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1/11.12 @静岡県袋井市エコパサブアリーナ

PUMA CUP 2014 第19回全日本フットサル選手権東海大会

 

PUMA CUP全国大会出場「2枠」を争い東海の雄8チームが凌ぎを削り合った。

1日目に行われた準々決勝4試合は全試合見応えのある熱いゲームとなった。

 

第1試合

MEMBER OF THE GANG 2-2(延長0-0、PK3-1) Cat’s /AGM

得点者
MEMBER OF THE GANG:本渡2
Cat’s /AGM:大田、村瀬

Cat'sの激しい守備に対して個人技で打開を図るM.O.T.G木村。

 

8分にCat’s大田の先制点を皮切りに、M.O.T.G本渡の2得点などで前半から互いに点を取り合うシーソーゲームになった。

2-2で迎えた後半はスコアレスで終え、試合は延長戦でも決しずPK戦へと突入する。

M.O.T.Gは試合中盤で負傷したGK手塚に変わって出場したGK松本が3本のPKをシャットアウトする大活躍。

Cat’sは1試合通じて全員で戦うチームカラーを存分に見せリードする展開だったが勝ち越しの1点が奪えなかった。

経験値で上回るM.O.T.GはCat’sの勢いに手を焼いたが粘り強い守備を見せ最後はきっちり勝利を手にした。

 

PK戦で3本のシュートを止めたGK松本を選手達が祝福する。

 
 
第2試合

DELIZIA磐田 4-2 Futsal Clube UNIAO

得点者
DELIZIA磐田:大澤、門田2、蔭平
Futsal Clube UNIAO:オウンゴール、長沼圭

先制点を奪ったDELIZIA大澤。伊藤がキープしたところに走り込みゴールへ流し込んだ。柔と剛を兼ね備える期待の選手だ。

 

東海1部と2部の優勝候補がぶつかったこの試合はDELIZIA磐田が門田、大澤らのゴールで後半中盤まで4点をリードする展開となった。

DELIZIAはベテラン勢と若手を様々なセットで共存させてバリエーション豊かな攻撃を見せていた。

UNIAOも何度か好機を作ったがGK皆川の好セーブに阻まれ反撃弾が早い時間帯で奪えなかった。

終盤にUNIAOはテクニカルなパワープレーから2点を返すも4点差が重くのしかかり同点までには至らなかった。

ベンチ入りメンバー全員が出場したDELIZIAはどのセットでもチーム力を落とさない層の厚さを見せ2年連続の全国大会出場まであと1勝とした。

 

追加点が欲しいところで2得点を奪った門田。決定力の違いを見せつけた。

 
 
第3試合

NASPA四日市 6-4  FSC/PROVA清水フットサルコート

得点者 
NASPA四日市:石井2、小林、オウンゴール、森下、石井
FSC/PROVA清水フットサルコート:平井、水野、杉山、星 

所属カテゴリーの違うチームとの対戦は文字通り「初顔合わせ」となった。

 

県大会を彗星のごとく勝ち上がった静岡県2部リーグ所属のFSCが東海1部所属のNASPAに立ち向かった。

前半5分でNASPAが早々と2点のリードを広げ、チーム力と経験値の違いを見せて一方的な試合展開を予感させた。

しかしFSCは粘り強い攻撃を見せて平井、水野、杉山のゴールラッシュで勝ち越しに成功する。

1点をNASPAが返し3-3で迎えた後半、FSCは星のゴールで逆転にする。

その後何度か決定機が訪れたFSCだったが追加点が奪えない展開。

そして残り5分、NASPAが怒涛の攻めを見せて一気に3得点を奪い6-4でNASPAがこの試合を勝利した。

健闘したFSCだったが試合終盤でリードされながらも逆転したNASPAの底力が上回った。

 

決定的な6点目を決めたNASPA石井(誠)。ベンチまで駆け寄って喜びを爆発させた。

 
 
第4試合

ROBOGATO 3-2 FALCO GIFU F.S.

