10月2日午前にエコパアリーナで行われたフットサル日本代表のトレーニングを見てきた。代表候補メンバー入りした三浦知良選手がもたらす「カズ効果」については、すでにさまざまなメディアで報じられている。今回の取材目的の一つは、筆者個人としてそれを体感することだった。
いつものトレーニングならフラッと入ることのできるエコパアリーナだが、今回は取材受付が設けられ、ワッペンの貼付を義務付けられた。取材陣は地元テレビ局や地元紙、スポーツ紙など約50人といったところか。筆者と県連盟I氏、フットサルナビのカメラマンH氏といった組み合わせが通例の静岡合宿とは、完全に様変わりだ。
取材陣の中にはNHK「ニュースウォッチ9」の大越健介キャスターの顔もあった。公共放送の「夜9時の顔」がフットサル日本代表の練習を見に来ている。今回のプロジェクトが世間に与えたインパクトの大きさを、あらためて実感した。
アリーナ入口付近からピッチまで、選手の導線が設けられている。午前9時過ぎに到着したバスから選手、スタッフが次々おりてくる。想像以上にリラックスした表情だ。大勢のオーディエンスや報道陣に戸惑いがあるかと思いきや、そうした「変化」には先週の名古屋合宿を経てすっかり対応済みなのか。生き生きとした表情が印象的だった。
練習開始前に集合写真撮影の時間が設けられる。4~5列に並ぶカメラの放列。15mか20mか。かなり距離をあけて列を作る日本代表選手たち。日本サッカー協会広報担当から姿勢や表情について細かな注文が付く。注目の三浦は後列左端に立った。前列の木暮賢一郎や小森隆弘コーチと談笑する場面も見られた。
トレーニングのメニューは「いつもどおり」である。ストレッチ後、遊びの要素を取り入れたアップ。今日は手つなぎで2人1組を作り、ハーフピッチで鬼ごっこをした。三浦とコンビを組んだのは星翔太。大声を上げながら追いつ追われつする選手たち。このリラックスしたムード、普段サッカーを取材しているメディアにはどう映っただろう。そんな思いを巡らせながらピッチを見つめた。
5対3のボール回しを経て、ゲーム形式の練習。午前のセッションではカウンターを禁じ、ボール奪取後はいったん自チームのゴレイロにボールを戻すルールだった。DFはハーフから押し上げるよう、指示が出た。前からのプレスと速攻は、午後のセッションで行うようだ。
セット分けは以下の通り。左足にサポーターを巻いた稲葉は別メニューだった。
A)三浦、小宮山、逸見、星、冨金原
B)村上、小曽戸、北原、森岡、川原
C)滝田、高橋、木暮、仁部屋、藤原
注目の三浦に対してはミゲル・ロドリゴ監督から「アラからプレーしよう」という声が飛んだ。メンバー全員に「DFの間にポジションを取ること」が伝えられる。「最初からピヴォに入れるとプレッシャーをかけられて終わってしまう」。ブラジル戦を想定した指示が送られる。
実戦形式の練習を見ていて印象に残ったのは、三浦を「フットサル選手」に「改造」することへのスタッフの「本気度」の高さだ。ピッチ内ではミゲル監督が(どの選手に対してもそうだが)細かくポジションを指定する。CKでニアを切る壁になるシーンでは、膝立ちのフォームを手の位置まで修正していた。三浦はそのいちいちに対して、真摯に耳を傾ける。ゴレイロ冨金原に自らのフォームへの意見を求める場面も見られた。
ピッチ外では、在原正明コーチがほぼマンツーマンでレクチャー。「主にディフェンスのステップワークについて。状況が不利にならないためにはどういう準備をしていけばいいのか、というのをお互いにすり合わせた」(在原コーチ)という。
トラップや、パスを受ける予備動作などは明らかにサッカー選手のそれ。ダイアゴナルに走っても、なかなか思い通りのタイミングでパスが出てこない。アラでスタートしたはずが、ゲームが進むにつれ前線で孤立する場面も目立った。スクリーンに来た選手をそのままフリーにしてしまうなど、DFの面でも未整備の部分は多い。
だが、名古屋合宿を見た数人のジャーナリストによれば、「1週間前とはスピードが全然違う」という。この日の練習でも、フットサル特有のタッチ数の少ないボール回しに慣れようとする気持ちが感じられた。サッカーとは使う筋肉も違うだろう。きつそうなメニューに謙虚な姿勢で取り組む「キングカズ」の姿勢には非常に感銘を受けた。
選手間のコミュニケーションについても「1回目の合宿に比べたら(コミュニケーションの質が)ぜんぜん違う」(村上哲哉)という。星翔太は、代表チームを取り巻く環境の変化について「カズさんの効果を実感している。今後もこれが続くようにするのが僕らの役目」と話した。
ミゲル監督就任後、初の合宿となった2009年6月以後、フットサル日本代表はエコパアリーナで数多くのトレーニングを行った。特に発足から1年間は、ほぼ毎月といってもいいほどのハイペースだった。日本サッカー協会の発表によれば、今回のW杯前に静岡でトレーニングするのは今回が最後となる。手前味噌で非常に恐縮だが、筆者のこれまでの日本代表レポートをいくつかご紹介したい。
静岡県で産声を上げた「ミゲル・ジャパン」のW杯での大活躍を祈る!
