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全日本選手権1次ラウンド2日目グループA第1試合

▼10:00キックオフ

ヴォクスオーレ仙台(Fリーグ)対ランブレッタ福岡(九州第1代表)

▼先発

仙台=GK矢澤、井上、内野、藤山、松木

福岡=GK松井、薮内、坂本、大久保、安河内

10分:仙台、左角で堀内が相手を背負いながらボールキープ。

11分:福岡、相手CKから左サイドで薮内がカウンターのドリブルを仕掛けるが、仙台堀内に抑えられる。

12分:福岡、左CKから下野がカットインしてシュート。仙台GK矢澤が上にはじく。

12分:仙台、相手陣ペナルティエリア右側からFK。松木が左に流し、佐々木がシュートを打つもゴール右。

13分:仙台、左CKから千葉がライナーで入れるが佐々木の頭には合わず。

14分:仙台、堀内が中央から相手DFを引きずりドリブル。ボールが流れたところをGK松井キャッチ。仙台フェルナンデス監督がファールを主張し抗議。

15分:慎重にボールを回す福岡。

15分:右サイドでボールを食い取った田口が右の堀内へ。堀内が強シュートを放つもGK松井が上にはじく。

15分:仙台、カウンターから松木が持ち上がり、福岡薮内に倒される。福岡はすでに5ファール。仙台に第2PKが与えられる。

15分:仙台、松木の第2PKは左に外れる。(仙台0-0福岡)

16分:仙台、松木の左CKがゴールラインと平行に入るが、GK松井がキャッチ。(仙台0-0福岡)

17分:福岡、左サイドで吉田がキープ。中に細かいドリブルを仕掛け、右に流すが仙台内野がカット。(仙台0-0福岡)

18分:仙台、パラレラで抜けた井上が田口の浮き球パスをダイレクトでシュート。ゴール左上に外れる。(仙台0-0福岡)

15分:仙台、松木の第2PKは左に外れる。(仙台0-0福岡)

19分:仙台、堀内をピヴォに使い、田口、藤山、井上を交えたボール回しでラインを上げる。堀内のシュートはGK松井がキャッチ。(仙台0-0福岡)

20分:福岡、安河内の縦パスを坂本が左にはたき、大久保が強シュートを放つもGK矢澤が上にはじく。前半タイムアップ。(仙台0-0福岡)

20分:後半キックオフ。仙台はGK矢澤、田口、三上、千葉、南本。福岡はGK緒方、薮内、坂本、大久保、安河内。(仙台0-0福岡)

21分:福岡、薮内が左サイドからミドルシュート。GK矢澤がキャッチ。(仙台0-0福岡)

21分:仙台、田口の右CKを南本がインサイドで中央からシュート。GK緒方セーブ。(仙台0-0福岡)

22分:福岡、セットチェンジ。高田、小川、下野、吉田。(仙台0-0福岡)

23分:仙台、セットチェンジ。井上、内野、松木、藤山。(仙台0-0福岡)

23分:仙台、相手CKから内野が右サイドをドリブルでカウンター。福岡小川が倒してYC。(仙台0-0福岡)

24分:仙台、カウンターのカウンターから井上が右に流れ、腰をひねって強シュート。GK緒方キャッチ。(仙台0-0福岡)

25分:福岡、セットチェンジ。ファーストに戻す。仙台、左サイド深くで内野が起点を作り、戻したボールを松木が強シュート。GK緒方が上にはじく。(仙台0-0福岡)

25分:仙台、高い位置からプレスをかける。福岡は裏を狙う。(仙台0-0福岡)

25分:仙台、先制! 左サイドの松木の仕掛けからファーポストの堀内が軸足の後ろで触ってゴールネットを揺らす。(仙台1-0福岡)

27分:福岡、高田、小川、下野、吉田のセットで仙台陣深くに攻め込む。GKは再び松井に交代。(仙台1-0福岡)

28分:福岡、薮内が坂本に縦パス。仙台南本がうまく体を入れてマイボールにする。(仙台1-0福岡)

29分:福岡、相手陣内でのボール回しが増える。坂本が中央から強シュートを放つがGK矢澤がキャッチ。(仙台1-0福岡)

30分:仙台、内野の縦パスをピヴォの位置入った藤山が鋭い斑点でシュートを放つがGK正面。(仙台1-0福岡)

31分:クアトロで回す仙台。前から圧力をかける福岡。(仙台1-0福岡)

