1週前に行われた名古屋合宿同様、三浦知良選手そして森岡薫選手の招集で一般メディアでも大きく取り上げられる事となったフットサル日本代表候補によるトレーニングキャンプがエコパアリーナを会場に10月1日から行われた。
当初報じられていた三浦知良選手の合流予定日だった月曜夕方、そして火曜の午前、午後ともに50名を越えるメディアの方々や選手の到着を待つ多くのサポーターなど、これまでのエコパを会場としたトレーニングキャンプでは考えられなかった状況に、筆者も予想はしていたものの少なからず驚きを感じた。
その最終日も会場へお邪魔させていただいたが、今日に限って言えばこれまで幾度となく行われた日本代表候補によるトレーニングキャンプと同様、入り待ち「ゼロ」の静かな選手到着風景だった。(※理由はただ一つ、三浦知良選手がこの日のトレーニングには参加しないからだ。)
練習開始の時点ではピッチに撮影機材を持ち込んだのは筆者ただ一人。
おかげで本格的な練習に入るまでの時間などにミゲル監督や在原コーチ、小森コーチともあれこれお話をさせていただく事が出来た。
(※それでも練習会場の観客席には数十人程の見学者も訪れていたし、トレーニング終了後には選手たちを出待ちするサポーターも何人かいた事は書き添えておきたい。)
今回のトレーニングキャンプは、Fリーグ開催期間でもあり、月曜夕方、火曜の午前午後、そして水曜午前にて終了となる、なかば定例化したスケジュールでのものだった。
2009年6月、ミゲル・ロドリゴ新監督が就任して最初のトレーニングがエコパ・サブアリーナにて行われた。それ以降、何度も何度もこのエコパを会場にフットサル日本代表候補たちがトレーニングに汗を流した。
一つのキャンプが終わっても「次はいつだろう?」と発表されるスケジュールを心待ちにしていたフットサル好きも静岡には多かったのではないだろうか。
だが今回は少々状況が違う。11月に行われる「FIFAフットサルワールドカップ」前にはもう静岡でのトレーニングキャンプの予定はないとの事。ワールドカップを目標にチームを仕上げてきた現代表の活動も大会終了後で一区切りとなるのだろう。
何の根拠があるわけではないが「これで最後になっちゃうのかな?」との想いがないわけではない。
感傷に浸るのは柄でもないが「単なる一つのルーティーンの最終日」ではなかったことだけは事実だ。
そんな気持ちをもちつつトレーニング終了後の会場の後片付けを数名の連盟スタッフと共にお手伝いさせていただいた。
ワールドカップまで一ヶ月を切ったこの時期、Fリーグ中断期間までまだ2節を残す選手たちは自分のチームと代表活動を両立させなくてはならず、気力も体力も激しく消耗するに違いない。もちろん最終メンバー入りへのチーム内の競争もある。
そんな選手たちの負担軽減に微力ではあるが貢献できた!?と信じ、これからもミゲル監督以下、フットサル日本代表を応援して行きたいと思う。
頑張れ!ニッポン!!
※今回行われたエコパでのキャンプについては、橋爪氏によるレポートも掲載予定です。
※また、撮影した写真の整理がつき次第、フォトギャラリーでの掲載も予定しております。