ロドリゴ・ジャパン始動!(2009年6月6日 フットサルタイムズ)
http://www.futsal-times.com/news_body.php?id=17514
「U-24日本代表」初召集!(2009年6月13日 フットサルタイムズ)
http://www.futsal-times.com/news_body.php?id=17595
中国遠征帰国後の初合宿(2009年7月6日 フットサルタイムズ)
http://www.futsal-times.com/news_body.php?id=17887
フレッシュな顔ぶれがはつらつプレー(2009年10月9日 フットサルタイムズ)
http://www.futsal-times.com/news_body.php?id=19259
若手とベテラン「融合」への第一歩(2009年12月17日 フットサルタイムズ)
http://www.futsal-times.com/news_body.php?id=20169
フットサル日本代表小森隆弘コーチ兼通訳インタビュー(2009年2月10日 フットサルネット)
http://www.futsalnet.com/fn2009/2010/02/topics-017291.php
ミゲル監督不在の緊急事態(2010年4月23日 フットサルタイムズ)
http://www.futsal-times.com/news_body.php?id=22037
2年目のミゲル・ジャパンは「攻撃」に着手(2010年10月7日 フットサルタイムズ)
http://www.futsal-times.com/news_body.php?id=24607
※テキスト:橋爪 充
※写真:橋爪 充、フットデ静岡
※なお写真へのキャプションはフットデ静岡にて入れさせて頂きました。
1週前に行われた名古屋合宿同様、三浦知良選手そして森岡薫選手の招集で一般メディアでも大きく取り上げられる事となったフットサル日本代表候補によるトレーニングキャンプがエコパアリーナを会場に10月1日から行われた。
当初報じられていた三浦知良選手の合流予定日だった月曜夕方、そして火曜の午前、午後ともに50名を越えるメディアの方々や選手の到着を待つ多くのサポーターなど、これまでのエコパを会場としたトレーニングキャンプでは考えられなかった状況に、筆者も予想はしていたものの少なからず驚きを感じた。
その最終日も会場へお邪魔させていただいたが、今日に限って言えばこれまで幾度となく行われた日本代表候補によるトレーニングキャンプと同様、入り待ち「ゼロ」の静かな選手到着風景だった。(※理由はただ一つ、三浦知良選手がこの日のトレーニングには参加しないからだ。)
練習開始の時点ではピッチに撮影機材を持ち込んだのは筆者ただ一人。
おかげで本格的な練習に入るまでの時間などにミゲル監督や在原コーチ、小森コーチともあれこれお話をさせていただく事が出来た。
(※それでも練習会場の観客席には数十人程の見学者も訪れていたし、トレーニング終了後には選手たちを出待ちするサポーターも何人かいた事は書き添えておきたい。)
今回のトレーニングキャンプは、Fリーグ開催期間でもあり、月曜夕方、火曜の午前午後、そして水曜午前にて終了となる、なかば定例化したスケジュールでのものだった。
2009年6月、ミゲル・ロドリゴ新監督が就任して最初のトレーニングがエコパ・サブアリーナにて行われた。それ以降、何度も何度もこのエコパを会場にフットサル日本代表候補たちがトレーニングに汗を流した。
一つのキャンプが終わっても「次はいつだろう?」と発表されるスケジュールを心待ちにしていたフットサル好きも静岡には多かったのではないだろうか。
だが今回は少々状況が違う。11月に行われる「FIFAフットサルワールドカップ」前にはもう静岡でのトレーニングキャンプの予定はないとの事。ワールドカップを目標にチームを仕上げてきた現代表の活動も大会終了後で一区切りとなるのだろう。
何の根拠があるわけではないが「これで最後になっちゃうのかな?」との想いがないわけではない。
感傷に浸るのは柄でもないが「単なる一つのルーティーンの最終日」ではなかったことだけは事実だ。
そんな気持ちをもちつつトレーニング終了後の会場の後片付けを数名の連盟スタッフと共にお手伝いさせていただいた。
ワールドカップまで一ヶ月を切ったこの時期、Fリーグ中断期間までまだ2節を残す選手たちは自分のチームと代表活動を両立させなくてはならず、気力も体力も激しく消耗するに違いない。もちろん最終メンバー入りへのチーム内の競争もある。
そんな選手たちの負担軽減に微力ではあるが貢献できた!?と信じ、これからもミゲル監督以下、フットサル日本代表を応援して行きたいと思う。
頑張れ!ニッポン!!
