先週の金曜日、土曜日そして日曜日の3日間(9/30~10/2)、第27回全国選抜フットサル大会が山梨県甲府市小瀬スポーツ公園体育館にて開催されました。
東海地域を代表してこの大会に出場するのは6月12日エコパでの東海選抜大会を2年連続で勝ち抜いた三重県選抜です。
残念ながら静岡県選抜が出場せず、しかも開催場所の山梨は関東地域に属する県ということで、今回は運営などの役回りはまったくのゼロ。
とは言うものの、東海選抜終了後より三重県の選手のみなさんに「応援行くから!」と宣言していた筆者は、「もしかしたら日本一もありなのでは!?」の予感もあり、その戦いを記録すべく小瀬まで出掛けてきたのです。
今回の開催会場の小瀬スポーツ公園体育館はお隣の山梨県の施設とは言え、筆者の暮らす静岡市清水区からの距離は約80km少々と県内の浜松アリーナとほぼ同距離にあります。
金曜日のお昼前の出発にもかかわらず、東名高速など有料道路を一切使わず、国道52号線経由で2時間かからずに到着できました。
三重県選抜の初日の対戦は最終試合(17:20)に予定されていましたが「間に合うのなら是非とも見てみたい!」と思っていた大会オープニングゲームの石川県選抜vs大阪府選抜の試合のキックオフにも余裕で間に合いました。(三重県選抜御一行様のバスより早い到着でした。)
日本フットサル連盟や関東フットサル連盟、あるいは山梨県協会・連盟関係者のみなさんにご挨拶をさせて頂き、会場内をぐるっと一周。やはり関東圏での開催とあって初日からもメディア関係の方が多く会場入りされていました。
静岡県あるいは東海地域に特化した情報の発信がほぼ全ての筆者ですので、普段お会いできない方々と久しぶりのご対面です。
そんなメディア関係者の方々より、すでに今回の全国選抜大会のレポートが次々と公開されているようですね。
フットデ静岡としては当然、東海地域の代表である三重県選抜にフォーカスを当てたレポートを行いたいとの意気込みなのですが、掲載までに要する時間がいつもながらかかってしまいそうです。
今後少しずつですがレポートあるいは写真の掲載を行う予定ですので、あまり大きな期待は持たず?お待ちください。
さて、その第1回目の今回、まずは三重県選抜の全国大会準優勝のご報告と、出場した全選手・スタッフを記録写真から切り取りご紹介したいと思います。(※背番号4番で登録されていた水谷健太選手は、仕事の都合から今回の遠征に合流できませんでした。)
▼第27回全国選抜フットサル大会 準優勝
▼選手
【1】森圭輔(NASPA四日市)・・・監督兼任としてチームを引っ張った。ベンチ入りの定員を超える豊富な人材の三重県選抜だっただけに、そのやり繰りには苦労があったと思う。自らも2試合で先発を外れベンチから試合を見続けた。若手の起用にも気を配り続けた3日間だった。
【2】太田尚宏(NASPA四日市)・・・予選リーグでの2試合に出場。鹿児島県選抜戦ではゴールを奪った。若手選手の一人だが全国の舞台で良い経験を積み上げた事だろう。
【3】石川勝也(member of the gang)・・・初戦の香川県選抜戦では0-2から追撃のゴールと、3-2とする逆転のゴールを決めた。自チームでの役回りと違ったポジションでのプレー機会が多かったが、三重県選抜としての一つのセットを見事に機能させていた。横内不在の奈良県選抜戦ではキャプテンとしてプレー。
【5】峯山宗丈(member of the gang)・・・予選リーグでの2試合に出場。香川県選抜戦、鹿児島県選抜戦でそれぞれ1ゴールを奪った。
【6】飯田博也(Force Futsal ISE)・・・予選リーグ3試合の全てに出場。フォースのセット主体で臨んだ鹿児島県選抜戦では1ゴールを奪った。
【7】横内亮太(Force Futsal ISE)・・・優勝こそ逃したものの三重県選抜主将の重責を立派に果たした。大会を通じて1得点だけではあったが、準決勝で1-1の同点に追いつく気迫のゴールがチームを決勝進出へと導いたともいえるだろう。若手選手からだけでなくベテラン勢にとっても頼れる兄弟的な存在だったに違いない。
【8】日下敬夫(member of the gang)・・・故障のため東海選抜やリーグ序盤は欠場が続いたが、この全国の舞台では準決勝、決勝を含め元気にプレー。
【9】石川哲也(NASPA四日市)・・・初戦での先発出場を含めナスパからのフィールドプレーヤーとして同僚の森下と共に最も多くの試合に出場した。大会を通じゴールこそなかったが、はつらつとプレー。
