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ウイダーFリーグ第25節アグレミーナ浜松対府中アスレティックFCが12月8日に浜松アリーナで行われた。

アグレミーナ浜松は後期に入ってから6連敗、前期から数えると16連敗と苦しいシーズンを送っている。

しかし保田監督就任後は連敗が続く中でも勝利する可能性があったゲームが増えてきているのは明確だ。

不足しているのは「勝ち点3」と「ホーム初勝利」という事になるのだが、この日は松本、蓮池、中島(千)、内野を欠くメンバー構成で府中アスレティックFC戦を迎える事になった。

対する府中アスレティックFCは前期を3位とプレーオフ圏内の好順位で終え、後期に入ってからも初戦で名古屋オーシャンズを破るなど好調を維持し現在4位につけている。

しかし主将である宮田と山田ラファエル・ユウゴと三井が戦列を離れている状況。

前節ではホームゲームでペスカドーラ町田に敗戦。

プレーオフ進出を狙う府中アスレティックFCは連敗を避け、総力戦で勝ち点3を獲得するべく浜松アリーナに乗り込んだ。

 

数人の主力を怪我で欠くアグレミーナ浜松は前節に続き新加入の和久田をベンチ入りさせた。

チームの完成度が上昇中の府中アスレティックFCは後期4位の好順位につけている。

 

浜松のスタメンは山本(GK)、向島、笠井、曽根田、三輪(C)。

府中のスタメンは田中(GK)、小檜山、田村、皆本、ダンタス。

開始早々からエンジン全開で浜松ゴールに迫る府中。

山本の好セーブ、笠井らの体を張ったシュートブロックで序盤での先制点を与えない。

浜松のセカンドセットは松浦、萩原、剣持、田中。

府中も次々に選手を入れ替えへ速い展開でシュートシーンを増やしていくがここまではなんとか浜松が耐えている印象。

ソロカーバのミドルシュート、江口のPIVO当てからのシュートも枠を外れるが府中ペースでゲームが進んでいく。

 

主将の三輪は1試合通して危険な場面を絶妙なカバーリングで防いでいた。

 

松浦、曽根田らのアタッカー陣も守備に労を費やす時間が続き、府中ゴールまで迫ることがなかなか出来ない。

結局このペースのまま前半のシュート数は府中26、浜松5と数字でも一方的な展開を表われていた。

ここ数試合浜松は前線からアグレッシブなプレスをかけていたがこの日はハーフで構えて府中の厚みのある攻撃を受けて立つ守備体制だった。

また5分には和久田がセカンドセットの萩原に変わってピッチインしリーグ戦初出場を果たす。

しかし苦しい戦況もあってかピッチインした数分は持ち味を出せずに交代することになった。

 

選手交代前に戦況を見ながら指示を送る保田監督。

 

ここまで耐え凌いでいた浜松だったが9分府中の攻撃がついにゴールを破る。

江口がDFを振り切って中央から左サイドに鋭いドリブルを仕掛けファーサイドへ強いシュート性のパスを送る。

これが帰陣していた向島に当たりオウンゴールとなって府中が先制点を奪った。

厚みのある攻撃を繰り返してきた府中がようやくこじ開けたといった得点だった。

 

序盤から耐えていた浜松はオウンゴールで先制点を許してしまった。

 

その後も府中はフィジカルの強い選手達がボール回しでも速い展開力を見せ、選手それぞれの特徴を生かしながら様々なバリエーションでシュートチャンスを作る。

Fリーグの屈指の強豪である事を前半の最初で浜松を含む会場の全ての人達に示していた。

ピッチインする全選手が攻撃でも守備でもアグレッシブさを緩ませずに早々の追加点を狙う姿勢を継続する。

 

スピードがあるドリブルを仕掛ける松浦も前半は府中の素早い潰しに苦戦していた。

 

府中は江口や小山が積極的に1対1を仕掛けてゴールを狙っていくが、早々の追加点を浜松は必死の守備で与えない。

ワイドにボールを動かす府中に対して時折パスカットからカウンターを仕掛ける浜松だが最後のところで自由にプレーさせてもらうことが前半はで出来なかった。

15分にはゴール近くでのFKのチャンスに府中は谷本監督がすかさずタイムアウトを取って作戦を確認するもこのFKは浜松がブロックする。

 

カウンターを狙う笠井。フィジカルでも対抗していたがそれ以上に府中の守備が固かった。

それでも笠井は府中の強いフィジカルコンタクトに対して体を張って対抗し、序盤の府中の攻撃を幾度となく抑えていた。

 

