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開催日:2015年6月14日(日)
会場:静岡県・浜松アリーナ
試合時間:前後半20分、ハーフタイム10分
写真・文/橋爪充

MEMBER OF THE GANGがPRIDE/futsal arenaを一蹴し、2015シーズンを白星でスタートさせた。

私は2008年度から東海フットサルリーグを見ている。MOTGは、それ以後ずっと1部で戦っている。詳しい資料に基づいて書かないことをお許しいただきたいが、少なくとも8年間、地域のトップカテゴリーから落ちていない。アマチュアのフットサルチームとして、これは簡単に成し遂げられることではない。Praia Grandeが2部降格した今季、特にそう思う。

そんなMOTGの今年最大のトピックは、関西リーグのJOYやフュンフバインなどで活躍した大谷真一の新加入。兄純一は一足先に昨季、同チームに入団している。本人もシーズン途中から、コーチとしてベンチ入りしていた。「フットサル界最強の双子」とも言うべき二人がそろい、MOTGは意気揚々と新シーズンを迎えた。

立ち上がりは互角の展開。MOTGは1分、左からカットインした木村雄一が右足シュートを決めて先制。プライドも6分、FKから今枝郁巳が突き刺して同点に追いつく。
6分、大谷純一が本領を発揮する。右CKから中央の中森康介が打ったシュートのこぼれにいち早く反応。左足でネットを揺らした。瞬時の反応が奪った勝ち越しゴールだった。

9分にはこの試合初めて「兄弟共演」が実現。基本的には別のセットに入る2人だが、入れ替えの過程でチャンスも作った。MOTGは15分に大谷純一がこの試合2ゴール目。17分、19分には有木伸、古川翔というこのチームとしては「若手」の2人も得点し、前半でゲームを決めた。

試合は6対1で決した。後半の立ち上がりこそプライドの前からのプレスが威力を発揮したが、MOTGはファーストセットにチェンジしてこれをいなし、以後の時間帯を優位に進めた。日下敬夫選手兼監督は「後半に1点しか取れていないのが課題」としつつも、初戦の快勝に安どの表情だった。「まだ優勝したことがない。今年こそぜひ優勝し、地域チャンピオンズリーグにも出場したい」と目標を語った。

プライドは力負けの印象。渡邉淳史監督は「想像以上に相手が出来上がっていた」と脱帽した。高い位置でのプレスが機能した時間帯もあったが「前半からできないとこういう結果になってしまう」と悔しさをかみしめた。

[試合結果]
MEMBER OF THE GANG 6-1 PRIDE/futsal arena

[得点経過]
1分 1-0 木村雄一(MOTG)
6分 1-1 今枝郁巳(プライド)
6分 2-1 大谷純一(MOTG)
15分 3-1 大谷純一(MOTG)
17分 4-1 有木伸(MOTG)
19分 5-1 古川翔(MOTG)
39分 6-1 古川翔(MOTG)

【開始早々、MOTG木村雄一が右足を振りぬいて先制ゴールを決めた】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【加入後初登場のMOTG大谷真一】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【開幕戦2ゴールの大谷純一。リーグ得点王候補の一人】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【MOTG中森康介とプライド今枝郁巳のマッチアップ】

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

【関西リーグミキハウスからプライドに新加入した仁藤宏史】

 

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