32分:福岡、第2PKマーク付近からの安河内のシュートはGK矢澤キャッチ。ファールはお互い3つずつ。(仙台1-0福岡)

33分:福岡、大久保がボールキープから、坂本への短いピヴォ当て。シュートはゴール右。福岡タイムアウト。(仙台1-0福岡)

33分:福岡、GKを再度緒方にチェンジ。(仙台1-0福岡)

34分:福岡、高田、吉田、下野、小川のセット。仙台は堀内、田口、南本、三上。(仙台1-0福岡)

35分:福岡、下野と小川が左サイドで浮き球のパス交換。下野がミドルシュートを放つがGK矢澤がキャッチ。(仙台1-0福岡)

36分:仙台、藤山が前線で猛然とプレッシャー。福岡は苦し紛れの蹴りだし。(仙台1-0福岡)

37分:仙台、内野が右サイドをドリブル突破。GKと1対1になり、ループシュートを放つがゴール左。(仙台381-0福岡)

38分:仙台、前線でボールを食い取った藤山が内野とのコンビでゴール前に迫る。藤山の左サイドからの折り返しは福岡DFが阻む。(仙台1-0福岡)

38分:福岡、薮内が入れたボールをGK矢澤がはじき、フリーの坂本が左足で狙うがゴール上。大きなチャンスだった!(仙台1-0福岡)

40分:福岡、カウンターのカウンターから下野が中央からシュート。仙台井上が体でブロック。試合終了。(仙台1-0福岡)

40分:仙台がかろうじて福岡を下し連勝。あすは浦安との対戦。福岡は2連敗。あすはミカロ仙台との対戦。(仙台1-0福岡)

 

ヴォクスオーレ仙台井上卓選手コメント

「3日目の浦安との対戦につなげるために、連勝することを強く意識して試合に臨んだ。1日目、2日目ともに決めきれない場面もあったが、全員で気持ちを強く持って試合を進めた。今大会のメンバーは全員が20代と若いので、あしたの試合は走りきることだけを考える」

 

ランブレッタ福岡安河内賢人選手コメント

「全日本選手権は初出場。Fリーグのチームと対戦できる貴重な機会ととらえている。一つ一つ、細かいプレーに違いがあると痛感させられている。一方で、相手の仕掛けに対応できている点は自信になる。あしたのミカロ仙台との対戦は、同じ地域リーグだけに負けられない。さまざまなスタイルのチームとの対戦で、このチームをもう一段階レベルアップさせたい」

 

開催日:2016年9月4日(日)
会場:静岡県・エコパサブアリーナ
試合時間:前後半20分、ハーフタイム10分
写真・文/橋爪充

 

1部昇格の昨シーズン、勝ち点13を挙げて5位につけたForce Futsal ISEと長年チームを支えた鈴木孝博、横山正浩らが退団し、新たな時代を迎えようとしているDELIZIA磐田の対戦。接戦をものにして2連勝のフォースと、前節はギャングに屈したデリッツィア。両チームにとって、前半の山ともいえる第3節だった。

 

試合は勢いに勝るフォースが前半から主導権を握った。2分、右サイドライン際を突破した飯田博也が体勢を崩しながら相手ゴレイロの鼻先をかすめる絶妙の折り返し。ファーに森井俊介が突っ込んで見事な先制ゴールが決まった。
追加点は8分。酒徳万真が蹴った右CKがそのままゴールインした。チーム全体で咆哮するフォース。この一体感が好調の要因か。
引いた守備から縦に速い攻撃でデリッツィアのファールを誘い、16分には森井が第2PKを沈めて3点目。18分には右CKからまたしても森井が叩き込んで4点目。フォースは相手をのんでかかるような勢いを持続させたまま、前半を4対1で終えた。

 

ボール保持率は高いデリッツィアだが、フォースの引いた守備を崩せない。後半もじれる展開が続く。立ち上がりに鳥居祐希や増井準平がゴールに迫ったが、フォースゴレイロ世古口真一の気迫のセーブに阻まれた。石野潤、松浦公亮が何度も仕掛けを見せるが、有効なシュートにはつながらない。後半の残り約10分からのパワープレーも不発に終わった。
デリッツィアはフォースを上回る27本のシュートを放ったが、相手の引いた守備を最後まで崩せなかった。今節からデリッツィアに復帰した門田雄輔はシュート1本に終わった。

