さらに先日の地震発生時に机から落下した撮影機材の調子が今ひとつで、使える写真の少ない事・・・。残念ですが本当に簡単な報告になってしまいます。何卒、ご容赦を!
しかし、この日は静岡が全国に誇るフットサルライター、【橋爪 充】氏が県リーグ取材のため会場入り。
今季の県リーグのタイトルを占う大一番「Hero vs 大和撫子」をはじめ、いくつかの試合の様子を全国規模のサイトにて紹介していただいていますので、そちらも是非ご覧ください。
▼フットサルタイムズさんのサイトへ
http://www.futsal-times.com/news_body.php?id=18574
▼1部リーグ
■この日、もっとも注目を集めたHero vs 大和撫子の一戦は、好カードが必ずしも好試合にはならない事を現す試合となってしまった。
(※ゲームの詳細なレポートは上記のフットサルタイムズさんのサイトに橋爪氏のレポートとして掲載されているのでそちらをご覧ください。)
大和撫子が6-0と一方的な勝利をあげたこの試合だが、両チームの実力がこの点差ほど離れていない事は間違いない。が、司令塔不在の状況が作り出した気持ちの差はこの点差が表すとおりだったと思う。
施設所属の両チームはボールを蹴る練習環境には恵まれているが、気持ちの強さは各選手が自分自身で高めていくしかない。もちろんわかりきっていることではあるが、全員の気持ちを同じ方向に同じ強さでそろえる事が、より高いレベルでのフットサルを目指すチームにはもっとも難しい事なのかも知れない。
どちらも中西部支部に所属しているチームであり、近々行われるK-MIXカップで再び、相まみえる事も充分予想できる。さらに中西部支部には、今季の東海2部リーグで首位を走るEstrelado/焼津フットサル倶楽部も所属しており、次こそ「好カード=好ゲーム」をフットサルファンの前で披露して欲しいと思う。
■FSC vs スリーク
2連勝の後、前節、Heroとの競り合いに敗れ2勝1敗で第4節をむかえたFSC。
スリークは初戦こそLOCOに大敗したものの、第2節での今季初勝利に続き前節では優勝候補の一角、大和撫子と引き分け貴重な勝ち点をあげた。
どちらも今季を上位で終えるためには、勝ち点3をあげて後半戦へ進みたいところだ。
試合は開始2分にスリーク(6)高柳が先制。が、7分にはFSC(2)石川のゴールで1-1に追いつく。
その後しばらくは一進一退が続くが、前半18分にスリーク(19)樋口がゴールを決め2-1で後半へ。
堅守が持ち味のFSCだが、後半開始早々(21分)に(6)高柳、(7)黒田に連続ゴールを許し苦しい展開に。FSCは31分に攻撃の中心(10)小林がゴールを奪い2-4とするが、32分にスリーク高柳にこの日3ゴール目を決められてしまった。
試合はこのまま5-2でスリークが勝利、FSCは前後半とも先手を取られ持ち味の守備から攻撃へのリズムが作りきれなかった。
■セレゾン浜松 vs DOPPOの一戦。
開幕2連敗の後、前節で今季初勝利をあげたセレゾンと開幕3連敗と低迷するDOPPOの西部勢同士の戦い。
セレゾン(7)大場が8分に先制するも、前半14分(11)時久、15分(14)山本の連続ゴールでDOPPOが試合をひっくり返し前半終了。
このままの流れで連敗脱出をしたかったDOPPOだったが、23分、26分、31分にセレゾン(7)大場に連続ゴールを奪われ2-4の敗戦、まさかの開幕4連敗となってしまった。
セレゾンは大場の4ゴールも素晴らしかったが、ゴレイロ坂井の勇敢な守備などもあり後半はDOPPOを完封、対戦成績を2勝2敗とし後半戦へと進む事となった。
■INTERIOR vs LOCO☆
DOPPOと共にいまだ勝ち星がないINTERIORはこの日のベンチ入りが7名とチームに勢いが戻らないまま第4節を迎えた。
LOCOは第2節での大和撫子戦での大敗を引きずらず、前節でDOPPOを相手に際どい試合ながら勝利して2勝1敗と勝ち越しての第4節。