得点者
ROBOGATO:加藤、川畑、西森
FALCO GIFU F.S.:杉野2

何度も対戦しているこのカードは立ち上がりこそ様子を探り合っていたが終盤に近づくにつれて激しいゲームになっていった。

 

東海1部対決となったこのカードは前半を1-1で折り返すとROBOGATO西森の勝ち越しゴールで勝利を手にした。

先制を許したFALCO は杉野の連続ゴールでリードするも後半5分にPKを与えROBOGATO川畑に同点ゴールを奪われてしまった。

FPの選手が11人のFALCOに対してROBOGATOは7人と少数精鋭での戦いとなったが運動量やスピードは最後まで落ちる事はなく力強い攻撃を最後まで見せた。

試合終了まで両チームの応援団の声援が飛び交う中、ROBOGATOが2年振りに東海王者になるべくまずは準決勝進出を果たした。

 

近藤らを中心に終始力強い攻めを見せたROBOGATO。

 

写真・レポート:奥山泰博

 

1/12 2日目準決勝組み合わせ 

▼DELIZIA磐田 vs  MEMBER OF THE GANG

▼ROBOGATO vs NASPA四日市 

 

 

2日目のレポートへ続く。。。

 

それでは1日目のフォトギャラリーをどうぞ!

PUMA CUP 2014 第19回全日本フットサル選手権 東海大会の結果はこちらでご確認いただけます。

 

http://fs-system.jp/fs/pub_taikaigamelist.php?lid=kv7UuaQWJEI=

昨年10月12日、清水総合運動場体育館にて行われた「PUMA CUP 2014 第19回全日本フットサル選手権 中部地域予選」の準々決勝第4試合にて、東海1部リーグ上位に食い込んでいたXEBRAを相手に、一歩たりとも臆することなく渡り合い、最終的に3-2での逆転勝利を掴み取ったFSC/PROVA清水フットサルコート。(以降、FSCと表記。)

 

当ブログでも「この日一番の番狂わせ」としてご紹介させていただいた。 http://www.fut-de-shizuoka.com/FS_WEBLOG/?p=21645

 

そのFSCが12月21~22日に行われた静岡県大会でも周囲を驚かせる結果を残し、見事、東海大会へと勝ち進むこととなった。

 

今季、県2部リーグに所属しシーズンを戦っているFSCとはどんなチームなのだろうか?

 

PUMA CUP2014中部地域予選決勝ラウンドでのFSC。(※2013年10月12日撮影。)

 

筆者のもっとも身近で活動しているチームの一つでもあり、彼らの「快挙」を機に広くこのチームをご紹介したく、チームの拠点となるフットサル施設PROVA清水フットサルコートへ出掛け、チームの中心選手としてプレーもする杉山貴丈監督に話を聞いた。

 

その前に静岡県サッカー協会の組織を簡単に説明しておきたい。
東西に距離のある静岡県はサッカー協会の組織運営上、東から「東部支部」「中東部支部」「中部支部」「中西部支部」そして「西部支部」の5支部に区域分けされている。

 

FSCが所属するのは「中東部支部」、現在の静岡市清水区だけで形成されている。筆者がフットサル委員長を務めさせていただいている支部でもある。

 

静岡県各市町の人口の分布からそれぞれの支部の規模をみると、東部支部(富士市、富士宮市以東)が約120万人、西部支部(菊川、掛川、御前崎以西)約140万人、中部(静岡市葵区と駿河区)が約47万人、中西部(藤枝市、焼津市、島田市など)が約42万人であるのに対し、中東部支部(=清水区)の人口はわずか24万人ほどだ。

 

それでも、過去には県内5支部の中で最も多い「5チーム」が県リーグへ参戦していた時期もあるほど、競技フットサルに意欲的に取り組むチームが多い支部でもある。

 

さて、FSCの紹介に話を戻すが、チームからのリリースによれば結成時期は2002年、そして県リーグが2部制になった2006年にはじめて県2部リーグのチームとしての歩みを始めることとなった。
翌2007年に2部リーグで優勝し1部昇格を果たす。この時期は先にご紹介した支部の活動が最も活発だった時期と重なる。支部内の競技志向のチーム同士でしのぎを削りあうことでチームが急成長して行ったとも言えるだろう。

 

その後、2008にPROVA清水フットサルコートのサポートを受けチーム名を現在の「FSC/PROVA清水フットサルコート」に変更すると、2010シーズンまで3季連続で1部リーグ3位の成績を残す。
しかしながら、年を重ねるごとに主軸となっていたメンバーの高齢化や引退などにより徐々に戦力低下、2011シーズンで1部リーグ6位に順位を下げると翌2012シーズン(昨季)にはチーム創設者であり中心選手でもあった小林杉信代表の引退から戦力低下にさらに拍車がかかり、加えて選手数の減少など選手層の薄さが露呈、ついに1部リーグ最下位に沈み今季を2部リーグで戦うこととなった。

 

そして今季の2部リーグ、シーズンを1節だけ残す現時点で暫定首位に立ち、すでに上位2チームに与えられる来季の1部昇格の権利を手にしている。

 

以下、杉山監督とのインタヴューで今季のFSCをご紹介させていただく。
なお、全日本県大会での写真を筆者は1枚もカメラに収めていないので使用した写真はすべて以前のリーグ戦などのものであることをお断りさせていただく。

 

▼まずは全日本選手権東海大会進出、おめでとうございます。静岡の代表決定となっての率直な感想は?

