12月12日の土曜日にエコパアリーナにて行なわれました、静岡県リーグ【第6節】。
2部リーグ、残りの2試合をご紹介します。
【FAMILLE FUTSAL CLUB vs SOLA MAGIA】
今季の2部リーグには、東部支部から4チームもの参戦があるが、ファミーユはその中でももっとも東の御殿場市を拠点にしたチームだ。チーム力アップの場を求め、県境をまたぎ近県での民間大会にもたびたび出場する。
一方のソラマジアは静岡市に拠点を置く。かつて、県リーグなどの公式戦に参加していたチームから派生した集まりではあるが、メンバー不足(この試合も5名のみがベンチ入り)など思い通りの戦力が整わず、2節を残しすでに参入戦(入れ替え戦)への出場が決定してしまっている。
ソラマジアのキックオフで試合開始。
交代要員なしのソラマジアは攻撃に手数を掛けられず、前半のシュート数はわずか4本。守備ではゴレイロの山本(32)を中心に良く守り、前半はファミーユ、武藤(14)にゴールは許したが0-1での終了と頑張りを見せる。
しかし、後半はファミーユ、長田(6)にハットトリックを許し合計4失点。
攻めでは、24分に原田(6)が1点を奪うにとどまり、開幕から6連敗となってしまった。
ファミーユは永井(10)を中心としたチームではあるが、ゴレイロの荒井(1)の活躍もチームの躍進の大きな要素のひとつだと感じる。反応の速さに優れ、この日も好判断でピンチをしのぐ場面があった。
第6節を終え、順位こそ5位ではあるがその成り行きでは、ほんのわずかながらだが来季の戦場を1部リーグへ移すことができる可能性も。
いずれにしても、開幕2連敗からの立て直しは見事だ。
▼前半
7分→FAMILLE:武藤(14)
▼後半
19分→FAMILLE:長田(6)
23分→FAMILLE:長田(6)
25分→SOLA MAGIA:原田(6)
32分→FAMILLE:長田(6)
【ARTISTA vs Obra-Prima】
ARTISTAは県リーグ参入をはたして以降、毎年参入戦(入れ替え戦)への出場と、今ひとつ成績を残せないでいたが、今季は前節終了時点で単独首位と好調だ。この試合にも勝ち、念願の1部リーグ昇格をグッと引き寄せたいところ。
対するオブラは前節、前々節と連敗で迎えたこの試合、絶対に勝ち上位グループでの接戦に踏みとどまりたい。
ARTISTAのキックオフで試合開始。
前半3分、意外と早い時間帯にこの試合は動いた。
オブラの西谷(6)が左サイドの角度のない位置から、きれいにゴールを決め先制した。
その後は、一進一退を繰り返し前半は終了。
後半に入り、どうしても勝ちたい、いや、負けられないARTISTAは集中力を高めボールをつなぐ。
だが、ボールポゼッションは高まるがゴールが奪えないまま試合は進む。
特に残り5分間はARTISTAの猛攻に次ぐ猛攻の時間となり何度となく決定的な場面を作り出す。が、最後までボールがオブラのゴールネットを揺らす事はなかった。
この時点で両チームは勝ち点、得失点差で並び、総得点の差でARTISTA2位、オブラ3位となる。
もちろん首位の豊友と同勝ち点でもあるのだが、忘れてはいけないのが参入戦への残り【1】枠への可能性が、優勝争いを繰り広げるすべての上位陣にも残されているということだ。
▼前半
3分→Obra-Prima:西谷(6)
▼後半
両チームとも得点なし