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参加全6チーム、1回総当りでの開催となった今季の静岡県レディースフットサルリーグ。
諸事情により、かなり不規則な日程での試合消化となりましたが、12月6日にエコパサブアリーナにて行なわれた2試合をもちまして、すべてのスケジュールが終了いたしました。

各試合の結果や最終順位は↑の【県レディース】のページをご覧ください。

静岡県のフットサル公式戦情報サイトをメインタイトルとして掲げる「フットデ静岡」ですが、県レディースリーグへの取材は思うように実行できないままのシーズン終了となってしまいました。

個人的にも、女子フットサルの活動にかかわる身として、本来はもっともっと会場に顔を出さなければいけない立場なのかもしれませんが、様々なリーグの日程が重なり合うのが現実で、思い通りの活動とは行かず無念です。
来季に向け、女子フットサルにとってより良い普及活動の助けとなれるよう、努力いたします。
選手のみなさんやチーム関係者、リーグ運営のスタッフなど関係各位には、何卒、ご理解をお願いします。

▼さて、今季の県レディースを振り返ってみると・・・。

昨年、初出場でリーグ制覇を果たしたgolrira shizuokaは今季、東海リーグのみへのエントリーで県リーグには不在。
また、昨年の東海女王のFrontier FCはセグンド主体での県リーグ参加をテーマに掲げており、まさに本命不在のレディースリーグとなった今季だったと言えるのではないか。

そんな中、第1回大会以来のリーグ制覇を狙うエスパルスドリームフィールドフットサルクラブは、サッカー経験者を中心としたメンバーの増加で目標に手が届くかと思われたシーズンだったが、主力選手の試合への出場の有無で大きくその戦力に差が生じてしまい、大切な試合で勝ち点を積み上げられなかった。

準優勝のエスパルスドリームフィールドフットサルクラブ(赤)と最終成績4位と大健闘のInfinito/PROVA清水フットサルコート

準優勝のエスパルスドリームフィールドフットサルクラブ(赤)と4位と大健闘のInfinito/PROVA清水フットサルコート

対象的だったのが、同じ支部から今季初参戦のInfinito/PROVA清水フットサルコートだ。
蹴球経験者をほとんど含まず結成されたチームだが、教え込まれた守り重視の徹底したプレースタイルをゲームでもしっかりと実現できた事で、大敗がないどころか1勝2分の勝点5、最終順位4位でシーズンを終えたことは見事の一言だ。

 

安光マリオ氏の厳しい指導で知られる田原FCレディース/MarioFutsalSchoolは勝ち星こそ奪えなかったが、強豪Frontier FC戦を含む3引き分けの成績に将来への可能性を感じた。

5位でシーズン終了となったDANNY Ladiesと6位の田原FCレディース/MarioFutsalSchool(白)

5位でシーズン終了となったDANNY Ladiesと6位の田原FCレディース/MarioFutsalSchool(白)

昨年はTSUTAKICKのチーム名で参戦していたメンバーを含む、DANNY Ladies。
今季、施設所属チームとしては初のリーグ戦だったとはいえ、サッカー経験者の数やそのスキルからも、もう少しやれたシーズンだったのではないか?
施設所属のアドバンテージを生かし、来季にはその成長を見せて欲しいと思う。

 

サッカー部に所属する中学生が主力の聖隷ウイングスは、元気の良さではリーグ一だったと言える。
メンバーの何名かは、女子フットサルトレセン活動にも顔を出すなどフットサルにも積極的であるし、その継続がサッカー、フットサルのどちらでも活躍できる選手の育成につながる事は間違いないと思う。

今季優勝のFrontier FC(赤)と3位の聖隷ウイングス。

今季優勝のFrontier FC(赤)と3位の聖隷ウイングス。

そして、今季の静岡県レディースフットサルリーグを制したのは、Frontier FC。
セグンド主体とは言え、県選抜クラスの選手も出場しており「あたりまえの結果」の印象があるかもしれないが、戦術やシステム重視で臨むチームにありがちの「ちぐはぐさ」との葛藤もあったのではないか?
多くのメンバーを抱えるチームには、こういった公式戦こそがチーム力の底上げにつながる大切な機会であるし、なにより結果を出したことでチーム全体のまとまりもよりいっそう固まるだろう。

来季も1チームでも多くの女子チームの参加で、静岡県レディースフットサルリーグを盛り上げて欲しいと思う。

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