第10回静岡県社会人フットサル1部リーグ【第1節】
■テレポケット/DOPPO 2 vs 7 Obra-Prima
昨シーズン、3勝3敗1分と5割の勝ち星で順位は5位だったテレポケット/DOPPO(以下、ドッポ)。県リーグ参入以降、1部リーグに残留を継続してはいるがこれまでの最上位は4位。今季、その成績を上回ることが出来るのか?
対するObra-Prima(以下、オブラ)は昨シーズン初めて経験した1部リーグを残留ギリギリの6位で終えた。今季の開幕戦で戦う事となったドッポには1点差で競り負けているだけに、その借りを返し1部リーグ定着への足掛かりとしたいところだ。
ドッポのキックオフで始まった試合は「初戦を大事に行きたい」という心理からか、お互い探りあいの様相
に終始、結局どちらのチームにもゴールが奪えず後半へ折り返す事となる。
後半は、前半とはがらりと様相が変り、公式記録係の手が休まらない忙しい展開となった。
まずは23分、オブラ陣内の高い位置でフリーになった杉本にロングボールがピタリと合うと、杉本は時間をかけずにシュート、これが決まりドッポが先制する。
これに対しオブラは28分に大西がゴール正面から左足で決め追いつくと、続く29分にはやはりゴール正面の混戦からこぼれたボールを山根が蹴りこみあっという間に逆転、さらに佐藤の第2PKでリードを広げる。
点を取りに行かなければならなくなったドッポは試合時間を7分以上残し、上野をゴレイロにいつも通りのパワープレーに出る。と、岩堀がゴール前で味方シュートのコースを変える技ありゴールを決め1点差に詰め寄る。
この後「もう1点!」とパワープレーを継続し前掛かりになるドッポに、オブラの巨体ゴレイロ十亀が鮮やかなパントシュートを決め流れを引き戻すと、立て続けにドッポのパワープレー崩れから3点を加え、終わってみれば7-2のスコアでオブラが開幕戦を勝利した。
上野のパワープレーが切り札のドッポにとっては、昨年のルール改正によりさらにリスクが大きくなったパワープレーを行うためには、これまで以上にプレーの精度が要求される事をあらためて突きつけられた敗戦となった。
■得点経過(※公式記録による)
▼前半
※両チーム得点なし
▼後半
23分→DOPPO:杉本賢一(4)
28分→Obra:大西洋平(5)
29分→Obra:山根諒平(7)
33分→Obra:佐藤雅一(18)
34分→DOPPO:岩堀聖(7)
37分→Obra:十亀誠一郎(1)
38分→Obra:下田高裕(10)
39分→Obra:下田高裕(10)
39分→Obra:西谷大希(6)