前半終盤には田中、松浦らが何度か府中の守備陣を突破し、シュートを放つも惜しくも枠を捉える事が出来ない。

府中も速いカウンターから田村が前半終了間際にサイド突破からシュート放つも枠を外れ、そのまま前半が終了。

0-1であるが浜松は防戦一方と認めざるを得ない前半となった。

 

毎試合強い闘争心とアグレッシブなプレーでチームを引っ張る曽根田も前半は守備に費やす時間が多くシュート0本に終わった。

 

後半、浜松は山本(GK)、向島、笠井、曽根田、三輪でスタートする。

立ち上がりの戦況も定まっていなかった21分に浜松は笠井の積極的な突破からCKを得る。

そのCKを向島が逆サイドの曽根田へ浮き玉のパスを通し、強烈なボレーシュートが府中ゴールへ向かう。

そのボールをゴール前の笠井が体に当て方向を変え、府中ゴールに流し込み早々の同点ゴールを奪う。

 

同点弾のきっかけとなったCKを獲得した笠井の突破の場面。

 
 
幸先よく同点ゴールを奪った浜松は攻守共に徐々に躍動感を増していく。
しかし直後に浜松にアクシデントが襲う。
 
府中のフィジカルコンタクトにも対抗し続け、同点弾のきっかけを生んだ笠井が接触プレーによって負傷退場してしまう。
この瞬間には出場出来ない事になるとは判断出来なかったがそのままピッチに戻る事は無かった。
 
府中は同点とされたが、前半同様に攻撃の手を緩めないで勝ち越し点を狙う。
小山の鋭い反転シュートなどで浜松のピンチが続くも、三輪を中心に体を張ったDFでゴールを割らせない。
同点弾の影響は大きく浜松は前半より格段と動けている印象だった。
 
 

この試合幾度となくマッチアップした三輪と小山。

 

しかし同点弾から3分後の24分、府中がゴールを奪う。

剣持が空中戦で競り勝つもセカンドボールを府中に拾われ、最後はゴール前中央から江口にバーを叩きながらゴールインするボレーシュートを決められ2-1と府中が再びリードする。

剣持の空中戦の前にカウンターを仕掛けようとしたところを奪われてしまったのが痛かった失点だった。

 

ここから前半の防戦一方という展開とは大きく変わって一進一退の攻防が繰り広げられる。

府中はダンタスのFKがポストに直撃。

小檜山がループパスから抜け出しシュートを放つも枠を捉えきれない。

浜松は初出場の和久田が硬さも取れてきたのかチャンスを作る場面も見せた。

 

和久田がゴール目前のとこまで進入するも惜しくもGKに阻まれた。

ダンタスの放つ強烈なシュートを浜松は全員で体を張ってブロックし得点を許さなかった。

ソロカーバのドリブルに対応する向島。サイドでの1対1に強い選手を多く擁する府中に最後まで手を焼いた。

前半の大量失点を免れた1つの要因として剣持の守備力の高さは特筆すべきだ。後半は4本のミドルシュートを放ちゴールへの意欲も見せた。

 

攻守共にパフォーマンスを上げていった浜松は硬直しかけたゲームを31分に動かす。

田中が左サイドをスピードに乗った突破で相手のカバーに入った選手を吊り出しファーサイドでフリーになった松浦にパス。

この位置まで良く走っていた松浦はこれをゴールに流し込み2戦連続の得点で2度目の同点弾を奪った。

 

前節の湘南戦でFリーグ初ゴールを決めた松浦は価千金の同点弾を決めて2試合連続得点という結果を出した。

 

しかし再び同点にされた府中から焦りは感じられず、むしろ更に攻守共にアグレッシブさを増していった。

逆転ムードの浜松に対して33分、府中は個の力で逆転弾を決める。

皆本がプレッシャーを受けながら中央から左サイドにドリブル。

勢いで体が流れながらも逆サイドネットに腰の入ったグラウンダーの強いシュートを叩き込み3-2。

2度も同点にされ、流れを持って行かれそうなところを個の力で吹き払った1発だった。

そしてその30秒後、浜松は自陣でボールを奪われ府中岡山にゴール中央からフリーで決められ早過ぎる追加点を与えてしまう。

これでスコアは4-2。

2-2だった時間が幻だったかのように浜松は2点のビハインドを食らってしまった。

 

1分間で2点を奪った府中。勝負所で強いメンタリティーを見せた。

 

保田監督はタイムアウトを取り曽根田をGKにしてパワープレーを開始する。

しかし狙いどころを探る前の段階で府中は速いプレッシャーを掛けて先手を取ってくる。

36分、田村が奪ったボールを無人のゴールへ流し込み5-2。

続く38分には小山粘り強い寄せでボールを奪い、自陣からのシュートで2点を奪い7-2と大差が開いてしまった。

 