【10】池山隼也(Force Futsal ISE)・・・初戦こそベンチを外れたが、その後の4試合全てで先発出場、決勝戦での先制ゴールを含め3ゴールを記録した。ギャングセットに1枚加わる形での出場機会が多かったが、全国の強豪との対戦で得たものも大きかったのではないか。
【11】本渡幸一(member of the gang)・・・初戦で2ゴール、2戦目でも第2PKからゴールを記録。さらに退場処分も記録・・・。ギャングセット以外とも良いコンビネーションを発揮した。
【12】小林真一(Brahma SFC)・・・足元の技術を買われて森監督に選抜メンバーとして抜擢された。予選リーグの2試合に先発からフル出場を果たした。初戦の香川県選抜戦では多少堅さが見られたたが、続く鹿児島県選抜戦では監督の期待に答えフィールドプレーヤー並みの技術も発揮、安定した守備で3連勝に大きく貢献。
【13】森重則(member of the gang)・・・事情により初戦をベンチ外でスタート。その試合では最後尾でのボールの動きの悪さに起因し2失点を奪われ、あらためて彼の存在の重要性をチームは認識したはずだ。予選2試合目の奈良戦では2-1と試合をひっくり返す逆転ゴールも奪った。
【14】木村雄一(member of the gang)・・・土曜、日曜の勤務シフトの関係でリーグ戦では思うような参加が出来なかったが、この全国大会にはもちろん参加。若手にベンチを譲った鹿児島県選抜戦以外では全て先発出場でチームを引っ張った。準決勝での残り30秒からの逆転ゴールは最も印象に残るゴールだった。
【15】西口智也(NASPA四日市)・・・試合前のアップ担当や試合の進行など基本的にはコーチとしての役割が大きかったが、予選リーグ最終戦では「めっちゃ緊張する!」の言葉と共に選手としてピッチに立った。ゲーム中だけでなく選抜と言う組織をまとめるための重要な役割を果たしていたと思う。
【16】中本達也(member of the gang)・・・選手の中で唯一の70年代生まれ、最年長選手として自身初の選抜選手として大会に臨んだ。リーグ戦での仕上がりの順調さなどで全国大会への追加招集となった。奈良県選抜戦での1ゴールだけではあったが、積極的にボールに係わり攻撃に貢献した。
【17】石井佑一(NASPA四日市)・・・予選リーグでの2試合に出場。初戦の香川県選抜戦で1ゴールを記録した。
【18】松山竜二(NASPA四日市)・・・予選リーグでの2試合に出場。2試合目の奈良県選抜戦では0-1のビハインドから同点に追いつく鮮やかなゴールを決めた。三重県選抜、最年少選手。
【19】北村健人(LEGARE)・・・今回参加した選手の中で唯一ベンチ入りメンバーに入らなかった。登録上、スタッフとしてベンチに入る事ができなかったため全ての試合を観客席から見続けた。更衣室や観客席とアップ会場、試合会場の移動では常に荷物運びなど裏方としてチームを支え続けた。
【20】森下直紀(NASPA四日市)・・・初戦を除く全てのゲームに出場。彼本来のゴールゲッターぶりを全国へ披露出来なかったのは残念だった。彼本人にも消化不良の思いはあるかもしれないが、リーグ戦後半そして次の選抜活動でその思いを晴らしてくれる事と思う。
▼スタッフ
【コーチ】西口智也・・・自身が出場した試合以外の全てで、ボードを手に試合の組み立てを受け持った。監督の森(※選手欄にのみ掲載)と共に選手のやり繰りに気を配った一人だろう。表彰式後、決勝で敗れ落ち込むチームメイトを胴上げするまでの持ち込み方では、なかなかの策士ぶりを発揮した。いずれにしても三重県選抜準優勝のキーパーソンだったと言えるだろう。
【コーチ】野村卓史・・・ベンチ入りのスタッフとしてだけでなく、代表者会議やマッチコーディネーションなど裏方の重職を受け持っていた。敗色濃厚となった決勝戦の終盤で、大きな声で選手の気持ちを高めていた姿が印象的だった。
【マネージャー】渡辺京子・・・この全国大会からベンチサポート役として合流した。少し暑めの会場だっただけに水分の補給を頻繁に行う選手にとっては大助かりだったのではないか。自身も東海女子atadura(アタドゥーラ)のゴレイラとして活動している。11月初旬には自分達の全日本女子フットサル選手権を控えているが、それを前に全国大会の雰囲気を感じる事が出来たのはプラスだったのでは?
【コーチ】松下信太郎・・・今回の遠征では団長的な立場でチームに帯同、大きな背中でチームを支えた。