昨シーズンを7位という不本意な成績で終えたLOCO。Estrelado/焼津が東海2部へ昇格したことによる順位繰上げのため降格を免れた。
一方のスリークは昨シーズンを2部リーグ2位の成績で今季の1部リーグ昇格を決め、その初戦を本拠地、浜松で迎えるだけあって応援団の数も多く、試合前のアップでも選手たちはみな気合が入っている様子だ。
試合は開始2分にLOCOの沢渡(5)が先制点を奪うとその後もゴールを重ね前後半合わせて一人で5ゴール、さらにゴレイロの田村(1)もファインセーブを連発しスリークに付け入る隙を与えず、終わってみれば8-1でLOCOの完勝だった。
スリークの攻撃の核となる高柳(6)は、LOCOの厳しいマークを受け思うようにプレーさせてもらえず苛立つ様子も見られたが、それでも自チーム唯一の得点を奪ったのはさすがだ。
この日5ゴールと爆発した沢渡は昨年度県2部リーグに参戦していたPruDEUSからの移籍で1部リーグでのプレーは初めてとなる。
4月から始まった、静岡フットサルオープンリーグに中東部支部選抜のメンバーとして参加。
東海リーグ勢とも互角以上に渡り合える身体能力の高さを武器に、縦への突破、シュート力そしてディフェンスにも強さを発揮し大きな注目を浴びている。
今季の県1部リーグでLOCOと対戦する各チームにとっては、大きな脅威となりそうだ。
また、LOCOには他のチームと大きく違う特徴がある。
それは構成メンバーの年齢差が非常に幅広く、さらにそのすべての選手が試合に出場することだ。
今年度の登録も、下は20台前半から上は40台半ばの選手まで在籍する。
この試合にも出場した望月哲也(15)は現在45歳、間違いなく静岡県リーグ最高齢のプレーヤーだろう。
【LOCO☆ 小塩キャプテンの試合後のコメント】
ここ数年、リーグ初戦で勝つことができず、苦しいシーズンを送ってしまったので、しっかりと戦いたかった。
攻守共にバランスの良いゲーム運びが出来たと思う。勝てて良かったです。
【LOCO☆ この日5得点の沢渡選手 試合後のコメント】
まず、チームに貢献できて非常にうれしいです。前所属チームを離れた後もランニングだけは欠かさず続けていたことと、オープンリーグでプレーできたことがコンディションの維持に役に立ったと思います。
得点王ですか?まずはチームに貢献して上位にいけるように頑張りたいです。もちろん調子がよければ得点王も狙いたいですね。頑張ります。