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★2011東海フットサル1部リーグ【第4節】・・・第3試合

▼Emerson FC vs 田原フットサルクラブ

新生エマーソンと言われながら昨季を3位の好成績で終了、一方でリーグ最悪の得失点差-17とのギャップが「強いのか?弱いのか?」の議論にも上がったチームの真価が問われる今季。
チームは開幕2連勝のあと前節でロボガトとの接戦を落としこの日を迎えた。

対する田原FCは戦力、チーム体勢共に充実した今季、目標とする「全国」を手にするためにも勝点3をノルマに試合に臨んだはずなのだが・・・。

キックオフからわずか数十秒、田原はハーフライン付近での不用意なパス交換から金城がボールを奪われると、そのままエマーソンの大石にドリブルを許しあっけなく先制ゴールを献上してしまう。

その後もエマーソンの個のスピードに手を焼きながらも何とか凌ぐと徐々にペースを掴み前半なかばに新間のゴールで同点、1-1のスコアで試合は後半へ。

後半早々に、田原はまたしても新間がゴールを奪い逆転、試合はそのまま2-1と田原リードで終盤を迎えるとエマーソンは太田をターゲットにシンプルにボールを放り込む回数が増える。

後半36分、そんな攻防で得たエマーソンのコーナーキックをゴール正面へ走りこんだ斉藤が見事なボレーで合わせ同点ゴールを奪った。
そこから終了までの数分間、田原はエマーソンが繰り出す太田へのボールの出所を押さえきれず、劣勢に回る。
終了直前にはエマーソン勝越しか!?とも思えた決定的なシーンを迎えたが、太田の放ったほぼ無人のゴールへのシュートはポストを直撃、流れで繋がった逆サイドからの新村のシュートは勇敢に飛び出した田原のゴレイロ杉本が好セーブで防ぎかろうじて勝点1を死守した印象で試合を終えた。

この記事の最初に記した「エマーソンは強いのか?弱いのか?」の議論、今年は再び起こる事はないと思う。
このチームとの対戦を済ませていようがなかろうが、間違いなく強いと誰もが感じている今季だろう。

最後にこの試合の前半に起こったアクシデントについて簡単に追記をしたいと思う。

ロングフィードを受けるためディフェンスの裏に飛び出したエマーソンの大石選手と、ペナルティエリアを飛び出しこれに対応しようとした田原の先発ゴレイロ、永原選手が空中で交錯、共に激しく床に叩きつけられた。
両選手とも頭部に出血を伴う負傷を負ったため、救急病院へ搬送をお願いする事となった。

観客席で試合を観戦されていた多くの方は、両選手のその後を心配されているかもしれない。

まず田原FCの永原選手だが頭部を数張り縫う処置を受けたものの、すでに抜糸も済みチーム練習にも合流している。

エマーソンの大石選手は頬骨から鼻骨へかけての骨折があり、出血を抑える処置などのため大事を取って入院、簡単な手術を受けたそうだ。
ただ、頭蓋骨そのものの骨折や眼底骨折はなく、視力への影響もないだろうとのことだった。

復帰までは時間を必要とするかもしれないが、治療に専念し一刻も早い回復を祈るばかりだ。
そして、小さな体ながらスピードを生かした敵陣への鋭い切り込みで、ふたたび観衆を沸かせてほしいと思う。

※写真は前節同様、フォトギャラリーにて公開!

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