東海1部で首位を行くプライア、県リーグ1部で首位を堅守している大和撫子、そして県リーグ2部で優勝争いのアルティスタと、それぞれ所属リーグは違うものの好調を維持しているチームが集まったAブロック。
抽選直後から【プライア vs 大和撫子】のカードに注目が集まった。
【大和撫子/VIORA藤枝 4 vs 2 ARTISTA】
試合開始直後に川本(3)が先制ゴールを奪った大和撫子だったが、その後2度のリードを追いつかれる苦しい展開に。
大和撫子の野木(4)。自らは1ゴールにとどまったが、チームは終盤の2ゴールで4-2の勝利を収めた。
▼前半
1分→大和撫子:川本(3)
12分→ARTISTA:オウンゴール
13分→大和撫子:野木(4)
▼後半
22分→ARTISTA:高橋(4)
26分→大和撫子:望月(10)
28分→大和撫子:鈴木(8)
【大和撫子/VIORA藤枝 3 vs 5 Praia Grande】
前半、攻撃のキーマンとなったのは大和撫子、阿野(11)。キックインからの流れで自ら放ったシュートを望月(10)がファーで合わせ2-0としチームメイトが互いに祝福。
プライアのパワープレーの連携ミスからゴールを奪うなど、前半の大和撫子は「自分たちは静岡の代表に成り得るチームなんだ!」という自信にあふれた戦いぶりで東海の王者を追い詰めた。
いつものように縦への突破を繰り返す渡邉(9)。苦しい試合展開の中での2ゴールは、相手に向きかけた試合の流れを間一髪で食い止める貴重なゴールだった。
リードされていた前半から気迫で大和撫子ゴールに迫っていた奥山(10)は、後半(18分)ついに試合を振り出しに戻すゴールを奪った。
何度となくゴレイロのユニフォームでピッチにたった関根(7)は、最後にはブルーのユニフォームでゴールも記録。
プライア若手のドリブラー、中澤(8)だが、この試合では大和撫子の厳しいマークで不発に終わった。
終了間際に果敢にドリブルで挑む大和撫子の野木(4)だったが、プライアの堅い守りを破る事は出来なかった。
試合終了直後、求められた握手に答える大和撫子の野木(4)だが、その視線には力がなかった。結果として、プライアの強さをあらためて実感させられた試合となってはしまったが、大和撫子の戦いも見事だった。この試合と同時に行われていた【田原 vs ジュビロ】と共に、予選ラウンドのベストゲームと言えるだろう。
▼前半
1分→大和撫子:鈴木(8)
5分→大和撫子:望月(10)
9分→Praia Grande:渡邉(9)
12分→大和撫子:阿野(11)
▼後半
17分→Praia Grande:渡邉(9)
18分→Praia Grande:奥山(10)
23分→Praia Grande:野島(17)
27分→Praia Grande:関根(7)
【ARTISTA 1 vs 3 Praia Grande】
この試合の先制ゴールを奪ったプライアの五味(15)。
今大会全体で数多く見られた、いわゆる古巣との対決。プライア6番の望月亮太もかつてはアルティスタに所属。
ARTISTAはこのプライア戦でも開始直後に失点したが、その後は激しい攻めに全員で耐え後半には同点に追いつく場面も。
少人数で大会に臨んだARTISTAは強豪2チームから勝ち点こそ奪えなかったが、2試合とも一旦は同点に追いつくなど気持ちの入った試合を見せた。監督からストレッチを受けるのは、プライア戦で同点ゴールを記録した尾崎(19)。
▼前半
4分→Praia Grande:五味(15)
▼後半
22分→ARTISTA:尾崎(19)
23分→Praia Grande:中澤(8)
27分→Praia Grande:勝又(4)
【Aブロック・・・最終順位】
1位→Praia Grande(2勝0敗、勝ち点6)※決勝トーナメント進出
2位→大和撫子/VIORA藤枝(1勝1敗、勝ち点3)
3位→ARTISTA(0勝2敗、勝ち点0)
Aブロックから決勝トーナメントへ進出したのはPraia Grande