次の第6節は12月12日(土)ですので、まるまる3ヶ月間のインターバルとなります。
しかし、10月~11月は全日本選手権へ向けての各支部予選(K-MIXカップ)の開催が予定されていますので、どのチームにとっても良い結果でこの節を終えたいところでしょう。
1部リーグでは前節の大一番をものにした大和撫子が一歩抜け出したかに思えますが、勝ち点差わずか【1】で2チームが続いているだけに、今季のタイトルの行方はまだまだわかりません。
2部リーグは未消化試合もあって、暫定的な順位ではありますが、首位グループに3チームが並ぶ大混戦。今節の結果次第ではますます混戦の度合いが深まる可能性も!?
さらに、リーグ戦終盤に向け、勝ち点はもちろんですが得失点差や警告の累積などの要素も各チームの戦い方に大きく影響を与えるだけに、いずれの試合も目の離せない第5節だったのではないでしょうか?
▼1部リーグ
■Hero 6-3 スリーク
前節、大和撫子との首位決戦に敗れたHeroだが、リーグ戦形式のシーズンだけにまだまだあきらめず一戦一戦を大切に戦い、しっかりと勝ち点3を積み重ねたい。
一方のスリークは1部参入初年度とはいえ、大和撫子戦でも引き分けでの勝ち点1をあげるなど、これまで2勝1敗1分と大健闘。上位でシーズンを終えるためにも、このHero戦でも勝ち点を狙う。
Heroは井出、石上をコンディション不良で欠きながらも、前節警告の累積で出場停止だった内藤を基点に丁寧に攻め6得点。守っては、中森の欠場で久しぶりにゴレイロを務めた北原も無難なプレーでチームに貢献。
スリークは攻撃の中心(6)高柳がこの日も2得点、終盤には(5)藤田をゴレイロにパワープレーに出るもののHeroから勝ち点を奪う事が出来なかった。
■セレゾン浜松 3-4 LOCO☆
前節まで2勝2敗のセレゾンと3勝1敗のLOCOとの一戦。戦力的にもほぼ互角の両チームだけに好ゲームが予想された。
試合は前半なかばにセレゾンが連続得点で2-0とリード。前半のうちに1点を返したLOCOが後半10分までに2点を奪い3-2と逆転。このまま守りきりたいLOCOだったが、集中が一瞬途切れた37分に(5)為に同点ゴールを奪われてしまう。
引き分けで終わるかと思われた39分、セットプレーからの流れでLOCO(11)加藤が決勝ゴールを奪い4-3でLOCOが接戦をものにした。
前節はスタッフとしてのベンチ入りにとどまったLOCO(15)望月哲也がこの日は選手としてピッチでプレー。最年長の県リーガーが元気なプレーを見せた。
■FSC 6-4 DOPPO
今季の県1部でもっとも大きな驚きがDOPPOの不調だろう。開幕4連敗でいまだ勝ち星無し。この泥沼から今節こそ脱出したいところだ。
一方FSCは前節、自慢のディフェンスが機能せず敗れた試合をしっかりと修正し、上位進出を視野に入れたい。
DOPPOはこの日(12)上野がフィールドプレーヤーのユニフォームで先発。開始早々、FSC(10)小林に奪われた先制ゴールに追いつく同点ゴールを決め、終盤にはゴレイロのユニフォームでのパワープレーなど健闘した。
しかしDOPPOはこの日も4-6での敗戦。
相変わらず苦しい試合が続くDOPPOだが、先制点を奪ったり、あるいは(この試合でもそうだったが)一時的とは言え逆転ゴールをあげるなど流れを引き寄せたかと思えるゲームが多いのも事実。
予備予選を勝ち上がったK-MIXカップ西部支部予選での復活を期待したい。
■INTERIOR 0-13 大和撫子
今季の戦力の差、モチベーションの差などすべてが現われてしまったゲームだった。
前節の首位決戦をものにした大和撫子には気の緩みの微塵も感じられなかった。出場停止あけの(4)野木のハットトリックなど大量13得点で、何が起こるかわからないリーグ戦形式での戦いで、得失点差の面でもアドバンテージを積み重ねた。
INTERIORはこの日、中心選手の(23)三寺が出場したものの、チーム力の差は何ともしがたく大敗を受け入れるしかなかった。
充分な戦力が揃わずK-MIXカップ支部予選へも不参加のINTERIORだが、今季の顔ぶれの中でもっとも古くから県リーグに名を連ねているチームのひとつだけに、チームの再生、復活を願いたい。
▼2部リーグ
■FAMILLE 3-1 BEN
前節、県リーグ初勝利を上位チームから奪ったFAMILLEはこの試合での連勝を狙う。対するBENはこの時点で暫定首位の立場であり、同支部の先輩格としても負けられない試合だったのだが・・・。
出場停止から戻った(18)田中やキャプテンの(5)竹原を中心にゲームを支配したかったBENだが今ひとつ元気がなく苦杯をなめる結果となってしまった。
FAMILLEは未消化試合(12月6日、イカイとの対戦)での結果次第で一気に上位に進む可能性を自ら作り出した。
■ARTISTA 3-2 AS PRACA
この時点で3勝1敗が3チームと大混戦の2部リーグ。その首位グループの一角、ARTISTAにとってはどうしても勝にこだわりたい試合のはず。
一方のPRACAは入れ替え戦を回避するためには、もう負けられない試合。
おかれた状況こそ違うが、どちらも勝利への意欲が現われた試合だった。
前半を2-0で折り返したPRACAを後半の15分間でARTISTAが見事に逆転。この日の他の試合の結果を受け、第5節終了時点で暫定ながら単独首位に立った。
■豊友 5-4 SOLA MAGIA
前節、BENとの接戦に敗れ、首位グループから一歩引き離された豊友だがまだまだ上位が狙えるだけに、下位のチームにはしっかりと結果を出しておきたい。
SOLA MAGIAは開幕から4連敗でいまだ勝ち星無し、さらにこの試合でも豊友に先手を取られ苦しい状況だったが、この日キャプテンとしてゴレイロを務めた(32)山本がチームを励まし続け、残り時間1分を切った時点で1点差まで詰め寄り「もしや?」と思わせたのだが・・・。
■イカイ 3-0 Obra-Prima
前節FAMILLEに敗れたObraだが、まだ首位グループに留まっているだけに連敗を避け首位争いに踏みとどまりたい。
対するイカイも混戦の2部リーグから抜け出し上位を狙うためには大切な試合だ。
前半の第2PKを含めチャンスをものに出来ず先制の機会を逃したObraが、後半に入りさらに激しいプレスで挑んできたイカイに対応しきれず、ズルズルと3失点。
イカイは退場者を出すなど、その激しいプレースタイルには修正点もあるが、この日の勝利でチームの勢いが高まることは間違いないだろう。