曽根田をGKにしてパワープレーを仕掛ける浜松。

剣持は最後まで得点の糸口を探るも府中ゴールを破ることは出来なかった。

高い運動能力でパワープレー時のGKを務める曽根田。適任者というところまでは間違っていないはずだ。

 

7-2府中リードのまま試合終了。

5点の大差はついたが4-2の時点で勝負ありだったと思わざるを得ない試合展開だった。

この結果で府中は後期3位に浮上。

浜松は後期7連敗、そしてトータル17連敗とし今節もホーム初勝利を逃してしまった。

 

記者会見での保田監督と三輪主将。

 

▼試合後の記者会見でのコメント

アグレミーナ浜松/保田監督

「結果的に大差がついてしまったが3点はパワープレー返しでした。パワープレーの完成度を考えたら決して状態は良くありませんでしたが2点差という事とホームゲームだったという事で選択しました。なので最後の3失点は仕方がない部分がありました。しかしその他の4失点の内2失点はミスによるものでした。今までもそうですがオフェンスもディフェンスも良くなってきていますが大事な場面での個人個人の対応のレベルアップを図っていかなければいけません。しかし全体的にはとしては良い方向にいっていると感じています。」

「今日のゲームのオフェンスに関しては前後半共にスタンスは変えていません。しかしディフェンスに関しては前半で苦しい場面が何度もあったので後半はやり方を変更しました。今後の改善策ですがまずはインプレー中の質を上げていく事とセットプレーを多く取り入れていきたいと思ってます。」

「AFCを見てもわかるように体格的な部分で相手チームより劣っていても動きの質でカバー出来ると考えています。」

「この7試合で収穫もあります。選手の意識も高まってきているので追いついて引き離されるところを我慢を持続を出来るかがポイントだと思ってます。今日はいつも前からアグレッシブにいっていたディフェンスを前節を終えた時点で負傷している選手が多い中、今節出場出来る選手の顔ぶれを見て判断しここ1週間で準備をしてきました。」

 

アグレミーナ浜松/三輪選手(C)

「前半はハーフでしっかり守備をしていくという中で修正する部分もありますが我慢してやれた部分もありました。後半は強くディフェンスをしてCKのチャンスまで持っていって得点が取れたのはよかったです。しかし前への意識が上がったところで失点をしてしまったので修正する部分を選手同士でしっかり共有していきたいと思います。」

 

記者会見での谷本監督と上福元主将。

 
 
▼試合後の記者会見でのコメント
府中アスレティックFC/谷本監督
「前節ホームで負けているので今節勝利するために当日移動でのコンディション維持が焦点でしたが結果大差で勝利出来ました。前半から自分達のフットサルが出来て良い状態でした。前半の内に追加点を奪えなかったのとミスからの失点もありましたが焦らず3-2、4-2と出来たのは大きな成長でした。収穫と課題を含めて次節に向けて準備していきたいです。」
 
「後半はやられる場面もファーストディフェンスを修正して焦らずプレーさせる事が出来ました。自分達のフットサルは相手陣地で攻守共に支配するフットサルです。特に守備をアグレッシブに相手のゴールの近い位置でプレー出来ました。ラストパスの精度が無かったのが追加点を取れなかった要因だったと思います。」
 
 
府中アスレティックFC/上福元選手(C)
「この試合は全員の勝利でした。去年のここでのアウェイゲームは苦しんだ印象があったので気持ちを入れて戦いました。簡単には負けないチームになって1試合1試合戦っていきたいです。」
 
 
 
 

惜しくも浜松はまたもや保田監督の初勝利&ホーム初勝利を逃してしまった。

しかし2度のビハインドを追いつくたチームの成長は確かなものだった。

負傷による主力選手の欠場が多かった事を考えると選ばれるべき12人が揃った時、その真価は問われることになるだろう。

その答えは未来のゲームだけが知っている。

だからこそ誰も予想出来ない未来に向かってチームやサポーター、関係者も目の前の課題に向き合っていくしか道はない。

2013年、残されたホームゲームは残り1試合だ。

 

●アグレミーナ浜松  2-7  府中アスレティックFC

9分 OG(府中) 0-1
21分 笠井(浜松) 1-1
24分 江口(府中) 1-2
31分 松浦(浜松) 2-2
34分 皆本(府中) 2-3
34分 岡山(府中) 2-4
36分 田村(府中) 2-5
38分 小山(府中) 2-6
38分 小山(府中) 2-7

 

写真・レポート:奥山泰博

 

それではフォトギャラリーをどうぞ!

