9月に開催された県リーグ【第5節】を区切りに、今季の静岡県社会人フットサルリーグは約3ヶ月間のインターバルに入っていました。もちろん、その間には各支部にて全日本選手権の第一歩となる予選大会が開催されていたわけですが・・・。
さて、その県リーグですが、特に今季の2部リーグは、ほぼ毎節、首位に立つチームが変わる大混戦ですね!
来季の1部リーグへの昇格枠【2】を掴み取るチームの予想は、ほとんど不可能の状況です。
くわえて、諸事情により長期延期を余儀なくされていたゲームがあることで、試合の消化が揃わず各チームとも勝ち点の計算ができない事態が続いておりました。
その【第2節】の延期試合「IKAI FUTSAL vs FAMILLE FUTSAL CLUB」の一戦が、先日エコパサブアリーナにて行われましたので、簡単なレポートではありますがご紹介させていただきます。
▼静岡県社会人フットサル2部リーグ【第2節】
IKAI FUTSAL vs FAMILLE FUTSAL CLUB
今季のK-MIXカップでも激戦の支部予選を勝ち上がり県大会出場を決め、練習量やチーム状態も充実しているIKAI。
一方のFAMILLEは、K-MIXカップこそ支部予選第4位で県大会をあと一歩で逃しはしたが、先月出場した民間の全国大会では強豪相手に好結果を残している。
両チームとも今季の県リーグでは序盤に手痛い敗戦などを喫し順位も中盤に停滞してはいるものの、上位陣の大混戦により未消化試合での勝ち点3を手に入れれば、残り2節で一気に首位争いにも加わることができる状況だ。
FAMILLEのキックオフで始まったゲームは、IKAIのヘドンド、クワトロを駆使した組織の攻めに、FAMILLEがしっかり守って速攻で応戦する見応えある展開が繰り返される。
7分、FAMILLEのファールで得たフリーキックからの展開でIKAI(15番)の板山が先制ゴールを奪う。
FAMILLEのプレーヤーがジャッジに食い下がる一瞬の隙を突き、ゴール正面に素早くパスをつないだIKAIの集中力が勝ったゴールだった。
FAMILLEは永井から「切りかえろ!」の声が出たが、すべての対応が一瞬遅れ先制点を奪われてしまった。
IKAIはこれ以外にも決定的かと思うチャンスを何度か作るものの、FAMILLEがゴレイロ(1番)の荒井を中心に我慢強く守り前半はこのまま1-0とIKAIのリードで終了。
後半に入ってもIKAIのポゼッションの時間が続き、19分、IKAI(8番)の清水が追加点を奪い2-0とリードを広げた。
FAMILLEは攻守の中心であるキャプテン永井(10番)からの配球で攻めるが、なかなかフィニッシュまでたどり着けない。
思い通りの展開にならず、0-2のビハインドがしばらく続くいたFAMILLEだが、25分、永井が自ら放ったシュートが決まり1点を返す。
タイマーが残り時間30秒を表示したころ、再び永井がゴール正面、約12mの距離から得意の左足を振り抜くと、ディフェンスがブラインドに入っていたのか、ボールはゴレイロの右サイドを破りゴールネットに突き刺さった。
ゲームはこのまま2-2のドローで終了。
IKAIにとっては勝ちきれなかった印象が残るゲームであり、FAMILLEは後半シュート数わずか6本ながら、持ち前のしぶとさで勝点を加え、次につながる結果となったのでは?!
このゲームを終え、IKAIが勝点8の5位、FAMILLEが同7の6位。
首位は勝点12のARTISTAだが、残り2節で上位4チームの直接対決が多く残されているなど、引き続き【まったく】目の離せない今季の2部リーグだ。