◇ありがとうございます。撫子戦が終わった瞬間には「やった!」と言うより「やっちゃったの~!?」みたいな感じでしたね。

 

▼ここまでやれると考えていなかった?

◇まず支部予選(中部地域予選)の時期では、「1部リーグ復帰!」が最大の目標でした。常に「リーグ戦をどう戦うか!?」を考えていたので、具体的に全日本についての目標とかはなかったですね。まぁ、1試合でも多く試合が出来れば!という程度だったです。

 

▼それでも支部予選の決勝トーナメント1回戦では東海1部のXEBRAを倒して県大会行きを決めた訳ですが?予選ラウンドから決勝トーナメントまでに十分なXEBRA対策が出来たと言うことでしょうか?

◇特にXEBRA対策と言うことではなく、自分たちのプレー、特にディフェンスでのプレッシングに甘さがあったので、そこを修正できるよう練習を繰り返していたんです。それと昨年までの悪いパターンだった失点で意気消沈してしまうメンタル面が少し強くなったこともXEBRAに逆転勝ちできた要因だと思います。

 

▼メンタル面で改善出来ている要因は?

◇きっかけの一つは、支部予選前のリーグ戦【第3節】で首位争いをしていたDefi/GreenFieldとの試合です。途中で2-4とビハインドになったのですが、試合終盤までに5-4と逆転出来ました。この試合は結局勝てなかったのですが、みんなが「リードされても俺たちはやれる!」みたいな気持になれました。(※この試合はブザービートでDefiが5-5に追いついて終了。)もうひとつはPUMA CUP支部予選2試合目のLadroa戦です。序盤に失点して終盤まで0-1で負けていたのですが、残り5分で1-1に追いついてさらに終了17秒前に逆転したんです。この試合も気持ちで負けなかったという意味では大きなきっかけだったと感じています。
ただ、この試合で(支部予選の決勝トーナメントへ)勝ち上がりは決まったんですが、次のObra-Prima戦では自分のミスから失点して悪い流れを作ってしまいました。反省の材料も残りましたね。

 

▼支部予選の決勝トーナメントでは3試合すべてが東海リーグ勢との対戦でしたが、特に3位決定戦では県大会の準決勝と同じ相手「大和撫子/VIORA藤枝」との対戦でしたね。

◇あの試合は、もちろん3試合目で疲れもあったのですが、プレスの寄せの強さや距離がまるで駄目でした。0-5ですからね。ただ格上のチームと対戦経験は、その後のリーグ戦でも行かされたと思います。3連勝で来季の1部昇格を確定させることが出来ましたから!

 

▼つまり今年最大の目標を達成したあとの全日本県大会だった訳ですね!

◇その勢いで初戦のNatureza Grande戦から勝つつもりで挑みました。終盤に失点して0-1になってしまったのですが残り1分で追いつけたのが大きかったですね。それと、グループ2試合目は自分たちがオフィシャルで対戦相手(AS mezcolanza、西部支部所属)を見ることが出来たのも良かったと思います。

 

▼その試合、Naturezaが8-0で勝利したゲームです。次に9点取らなければ勝ち上がることが出来ない状況となった訳ですが、それでも行ける気がした?!

◇正直、オフェンスの練習に時間をかけていなかったですし9点は楽な数字ではないですが、判りやすい目標でやるしかなかったですから。前半の4得点で行ける確信ありましたよ。(※その試合を9-0で制し、得失点差でグループ1位を決めた。)

 

▼そして迎えた準決勝ですが。

◇開始から5分間は何度も押し込まれて危なかったのですが、その時間帯を凌ぎ切れたことでリズムを取り戻せました。引いて守って守りきれる相手ではないので、とにかく走り勝つつもりで戦えたのが良かった。

 

▼王者DELIZIA磐田との決勝でも2-2に追いつく時間帯がありましたが?