 

激しいゲームが多い中で存在感を放っていたのが上手さと強さを兼ね備えたIKAI FUTSAL20番ベッチーニョ。

 

11/24(日)に富士市立体育館にて行われたPUMAカップ2014静岡県東部地域予選決勝ラウンドのレポートを「4枠」の県大会出場権を獲得したチームを中心にご紹介。

3チーム2グループそれぞれの1位.2位=県大会進出を掛けて激しい戦いが繰り広げられた。

 

東部予選の会場は富士市立体育館。県大会出場の4枠を争って予備予選を勝ち抜いた6チームが凌ぎを削った。

PUMA CUP 2014

第19回全日本フットサル選手権

静岡県大会東部地域予選決勝ラウンド

2013/11/24(日)

@富士市立体育館

【グループ組み合わせ】 

 ▼Aグループ

・Mato Grosso Fuji

・Praia Grande

・Natureza Grande

 ▼Bグループ

・BEN Yoshiwara

・IKAI FUTSAL

・Terrific

 
 
■東部地域予選【優勝】:IKAI FUTSAL(静岡県1部リーグ所属)

3連勝で東部予選1位となったIKAI FUTSAL。

グループリーグ2試合では必ず県大会に進出するんだという強い気持ちを感じるプレーを見せたIKAI FUTSAL。
 
BEN Yoshiwaraに4-1、Terrificに2-0と2連勝で静岡県大会進出を決めた。
 
続く決勝戦ではPraia Grandeとのシーソーゲームを3-2で競り勝ち2年振りの東部地域予選優勝を勝ち取った。
 
1試合目開始早々に先日新加入した外国人選手3番ナティ・ジーポン通称プレーンが負傷(※その後も出場無し。)してしまうも、5番谷口がこの日4ゴールの活躍などで3戦3勝。
 
6番望月の落ち着いたゲームコントロールや13番東海林のアグレッシブなプレーなども流れを良い方向へ引き寄せていた要因だった。
 
また更に2人の外国人選手4番フォンテプ・ソナミット通称ベンズと20番ベッチーニョは日本人選手達との連携が徐々に向上している事を感じさせる良いパフォーマンスを見せていた。
 
20番ベッチーニョは攻撃の基点としてアイディア溢れるプレーで好機を演出していた。
 
BEN Yoshiwaraとの試合では1番落合(GK)が負傷退場となってしまったが一体感を最後まで失う事無く全試合を勝ち切った。
 
 
 
東部地域予選【2位】:Praia Grande(東海1部リーグ所属)

東部予選2位となったPraia Grande。やや苦しみながらも県大会常連チームとしてのプライドを見せた。

Mato Grosso Fujiとの第1試合では失点直後に同点弾を決めて徐々にムードが高まっていくもこの試合は1-1のドロー。
 
続くNatureza Grandeとの1戦では球際のボディコンタクトが激しいゲームとなったが17番栗原、22番山口らのスピーディーなカウンターなどで6得点を奪い6-1で勝利。
 
決勝戦ではIKAI FUTSALに2-3で競り負けたが県大会へ東部2位で進出する事になった。
 
実績・経験で他チームを大きく上回る県大会常連の古豪は近年では選手の顔ぶれも変わり、新しいスタイルを確立しチームを更に高めて県大会に挑む。
 
 
 
東部地域予選【3位】:BEN Yoshiwara(静岡県1部リーグ所属)

IKAI FUTSALに敗れるもTerrificに3-0で勝利し東部3位で県大会進出を決めたBEN Yoshiwara。

第1試合でIKAI FUTSALに4-1で敗れるも続くTerrificとの1戦では同点ではTerrificが勝ち上がりという状況の中、3-0で完封勝利し駆けつけたサポーターの前で県大会進出を決めた。
 
3位決定戦ではその勢いのままNatureza Grandeに勝利し東部3位で県大会進出となった。
 
13番高橋は多くのチャンスを演出し、自らゴールも決めてチームの勝利に貢献した。
 
昨年東海リーグを経験しているBEN Yoshiwaraは県リーグでチームの戦い方に少し変化を加えて調子を上げてきている。
 
 
 
東部地域予選【4位】:Natureza Grande(東海2部リーグ所属)

