Fリーグ2014/2015 powered by in ゼリー@東京代々木第一体育館
6/28(土) 第3試合 14:00 KICK OFF
デウソン神戸 4-6(0-1) バサジィ大分
※第3試合の記者会見前に開幕セレモニーが催されタイムタグがございました。
第1節、府中に3対2で勝利している神戸は、前日と同じメンバーで臨む。大分は今シーズン初戦となる。
開始早々、いきなり試合が動く。40秒、大分はゴレイロ青柳佳祐のスローを受けた小曽戸允哉が抜け出し、神戸ゴレイロ冨金原徹との1対1を制して先制ゴールを挙げる。小曽戸はこの日、誕生日。MCのアナウンスに会場が沸く。
リードされた神戸だが、前日の疲れを感じさせない出色の出来。特色ある2セットが持ち味を発揮し、チャンスを作り出す。大分も意図が込められたパスが続き、見応えのある攻防が続く。
6分、大分はディドゥダからの大きなサイドチェンジを、右サイドの仁部屋和弘が狙い澄ましたシュート。しかしこれはポストに阻まれる。7分、神戸は渡井博之が中央を突破しゴレイロと1対1。しかしトウシュートは上に外してしまう。
およそ2分間隔で2人ずつを入れ替える大分。どんな組み合わせでも、スムーズにボールが回る。9分、大分はピヴォの松山竜二が自陣から持ち込み、シュートを放つが冨金原に止められる。
前半は1対0で大分がリードして終えた。
静かな前半とは打って変わり、後半は大きくスコアが動く。大分は24分、右サイドで森村孝志が小曽戸とのワンツーで抜け出し勝ち越しゴールを奪う。さらにその1分後、小曽戸がフェイントを掛けながら右に抜け、この日2点目。さらにその40秒後、ハイプレスから田村龍太郎が決めて4対0にリードを広げる。
だが神戸も折れずに攻撃を続ける。28分、岡崎チアゴがゴレイロ冨金原のスローを見事なトラップで裏のスペースに持ち出しまずは1点。キックオフ直後には渡井博之が決めて2点目。大分は冨廣洋平がヘッドで押し込み突き放しにかかるが、神戸は30分に相井忍、34分には須藤慎一が豪快なゴールを決めて1点差に迫る。
緊迫感が漂う中、両チームの時間が交互に訪れる。神戸は残り3分半から渡井をゴレイロに据えてパワープレー。渡井、相井、鈴村らが惜しいシュートを放つが、残り5秒で仁部屋にパワープレー返しを食らい、万事休す。
大分が6対4で神戸を下した。
神戸・小川亮監督コメント
「残念な結果になってしまった。選手とは勝ち点6を取って神戸に帰ろうと話をしていた。昨日の疲労もあり、きつい部分はあったがそこを言い訳にせず結果を求めてやった。気持ちは良い状態で入れたが、開始早々の失点の仕方が悪かった。精神的なダメージも大きかった。後半、追い上げたところは良かったと思う。ああいうことができるのがウチの強みだ。点を取りにかかったところでは取れる。修正は必要だが、あと31試合の中で戦えるグループにしていきたい。連敗がないように準備をしていきたい」
-立ち上がりの失点について
「早く点が取りたいという気持ちがあり、キックインに焦りが出てしまったかもしれない。ゲームの流れを読むという意味で、足りないところがある」
―4点差を付けられても食い下がったことについて
「追いかけるしかないという点差が選手の開き直りを生んだ。ベンチも田中など、攻撃的な選手を入れてメッセージを伝えた。選手がそれをしっかり結果に結びつけてくれた。このチームのポテンシャルを感じた」
神戸・冨金原徹主将コメント
「次の試合はホーム開幕戦。上位に行くチームはホームでしっかり勝つ。個の敗戦をしっかり反省して前向きに取り組みたい。勝ち点3をノルマにしていきたい」
大分・吉武茂郎監督代行コメント
「開幕戦で監督がいないという状態。勝ち点3を取れたことは、今シーズンの勢いにつながる」
―4点リード後の失点の要因について
「ミスからの失点だったが、個人的には大きく捉えてはいない。もっとピッチの選手同士のコミュニケーションが必要だった。それができていれば2点目はなかった。タイムアウトを取ろうかとも思ったがそうしなかった。コミュニケーションの大切さを知った」
大分・小曽戸允哉主将コメント
「初戦の勝利をよりプラスにするためには、明日の試合が重要になる。しっかり休んで備えたい」
現地レポート:橋爪 充
掲載:奥山 泰博
それではフォトギャラリーをどうぞ!