◇ん~っ、その試合では何と言うか、やれると思った瞬間に、何だか違うモードで攻められて簡単に点を取られてしまうと言う感じで・・・。やっぱり強いですね。

 

▼とにかく県リーグ2部のチームとしては素晴らしい結果だと思いますが、戦力や戦術での昨年との違いをあげると?

◇戦力や戦術面と言うより、良い形で練習が出来ていることが一番の違いです。特にディフェンスでの役割が大きい峰人(高野峰人、背番号6)や政人(平井政人、背番号13)が常に練習に参加できていることがコンビネーションの面でも良い結果につながっていると思います。新戦力としては今季加入の星(星裕貴、背番号17)ですかね。得点力や1対1の強さ 、打開力は攻撃面での大きなプラスです。

 

▼ベテラン勢については?また、自身のプレースタイルについては?

◇比較的長くチームに居る自分や水野(水野翔、背番号11)、寺尾(寺尾靖也、背番号9)は安定感で貢献しなければいけない立場ですね。自分自身については、昨年から前でプレーする時間を長くしています。後ろを任せられる選手が育っていることもありますが、練習不足もありオフェンスが単調になりがちなチームなので、自分がピヴォで張ることで相手のディフェンスのやり方に変化を起こさせて攻めの糸口にしたいと考えています。

 

▼東海大会前(5日)に県内(浜松アリーナ)で東海リーグがありますが観戦には?

◇選手に話をしていることは、自分たちも5日に試合があるつもりで年末年始のコンディション調整をしよう、と言うことです。東海リーグ勢は5日に合わせて調整しているはずですし、コンディション作りではしばらく試合の無い僕たちよりは有利だと思います。ただ、5日は午前中がチーム練習でその後、浜松まで行くつもりだったのですが・・・。東海大会の初戦がロボガトだと思っていたのでデリッツィア対ロボガトの最終試合には間に合うだろう、と。相手はナスパですか?(と、スケジュールを確かめ)14:30からの撫子戦ですね。間に合うように出掛けたいと思います。

 

▼最後に・・・(東海大会でも)欲はかく?

◇もちろんです。ここまできたら「格下は負けて当たり前」ではなく勝つ試合をしたいと思っていますよ。 とにかく頑張ります!!

 

「施設の運営が多忙でなかなかチームの試合を観に行けない。」という小林代表(中央)を囲み、東海大会での健闘を誓い合う杉山監督兼選手(右)と寺尾主将(左)。(※昨年12月26日の取材に撮影。)

2009年シーズンの開幕戦での集合写真。この年から翌年にかけて写真に写る多くのメンバーがチームを離れた。

2009年シーズンの最終戦、「勝てば優勝!」の大和撫子/VIORA藤枝だったが終了直前にFSC小林代表(10)に同点弾を決められ優勝を逃した。大和撫子にとっては悪夢の再現となった今季のPUMA CUP静岡県大会の準決勝だった。

 

 

さて、冒頭部分でFSCが所属する中東部支部は「これまでも県リーグへの参加チーム数は多い支部」であることをお知らせしたが、リーグ戦、カップ戦を含め初めて県内の壁を乗り越え中東部支部から東海へチャレンジするチームとなったFSC。

 

年が明け、早くも1週間後にはPUMA CUP 2014東海大会がエコパ・サブアリーナを舞台に行われる。この際、一気に東海の壁も越えて欲しいと願う筆者である。

 

■FSC/PROVA清水フットサルコート・・・チームのホームページはこちら≫≫
■PROVA清水フットサルコート・・・所属施設のホームページはこちら≫≫

 

※以下、フォトギャラリーには小林代表が現役選手としてプレーしていた2009シーズンのリーグ戦、カップ戦での写真と、今季(2013シーズン)のリーグ戦からの写真を中心に掲載いたしました。

去る12月22日の日曜日、エコパ・サブアリーナでは日本一のフットサルチームを目指し静岡県の代表を決める熱い戦いが繰り広げられましたが、それと同じ日、静岡市中央体育館ではこんな大会も行われていたのです。

 

「第1回U-12フットサル富士山カップ2013」・・・県内の4種(小学生年代)に係わる役員のみなさんによる企画、運営でした。

 

  大会要項はこちら≫≫
  大会結果はこちら≫≫

 

私も会場手配と運営機材などでご協力させていただきましたが・・・。
それにしても参加チームの所属県を拝見すると、ちょっとした全国大会と言う感じすらしますね!