Mato Grosso Fujiとの激戦を制し県大会進出を決めたNatureza Grande。

Praia Grandeに1-6で大敗しMato Grosso FujiがPraia Grandeと引き分けたため同点では敗退となってしまう劣勢に立たされた。
 
しかし粘り強く3点を奪い、Mato Grosso Fujiのパワープレーを含む終盤の攻勢を守りきり3-2で勝利。
 
3位決定戦でBEN Yoshiwaraに敗戦したが4位での県大会進出となった。
 
この日1勝2敗ではあるがMato Grosso Fujiに僅差で勝利した1勝が大きかったと言えるだろう。
 
東海2部を戦うNatureza Grandeはフィジカルコンタクトの強さを発揮し、球際やゴール前の攻防は他チームよりも強さと迫力があった。
 
 
 
以上が東部地域予選を勝ち上がった4チーム。
県大会でどのような活躍を見せてくれるか非常に楽しみだ。

 

また東部予選を終えて全支部の県大会進出チームが確定した。

▼西部支部予選県大会進出チーム/順位順

DELIZIA磐田

A.S.mezcolanza

LIONフットサルクラブ

mobile store

 

▼中部支部予選県大会進出チーム/順位順

Obra-Prima

Estrelado/いちまるスポーツヴィラ/焼津フットサル倶楽部

大和撫子/VIORA藤枝

F.S.C./PROVA清水フットサルコート

 

▼以降のスケジュール
■12月21日(土)静岡県大会予選ラウンド:エコパアリーナ
■12月22日(日)静岡県大会決勝ラウンド:エコパサブアリーナ
■1月11日(土)東海大会準々決勝:エコパアリーナ
■1月12日(日)東海県大会準決勝、決勝:エコパサブアリーナ
■3月7~9日全国大会1次ラウンド:エコパアリーナほか
■3月14~16日全国大会決勝トーナメント:東京/代々木第1体育館

 

それではフォトギャラリーをどうぞ!

どのチームの選手達も1日通して元気にフットサルをプレーした。

 
11/23(土)に東海施設連盟主催の第6回エコ推進活動TFNフットサルフェスタ静岡の第1日目が開催されました。
 
各チームの選手達はフットサルの試合を楽しみながら親交を深め、またペットボトルのキャップを持ち寄ってエコ活動も実践していました。
 
 
▼エコ推進活動第6回TFNフットサルフェスタ静岡2013 
 
TFNフットサルフェスタ静岡事務局のブログはこちらから。
 
【主催】東海フットサル施設連盟(静岡ブロック) 
【協賛】ユーヴォデザイン、大塚ベバレッジ、㈱ドリブルジャパン、ミカサ、La mia marca SELECT SHOP 他 
会場:ファンタジスタ静岡
 

U-6閉会式の様子。

 
【日程】 
23日(祝) 午前U-6(幼児) 午後U-8.U-10
 
出場チーム/結果
U-6
1位/ヴィオラ藤枝
2位/サルファス清水SS
3位/Frontier FC富士
4位/Frontier FC富士宮
5位/Vivid Blue
U-8

1位/ヴィオラ藤枝
2位/Frontier FC
3位/焼津フットサル倶楽部
4位/キューズエスパルス
5位/GINGA

U-10

1位/Frontier FC
2位/RISE SC B
3位/RISE SC A
4位/キューズエスパルス
5位/焼津フットサル倶楽部
 
 
24日(日) レディース ※明日は筆者の都合により取材に行く事が出来ません。
 
出場予定チーム(順不同)
D-FUT WINGS
VEGA
美人組
富士常葉大学
GLFS
ボレロ
PARAISO
 

U-8.U-10閉会式の様子。

 

子供達も積極的に参加していたエコキャップの回収。

 
またこの日は数多くの県内社会人フットサル選手達が各チームの指導者として子供達の育成に力を注いでいました。
 
子供達の明るい未来のためにこれからも頑張って指導していってもらえたら嬉しいです。
 
 
それではフォトギャラリーをどうぞ!
 

今度の土曜日(23日)はエコパ・サブアリーナにて県2部リーグ【第6節】が開催されます。
そして、その結果次第では、上位2チームと下位3チームの顔ぶれが決定します。

 

▼現在の星取表はこちら
http://fs-system.jp/fs/pub_matrix.php?lid=dWrv4vb87YI

▼当日の試合スケジュールはこちら
09:30  LOCO☆ vs ARTISTA
11:05  沼津蹴球団FC vs FSC/PROVA清水フットサルコート
12:40  Defi/Green Field vs 楽笑舎フットサルクラブ
14:15  CASSINA vs ESPADA

 

県2部リーグを戦うチームにとっては、1部リーグ昇格への切符【2】枚と、参入戦(入替戦)へ進まなくてはならない下【3】つのイスが、自分たちの目標や順位と向き合う際の鍵となる数字と言えるでしょう。