試合は終始LOCOのペースで進み、(6)小塩が3分と38分、(3)青崎が4分と28分、(11)加藤が18分と22分、(5)沢渡が25分と37分と4選手が2得点の計8点を奪い、INTERIORの反撃を31分(7)海野の1点に押さえ開幕戦と同様、8-1の大勝で第4節を終えた。
INTERIORは元気なく、開幕4連敗を喫した。
▼2部リーグ
■前節まで唯一負け知らずだったObra-PrimaはFAMILLE FUTSALと対戦。
FAMILLEは試合の消化が1試合少ないものの、いまだ勝ち星なしの苦しい戦いが続いているだけに、たとえ暫定首位のチームが相手とは言えどうしても勝にこだわりたい試合だ。
対するObraは開幕3連勝ではあるが、決して内容の良い試合ばかりではなく、気を引き締めなおして臨む試合となる。
試合はObraのキャプテン(7)西谷が前半7分に先制するものの、FAMILLEも(10)永井のゴールで追いつくと、後半6分に(14)武藤が左サイドをフリーでドリブル、ゴレイロとの1対1を落ち着いて決め逆転。
終盤、Obraはゴール前へのロングフィードを多用するものの、追いつく事が出来ず1-2で今季の初黒星を喫した。
FAMILLEにとっては、県リーグ参入後の初勝利を上位チームから奪えた事で、今後の戦いに向け自信となるだろう。
■豊友 vs BENのゲームは最後まで試合の行方がわからない展開となった。
前半を(10)山梨と(3)中谷のゴールで2-0と流れを掴んで折り返した豊友だったが、後半は一転、BENの攻勢を受けてしまう。
BENは17分に(5)竹原が1点返すと、18分、20分に(8)石川が連続ゴールを決め3-2と逆転。
豊友も25分に(13)橋本が決め3-3と振り出しに戻すが、26分にBEN(7)中村が決め4-3と再びBENがリード。が、28分には豊友(8)服部が同点ゴールを奪い4-4と豊友がまたしても試合を振り出しに戻す。
そして試合終了まで1分となった29分、豊友ゴール真正面でフリーになったBEN(12)加藤にボールが渡り、難なく決勝ゴールを奪う事となった。
終盤の点の取り合いの中、豊友はFP4人が4人とも攻撃の意識だけとなってしまい、誰もBEN(12)加藤をマークできなかった事で競り合いのこのゲームで勝ち点を奪う事が出来なかった。
逆に勝ち点3を積み重ねたBENは、暫定順位ながら首位に躍り出ることとなった。
■イカイ vs AS PRACAの試合は前半だけ得点が動いた試合だった。
2分にPRACA(11)福興が先制ゴールをあげると、直後の3分、イカイ(11)の熊谷が同点ゴールで1-1。
12分にはイカイ(15)板山が逆転ゴールを奪うが、直後の13分、PRACA(28)後藤が第2PKを決め2-2。
後半はイカイが圧倒的に攻め込みシュート33本を放つがノーゴール。一方のPRACAは後半のシュートわずか4本でこちらもノーゴール。
イカイにとっては何とも歯痒い試合だったが、PRACAは前節の初勝利に続き、貴重な勝ち点1となった。
■ARTISTA vs SOLA MAGIA
開幕から3連敗のSOLA MAGIAはシーズン半ばにして主力が移籍により離脱してしまい、ますます苦しい状況で迎えた第4節となる。
ARTISTAにとっては下位に低迷するチームには、きっちり勝って勝ち点3を積み上げたい試合だ。
試合は終始ARTISTAが主導権を握る展開で進み、14分に(10)尾崎、後半に入り26分に(3)早房、28分に再び(10)尾崎がゴールを奪った。
SOLA MAGIAは終了直前の29分、(5)江川が1点を返すにとどまった。
結局3-1での勝利だったARTISTAだが、53本対12本と4倍以上のシュートを放った試合としてはもう少し点差をつけたかったところだ。混戦の2部リーグだけに今後は各チームにとって得失点差も重要な要素となるだろう。
(※この試合の写真がありません。ごめんなさい。)