 

さらに、この年代の大会へも積極的にご協賛をいただいた「GAViC」でおなじみの(株)ロイヤル様、さらに「Desporte」の(株)ドリブルジャパン様にも、連盟役員の一人として厚く御礼申し上げます。ありがとうございました。

 

世界遺産登録記念!(←個人的に勝手につけたサブタイトルですが!)のこの大会、なんとか定例化にもって行けないでしょうか?

 

以下、実行委員長を務めた寺田氏からのミニレポートです。

 

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■第1回U-12フットサル富士山カップ2013

近年、静岡県U-12カテゴリーのフットサル大会に於いて、リーグ戦を含め公式な大会や民間施設の大会も多く開催されるようになりました。U-12フットサルのレベルも年々上ってきており、今までのミニサッカーではなくフットサル独自の技術や戦術も多く取り入れられるようになりました。

そこで、県外チームとの交流を図り、より一層県内チームのレベルアップを目指す事を目的にこの大会を企画・開催する事となりました。

今回、この大会は埼玉1、長野1、山梨2、愛知2、岐阜1、福井1 県外チーム8チーム、県内7チーム 合計15チームでの開催です。
県外チームの中にはバーモントカップ全国大会岐阜県代表の若鮎FC、県大会決勝で敗れた愛知県メンゴン、山梨県AS KOFU等の
強豪チームも出場しており、福井県からは女子東海リーグに参戦している丸岡ラックガールスも出場しました。
県内チームからは一昨年全国大会出場のPIVOや県大会決勝進出のCONSIGO等の7チームが出場しました。

参加チームの多くがフットサル独自の戦術を取り入れ、レベルの高い試合が多く観客を興奮させる熱戦が繰り広げられました。
今回の県内外出場チームからは「第2回目の開催をして欲しい」との多くの声が聞かれました。

是非、来年もこの大会を開催したいと考えております。

 

第1回U-12フットサル富士山カップ2013実行委員会
実行委員長 寺田昭彦

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以下、上位3チームの写真を掲載いたします。

優勝:若鮎長良FCインテリオール(岐阜県)

準優勝:メンコンFC(愛知)

3位:CONSIGO/Frontier FC(静岡)

 

ウイダーFリーグ第27節アグレミーナ浜松対ペスカドーラ町田が12月23日に浜松アリーナで行われた。

アグレミーナ浜松は前節アウェーでエスポラーダ北海道戦に敗れ連敗を18に伸ばしてしまった。

今節の相手はその連敗前に今季唯一の勝利をしているペスカドーラ町田。

サポーター及び関係者からは今節が2013年最後の試合でありホームゲームである事と即戦力としてXEBRA(静岡市)から新加入した小池がFリーグ初出場となった事などからいよいよホームゲーム初勝利という強い期待感があった。

また笠井、松本、内野らは前節に続き欠場となった。

対するペスカドーラ町田はここ3試合で勝ち点7を獲得し、後期順位は4位とチーム状態は上々だ。

前回の対戦ではペスカドーラ町田がホームゲームで5-0で完封勝利をしている。

その過去の戦績による相性が今節も反映されるのか、もはやそこは払拭されているのか。

試合開始前のメディア関係者の間でもその部分はまだ1つの焦点としざるを得ない状況だった。

 

新加入の小池は23番のユニフォームを身に纏い早速ベンチ入りした。※下段右端より2人目

レジェンドと呼べるベテラン選手とポテンシャルを秘めた中堅選手が融合するペスカドーラ町田。

 

浜松のスタメンは山本(GK)、向島、萩原、曽根田、三輪(C)。

町田のスタメンはイゴール(GK)、本田、金山、滝田、永島。

開始早々に浜松が決定的チャンスを作る。

最後尾でボールを保持した永島に対して曽根田がボールを奪取。

イゴールと1対1になるもグラウンダーのシュートはわずかに左に外れた。

 

開始早々に積極的なディフェンスでボールを奪いビックチャンスを作った曽根田。

 

町田は滝田のミドルシュートから弾かれたボールを金山がオーバーヘッドでシュート。

この波状攻撃を防いだ浜松は三輪→萩原と繋いでカウンターを仕掛けるも町田がストップ。

2分が経過したところで浜松ベンチでは23番小池を含むセカンドセットが交代を待っていた。

サポーターからの拍手の中、小池が次の瞬間Fリーグデビューを果たした。

 

初出場直前にベンチから味方にコーチングする小池。

小池は出場直後の数プレーでこのFリーグの舞台でも「小池らしいプレー」が十分通用すると感じさせた。

 