 

8チームによる1回総当たりのシーズンは、リーグ戦とはいえ短期決戦にも似た取りこぼしのできない戦いです。
優勝争いはほぼ上位3チームに絞られた残り2節ですが、上位対決が2試合予定されている次節の結果次第では、1部昇格争いが大混戦にもなり得ます。

 

先日行った県リーグ選抜によるトレーニングマッチでは、関東、東海、関西の有力チームを相手に堂々と渡り合えるほどのポテンシャルを秘めた選手が県2部リーグにも在籍していることを証明してくれました。

 

このリーグの盛り上がりが静岡のフットサルを活性化させてくれるのではないか?そんな予感と期待を胸に23日はエコパアリーナへ出掛けて行きたいと思います。

 

なお、当日のエコパへのアクセスについて、県リーグ運営委員長から以下のアナウンスがありましたので、あわせてお知らせしておきます。ご来場の際は十分ご注意ください。

 

「当日はエコパ内で自転車レースのイベントが開催される為、掛川ゲートが封鎖されています。来場の際は袋井ゲートからお越しいただくようお願い致します。よろしくお願い致します。」

 

※次回の記事では、来季に向けた県1部リーグから2部リーグへの降格チーム数、参入戦からの勝ち上がりチーム数などについて掲載予定です。

 

最後に、前々節のゲームから何枚かをフォトギャラリーにて掲載いたします。

 

ウイダーFリーグ第21節アグレミーナ浜松対シュライカー大阪が11月15日に浜松アリーナで行われた。

前期わずか1勝で最下位、後期を迎え2敗で2試合未勝利のアグレミーナ浜松だが保田監督が就任してから徐々に「変化」が現れてきている。

ホーム初采配でのホーム初勝利という最高の結果を得るべくリーグ屈指の強豪シュライカー大阪に挑んだ。

対するシュライカー大阪は前期を好成績の2位で終えたが、後期に入ってからは1分1敗で2試合未勝利。

ここ数試合は怪我人の影響もあり経験の少ない若手選手の出場機会が増えざるを得ない状態だったが、徐々にチームコンディションは上がってきていた。

松宮は約2ヶ月ぶり、永井は約3ヶ月ぶりの公式戦出場となった。

プレーオフ進出に向け波に乗るべく、後期初勝利を奪いに浜松に乗り込んだ。

残念ながらDELIZIA磐田出身の本田は怪我でこの試合に帯同していなかった。

 

三輪が不在のアグレミーナ浜松は曽根田がキャプテンマークを巻いた。

DELIZIA磐田出身の本田は残念ながら怪我により欠場。

 

浜松のスタメンは赤窄(GK)、剣持、曽根田、中島(千)、田中。

大阪のスタメンは宮竹(GK)、永井、ヴィニシウス、一木、瀬戸。

キックオフから早々に浜松の守備に変化が見えた。

大阪がサイドへボールを運ぶと浜松のアラは積極的にプレッシングをかけて自陣の危険なエリアで仕事をさせない。

試合後、浜松保田監督は「守備の時に両サイドのアラの位置が低く、アプローチが遅れてやられてしまっていた課題を修正した。」と説明してくれたようにまずはポジティブな守備の変化が見られた。

剣持の配給力や曽根田のキープ力でボールを保持し、ゴール前まで進入するシーンも何度かあった。

 

ファーストセットの核となる曽根田。鋭いドリブルは浜松の武器の1つだ。

 

そして浜松は3分が経過したところでセカンドセットの向島、萩原、松本、蓮池がピッチイン。

ここである事に気づいたのだが、この4選手は東海地区で長年活動しチームの母体となった田原FC出身である。

筆者が「田原FCセット」と勝手にネーミングしたこのセットは長年一緒のチームでやってきた4選手のコンビネーションの良さを保田監督が評価したものと感じた。

ファーストセット同様にアグレッシブな守備をみせ、ボール回しにも徐々にリズムが生まれ始める。

対する大阪はヴィニシウスを中心にシュートまでいく機会を増やしていくが最後のところで浜松が体を張って失点を許さない。

ヘドンドなどのオーソドックスなパス回しもこの4選手はコンビネーションが良く素早いタッチでボールが周り松本→萩原がシュート放つなど惜しいシーンが続く。

また大阪のプレスが激しい場面でもアドリブが効いたパスワークでボールを失わずに打開する場面も見られた。

そして前半5分、萩原から展開されたパスを受けた松本が左サイドからシュート。

大阪GK宮竹が弾いたボールをゴール前に詰めていた蓮池がダイレクトで流し込み価千金の先制点を奪う。

 

