平成23年9月3日(土曜日)。この日、静岡市中央体育館で行われる予定だった県リーグ2部【第3節】が中止になったらしいと連絡があったのが前夜の8:00過ぎ。
「それってホ・ン・ト?!」と思いつつも各所に連絡を取ると、どうやら本当らしいことが判明。
すでに明日の準備を車に満載している状態でもあり、会場担当者として現地に行かなくてはなりませんし「さて、どう過ごそうか・・・」と考えたわけですが・・・。
試合や練習を行う「床」の会場確保が非常に厳しい中部地域だけに、せっかく優先使用として割り当てを頂いた会場を無駄にすることは絶対にできません。
そこで早速、地元の数チームに相談すると、話はあっという間に広がり午前も午後も無駄なく使っていただける事となりました。
しかも午後の時間帯には地元チームだけでなく、浜松からの県リーグ所属チームやお隣中西部支部所属チーム、さらには東海1部でプレーしている選手の多くも集結。6チームに分かれたトレーニングマッチを行う事が出来ました。
筆者も(年甲斐もなく?!)若い選手たちに混ぜてもらい試合をさせて頂きました。
いやいや、やっぱりボールを蹴るのは楽しいですね!!
前夜9:00過ぎからとらせていただいた連絡にもかかわらず、多くの選手たちに集まって頂きありがとうございました。つぎの機会にも是非!!(って、中止や延期は出来れば避けたいですが・・・。)
・・・で、夕方以降の時間帯は、おとなり中西部支部リーグの会場として3試合が行われる予定です。
自らの試合参加で疲れたこともあり、のんびりと最初の試合を横目で見ながらの片付けモードだったわけですが、その試合、なかなか白熱して面白いのです!
しかもレフリーはもちろんオフィシャルやボールパーソンとその運営も非常にしっかりしています。
中西部支部といえば八木委員長のお膝元。コート設営はもちろん日程調整から審判まで自らが先頭に立ちリーグ運営を行っています。
「なぜ静岡で中西部リーグ?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
中西部支部は民間経営の人工芝のフットサルコートの数では恐らく県内でも最も多い地域です。
しかし、公式戦が行える床の施設となるとほとんどないのが実情です。
これまでも学校の施設や、多少狭い体育館での開催でやり繰りしていましたが「上位リーグと同じ環境で!」との八木委員長の考えのもと、今季はエコパや静岡での開催も含めていると言う事です。
中西部支部といえば現東海1部の大和撫子や2部のエストレラード、また県1部を制したヒーローなど数々の強豪チームを生み出してきました。
しかし現在、県1部リーグへの在籍はなし、2部リーグに豊友が1チームだけ参入している状態です。
「中西部支部から県リーグあるいは東海リーグへステップアップするチームを輩出したい!」と常々公言する八木委員長の熱い情熱に支えられた支部リーグなのです。
さてさて、1試合目に心を打たれた(←ちょっと大げさ!)筆者は、疲れた身体にムチ打って、一旦片付けた撮影機材をあらためて持ち出します。
そして2試合目が開始され、撮影も開始。・・・この試合もなかなか面白い!!ファインダー経由と言うよりは直にピッチに視線を送ってしまいます。それでも僅かに記録を残せました。ただ3試合目は撤収準備のため残念ながら撮影なし。
と言う事で、たった1試合のわずかな場面ですが当ブログにてご紹介させて頂きます。
時間とお金と心?に余裕が出来ましたら、他支部のリーグ戦にも足を運んでみたくなる、そんな気持ちにさせてくれた中西部支部リーグでした。
・・・「おいおい!そんなことより県リーグや東海リーグ、もっと素早くレポートしろよ!」と言う声も聞こえてきそうで、頭を抱える筆者ですが。
(※支部リーグ・・・東西に距離のある静岡県ですが、一般財団法人 静岡県サッカー協会では県内を5つの区域に分け活動を行なっています。フットサルでもサッカーでも同様で、いわゆる県リーグの下位リーグにあたります。富士川以東の東部支部、静岡市清水区が中東部支部、静岡市葵区と駿河区が中部支部、藤枝市・焼津市・島田市・榛原郡を中心にした中西部支部、それより西の西部支部に区分けされています。)