浜松はセカンドセットは松浦、剣持、田中、小池。

小池はフィクソの位置で守備を統率し、攻撃ではボールポゼッションの中心にいた。

町田は徐々にパス回しを活性化させてシュート数を増やしていくがここまでは浜松がしっかり守れている印象だった。

 

森谷らを基点にして攻撃を組み立てる町田に対して浜松は連動性のある守備を見せていた。

甲斐は時折素早いドリブルで緩急をつけて浜松守備陣を揺さぶった。

 

5分には浜松は蓮池と曽根田をスイッチしたファーストセットを送り込む。

その直後、蓮池がカットインして放ったシュートはイゴールにキャッチされてしまう。

町田は永島がドリブル突破からファイルを誘って得たFKから甲斐がシュートを放つも山本がセーブする。

再び登場した小池はインターセプトの鋭さと空中戦でも負けない強さを見せた。

 

使われるタイプの松浦にとって小池はパスの供給源として今後も頼れる存在になりそうだ。

 

10分、硬直しかけたゲームが動く。

町田は右サイドからのコーナーキックを甲斐がほぼ正面で待っていた滝田にパスを送り素早くシュートを放つ。

1度は防いだかに見えたが、このこぼれ球を金山が押し込んで町田が先制する。

 

ゴール前でのこぼれ球に素早く反応してゴールを奪った金山をイゴールが祝福する。

 

先制された浜松は松浦の突破なので攻勢を高めるが人数的な厚みがなく町田の守備網をなかなか崩せない。

その状況の中、小池は機を見てポジションを上げてミドルシュート放っていく。

 

小池の強烈なトゥーキックは際どいコースに飛んだのだか惜しくもイゴールに弾かれた。

 

11分に町田は滝田からのパスを本田がヒールシュートで狙うもポストに弾かれる。

浜松は三輪のキックインから逆サイドで待つ曽根田にループパスを送る。

これを曽根田がダイレクトで強烈なボレーシュートを放つも惜しくも枠を捉える事が出来ない。

町田はベテラン藤井をピッチインさせてポゼッションを活性化させていく。

森谷の体の張ったターンからのシュートは枠外へ。

浜松はショートカウンターから松浦がゴール前でフリーになった剣持にパスを送る。

しかしイゴールとの1対1で剣持のコースを狙ったシュートはセーブされる。

試合開始直後の曽根田の1対1に続くビックチャンスを浜松は逃してしまった。

 

イゴールとの1対1の決定的チャンスを外し天を仰ぐ剣持。

得意なドリブルで危険なエリアになかなか進入出来なかった曽根田。

 

逆に町田はGKとの1対1を迎えるがこれは山本がセーブ。

直後には山本のフィードから萩原がカットインしてシュートを放つもゴールを割る事は出来ない。

 

小池と甲斐のマッチアップ。小池は技術力が高い相手との駆け引きで随所に勝るプレーを見せた。

 

19分、再び試合が動く。

浜松はポゼッションをスタートさせるところで自陣の危険なエリアでボールを奪われてしまう。

滝田がボールを奪い左サイドの永島に展開する。

永島がサイド突破からシュートを放つとこれをファーサイドで待っていた本田が流し込み町田が2点のリードを広げる。

前半終了間際の大事な時間帯で浜松は痛恨の追加点を与えてしまった。

 

前半終了間際の良い時間帯で追加点を奪った町田。

スローでもキックでもミスらしいミスは無かったイゴールは時折攻撃の起点にもなる安定したパフォーマンスを披露した。

 
イゴールのフィードキックで前半終了。

2-0町田リードで前半を折り返す。

浜松は数回のチャンスをものに出来ず、ミスから追加点を与えてしまう苦しい前半だった。

しかし初出場の小池のプレーは後半での逆襲を期待させてくれる力強いプレーだった。 
 
 
 

後半も本田を起点に攻撃を組み立てる町田。パワーとしなやかさを兼ね備えた好選手だ。

 

後半、浜松はセカンドセットの山本(GK)、松浦、剣持、田中、小池でスタートする

小池、剣持が踏ん張って町田の後半立ち上がりの攻勢を防ぐ。

浜松は向島、萩原、三輪、蓮池を送り込むがここでまたミスから失点をしてしまう。

自陣でボールを奪われ2点目とは逆のパターンで今度はカウンターから本田が左サイドに駆け上がった永島へラストパス。

これを永島が冷静に流し込み3-0と町田がリードを広げる。

 

2点目をアシストした永島が3点目を奪い、町田サポーター席に向かってガッツポーズをする。

3点目の直後に横江が立て続けに2本のシュートを放つ。

 