蓮池が決めた先制点は松本の積極的なシュートがもたらした。

前半、積極的にゴール前に顔を出した蓮池。

 

試合後、大阪ドゥダ監督は「先制点を奪われて改めてこのゲームは簡単じゃないと思った。なので全員で戦う事が大事だった。」と話した。

中島(千)から笠井を入れ替えたファーストセットでも剣持を中心としたパスワークの中で曽根田がGKとの1対1の場面や笠井が積極的にシュートを放つなど惜しい場面が続く。

 

数的有利のチャンスを惜しくも決めきれず天を仰ぐ曽根田。

 

大阪はフィジカルの強さを生かした攻勢でリズムを掴んでいくがゴール前で得たFKがポストに当たるなどここまでの展開はツキは浜松にあった。

GKの宮竹は時折パワープレーに近い形で前線にポジションを上げ、リスクを冒して早々の同点弾を狙いにいく。

厚みのある攻撃を繰り返す大阪はゴール前の混戦から中央にいたヴィニシウスがゴール右に突き刺し同点とする。

 

大阪はヴィ二シウスを攻撃の中心に攻勢をかける。

 

ここから浜松にCKの回数が増えるが大阪の激しいシュートブロックに得点を奪うまでには至らない。

15分、大阪は右サイドから崩しにかかり小林が中央に送ったクロスパスが不運にも帰陣していた浜松田中に当たりオウンゴール。

大阪がアグレッシブな攻撃で浜松ゴールをこじ開けて逆転する。

ここで浜松保田監督はGKを赤窄から怪我から復帰し復調してきた山本にスイッチする。

 

途中出場にも安定したパフォーマンスを見せた山本。

 

試合後、浜松保田監督は「赤窄はミスを理由に下げたわけではないです。2失点してしまい少し平面的になっていたのとコーチングの問題でした。」とコメント。

ピッチインした山本は際どいコースのシュートにも俊敏に反応し何度かピンチを救った。

ここまま引き離されていく印象が強い浜松だったがその「変化」をここでも感じる事になる。

先制点を奪ったセカンドセット「田原FCセット」が再び輝きを見せる。

萩原が左サイドからのシュート性のパスがファーサイドに詰めていた蓮池に向かうが大阪の選手に触れて軌道が変わり、ゴール前に詰めていた向島がこのボールをダイレクトでゴールに押し込み同点。

 

同点ゴールを決めた向島がサポーターへ人差し指を向ける。

 

前半で追いつくという部分は保田監督の細かい采配がもたらしたものと言えるだろう。

ファーストセットに戻ると曽根田を中心に大阪ゴールへ向かってアグレッシブな攻撃を見せる。

 

隙があれば最後尾から正確なロングキックを配給する剣持。またミドルシュートも積極的に狙っていた。

 

剣持は予測能力が高く絶妙なカバーリングで前半数多くのピンチを救った。

前半終了間際には大阪が高い位置でキックインを獲得。

すかさずドゥダ監督はタイムアウトを取ってセットプレーの指示をするが、この場面も浜松が守りきって前半を2-2で折り返す。

会場に駆けつけた浜松のサポーター、関係者が「勝利する予感」が予感で終わらないと思わせるには十分過ぎるほどの前半の試合内容だった。

 

気迫の込もった曽根田のプレーは味方選手にも良い影響をもたらしチームの士気を高めていた。

 

後半、浜松はキックオフとGKのみ変わって山本(GK)、剣持、曽根田、中島(千)、田中でスタートする。

3分の大阪片山のシュートはポストをかすめ、その直後のヴィニシウスのシュートもギリギリで枠を外れるなど浜松のアグレッシブな守備がツキも引き寄せている印象がまだ続いていた。

再びセカンドセット「田原FCセット」になると松本、向島らが惜しいシュートを放ち、大阪の裏へのロングボールも山本が絶妙な飛び出しを見せ一進一退の攻防が続く。

 

セカンドセットの一角を担った萩原。

 

浜松はファーストセットに笠井と内野を組み込み相手に的を絞らせない選手交代で勝ち越し点を狙いにいくが得点には至らない。

11分には浜松田中にイエローカード。

しかしこのファウルは数的不利になるピンチを救った勝ち気なプレーとも評価出来るプレーだった。

12分には浜松が5ファウル。

13分のセットプレーのチャンスでは保田監督が素早くタイムアウトを取って指示を出すが惜しくも得点にはならず。

大阪のCKのサインプレーからブラインドになった状態の低く速いシュートがゴールへ向かったが山本が左足の俊敏な反応でビックセーブを見せる。

しかし15分、バックパスからボールを受けた山本が右サイドに位置した蓮池にパスを出すが、少しコンビネーションが合わず大阪永井がその隙を見逃さずボールを奪取。

そのまま駆け上がった永井がゴール前に制度の高いパスを通し、ファーサイドのヴィニシウスが押し込み大阪が勝ち越し弾を決めて再び逆転。

 