※今回行われたエコパでのキャンプについては、橋爪氏によるレポートも掲載予定です。
※また、撮影した写真の整理がつき次第、フォトギャラリーでの掲載も予定しております。
この記事を更新していきます。
▼全日本女子フットサル選手権東海大会
フロンティア:1
vs前半1-1試合終了・・・PK戦2-4ギャング勝利
ギャング:1
アタドゥーラ:1
vs前半1-1試合終了・・・PK戦2-4アタドゥーラ勝利
ファルコ:1
東海地域代表決定戦
ギャング:2
vs前半1-1前後半終了・・・延長戦へ 最終結果3-2でギャング勝利、全国へ!
アタドゥーラ:2
▼全日本中部・中東部予選
第1試合・・・Aグループ
ゼブラ:3
vs試合終了
FSC:2
ZEAL:1
vs試合終了
Ballantain:2
第2試合・・・Bグループ
Ragazzo:1
vs試合終了
Obra-Prima:1
espera shimizu:2
vs試合終了
FARANG:4
第3試合・・・Aグループ
FSC:2
vs試合終了
ZEAL:0
XEBRA:6
vs試合終了
Ballantain:1
第4試合・・・Bグループ
Ragazzo:2
vs試合終了
espera shimizu:0
Obra-Prima:4
vs試合終了
FARANG:2
第5試合・・・Aグループ
FSC:1→2位、決勝トーナメントへ
vs試合終了
Ballantain:1
XEBRA:3→1位、決勝トーナメントへ
vs試合終了
ZEAL:3
第6試合・・・Bグループ
Ragazzo:2
vs試合終了
FARAN:5→2位、決勝トーナメントへ
Obra-Prima:6→1位、決勝トーナメントへ
vs試合終了
espera shimizu:2
準決勝
XEBRA:1
vs試合終了
FARANG:0
FSC:3
vs試合終了
Obra-Prima:8
決勝 ※以下の2チームは県大会進出
XEBRA:3
vs試合終了
Obra-Prima:0
3位決定戦
FSC:1
vs試合終了
FARANG:3
▼西部支部
優勝:DELIZIA磐田
2位:浜西フットサル
3位:楽笑舎
4位:せレゾン浜松
以上、4チームが県大会へ進出
決して忘れているわけではありません!本日、東海2部【第5節】開催日です。
今季、県内開催以外はまったく顔を出せない東海リーグですが早くも第5節。現在、首位を行くEstrelado/焼津そして同勝点でぴったり追走のEmerson、静岡県勢2チームの1部昇格への歩みも気になりますが、各県へ降格となる下4つも気掛かりです。
その最下位からの2チームも静岡県勢。とは言え、まだまだ団子状態の降格圏内脱出争い、今季未勝利のBENにもまだまだ大きな可能性があります。そして東海リーグでは1年先輩のgg浜松も頑張れ!
その両チーム、本日は直接対決!!
スコアの掲載だけになってしましますが出来る限りの速報(?)を頑張ります!
■2012東海フットサル2部リーグ【第5節】@三重県営総合運動場体育館
▼10:00・・・東海2部
WING FUTSAL CLUB:5
vs(前半:2-2)試合終了
HIGHLANDPARK:4
▼11:30・・・東海2部
LIBERTA:4
vs(前半:0-4)試合終了
LEGARE:6
▼13:00・・・東海2部
Force Futsal ISE:2
vs(前半:1-1)
Estrelado/焼津:4
▼14:30・・・東海2部
BEN yoshiwara:4
vs(前半:2-1)
grassgreen浜松:2
▼16:00・・・東海2部
Sallista/BDF:1
vs(前半:0-4)
Emerson FC:6
Fリーグ第14節アグレミーナ浜松対デウソン神戸が9月21日、掛川市のさんりーな掛川で行われた。13節を終えて1分け12敗のアグレミーナだが、さんりーなは第5節町田戦で勝ち点1をもぎ取った「ゲンのいい」会場。オマー・ニージャーリも5試合ぶりにメンバーに名を連ねた。神戸は前節、試合終了間際にゴールを許してドロー。だが名古屋、大阪に続く3位という好位置につけている。
前回の対戦は7月22日の第5節。アグレミーナのマンマークがある程度の効力を発揮したものの、走力の差があらわになった一戦だった。スコアは1対4。退場者が出て数的不利になったのも痛かった。
試合開始。お互いにトラップやパスのミスが多い。試合後の選手、監督のコメントによれば、アグレミーナは「前プレスで主導権を握る」という方針だったようだが、実効性には疑問が残る内容だった。
