先日、試合結果のみ掲載いたしました「第8回東海選抜大会」ですが、静岡県選抜の2試合について2回に分け簡単なレポートと写真の掲載をさせていただきます。
まず第1回目のレポートは【vs岐阜県選抜】です。
■準決勝 vs 岐阜県選抜
静岡県選抜の初戦は、昨年のこの大会の4位の岐阜県選抜との対戦です。
岐阜県選抜の監督そして主力の多くは、FALCO GIFUのメンバーですが、そのFALCOはフットデ静岡でも再三お伝えしている「静岡フットサルオープンリーグ」に積極的に参加し、田原FCやXEBRA SHIZUOKAとも試合を行っていますので、静岡への対応策については良い準備ができ自信を持って試合に臨めたのではないでしょうか?
試合開始直後より、岐阜県選抜は小さく、堅く守り、隙を見てはカウンターという戦術を徹底してきました。
一方、静岡県選抜はパスはつながるものの前線に当てるボールの収まりが悪く、決定的な場面が作れない状況で試合が進みます。
そんな中、岐阜選抜の思惑通りカウンターからの速攻で先制点を奪われます。
さらに、岐阜県選抜陣地のペナルティーエリア付近からのロングフィードが一人走りこんでいた選手にピタリと合い2点目の失点となってしまいました。
どちらの失点も、手数をかけずにシンプルに攻めてくる岐阜県選抜の思惑通りのゴールだったといえるでしょう。
さて、2点のビハインドとなった静岡県選抜ですが、あせりこそ見られないもののやはり詰めを欠く攻撃に終始しなかなか反撃体勢に移れません。
引き続き岐阜県選抜のカウンター攻撃受け、危ない場面もありながら何とか失点を重ねることなく試合が進みます。
そして前半残り40秒ほどの時点で、相手のカウンター攻撃をハーフライン付近で止めた小池から渡井→安藤とボールがつながり、最後は安藤からのパスをファー詰めしていた小池がシュート、ボールは左側のポストをたたいたあとゴールネットに届きました。
このゴールで前半を1-2で折り返すこととなりました。
後半も岐阜県選抜の堅い守りを崩すことができず1-2のスコアのまま時間が過ぎていきます。
試合が動いたのは、残り時間5分を切った頃でしょうか?
井出から右サイドを駆け上がった河合へパスが通り、河合は強いボールをゴール前に。
そのボールに蓮池があわせようとしたところ、自陣ゴールに向かってしかディフェンスできなかった岐阜県選抜によるオウンゴールを誘い2-2の同点に追いつきます。
前、後半の20分づつはこのゴールまでで終了となります。
試合は5分ハーフの延長戦へと進みます。
延長開始わずか30秒、ピヴォに入った剣持の落としを中澤がミドルレンジからの強烈なシュート、これが見事にゴールに突き刺さりついに3-2逆転です。
相手ゴレイロが一歩も動けないファインゴールでした。
延長前半を3-2で折り返した静岡県選抜ですが、次の1点が奪えません。
逆に静岡ゴール前での相手のプレスから不用意なパスミスにより、難なく同点ゴールをプレゼントしてしまいます。
これで3-3、もしかしたらPK戦突入か?と誰もが考え始めた残り1分、この試合の1点目同様に相手の攻撃を止めた小池から井出、渡井とつながり最後はファー詰めした井出が落ち着いてゴールに押し込み決勝点を奪いました。
4-3、見事な逆転勝利です。