静岡県選抜が登場しない決勝戦でしたが・・・。
試合は非常に白熱した好ゲームでした。写真を中心にお知らせします。
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■決勝戦
三重県選抜 4 vs 3 岐阜県選抜
決勝までのインターバルが数時間あるとはいえ、やはり40分間のプレーイングタイムを一日に2試合行うことは体力的にはかなり厳しいはず。しかしながら全国大会もこのフォーマットで行われる訳で、ベンチを含めた総合力を求められる試合だ。
キックオフから三重県選抜がボール支配をやや有利に進めるが、岐阜県選抜は迫力あるカウンターで三重ゴールを目指す。どちらのチームもピッチに立つ選手が持ち味を発揮し、緊迫した攻防が観客席の視線をひきつける。さらに、両チームとも1試合を消化し、新基準のジャッジへの対応がベンチ一体となって徹底できたようで、ほとんど笛が吹かれずに進んだことも試合にテンポを生み出していたと感じる。
互いに無得点で迎えた14分「やはりこの人!」とも言える三重の木村(2)が先制ゴールを奪い1-0と三重のリードで後半へ。
リードを奪われた岐阜ではあるが、ここから第1試合でも見せた粘りを発揮。28分に松尾(3)が1-1の追いつくゴールを奪うと再びリードされて迎えた35分、またしても松尾が決め2-2の同点で前後半の40分を終了。
東海選抜の決勝は昨年に続き延長戦へともつれ込んだ。
短いインターバルを挟んで開始された延長も激しい攻防が繰り広げられる。
先手を打ったのはまたしても三重。後半32分に一旦勝ち越すゴールを奪っていた峯山(11)がこの試合2点目を奪い3-2。
「これで三重が有利か?」と思わせる時間も与えず、すぐさま岐阜の中島(5)が同点ゴールを奪い3-3で延長後半の残り5分へ。
ここまでくると第1試合からメンバーの入れ換え無しで決勝を戦う岐阜の主力選手には相当な疲労もみられ、延長前半に同点ゴールを奪った中島も両足に痙攣をおこす。
もちろん三重の選手にも疲労の色は隠せない。
白熱したこの試合の行方に最後に影響したのがファールカウントだった。後半からのファールカウントを持ち越す延長で、5までその数が達していた岐阜が残り2分で痛恨のファール。
この第2PKを託されたのはこの試合2ゴールを決めている峯山だった。
最終的に峯山のハットトリックで三重県選抜が初優勝。全国への切符を手にした。
得点経過(※公式記録による)
▼前半
14分→三重県選抜:木村(2)
▼後半
28分→岐阜県選抜:松尾(3)
32分→三重県選抜:峯山(11)
35分→岐阜県選抜:松尾(3)
▼延長前半(5分間)
42分→三重県選抜:峯山(11)
43分→岐阜県選抜:中島(5)
▼延長後半(5分間)
48分→三重県選抜:峯山(11)第2PK