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6/28(土) 第1試合 10:00 KICK OFF
ヴォスクオーレ仙台 1-1(0-0) 湘南ベルマーレ
前日の第1節ではペスカドーラ町田とスコアレスドローだったヴォスクオーレ仙台と、この日が今シーズン初戦の湘南ベルマーレの対戦。
前半は湘南が押し込む展開。仙台はハーフライン付近で構え、マンマーク気味に守る。
湘南は4分、左からカットインした岡野健が鋭いシュートを放つが、仙台ゴレイロ・クロモトにはじかれる。5分、仙台ボールを奪った中村が右からミドルシュート。これもクロモトがセーブする。
仙台は左右のライン際を藤本豊がワンツーで抜け出そうとするが、なかなかゴール前には至らない。4分にゴレイロからのロングボールがゴール前の小原謙吾に届いたシーンが目立つぐらいだ。
10分過ぎあたりから仙台もプレスラインを上げようとするが、湘南に押し込まれる展開に戻る。タイトなマンマークでしのぐ仙台。残り5分の仙台タイムアウトを皮切りに、湘南はスピードアップ。金井智之、近藤純也、安藤良平らが前線からプレスをかけ始める。17分、左サイド奥深くまで攻め入った安藤がDFの間を抜ける折り返し。これに岡野が反応するが、惜しくもサイドネット。18分には中央のボラが相手の股を抜くピヴォ当て。これを受けた安藤が反転しようとするが、マーカーに防がれる。
前半はスコアレスで終了した。
後半は仙台がボールを持つ時間を増やす。湘南は短いスパンで選手交代を行い、主導権を渡さない。25分、安藤が右サイドから中に切れ込みミドルシュート。これは仙台クロモトが右に飛んでセーブする。
押し気味の湘南は27分に先制する。内村からの縦パスを受けた森脩がエリア内で倒され、PKを獲得。これを中村猛が右上に決めた。
前に出てくる仙台。だが、ボール回しは湘南に一日の長。仙台はしびれを切らしたクロモトが自らドリブルで持ち上がるなど、攻勢を強める。
37分、仙台に同点ゴールが生まれる。そのクロモトがエリア少し外から鋭い縦パス。これを受けた左サイドの藤本が右に振り、佐々木諒がゴールに突き刺した。
ここからスイッチが入った仙台は、残り5分から伊藤尚人を投入するなど、積極的な攻めを見せるがスコアは動かず。試合は1対1のドローで終了した。
仙台は2試合連続のドロー。勝ち点2を得て初陣のセントラル大会を終えた。湘南は「勝ち点2」を失った格好。明日の第3節へ向けて仕切り直しが必要だ。
仙台・比嘉リカルド監督コメント
「昨日のゲームに比べてボール回しのリズムが悪く、守備がうまくいかなかった。押し込まれて危ない場面が多かった。昨日のゲームの疲れもあり、判断の迷いが生まれていた。リードされた状況でのカウンターは、よく決めたと思う」
仙台・清水誠主将コメント
「良いフットサルはできなかったが、この2節では初めてのFリーグで自信をつけるのが大切だった。今後はもっといいリズムでできるようにしたい。僕らのやりたいことはまだまだ表現できていない。もっともっと自分たちのスタイル、リズムで戦えないと、長いシーズンでは難しい。次戦は北海道相手にアウエー。Fリーグチームとの連続2試合を乗り越えられたので、勢いを持って良い準備をして望みたい」
湘南・伊久間洋輔監督コメント
「仙台はクロモト選手を中心に、集中した固い守備だった。先制したが、今季はゴール前にどんどん押し込んで得点を重ねることを考えている。次の点、次の点といったところでカウンターを決められた形。ただ、選手はよく頑張っていた。今日負けなかったことは明日につながる。初戦としては良かったと思う」
湘南・近藤純也主将コメント
「最低限の勝ち点1を得られたことをプラスに考えたい。今日はチーム全体に固かったが、明日は体がほぐれているだろう。チーム一丸となって戦いたい」
現地レポート:橋爪 充
掲載:奥山 泰博
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