 

デリッツィアから初勝利を挙げたフォースの中村開監督は「14番の磯和(広也)が試合中のけがで退場するなどアクシデントはあったが、全員で最後まで切らさずにカバーできた」と語った。「タレントぞろいのデリッツィアだったが、立ち上がりから臆せずガンガン行こうと声を掛けた。その通りにできたのが良かった」と勝利の余韻に浸った。

 

今季のデリッツィアの指揮を執る中森政孝コーチは「引いたチームへの対応が課題。最初に失点を喫すると、練習でやっていないことをやらざるを得なくなる」とゲームを振り返った。「昨年までとはやり方を変えていて、選手個々の戦術理解度に差がある。チームとしての経験の積み重ねが必要」と語った。

 

[試合結果]
Force Futsal ISE 5-1 DELIZIA磐田
[得点経過]
2分 1-0 森井俊介(フォース)
8分 2-0 酒徳万真(フォース)
14分 3-0 森井俊介(フォース)
15分 3-1 石野潤(デリッツィア)
18分 4-1 森井俊介(フォース)
39分 5-1 松本直也(フォース)

 

試合終了後、ハイタッチするフォースのメンバー。優勝争いの台風の目となってきた

ハットトリックを達成したフォース森井

試合途中で退いたものの、ファーストセットで奮闘したフォース磯和(右)

貴重な先制点のおぜん立てをしたフォース飯田

ベテランの域に入ったフォース峯山は最後尾で堅実なプレーを披露

今季ゼブラから移籍加入したデリッツィア松浦(右)

デリッツィア唯一のゴールをたたき出した石野

 

開催日:2016年9月4日(日)
会場:静岡県・エコパサブアリーナ
試合時間:前後半20分、ハーフタイム10分
写真・文/橋爪充

 

東海リーグ1部連覇を狙う名古屋オーシャンズサテライトは昨シーズン終了後、主力の多くをFリーグに送り出した。1月24日に行われた昨シーズン最終節と、7月31日の今シーズン開幕節のメンバー表を見比べると、両方のシートに名を連ねるのはわずか4人。若返ったチームを、経験豊富な若山伸太郎監督がどう束ねるかが連覇のカギとなる。
MEMBER OF THE GANGは第2節から大谷純一、真一兄弟が復帰。DELIZIA磐田に勝ち切った。上昇気流に乗り、平均年齢19.6歳のチャンピオンチームを迎え撃つ。

 

前半はギャング大谷純一、名古屋サテ北野聖夜のゴールが決まって1対1。名古屋サテは体格の良い4人を集めたピヴォセットと小柄な4選手によるクワトロセットで臨んだ。トップチームのアジア選手権制覇に貢献した齋藤功一、橋本優也もベンチに入ったが、若山監督は10分過ぎまで彼らを温存。今季の軸となる若いメンバーのセットでじっくり戦った。

 

後半は名古屋サテのFリーグ組が貫録を見せつけた。30分、橋本の左CKを巧みなポジション取りでフリーになった齋藤が左足ダイレクトシュート。強烈な勝ち越しゴールを決めた。
橋本も負けてはいない。齋藤のゴールの1分後、左サイドでボールを持つと中に切れ込み、ゴール左隅にねじ込んだ。鋭く腰を回転させるいかにも橋本らしいシュートだった。サテライト時代からライバル関係にある2人が、試合の趨勢を決定づけた。

 

ギャングは33分から大谷真一をゴレイロにしたパワープレーを敢行。今季好調の有木伸が左足で爆裂シュートを決めて1点差に迫ったが、名古屋サテは終了間際に左サイドを突破した齋藤がダメ押しゴールを流し込んで勝負あり。名古屋サテは開幕3連勝を飾り、首位をキープした。

 

ギャングの日下敬夫監督兼選手は「後半の展開は体力の差。後半立ち上がりのチャンスを決めていたら流れが変わっていた」と振り返った。ハーフラインからのディフェンスは選手間のバランスがよく、名古屋サテの攻撃のスピードをうまく封じていた。1対3の状況で残り時間7分から仕掛けたパワープレーも決定機を複数回作り出した。「(パワープレーは)1点差だったとしても、あの早い時間からやろうと決めていた。後方からのシュートがなかったので、意識して打つようにした」と日下。「あと一歩のところで及ばなかった」と無念さを口にした。

 

