▼平成23年度 第8回静岡県レディースフットサルリーグ【第1節】・・・第4試合
■Frontier FC 4 vs 0 イクマインドア球’s倶楽部Fiore
東海女子リーグに参戦しながらも、リーグ規定に従い県レディースリーグにもエントリーしているフロンティア。連覇のかかった昨シーズンは2位にとどまりました。今シーズンは昨季かぎりで一戦を退く事になった曽根田かおりと旦那さんでFリーガー曽根田盛将の夫婦が、県リーグでのタイトル奪還を目指し現場の指揮を執ります。
県リーグ昇格初年度の昨シーズンは7位の成績で終了しているイクマ。まだ充分練習できていない時期(小川監督談)での強豪との対戦ですが、チームの要、10番の高田侑佳を中心に、全員が強豪との対戦に集中して臨むことが出来れば、これから長いシーズンを戦うチームにとって大きな経験となるでしょう。
前半、キックオフに臨むフロンティアのピッチに立ったのは清水美晴(1)、宮本知実(5)、小林千春(4)、石川晴郷(10)、志田千尋(6)の5人。今季のフロンティア全体でもファーストと呼べるセットだ。これまでフロンティアはこの県レディースリーグをチームの総合力アップのためセカンド以降の選手を中心に戦ってきた訳だが、昨季終了からの長い公式戦のインターバルを考慮、新年度に入り最初の公式戦をベストの布陣で戦う事をテーマにした(寺田代表談)そうだ。
さて、そのゲーム、当然ではあるが圧倒的なボールポゼッションで足元にボールを繋ぐフロンティアに対し、イクマの選手ひとり一人はフロンティアの「人」をしっかりと守り最後まで人とボールに喰らいつく頑張りをみせる。ゴレイラ伊藤京子(1)の好守や相手の決定力不足にも助けられ、なんとフロンティアのファーストセットから宮本知実(5)が最初のローテーションでベンチに下がるまでの時間を無失点で切り抜けた。
結果的に前半は全国大会のMVPにも輝いた石川晴郷(美郷から改名)にドリブルで切り裂かれた1失点に押さえる健闘を見せた。
後半も前半同様のセットで試合に入ったフロンティアは、前半の足元中心のパスの組み立てからスペースへのパスを多用する攻撃をみせる。
こうなると前半は上手く「人」を守っていたイクマも、スペースへ走りこむフロンティア各選手のスピードに付いていけず開始直後から立て続けに2失点を喫する。
最終的に0-4のスコアで初戦を終えたイクマだが、失った4点はいずれも県選抜クラスの選手のみに奪われたものだけだ。つまりスコアだけ見れば完敗だが、内容的には悪くなかったと言えるのかもしれない。特に高田侑佳(10)は個人技の仕掛けでフロンティアのファーストセット各選手に互角以上のプレーを見せる場面もあり、やはりこのチームのキーパーソンである事をあらためて示した。
■得点経過(※公式記録による)
▼前半
10分→Frontier FC:石川晴郷(10)
▼後半
22分→Frontier FC:石川晴郷(10)
23分→Frontier FC:石川晴郷(10)
36分→Frontier FC:小林千春(4)