位、8位については最終節終了時点で勝点に差がつき、わかりやすい順位の決定となりました。
優勝:浜西フットサル(勝点13)
準優勝:Natureza Grande(勝点12)
第7位:ARTISTA(勝点9)
第8位:沼津蹴球団FC(勝点6)
問題は3位から6位まで。
毎年、1部リーグへの昇格は上位2チームですので、3位以降は4位も5位も6位も昇格を果たせなかったという意味では同じかもしれません。
ところが、3月18日実施予定の県リーグ参入戦(入れ替え戦)に出場しなければいけなくなる下位からのチーム数は「3」。と言う事は、8位、7位、6位がそのチームに該当するわけです。
最終節の第4試合(最終試合)のみを残す状態で7位、8位は上記の2チームですでに確定済み、残る1枠には一体何処が該当してしまうのか!?
そしてその最終試合の結果、なんと4チームが同勝点で並ぶ事態となりました。
「大混戦の2部リーグ」ではありましたが、最終節を終えてもその事態は一向に収束しなかったわけです。
まずその4チームをご紹介しましょう。
この日の1部昇格を懸けた直接対決で浜西に敗れたBIG HIP。
入れ替え戦回避へ意地の勝利を掴んだFARANG Futsal Club。
前節の大敗に続きこの日も敗れた豊友。
1部昇格を確定させていたナトゥレーザとの直接対決に勝利したCALIENTS。
以上の4チームが最終節終了時点で【勝点10】で並んでしまったのです。
今季の県リーグの実施要項では、順位決定について(1)勝点→(2)対戦成績・・・とあります。
こうした前代未聞の状況で、その解釈に注目が集まったのが「(2)対戦成績」なのです。
もちろんこれは当該チーム間での対戦成績のこと、2チームの比較であれば、勝ち負け引き分けが一目瞭然ですが、今回の場合は一体どうなるのでしょうか?
そして最終的に順位決定の判断基準とされた「対戦成績」の解釈は「(1)当該チーム間での勝点→(2)当該チーム間での得失点差→(3)当該チーム間での総得点・・・」というものでした。
当該チームである4チーム間の対戦結果を整理してみると、
■BIG HIP【FARANGに8-3の勝ち、豊友に10-5の勝ち、CALIENTSに1-3の負けで勝点合計6、得失点差8、総得点19】
■豊友【BIG HIPに5-10の負け、FARANGに2-2の引き分け、CALIENTSに3-1の勝ちで勝点合計4、得失点差-3、総得点10】
■FARANG【BIG HIPに3-8の負け、豊友に2-2の引き分け、CALIENTSに4-2の勝ちで勝点合計4、得失点差-3、総得点9】
■CALIENTS【BIG HIPに3-1の勝ち、FARANGに2-4の負け、豊友に1-3の負けで勝点合計3、得失点差-2、総得点6】
つまり、勝点10で並んだ4チームの順位付けは、BIG HIP→豊友→FARANG Futsal Club→CALIENTSと言う事になります。
それを踏まえた今季の最終順位は以下のとおりです。
優勝:浜西フットサル(勝点13)※1部昇格
準優勝:Natureza Grande(勝点12)※1部昇格
第3位:BIG HIP(勝点10)
第4位:豊友(勝点10)
第5位:FARANG Futsal Club(勝点10)
第6位:CALIENTS(勝点10)※参入戦
第7位:ARTISTA(勝点9)※参入戦
第8位:沼津蹴球団FC(勝点6)※参入戦
なんと、優勝の浜西フットサル、準優勝のNatureza Grande、そして今回の順位決定で3位となったBIG HIPにまでも勝利しているCALIENTSが最終的に6位となり、入れ替え戦に進む事態となったのです。
以下、最終節試合直前の集合写真で、確定した今季の順位と2部リーグ得点王をご紹介いたします。
▼優勝:浜西フットサル/イクマインドア球’s倶楽部
▼準優勝:Natureza Grande
▼3位:BIG HIP
▼4位:豊友
▼5位:FARANG Futsal Club
▼6位:CALIENTS
▼7位:ARTISTA
▼8位:沼津蹴球団FC
▼得点王:中島雅人選手(10得点)
※【第6節】と【第7節/最終節】の試合の様子は後日、フォトギャラリーとして掲載予定です。掲載までしばらくお待ちください。