連覇へ向けて滑り出し順調な名古屋サテの若山伸太郎監督は「前半に点が取れないのは課題だが、先制されても連続失点はしないのが今年のチームの強み。今日も落ち着いてやれていた」と試合を総括した。普段のトレーニングには来ていない橋本、齋藤を効果的に使った。2人によるCKからの勝ち越しゴールについては「サインプレーではなく、一瞬のすきをついた。よくお互いを見ているなと感心した」と振り返った。
主力の多くが〝卒業〟し、若いメンバーで再スタートを切った。「自分がやらなくてはならないという立場になれば成長してくれる」と選手への信頼は厚い。「今年の選手は若いけれど攻守に頭を使える。個の部分をレベルアップさせて、上で通用するように育てたい」。例年どおり、結果と育成という二兎を追うことを宣言した。

 

[試合結果]
名古屋オーシャンズサテライト 4-2 MEMBER OF THE GANG
[得点経過]
14分 0-1 大谷純一(ギャング)
15分 1-1 北野聖夜(名古屋サテ)
30分 2-1 齋藤功一(名古屋サテ)
30分 3-1 橋本優也(名古屋サテ)
35分 3-2 有木伸(ギャング)
40分 4-2 齋藤功一(名古屋サテ)

 

3連勝で首位をキープした名古屋オーシャンズサテライト

 

Fリーグ、アジア選手権に続き、今季三つ目のカテゴリーで試合する名古屋サテ齋藤

 

緩急の効いたドリブルでチャンスを作り出した名古屋サテ橋本

 

名古屋サテのファーストセットの要、大薗諒

 

18歳の名古屋サテ、松原友博はセカンドセットの柱

 

左足のバズーカ砲がさく裂したギャング有木

 

東海リーグの“レジェンド”、ギャング木村雄一は今季も鋭いプレーを連発

 

開催日:2016年9月4日(日)
会場:静岡県・エコパサブアリーナ
試合時間:前後半20分、ハーフタイム10分
写真・文/橋爪充

 

昨シーズンは降格した2部で無類の強さを発揮し9戦全勝し1部に復帰したPraia Grandeと、入れ替え戦を経験しつつもしぶとく1部にとどまり続けるNASPA四日市の対戦。お互いに開幕2連敗で迎えた第3節は、勝ち点3を渇望する両チームの意地がぶつかり合うバチバチの一戦となった。

 

昨年の成績、今季のここまでの流れをみると、この対戦は1部残留争いに大きな意味を持つ。勝ち点を3ポイント積み上げるだけでなく、残留争いのライバルとの当該対決に勝てばシーズン後半に大きなアドバンテージを得られる。

 

ナスパは5分、ゴール左でボールを保持した石井誠がひとため入れて相手DFのバランスを崩し、突き上げるようなシュートで先制。プライアも負けじと6分台にエース石川隼人が立て続けにゴールを陥れて逆転。前半は2対1プライアリードで終えた。

 

カウンターの応酬、その起点を抑えようとするファールギリギリのボディーコンタクト。ボールホルダーへの寄せの鋭さが光る、武骨な試合模様は後半にも継がれる。
ナスパは石川哲也、森下直紀、加藤壮太、榊原敦史がクワトロから練度の高いパスワークを披露。徐々にペースを握ると27分、右CKからの連続シュートから石井誠がこの日2点目を決めて同点。30分には左エリアから水谷健太がFKを直接突き刺して逆転に成功する。

 

3連敗は避けたいプライア。チームの危機を救ったのは高校生プレイヤーの山田凱斗だった。右サイド奥深くへ侵入すると、ほとんど角度のないところからシュートを決め、同点。ゲームはこのまま終了し、3対3ドローで決した。

 

プライアの渡邉純監督兼選手は「勝ち点3をほしかったが、悲観してはいない」と、結果を前向きにとらえた。「きょう初出場の平井(政人)など新しいメンバーも入って、チーム作りをしている段階。スタートが遅かったのは仕方がない。ビルドアップのミスをなくすなど、コンビネーションの精度を上げていけば戦える」とシーズン後半の巻き返しを誓った。

 

ナスパの水谷健太監督兼選手は「ここで勝たないと沈んでしまう。勝ち点3しか考えていない戦いだった」と振り返った。「状況は相手も同じ。だからこそ難しいゲームだったし、気持ちが伝わってくる内容だった。最後の局面で、いなし方の上手いチームとの差が出たかもしれない」と勝ち点1に終わった原因を分析した。
ナスパはチャンスの数と得点の数が比例しない。だが水谷は、「やることは変えず、球際にこだわりを見せれば勝ち点を拾っていける」と力強く語った。