ほんの少しのズレで失点をしてしまった浜松。大阪は試合のツボをしっかり押さえた形となった。

 

粘り強い守備を見せていた浜松だったがほんの少しの連携のズレが招いた痛い失点となってしまった。

続く18分には大阪に第2PKを与えてしまうが山本のセーブで追加点は許さない。

 

ゴール前にFKのチャンスに剣持が狙うもGKに阻まれる。

 

残り時間が少なくなった状態でも浜松は勝ち点を奪うべく笠井、剣持、曽根田、田中のフィニッシャーを揃える布陣で最後まで気迫溢れるプレーで攻め続けたが無情にもタイムアップとなり大阪が3-2で後期初勝利を手にした。

 

どんな試合展開にも最後まで声援を送り続けた浜松サポーター。

試合後、記者会見での保田監督と曽根田主将。

 

▼試合後の記者会見でのコメント

 

アグレミーナ浜松/保田監督

「攻守共に完成度はまだまだですが良くなってきています。守備ではアプローチの仕方など成果もありました。しかし何より結果が大事なので、良い試合をしても自分達のミスでの失点は無くしてしっかり勝ちきりたいです。アグレミーナはホームでの勝利が1年半無かったので今日は勝ち星を取りたかったです。」

「攻撃ではもっと意図と勇気を持って相手の懐に入っていくようにしていきたいです。今後は真剣さの中にもテンションをもっと上げて盛り上げて、いい意味で余裕を持って戦っていきたいと思います。」

 

アグレミーナ浜松/曽根田選手(C)

「簡単なミスを無くせば勝てる試合も増えてくるはずなので練習でしっかり修正していきたいです。監督のフットサルを継続的に表現していけば結果はついてくると感じています。本当に勝ちたい試合だったので守備から激しくいけばチーム全体の集中力が高まると思い最初から守備の激しさは意識していました。攻撃でもチャンスは増えてきていますがゴールを決めないと駄目です。3-1などの場面もあって決めれなかったのでそこが勝負の分かれ目でした。今日の試合は主将としてチームの一体感を意識してやりました。三輪選手の欠場が大きかったのはありますが、ここからは一緒に助け合ってチーム一丸となるようにしていきたいです。」

 

シュライカー大阪/ドゥダ監督

「コンディションの問題がいろいろあって松宮も2ヶ月ぶりに復帰したばかりでした。村上や林の怪我もあり若い選手を使っていますが、今日の試合は今の段階でのベストが出せたと思います。先制点を奪われてプラン変更になりましたがこの勝利をきっかけにこれから良いフットサルが出来ると思います。」

「ヴィニシウスは特徴的な選手ではありますがこのチームはそれぞれの選手のスタイルを活かしてやっています。攻撃力がある選手でも守備も頑張るように求めています。」

 

シュライカー大阪/一木選手(C)

「どちらもとにかく勝利が欲しかった中でチーム全員で戦って勝利する事が出来ました。久しぶり勝利に嬉しさがあります。ここから新たなスタートとして次のセントラルの2試合が大事になってきますので気持ちを入れてしっかり戦いたいと思います。」

 

 

惜しくも浜松は保田監督の初勝利&ホーム初勝利を逃してしまったが良い試合をするだけではなく勝利を手にしたいという気迫は強く感じられる試合内容だった。

その勝利を手にするために保田監督がもたらす「変化」は着実にチーム内に浸透してきている事も実感出来た。

就任から間もない保田監督がこの3試合で見せた即効性のある戦術・戦略はその日がすぐそこに来ていると大きな期待を持たせてくれるものだった。

またそれを体現する選手達のパフォーマンスも向上しているのも好材料。

「変化」から「完成」へ。

「リーグ内上位進出」へ。

そう遠くは感じないその日を焦らず待ってもいいのではないだろうか。

 

●アグレミーナ浜松  2-3  シュライカー大阪

5分 蓮池(浜松) 1-0
9分 ヴィニシウス(大阪) 1-1
15分 OG(大阪) 1-2
19分 向島(浜松) 2-2
36分 ヴィニシウス(大阪) 2-3

写真・レポート:奥山泰博