デウソンには原田浩平という日本屈指のピヴォがいる。細かくフェイクを入れてDFから遠ざかり、ボールを受けるのが上手い。デウソンは原田やセカンドセットの岡崎チアゴを使い、アグレミーナの守備ラインを下げさせた。
アグレミーナはいくつか可能性を感じる攻撃を見せた。パラレラで右サイド奥に進出しようとした場面が2回。相手につぶされたが、ここで折り返しを打てればチャンスが広がっただろう。9分にはハーフウエーライン付近でヒールパス2本をつなぎ、向島佑介が逆サイドの蓮池紳吾に絶妙の浮き玉パス。ダイレクトで放ったグラウンダーのシュートは惜しくもゴール左に外れた。
14分、デウソンが先制。岡崎が放ったシュートのこぼれを、鈴村拓也が逃さずたたいた。百戦錬磨の元日本代表。勝負どころでのシュートの正確性を発揮した。
18分、デウソンが追加点。左サイドでパスミスを拾った山元優典が中央に持ち込んでミドルシュートを放つ。ゴレイロ山本浩正は虚をつかれたかのように動けず、ボールはゴール左上に吸い込まれた。
暗雲立ちこめる展開だったが、アグレミーナは勢いのある攻撃を続ける。19分、剣持貴充が強烈なロングシュート。ゴレイロのパンチングに中島涼太が猛然と突っ込んだ。
前半残り40秒、右サイドでボールキープした石野潤が輝きを見せる。DF2人を切り返しとまた抜きで交わして前に出ると、正確なシュートでゴール左上隅を射抜く。1対2。アグレミーナはその後も左サイドのキックインから立て続けにシュートを放ち、良いイメージで前半を終える。
後半も田中充彦、石野、蓮池、松本行令のセットで攻め立てるアグレミーナ。田中→石野でデウソンゴール左に進出、FKのチャンスも得る。
だが好事魔多し。21分、デウソンはシュートキャッチしたゴレイロ冨金原徹が、切り替えの早さを発揮して浜松ゴールにダッシュした原田に絶妙のスロー。右に江藤正博が並走する「練習でいつもやっているパターン」(冨金原)だ。教科書通りのカウンターが発動され、あっという間に3点目を奪った。良い時間帯に得点できず、返り討ちに遭ったアグレミーナ。このゴールは痛かった。
時間が進むにつれてパス回しが単調になるアグレミーナ。相手陣に攻め込みながら、内から外へ渡すパスがタッチを割るシーンも見られる。ここでミスしていては、ゴールはおぼつかない。
デウソンはパス回しの精度が高まる。30分、右サイドから江藤が体を振って中央へ進出。細かいボールタッチでDFとゴレイロを翻弄し、左足でゴールに流し込んだ。
32分には森洸が鈴村とのワンツーを決めて5点目。このあたりからアグレミーナは裏のスペースがぽっかり空くようになる。攻撃ではパス回しでミスが頻出し、個人の仕掛けに頼らざるをない。無理な突破が相手の守備網に引っかかり、一発で裏を取られる悪循環。デウソンはその後4点を重ねた。
試合は9対1でデウソン勝利。アグレミーナはホーム最多失点を喫した。試合後の選手たちにサポーターから「気持ちを見せろ」の大コールが降り注いだ。なすすべもなく失点を重ねた後半は、ホーム戦としてはあまりにお粗末だった。悔しさのあまり涙にくれる選手もいた。
これで14試合勝利なし。Fリーグの記録をひも解くと、2008年のステラミーゴいわて花巻は開幕から18試合未勝利だった。19節町田戦で挙げた初勝利が、このシーズン唯一の勝ち星だった。14節まで1分13敗。現在のアグレミーナとそっくりだ。そんなステラミーゴも14節終了時点での失点は71。アグレミーナの失点80は、それをはるかに超えている。
「守備の立て直しが急務」。言うは易し行うは難しだが、現在のアグレミーナの課題はここに尽きる。残り1分でFリーグ初出場を果たしたゴレイロ石原健太の鋭いまなざしとあふれる活力には、光明が見えた。
アグレミーナ・前田健一監督のコメントによれば、「ブラジル人監督」との交渉は進んでおり、10月中の合流を目指しているとのこと。勝利に飢えた選手たちの気持ちがピッチ上で良い循環を生む。そんなゲームを期待したい。
●アグレミーナ浜松 1-9 デウソン神戸
14分 鈴村拓也(デウソン) 0-1
18分 山元優典(デウソン) 0-2
20分 石野潤(アグレミーナ) 1-2
21分 江藤正博(デウソン) 1-3
30分 江藤正博(デウソン) 1-4
32分 森洸(デウソン) 1-5
33分 鈴村拓也(デウソン) 1-6
34分 山蔦一弘(デウソン) 1-7
36分 稲田瑞穂(デウソン) 1-8
39分 瀬川昂暁(デウソン) 1-9
写真・レポート:橋爪充