 

[試合結果]
Praia Grande 3-3 NASPA四日市
[得点経過]
5分 0-1 石井誠(ナスパ)
6分 1-1 石川隼人(プライア)
6分 2-1 石川隼人(プライア)
27分 2-2 石井誠(ナスパ)
30分 2-3 水谷健太(ナスパ)
32分 3-3 山田凱斗(プライア)

 

プライア奥山保司のシュートを今季MOTGから加入したナスパのゴレイロ手塚博文が防ぐ。長く東海リーグを支える2人の見応えのある攻防

 

プライア渡辺純とナスパ森下直紀のマッチアップ。ハードヒットなシューターどうしの顔合わせ

 

ベテランのプライア勝又純一郎も切れのあるプレーを見せた

 

昨季2部得点王のプライア石川隼人はこの試合2ゴール。強引な仕掛けで見せ場を作った

 

3人に囲まれながらボールキープするナスパ石井誠

 

今季初出場のナスパ水谷健太。壁とGKの位置を冷静に見定め、直接FKを決めた

 

開催日:2016年9月4日(日)
会場:静岡県・エコパサブアリーナ
試合時間:前後半20分、ハーフタイム10分
写真・文/橋爪充

 

2年ぶりの王座奪還を目指すROBOGATO FCが3連勝を飾った。XEBRAは後半に崩れ、今季初勝利を手にすることができなかった。

 

前半はゼブラが先手を取る展開だった。2分に右CKから佐野敦司が先制ゴール。ロボガトは直後に青木翔が豪快にけりこんで同点に追いつく。16分、ゼブラはゴレイロ柴田直紀のスローからの流れに反応した海野真史が流し込んで勝ち越し。だがロボガトは注文通りのカウンターを決めて安井悠人がフィニッシュした。リードを許しても落ち着きを失わないロボガトの冷徹さが目立った。

 

後半はピンポイント的に使われたロボガト坂井佑駿が八面六臂の活躍を見せた。27分、ピヴォあてのリターンを蹴りこんで勝ち越し。スピード感あふれるドリブル、正確なシュートが持ち味の20歳は、ピッチ上を生き生きと走り回る。
ロボガトは青木、山本雄志が加点し、終了間際には坂井が立て続けに2ゴールを奪ってゲームを終わらせた。

 

「ウチはギアが入れば点が取れるチーム。前半で1点リードされても、あわてることはなかった」。今季監督兼任のロボガト川畑良介は自信をのぞかせた。「少なくとも勝ち点15までは無敗で行きたい」。12月の第8節には名古屋オーシャンズサテライトとの直接対決が組まれている。昨年の上位チームとの戦いが続く第6節以後を見据え、チーム力の底上げを目指す。

 

ゼブラ佐野は「ロボガトの方が個の力が上だった。リードしてから、いい意味で『固い』試合ができないのが課題」と語った。3試合を終えて1分2敗は決して満足できるものではない。「立て続けの失点をしないように。特にセットプレーの守備を確認したい」と次節に向けて気持ちを切り替えた。

 

[試合結果]
ROBOGATO FC 7-3 XEBRA
[得点経過]
2分 0-1 佐野敦司(ゼブラ)
3分 1-1 青木翔(ロボガト)
16分 1-2 海野真史(ゼブラ)
18分 2-2 安井悠人(ロボガト)
27分 3-2 坂井佑駿(ロボガト)
29分 4-2 青木翔(ロボガト)
30分 5-2 山本雄志(ロボガト)
35分 5-3 佐野敦司(ゼブラ)
40分 6-3 坂井佑駿(ロボガト)
40分 7-3 坂井佑駿(ロボガト)

 

高いシュート技術を見せたロボガト青木翔。セットプレーからの2度のグラウンダーには驚かされた

アグレッシブなプレーでチームを鼓舞したロボガト近藤友治。チームに推進力をもたらしているのは間違いなくこの選手

ロボガトの心臓ともいえるフィクソ三輪修也。セットプレーのキッカーとしても地位を築いている

競り合いを見せるゼブラ佐野敦司(右)とロボガト安井悠人

ゼブラは20歳の中村純が活躍。キープ力とパンチあふれるシュートが目を引いた