昨日、県内のフットサル委員会、フットサル連盟が直接関わる、今年度最後の公式戦の運営を終えました。
参入戦は拮抗した試合が多く、なんとブロックリーグの全9試合のうち4試合が引き分け。
各ブロックの3試合目が終わるまで、何処が勝ち抜けるのかわからない状況でした。
さて、このリーグ戦での順位の決定について、ちょっとざわめく(←筆者がそう感じただけか?!)状況が発生した全日本選手権の予選Bグループについて。
去年の大会要項によればその順位付けは以下の通り。
■1次ラウンドにおける順位決定方法は、勝点合計の多いチームを上位とし、順位を決定する。勝点は、勝ち3、引分け1、負け0とする。ただし、勝点合計が同じ場合は、以下の順序により決定する。
1.. 得失点差
2.. 総得点数
3.. 当該チーム間の対戦成績
4.. 抽選
↑この規定を当てはめれば、昨日の予選リーグ最終戦で爆発したFUGA東京が勝点、得失点差で並ぶも総得点で上回り、1位勝ち抜けと言う事になりますが・・・。
ところが、この順位の決定についての部分、今年度の要項には
1.. 1次ラウンドにおける順位決定方法は、勝点合計の多いチームを上位とし、順位を決定する。勝点は、勝ち3、引分け1、負け0とする。ただし、勝点合計が同じ場合は、以下の順序により決定する。
2.. 当該チーム間の対戦成績
3.. 当該チーム間の得失点差
4.. 当該チーム間の総得点数
5.. グループ内での総得失点差
6.. グループ内での総得点数
7.. 下記に基づく警告、退場のスコアがより少ないチーム
i) イエローカード1枚 1ポイント
ii) イエローカード2枚によるレッドカード1枚 3ポイント
iii) レッドカード1枚 3ポイント
iv) イエローカード1枚に続くレッドカード1枚 4ポイント
8.. 抽選
とあります。
つまり今回のFUGA東京は上記の「3..」の規定でグループ3位になってしまったということでしょう。(※ちなみに湘南の1位、大阪の2位は上記の「4..」での順位付けですね。)
これまでの多くのリーグ戦での戦い方として「引き分け狙いもあり。」との考え方もあった思います。
もちろんこのブロックには引き分けの発生はありませんでしたが、もしこの順位決定方法が今後のスタンダードとなるのであれば「どの試合にもフェアに勝たなければならない!」ことをより強く意識しなければいけないということですね。
一言で言うなら、「リーグ戦でありながら、実は一発勝負のトーナメントなんだよ!」と。
他の試合結果に依存した結末とは言え、FUGA東京の心境は察するに余りあります・・・。
筆者が関わる選抜活動のシーンでは、これまでも「2.. 当該チーム間の対戦成績」を上位とする順位の決定方法が採用されていましたし、このことについては自分としても「ある意味、当然!」との思いで受け入れています。
ただ、今後は「3.. 当該チーム間の得失点差」そして「4.. 当該チーム間の総得点数」が優先順位として続くことをプラスして頭に入れておかなければいけないと感じます。(※7..の項目も新設ですねぇ・・・。)
さてさて、明暗を分けたグループBですが、静岡県関係者の(過去にも掲載しましたが・・・)こんな写真を1枚掲載して締めとしたいと思います。
ちょっと横道のつもりが、長~くなってしまい、本題の「参入戦を勝ち上がった3チーム」のご紹介が遅れました!
来季、県2部リーグへの参入を果たしたのは以下の3チームです。
▼Aブロック1位
CALIENTS・・・(西部支部1部リーグ優勝チーム)
▼Bブロック1位
浜西フットサル/イクマインドア球’s倶楽部・・・(西部支部1部リーグ準優勝チーム)
▼Cブロック1位
Natureza Grande・・・(東部支部1部リーグ優勝チーム)
と、言う訳でどのブロックも今季の県リーグ勢を押しのけて支部リーグ勢が勝ち上がりです。
この記事の冒頭でも書きましたが、白熱した試合がどのブロックでも繰り広げられました。
抽選結果とは言え、Aブロック、Bブロックでは先に行われたジュビロカップで同組だったチーム同士の対戦の再現もありました。
そして最終的には、どのブロックも勝点により1位のチームを決定する事となり、ホッとしているのも事実。
みな、実力を持った良いチームだと感じました。
勝ち上がったチームには来季の県2部リーグでの活躍を、そして残念な結果に終わったチームにも各支部での活動の継続を強く願う筆者です!