気が付けば東日本ビーチサッカーリーグ開幕戦の開催日から一週間が過ぎてしまいました。相変わらず掲載作業の手が進まない自分に腹立たしさと情けなさを感じるこの週末です。
これまで2度に渡りその様子を掲載してきましたが、今回、試合中の様子などをまとめて掲載し最終回とさせて頂きます。一時は「各試合ごとに・・・。」などと企んではいましたが、「このペースで行くとその作業を成し遂げるのはいつになるのやら?!」と言う事で、少々楽な方向へ逃避させて頂きます。
さて、筆者の掲げた当日の大きなテーマの一つは「スポジック・シズオカ」を観ることでした。なんと言っても静岡のチームである事、そしてフットサルプレーヤーでもありビーチサッカーの日本代表にも招集されている小牧選手の砂の上でのプレーが観られる事も非常に楽しみでした。
特に小牧選手、床の上で行うフットサルでも派手なオーバーヘッドを繰り出すほどの空中戦マニア?ですので、当然、そのプレーへの期待も大きかったわけです。
オーバーヘッドと言えば・・・思い出すのはかれこれ10年近く前になりますが、筆者が人工芝のフットサル施設の開場から運営に関わっていた時期のこと。出来たての、そして最新のロングパイルのピッチで発生する怪我人の中に、かなり多くの割合で手首や腕の負傷(もちろん骨折も!)する大人がいた事。その多くはオーバーヘッドシュートを試みた直後の着地で発生したのです。大の大人であろうとも、ふかふかのピッチに立つと、ついついチャレンジしたくなってしまう大きな魅力を秘めたプレーである事は間違いないでしょう!
・・・「そんな事を書いているから作業が進まないんだろ!」と言う声が背中のほうから聞こえてきた気がしますので、話を進める事に!
ただ、最初の観戦記でも書きましたが、競技としてのビーチサッカーは思いのほか砂の上を突き進む攻防も多い事も知りました。派手な空中戦と重厚な地上戦、どちらもビーチサッカーの大きな魅力だと感じた次第です。
さて、この日のもう一つの大きなテーマは、日本屈指の強豪ビーチサッカーチーム「東京レキオスBS」の試合観戦です。さらに最終試合で「スポジック vs レキオス」の対戦が組まれていると言う事で非常に楽しみでした。
ビーチサッカー日本代表選手が数多く在籍する「東京レキオスBS」、この日は主力数名が不在、わずか6名での遠征でしたが、それでも総合力は他の参加チームを圧倒していたと思います。その中でも、筆者の注目は事前にその能力の高さを耳にしていた背番号7番、田畑輝樹選手。
代表チームでもキープレーヤーとなる田端選手、戦術眼、ポジショニング、ボールタッチ、キープ力、配球力、突破力、判断力、決断力・・・書き出したらきりがないですが、砂の上の蹴球競技に求められるフィールドプレーヤーとしての能力のすべてを高いレベルで持ち合わせていると感じました。
特にその配球力は秀逸!・・・「そこに出せるの!?」と言う視野の広さ、体のあらゆる部分を使える技術力、そこから繰り出すパスの質!・・・そのプレーは観戦している他チームの選手からもどよめきが起きるほど。
もちろん彼の凄さは配球だけでなく、ピヴォの位置に入った時のボールの引き出し方や受け方、そしてボールの収まりにも現われていました。まさしくディフェンス側のチームにとって最も嫌な、そして脅威の対戦相手であることは間違いありません。
実は田端選手、豊富なサッカープレーヤーとしてのキャリアの中に、わずかな期間ではありますが「静岡FC」(※のちに藤枝MYFCと合併統合、今季JFLへ昇格。)に在籍経験があるそうです。個人的なインタヴュー取材は出来ませんでしたが、次回、もしチャンスがあれば多くのお話を伺いたいと思います。
お待たせしました!それでは当日の試合の様子をフォトギャラリーにてご覧ください!!