リードを広げられた浜松は松浦が右サイドで粘り強いキープからシュートを放つが惜しくも枠を捉える事が出来ない。

27分には田中に代わってピッチインした和久田がイエローカードをもらってしまいファールカウントも増えていく。

30分には小池の斜めの鋭いパスから松浦がシュートを放つもこれも決まらない。

しかし劣勢の状況にありながらシュートまで持っていける松浦の攻撃力は目を見張るものがある。

長短のパスを自在に繰り出す小池との連携が高まっていけば面白いホットラインになるのではないかと感じさせた。

そして浜松はシューターが揃う町田に対し10分間を残して5ファールとなってしまい、試合終了まで第2PKに苦しむ事になる。

 

32分町田はイゴールの正確なロングキックが浜松剣持の頭上を超えてマークしていた森谷にボールが収まった。

入れ替わる形になってしまった剣持は森谷をフリーにさせてしまいシュートを打たれる。

これを沈められて4-0と町田がさらにリードを広げた。

 

しなやかなトラップからゴールを奪った森谷。

 
 
更に直後には甲斐が素早い判断を見せる。

ぽっかり空いたスペースにドリブルでカウンターを仕掛け、フリーの横江に相手を引きつけてパスを送る。

これを横江がきっちり決めて1分間で2点を奪い5-0とする。

 

横江のシュートも冷静だったが甲斐の素早いドリブルはファインプレーだった。

 

浜松は曽根田をGKにしてパワープレーを開始。

強いシュートも打てる小池が参加するパワープレーはもちろん初めてだ。

 

曽根田をGKにパワープレーをする浜松。ここでも小池効果は見え隠れしたのだが得点を奪う事は出来なかった。

このシュートは惜しくも枠を外れたが小池のミドルシュートは今後も武器になっていくだろう。

 

37分松浦がファールをしてしまい町田に第2PKが与えられる。

キッカーの横江が放ったシュートを山本がセーブするも金山が素早く反応しゴールへ押し込み6-0とする。

記録はOGとなったがセカンドボールへの強い意識を持っている金山らしいゴールだった。

浜松はこの混戦による接触で負傷した山本を赤窄へと交代させる。

 

セカンドボールに素早い反応を見せた金山が喜びを表現する。

小池は最後までインターセプトの出足の速さを落とさず献身的なディフェンスをし続けた。

素早い展開でパスをさばく技術を持っている曽根田。しかし時折キープしながらボールを運ぶ場面も。

 

38分には再び町田に第2PKが与えられキッカーは横江。

GKは交代したばかりの赤窄。

これを今度は横江が直接決めて7-0と町田が大量リードとした。

 

2回目の第2PKをきっちり決めた横江はこの2ゴールの活躍。

終盤にゴール前で何度かFKのチャンスがあった浜松だったが得点には至らず。

 

39分には浜松のセットプレーのチャンスからボールをキャッチしたイゴールがあわやパワープレー返しとなるドリブルシュートを放つがこれは枠を捉えれなかった。

試合は7-0で町田が大量得点を奪い勝利した。

浜松は無得点で2013年のラストゲームを終え19連敗を喫してしまった。

町田は4位をキープする形になったが得失点差を+7を積み上げれた事は好材料だった。

浜松は保田監督が就任してからこの試合を終え9試合を1巡させた。

チームの調子は上昇しているものの結果として全チームから勝利を挙げる事が出来なかった。

 

小池の活かし方を熟知している保田監督だったが勝利に結びつける事が出来なかった。

 
 
 

記者会見での保田監督と三輪主将。

 

▼試合後の記者会見でのコメント

アグレミーナ浜松/保田監督

「今年最後の試合でこのような結果になってしまい申し訳ないと思ってます。要因としては0-2だった前半はとり返す可能性がありました。後半の3点目は完全なミスからの失点だったのが敗因の1つでこれまでの試合でもこのような事がありました。」

「小池に関しましては期待通りのプレーをしてくれました。ディフェンス、オフェンス共に十分やれる能力を持っています。これからもっとFリーグでの経験を積んでいけば更に上がっていくと思います。」

「Fリーグを1巡しましたがオフェンス、ディフェンス、セットプレーなどどれも通用しないというものは無かったです。しかしフィジカル、個々のスキル、メンタル、この3つが他チームに差があります。その差が結果を左右する上で大きいので良い試合をしても勝者にならなければいけません。」

