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第10回静岡県社会人フットサル2部リーグ【第1節】
■Natureza Grande 7 vs 4 BIG HIP

3月に行われた今季へ向けての参入戦で昇格してきた東部支部のNatureza Grande(以下、ナトゥレーザ)への評価は高い。東海1部のプライアグランジでも活躍していた経験豊富な吉村を中心に選抜候補にも上げられる若手が一体となり、県2部リーグ昇格初年度ながら目線はさらに高い位置にある。

Natureza Grande

Natureza Grande

昨年の2部リーグ得点王の高林が引っ張るBIG HIP(以下、ビッグヒップ)は、県2部昇格初年度の昨シーズンを5位の成績で終え、ギリギリ参入戦行きを免れた。今季は同じ西部支部から新たに2チームが昇格するとあって、一歩先を行く先輩チームとしての意地を見せたいところだ。

BIG HIP

BIG HIP

ナトゥレーザのキックオフで始まった試合は、まず2分、そのナトゥレーザがカウンターから一気にビッグヒップゴールに迫ると、ゴール前への折り返しを鈴木竜也が右サイドから決め先制する。
その後、しばらく得点は動かなかったが10分を過ぎた頃、再び鈴木竜也が決め追加点を奪うと直後に土屋も続き3-0に。
ここでナトゥレーザには一瞬の気の緩みが出たのか、ビッグヒップの野中に1点を返される。
しかし14分には右から攻める榊原と左サイドを駆け上がる吉村とが、ビッグヒップゴールに向かいながらも距離のあるワイドのパスを強く正確に繋ぎ、最後は吉村がダイレクトでゴールネットを揺らした。

4-1、試合はナトゥレーザのリードで後半へ折り返す。

点を取りに行かなければならないビッグヒップは後半立ち上がりから積極的にゴールを狙いに行く。
後半開始直後には、昨季の2部リーグ得点王、高林が右足を振り抜いてゴールを決める。直後にはその高林と野中がキックインからのプレーで見事なワンツーを決め、最後は野中がアクロバティックなボールコントロールからシュートまで行き右サイドから鮮やかに決めた。

これで4-3とナトゥレーザのリードはわずか1点に。

流れはビッグヒップに傾くのか!?とも思われたが、ここでナトゥレーザの土屋が右サイドをドリブル突破、ディフェンダーと交錯しながらも抜け出してシュートを放つとこれが決まって5-3。さらに吉村からの配球を受けた鈴木竜也が両ポストを叩きながらのシュートでハットトリックを完成し6-3。鈴木竜也はこのあと自身の4点目も奪う活躍を見せた。

ビッグヒップも高林が自身の2点目を奪い、後半だけで言えば3-3と健闘したが、前半の失点が響き7失点での敗戦となった。

ナトゥレーザは前評判どおりの攻撃力を発揮、昇格初戦を白星でスタートすることとなった。

この試合、攻撃面でのフットサルの面白さを両チームとも存分に発揮したゲームだった。

■得点経過(※公式記録による)
 ▼前半
   2分→Natureza:鈴木竜也(14)
   11分→Natureza:鈴木竜也(14)
   13分→Natureza:土屋良太(7)
   13分→BIG HIP:野中達也(19)
   14分→Natureza:吉村匡史(13)
 ▼後半
   16分→BIG HIP:高林和寛(10)
   17分→BIG HIP:野中達也(19)
   18分→Natureza:土屋良太(7)
   20分→Natureza:鈴木竜也(14)
   25分→BIG HIP:高林和寛(10)
   26分→Natureza:鈴木竜也(14)

初めて経験する県リーグの舞台で4得点と暴れた鈴木竜也(14)。

初めて経験する県リーグの舞台で4得点と暴れた鈴木竜也(14)。

今季の県選抜最終選考にも残っている土屋(7)も2ゴールをあげている。

今季の県選抜最終選考にも残っている土屋(7)も2ゴールをあげている。

タイムアウトでチームをまとめる吉村(13)。

タイムアウトでチームをまとめる吉村(13)。

ピッチに立っても安定したプレーを見せる吉村(13)。

ピッチに立っても安定したプレーを見せる吉村(13)。

シュート、ドリブルに力強さを見せた高林(10)。やはり今季もチームの中心選手だ。

シュート、ドリブルに力強さを見せた高林(10)。やはり今季もチームの中心選手だ。

高林(10)のゴールを祝福する野中(19)。ビッグヒップの4点はこの2人が2点ずつ奪った。
高林(10)のゴールを祝福する野中(19)。ビッグヒップの4点はこの2人が2点ずつ奪った。

 

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