群馬県選抜に惜しくも敗れたもののAグループ1位突破、そしてワイルドカードでの進出の可能性を残して臨んだ広島県選抜戦。
渡邉監督を中心としたチームスタッフ陣によるこの試合のメンバー構成、そして選手へのゲームプランの確認が試合前に行われた。
静岡県選抜は他試合の結果をまずは意識せずにチームコンセプトを愚直に貫いてゴールラッシュを見せる。
大内の先制ゴールを皮切りに主将阿野がハットトリック、そして向島、吉井、小長井と東海リーグでも好調の大和撫子勢が揃って得点を重ねた。
そしてここ数年連続で選出されている浦も全国大会初ゴールを挙げた。
守備面ではGK松浦を中心に1失点に抑え9-1(前半5-1)で試合終了、総力戦で準決勝進出への最低条件である勝ち点3を勝ち取った。
この日2試合目にも関わらず豊富な運動量でアグレッシブなフットサルを見せた静岡県選抜は2勝1敗、得失点差+8としグループリーグの戦いを終えた。
しかし同時進行していた逆ピッチでは群馬県選抜が鹿児島県選抜に勝利したため、Aグループ1位で準決勝に駒を進めた。
こうなると焦点になるのがワイルドカードで進出する可能性をがある各グループ2位となるチーム間の争いだ。
静岡県選抜は勝ち点6、BグループかCグループに2勝1分勝ち点7という戦績以上で2位のチームが確定した時点で敗退が決まる。
対象となる2試合のどちらかが引き分けという結果になると大会を去らなければならない状況だった。
広島県選抜戦後、行われたその2試合の結果を待つ事になった。
まずはBグループ最終試合で大阪府選抜が福岡県選抜に2-1で勝利してその対象の1試合が終わり、この時点では静岡県選抜が勝ち点でBグループ2位の福岡県選抜を上回った。
僅差の試合展開に会場に残った静岡県選抜スタッフ陣は固唾を飲みながら関係各所に速報を送り続けていた。
続くCグループ最終試合の北海道選抜と奈良県選抜の試合は早々に先制点を奪った奈良県選抜を最後まで北海道選抜が攻め立てる静岡県選抜としては見るに耐え難い試合展開。
数多くあった北海道選抜の決定機が1発でも決まっていたら、、、しかし試合はそのまま奈良県選抜が1点を守りきって1-0で勝利、Cグループ1位となった。
そして同時に静岡県選抜のワイルドカードでの準決勝進出が決まり、運も味方につけて全国大会3日目に駒を進める事になった。
連戦による疲労で選手のコンディションは満身創痍ではあるがそれはどのチームも同条件。
チーム力の真価が問われる事になった。
第30回全国選抜大会
▼決勝ラウンド 9/15(月)
10:00 準決勝
群馬県選抜 vs 大阪府選抜
奈良県選抜 vs 静岡県選抜
13:00 決勝戦
過去の全国選抜大会ではワイルドカードでの進出時は良い結果を出してきているというデータが頭をよぎる。
今大会、最後はどんな結末が待っているのか。。。
静岡県選抜への応援を引き続きよろしくお願いします!