「2試合無得点の要因ですがチャンスはあり、相手にもミスはあります。そこを決める事が出来ない決定力の違いだと思います。どのチームもアラの高い位置で仕掛けてきますが浜松はそこでパスを選択する傾向になります。悪く言えばそれは逃げのプレーにもなってしまうのでそのあたりも修正していきたいと思います。」

 

アグレミーナ浜松/三輪選手(C)

「自分達のミスからの失点やセットプレーからの失点を減らしていかないとこのような結果になってしまいます。相手のミスを突いて、セットプレーを全員で連動して点を取れるようにしたいです。それが大事だと感じました。」

「質を上げて理解を高めていきたいです。チャンスでの冷静さなど見習っていきたいです。町田との相性に関してですが前回は0-5だったのでそれほど甘くないという事だと思います。」

 

記者会見での関野監督と横江主将。

 
 
▼試合後の記者会見でのコメント

ペスカドーラ町田/関野監督

「重要なゲームでした。プレーオフ進出したい中で現在4位なので上位についていかなければいけません。前期は7位だったので全てが重要なゲームになります。失点をしなかったのも大きいです。前半の立ち上がりと終わりで不安定な部分があったのでそこはシビアに見つめて修正していきたいです。」

 「ジャッピーニャが得点を取れている事は勝利の要因でもありますが他の選手にも良い影響を与えています。金山、横江などの取るべき選手が取っています。」

 「次節の名古屋に関してですが挑戦者の気持ちでいます。過去に名古屋に勝った事が無いので特別な想いがあります。今シーズン中には勝ちたいと思いますが選手はすでに全力を尽くして戦ってくれていて良い状態なので楽しみです。」

 「勝ち点を与えてしまっている浜松との対戦だったのですが以前はそのような事に左右されてプレーの質が変わってしまっていた。しかし今はメンタルの浮き沈みや振り幅が少ない状態です。今は一定のレベルで戦えているので特別意識はしていなかったです。」

 

ペスカドーラ町田/横江選手(C)

「勝ち点3が全てだと思います。先制点を取れた事と後半の3点目を取れた事が大きかったです。先に失点してしまっていたら難しい試合になったと思います。とはいえ簡単な試合は1つも無いので勝ち点を積み重ねていく事が大事です。修正点はいろいろありますが得失点差をプラスに出来た事も良かったと思います。」

「次節の名古屋戦で勝てればプレーオフも見えてきますし、名古屋を倒さなければ優勝もありません。年末もそのままの状態で維持してお客さんに喜んでもらえるような試合をしたいです。」

「勝ち点を与えてしまっている浜松との対戦だった事に関してですが当時は練習の空気に温さがありましたが最近は気の緩みはありませんでした。その相手にも同じメンタリティで臨むだけなので相手との相性などは関係ないです。」

 

 

新加入の小池が高いパフォーマンスでプレーをしたデビュー戦だったが無得点の0-7というスコアがそれ以上に印象深い試合となってしまった。

そして町田との相性という論点は今後は必要無くなった試合と言えるだろう。

折り返し地点9チーム全てと対戦を終えたわけだが後期から指揮をとる保田監督はそれぞれのチームとの初陣だった。

全チームと戦った経験によって次の対戦ではまた違った内容になるだろう。

1/4.5の墨田区セントラルから始まる後期の2順目。

チームに浸透してきている戦術や戦略が結果として現すためにも選手達はこのセントラル2試合を重要に捉えているだろう。

小池の加入でチーム力が上がったのは一目瞭然だが、負傷している主力選手も戻ってきた時の選手編成はまだまだ改善の余地がありそうだ。

とにかく勝利が欲しい浜松にとっては2014年、早々に2試合を戦えるのは良い材料なのではないか。

次節は年明け1/4.5に墨田区総合体育館にてすみだセントラルが開催される。

 

そしてこのレポートを書き終えた直後にアグレミーナ浜松より江藤正博選手の入団に関する下記のリリースがあった。

2013年12月25日 

今シーズンの選手契約合意のお知らせ。

http://anguilla.sblo.jp/article/83108232.html

 

●アグレミーナ浜松  0-7  ペスカドーラ町田

10分 金山(町田) 0-1
19分 本田(町田) 0-2
23分 永島(町田) 0-3
32分 森谷(町田) 0-4
32分 横江(町田) 0-5
27分 OG(町田) 0-6
38分 横江(町田) 0-7 ※第2PK

写真・レポート:奥山泰博

 

それではフォトギャラリーをどうぞ!